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Posted by みやchan運営事務局 at

2009年12月30日

寅年に向けて

今年最後のブログなので、
やはり漢方のことを書こうと思います。

「虎」で思い出すのは「白虎湯(びゃっことう」です。
いや、ただ「虎」という字が使ってあるってだけなんですが。

白虎と聞いてピンと来るアナタ、アナタは鋭い。

白虎とは、ご存知「四神」の一人(一神?)です。

天の四方を守る神様達、
東の青龍(せいりゅう)、南の朱雀(すざく)、北の玄武(げんぶ)、
そして、西の白虎というメンバーです。

実は、それぞれにちなんだ漢方薬があるんですよ。
ご存知でしょうか?
しかも、『傷寒論』という漢方で最も古いとされている本に、
出て来るのです。

東の青龍、青龍湯という薬があります。
中国の東は海で、湿気による呼吸器系の病気が多かったそうです。

青龍湯には大小あるのですが、
いずれも湿気による呼吸器系の病気、鼻炎や喘息に使われます。
そして、これには「麻黄(マオウ)」という生薬が入っているのですが、
これは青いのです。

北の玄武、玄武湯は、
今では真武湯(しんぶとう)と呼ばれています。
これは、宋の時代の皇帝の名前とかぶったので、
名前を変更させられて真武湯になったものです。

北は寒い。アタリマエですね。
真武湯の中の附子(ぶし)という生薬は、
トリカブトが原料なのですが、
身体を温める薬。そして、色は黒。玄武の色です。

南の朱雀、朱雀湯については、実はまだはっきりしていません。
十棗湯(じゅっそうとう)という薬がそうなのではないかと言われているのですが、
確かな根拠はないのです。
でも、十棗湯に使われるナツメの色は朱雀の赤ではあります。

そして、西の白虎、白虎湯。
西は砂漠地帯です。つまり、乾燥して熱が出やすいのです。
白虎湯には石膏(せっこう)という生薬が使われています。
そう、あの鉱物の石膏ですよ。

石膏は、潤して熱を冷ますという効能があるんですよ。
色はもちろん、白なんですね~。

寅年とは直接には関係ないけれど、
四神と漢方薬のつながりを紹介してみました。

本当はもっと詳しくお話したいけど、
なにしろ30日ですから読む人も少ないだろうと。
(いや、手抜きではなく配慮と言ってほしい。違うか)

さて、皆様、今年一年わたしのブログにお付き合い頂き、
本当にありがとうございました。
来年は4日に再開の予定です。

お店の方は、元旦以外は開けてますので、
ヒマな人は遊びにいらしてね。3日以外はいる予定です。

それでは、良いお年をお迎えください。  

Posted by キリンさん at 11:18Comments(23)漢方

2009年12月29日

本のない世界




今朝のテレビで言ってました。
メカに弱いので正確名称もなにもわからないのですが、
電子本(?)ってのがあるとか。

今ごろ遅れてる?放っといてちょうだい。
携帯できるパソコンに本に活字が出るのかな。
便利でしょうなあ。

とは思うのですが、本が好きな私にはちょっと淋しい。
紙が好きだし、装丁を楽しむのも、また良きかなと思うので。
それに、落書きが出来ないじゃん。(しませんけど)

ボーリングのスコアが手書きじゃなくなった時に感じた淋しさ。
あれに似てる?違うかな?

スコアだけじゃなく、似顔絵を描いたり、あだ名を書いたり、
ガーターのGの字だけ太字で書いたり(!もつけた)、
そんな楽しさが半減したんだもん。(私だけか?)

おっと、話がそれました。

写真の本は、空さんから借りたものです。
漢字について、興味深いことが色々書いてあって面白い。

まだ借りたばかりなのだけど、
ちらっと見た「犬」という字。

漢字の中に、たくさん使われています。
「伏」「燃」など・・・。

この犬というのは、「いけにえ」の意味なんだそうです。

犬は神様が好む、いけにえとして使われてたんだって。
殷王朝の遺跡からも、墓に埋められてた犬が見つかっています。

鋭い嗅覚で、悪いものを見つけてくれるからなんだって。

今では犬をいけにえにしようなんて考える人は一人もいないでしょう。
だけど、身近にいて役に立ってくれてるってところは、
紀元前の昔から変わらないんですよね。

また話は戻りますます。
私の漢方の先生の家に、そのまた先生の読まれた本があります。
その中の一冊に、
貝原益軒の養生訓という、有名な本があります。

そこには、大先生の書き込みがあって、
それがなんとも興味深いのです。
言葉の注釈であったり、感想であったり、
そこだけ読んでも飽きません。

電子本だと、そういう楽しさはないですよね。
紙に印刷された本がなくなると、淋しくなるなあと思う、
年末の慌しい朝なのでした。
(え?慌しさがちっとも伝わらん?それは失礼しました)

ここで、年末年始のお知らせを。
キリン堂は、31日まで開いてます。
お休みは元旦のみ。(本店は3日まで)

困ったときにはご連絡ください。では。  

Posted by キリンさん at 10:26Comments(14)王様の耳はロバの耳

2009年12月28日

お屠蘇を飲みますか?



いよいよ今年もあとわずかとなりました。

ところで皆様、お屠蘇の準備は済みましたか?
というよりも、お宅ではお正月にお屠蘇を飲みますか?

「めんんどくさいし、美味しくもないし・・」
ってなことで、廃れつつある風習なのでは????

「えっ!!お正月はビールでしょう!!!」
と言った人がいました。(カ〇〇さん、アンタよアンタ)
いや、ビールはビールでいいんだけどね、
それと比べるものではないような気がするんですけど・・。

昨年も書いたと思うのですが、
お屠蘇は「屠蘇散(とそさん)」という名前の、
れっきとした漢方薬なんです。

中国の三国時代に、華佗(かだ)という有名な漢方家が作りました。

屠蘇の「屠」は「屠殺」の「屠」、
屠蘇の「蘇」は「蘇生」の「蘇」です。

旧年の邪氣を屠り、新らしく魂を蘇らせるという意味で、
年の初めにこれを服すると、
年中の災厄を避け、福寿を招くという言われがあるのです。

日本では、嵯峨天皇が宮中の儀式として用いたのが始まりだとか。
歴史を感じますねえ。

さて、この屠蘇を作った華佗ですが、
これも以前ご紹介したように(忘れただろうなあ)
『後漢書』や『三国志』にも登場する優れた人物でして、
庶民の病を治すのに生涯を捧げたと言われています。

名声を聞いた曹操が、自分の偏頭痛の治療を命じたところ、
アッサリ治してしまったもんだから、
曹操は自分の専属医にしようとしたのですが、
庶民の治療をしたい華佗は、
それを頑なに拒んだため、処刑されてしまいました。

死ぬ前に、自分の秘伝を書き残し、牢番に托そうとしたのですが、
牢番は曹操を恐れて預かりを拒否したので、
華佗はそれを火に燃やしてしまったということです。ああ、残念。

如何ですか?お屠蘇の歴史。
命懸けで民間医療に尽くした華佗という人物の、
魂を感じられませんか?

それを知ってて飲むと、
とってもご利益がありそうな、そんな気がしませんか?

話は変わります。

先日、ちょっと風邪っぽいと書いたら、
思いのほか大勢の方からご心配を頂いてしまいました。

あの・・・全然たいしたことなくて、
あの記事を書いた夜には、
ダーリンと仕事関係の人と一緒に、
「やまちゃん」に行って、またまたタラフク食べてたし・・・。
翌日は娘を連れてデパートめぐりを・・・・。

心配してくださった皆様、申し訳ありませんでした。
そして、有り難うございました。
とても嬉しゅうございました。

てなわけで、キリンさんは、
元気満々で年を越そうとしております。

今年は新インフルエンザの騒ぎで大変でしたが、
来年はそんなことがなければいいな。

そうそう、新インフルエンザのワクチンは、
余るのが確実になってきたとニュースで見ました。
なんだかなあってカンジです。

それでは、今年ももうちょっと。
元気だしていきましょう。  

Posted by キリンさん at 10:53Comments(19)漢方

2009年12月25日

風邪と血流



夕べ、なんとなく風邪を引いたっぽい感じだったので、
漢方薬を飲んで寝ました。
いつもなら、これでスッキリするのだけど、
今日はまだ少し違和感があります。

原因は何か?
それはよくわかってるんです。

おそらく食べすぎ・・・・。胃も重いし。

何度も言いましたが、
風邪をひかないためには、食べ過ぎないことです。

身体の中に100人の兵隊さんがいるとします。
この100人が、色んなことをして体を守っているのですが、
どこかで増兵の必要があると、
他のところから兵隊を派遣しなければならなくなります。
つまり、食べ過ぎると、消化吸収に手間取るので、
他のところから兵隊をまわすわけです。

そうすると、
外敵(細菌やウイルス)から身を守るべき兵隊さんが、
胃腸にとられてしまうので、そっちは手薄になってしまって、
結果として風邪のウイルスが入り込んでしまうんですよ。

また、食べ過ぎるとむくみます。
むくみは身体を冷やしてしまいます。

そして、身体の中にはマクロファージ(またの名を貪食細胞)がいて、
細菌やウイルスを食べてくれるのですが、
そのマクロファージの活性が鈍くなります。

ここのところ、風邪を引く人が急激に増えているのは、
忘年会などの飲み会が続いているせいもあるんです。

おととい、カリヨンでイベントがあり、
たくさんのブロガーさん達が来てくれました。

グリーンオアシスさんの妹さんと、その息子さん
カオリちゃん、
しのぶさんと、お友達
やまちゃんと、おくちゃん、
さくらさんと3姉妹、
しょーこちゃん、
なすがママさん
カズさん、
pia masaさん、

それと、setu先生と裕さんはお疲れ様でした。

何人かのみなさんの血流を見ましたが、
いい人もいれば悪い人もいて、様々。あたりまえだけど。

ついでに自分のも見たのですが、
とってもとっても水が溜まっていて、
やっぱりか~と反省。
にもかかわらず、食べすぎて追い討ちをかけましたね。

年末も、もう大詰めで、年始の行事も控えてます。
まだまだ要注意期間は続きますが、
気をつけて健康をキープしたいものですね。

要するに、
食べすぎ飲みすぎは、何にもいいことがない、
それが言いたかった。それだけ。(自戒を込めて)  

Posted by キリンさん at 10:48Comments(25)健康一般

2009年12月24日

ひねくれ者のクリスマス




今夜はクリスマスイブですね。
みなさんは、子供の頃サンタの存在を信じていましたか?

私は生まれて一度も信じたことがありません。
「キリンさんの時代は戦争があったから?」
いや、もう戦争は終わって10年は経ってたし。

母は一生懸命「サンタさんが・・」と言ってましたが、
私は早熟というか、ひねくれていたもんで、
「なんでそんな見え透いたウソをつくんだ??」
と思ってました。

二つ年上の友達は、
「お母ちゃんが可愛そうなけん、信じとるフリするんよ。」
と、一歩進んだご意見の持ち主でしたが、
大人にウソをつかれるのにガマン出来ない頑なな私は、
「絶対に信じない!!」
という態度を崩さなかったのです。

小学校2年生のとき、母に何度も聞かれました。
「サンタさんに、何をお願いしたい?」

「お母ちゃんが、サンタなんかおらんって認めたら教える。」

なんちゅう可愛くない小2の私。
本当は、タミーちゃん人形が欲しかったのですが、
意地を張って最後まで黙ったままでした。
母も母で、折れてくれませんでした。親子だねえ。

今にして思えば、弟が完璧にサンタを信じきっていた手前、
認めるわけにはいかなかったのでしょうが。

そしてクリスマスの朝、枕元にはちゃんとプレゼントが!!!!

でもそれは人形ではなく、一冊の本だったのです。
私は泣きました。
「サンタなんか、おらん!!
 本当にサンタがおったら、本当に欲しいものがわかるはず!!」
母は知らん顏して黙っていた、というか完全に無視。

泣いて泣いて、それでも反応がないので疲れてきた私は、
それと反比例するように、だんだん、本が読みたくなってきました。

まず、母の方をちらっとうかがってみました。
やすやすと折れるなんて、子供と言えどもプライドが許さん。
でも、我慢しきれず手で触ってみました。

もともと本が大好きなのです。
綺麗な固い表紙のついた、字ばっかりの少し厚い本でした。
どんな物語が書いてあるんだろう。何が出てくるんだろう。
すっかり涙の乾いた私は、もう我慢できなくなって、
本を手に取り開いてみたのです。

「クリスマス・キャロル」

と書いてありました。言わずと知れた、ディケンズの名作です。
頑固でヒネクレ者のスクルージが、
クリスマスイブに不思議な体験をして、心を開くという有名なお話。

読み始めると、あっと言う間に夢中になり、
朝ごはんの声をかけられてもやめられず、
それを無視して布団の上に座ったまま、ひたすら読みふけりました。

途中で母がニヤニヤしているのがちらっと見えましたが、
そんなの気にもならずに最後まで読み通したのです。

本当に頑固でケチでひねくれてて、
誰も信じることの出来ない可愛そうなスクルージさん。
世間はアナタが思っているより、ずっと暖かいものなのです。

同じように、頑固でひねくれてる小さな娘に、
母が意図的にその本を選んだのかどうかは不明です。

でも、クリスマス・キャロルは私の大好きな本の一冊となり、
私の人生の中で、最も思いでに残るクリスマスプレゼントとなりました。

  

Posted by キリンさん at 11:57Comments(22)王様の耳はロバの耳

2009年12月22日

愛車の災難と、事の顛末





今朝、起きてみたらこんなことに・・・。

夕べは、確かに駐車場に真っ直ぐに入れて、
何の傷もなかった私の愛車のワゴンRちゃんでした。

夜中にどこかの車にぶつけられたあげく、
ブロック塀にぶち当たり、それをぶち壊し、、
こんな変わり果てた姿になっていました。ううう・・・。

警察に連絡して見聞してもらったのですが、
「当て逃げですね。」
わかっとるわい。

「加害者は、掃除してますね。」
は?????????

そう言われてみると、
この勢いなら、加害者の車にも相当の破損があったはずなのですが、
うちの車の部品のカケラはあるのに、
むこうの破片は何一つ残ってないのです。

ぶつけた後、暗い中で必死で回収したのでしょう。

は~、敵ながらアッパレ。なんて言ってる場合じゃない。
「犯人が自分で名乗り出ない限り、見つからないでしょうなあ。」
そうか・・・そうなのね・・・。

最近、あまり悪いことがなかった。
この大不況の中、息子の就職もアッサリ決まったし、
お店もなんとか倒産せずにやってこれてるし、
(皆様のおかげでもある)
健康だし、家族も円満だし・・・・。

そのうち落とし穴がなければいいがと思ってました。

その落とし穴にハマる役目を、ワゴンRちゃんが引き受けてくれたのかしら。

10年以上も乗っているのだけど、
安全運転だけは心がけているものの、
マメに磨くでもなく、
最低のメンテナンスしかしてやらず、
可愛がってあげてるとは言い難い扱いだったのに・・・。
それを思うと不憫でなりません。

治るのかしら。治ったら、大切に乗るからね。

そうそう、保険には入っていたのですが、
修理代は25万円までしか出ないそうで、
それを聞いたとたん、犯人に対して怒りが・・・。
(現金なヤツで済みません)

どうやら4時ごろの犯行だったようです。
出来れば正直に名乗り出てほしいところですが、
無理だよね。

というわけで、
ちょっと元気のない朝ですが、
お仕事は頑張ります。

皆様、心の中で応援してやって下さいね~。

と、ここで一旦終わって記事をアップしたのですが、
たった今、新情報が入ったので付け加えています。

11時半頃です。

なんと、加害者の方が名乗り出てくれました!!!!!!!
ビックリ!!!!!!!!

嬉しいよ~~~~~~~~~!!!!!!!!

世の中って、やっぱり捨てたもんじゃありません。
人間の良心は死んでなかった!!

涙が出そうです。

みなさま、心配してくれて有り難うございました。
  

Posted by キリンさん at 10:37Comments(35)王様の耳はロバの耳

2009年12月21日

ともだち




二十世紀少年とは、何の関係もございません。

土曜日の夜に、ブロガーの皆様と食事しました。
詳しくは書きませんが、
写真の品々をゲット出来たことだけをご報告。
いずれも良き品、美味しいお菓子でございましたが、
一つだけ挙げるとしたら、
幸せうさぎさん作の青汁パンはすこぶる美味でした。

で、私が持って行ったのは、
トイレットペーパー一個なんだけど・・・・。
ま、いいか。皆様、こんな私でゴメンね。

そこで聞かれたこと、
「時々コメントしてるY子さんて、実在の人物なんですか?」
「本当に友達なんですか?」

それって、私がよく「友達の話」といって語るけど、
ホントは自分のことなんでしょ?
Y子さんも、自分でコメント書いてるのでは?
と、誤解されたのか?????

正直に言いますが、Y子さんは本当にいます。
幼稚園のときから高校まで、ずっと一緒でした。

しかも小学校は6年間同じクラス、中学校も2年間同じ。
クリスマスは私の家で祝い、雛祭りはY子さんの家で祝うというシキタリが。

でも、不思議なことに、ものすごく仲良しだったことはない。
たとえば、修学旅行とか、理科の実験のグループとか、
気の合う人同士で班を作るとき、同じだったことは一度もありません。

トイレに一緒に行くこともなかった。
(他の人とも行かなかったけど)

Y子さんは私のことを、とっても変わってたと言うけど、
自分だって変わってた。

風疹にかかったくせに、登校してきて鉄棒してるし、
台風で川が氾濫してるのに遊びに出るし、
中学生なのに、酒に強いし。
大学生のとき、京都まで泊まりにきてくれたので、
「どこに行きたい?」
と聞くと「ポルノ映画」って言うし。
(行きました。松坂慶子の主演作と、桃井かおり主演作だった)

そんな彼女なのですが、実は某テレビ局の部長だったりするのです。
(あ、バラしちゃった。いいか。)

特別な仲でもなかったのに、一番長い付き合いになってしまった。
日常の悩みを打ち明けあうことは今でもないけれど、
特別な信頼感というのはありますね。
面と向かっては言いませんが。(言えない。こっぱずかしくて)

友達って、何なんでしょうね。どこから友達なのでしょうか。
たとえば、土曜日に集まった皆さんは友達なのかな?
「知り合い」で済ませるのは淋しいけど、
「友達」と言っては申し訳ないような、不思議な感じです。

ただ、しょっちゅう会っていて、
密につきあってる相手だけを友達と決めるのには、
抵抗があります。

何年も会ってなくても、めったに会わなくても、
たとえ名前さえ知らない相手でも、
自分が「ともだち」と思えばそれでいいのかもしれません。

ただ、口に出すのは照れくさいけどね。
本人を目の前にして「ともだち」って、いいにくいもんです。
私だけか?

なんだかまとまりがないけど、今日はここまで。
あっ、そうそう、彩楽さんがくれたブツも紹介しとこう。



ありがとう。  

Posted by キリンさん at 11:28Comments(21)王様の耳はロバの耳

2009年12月18日

誰にでも間違いはある



前にも披露したことがあるかもしれませんが、
どうぞお読みください。

自分ではマトモにしゃべってるつもりが、
ちょっとした言間違いでとんでもないこと言ってしまった・・。

そんな経験ありませんか?

今回は、高齢者編をお送りします。
すべて、友達の親のネタを拝借いたしました。

その1。 友達のお母様の話

     温泉から帰ってきて
     「いや~~、気持ち良かったわ。ホルマリン温泉げな。」

     ・・・・・・それはトルマリン温泉。標本じゃないんですから。

その2. 別の友達のお母様の話

     デパートでストッキングを購入しようとしたとき
     店員さん 「お客様、サイズは?」
     お母様  「私はフリーセックスです。」

     ・・・・・・それを言うなら、フリーサイズですから。

その3. また別の友達のお父様の話

     ご両親で、旅行の計画をたてられた時のこと。
     お父様が電話でホテルの予約をしているのを横で聞いてたら、
     どうやらチェックインの時間を尋ねられたらしいのですが、

     「ベッドインは4時頃です。」

     ・・・・・・堂々と答えていられたそうです。

これまで、こうして親の世代を笑っていたのですが、最近は自分がアヤシイ・・・。
子供の名前を取り違えるのは日常茶飯事。
この前は、娘を呼ぼうとして「モモりん(猫の名前)」と言ってしまう始末。

娘の友達に「谷口さん」っているんですけど、どうしても
「中川さん」と言ってしまう。私の頭の中の言語ストックで、隣り同士なのかな。

みなさんは、日常に言い間違いすることありますか?
あるよね、きっときっと。人間だもの。一人にしないでね。
(最近はこの懇願が増えたように思われる・・・)

今日もいい天気です。元気だしていきましょう。  

Posted by キリンさん at 10:27Comments(20)王様の耳はロバの耳

2009年12月17日

干し柿の効用




写真の干し柿は、
昨日「とら」さんが持ってきてくれたものです。
実家で、お祖母様が手作りされているのだとか。

その場で一個食べてしまった。好きなんです。

さて、干し柿にはどんな効用があるのでしょうか?

まず生の柿からお話しましょう。

柿は清熱効果があり、咽の渇きを沈めたり、咳を止めたりします。
高血圧や、なんだか熱い人には、よく効きます。
アルコールの分解を促すので、二日酔いにもいいんです。

ですが、身体を冷やしたり、水分を溜めてしまうので、
冷え症の人や腎機能の弱い人には向きません。

また、タンニンには抗酸化作用があることで知られていますが、
鉄分、カルシウムと結合して沈殿しやすいので、
注意が必要です。
サツマイモとの食べ合わせもよくありません。

いくら美味しいからって、食べすぎはダメってことです。

さて、これが干し柿になるとどうなるのか?

まず、冷やさなくなります。
生の柿は胃腸にこたえることが多いのですが、
干し柿は、胃腸を丈夫に、また腸の機能を回復して下痢を止めます。

タンニンの働きも抑えられるので、
食べ合わせもあまり気にしなくても良くなるのです。
(そのかわり、タンニン効果は薄れる)

子供の下痢などには、すり潰してお粥と一緒に炊き込んだりして、
食べさせると良いそうです。

いや~、干し柿って本当にいいものなんですねえ。
とらさん、有り難うございます。

昨日のうちに、二人のブロガーさんの手にわたり、
今日もすでに取りに来るから残しといてと指令が・・・・。

ここまで書いたところで、
一人、取りに来られました。誰とは言いませんが。

さて、私は今夜も忘年会です。
いいのか?これで。と思いながら、心がウキウキするのは何故?

二日酔いになったら、干し柿を食べるとしよう。

では皆さま、今日も一日元気だしていきましょう。  

Posted by キリンさん at 11:09Comments(17)健康一般

2009年12月16日

バランス栄養食のススメ



「遊び、ときどき商売」
これが私のブログのコンセプトでありましょうか。

今日は、鉄と亜鉛の関係について語ろうと思います。

鉄が不足すると、貧血になります。
そのことは一般によく知られているので、
皆さまもご存知でありましょう。

では、亜鉛が不足するとどうなるのか?
味覚障害、精力減退などの症状があらわれます。
このあたりも、有名な話。
最近の研究では、
ウツ症状、不妊症の原因になることもわかってきました。

病院に行くと、それぞれ
「鉄剤を出しましょう。」
「亜鉛を積極的に摂ってください。」
ってなことになります。

ですが、ここで重大な問題があることは、
あまり知られておりません。

鉄と亜鉛の吸収は、拮抗関係にあるのです。

どういうことかと言うと、
どちらも十二指腸あたりで吸収されるのですが、
鉄ばかり飲んでいると、亜鉛の吸収が悪くなり、
亜鉛ばかり飲んでいると、鉄の吸収が落ちるのです。

ですから、貧血だから鉄剤ばかり飲んでいると、
亜鉛不足の症状が出やすくなり、
逆に亜鉛を集中的に摂取していると、
鉄が不足してしまうのです。

要するに、両方ちゃんと摂らなければならないってこと。

これは鉄と亜鉛だけのことではありません。
栄養素は、多くの種類をバランスよく摂って初めて価値があるのです。

単独のサプリメントも使い方によってはいいのですが、
安易に飲むと、他の栄養素が不足してしまう落とし穴にはまります。

うちでおススメしているリナマックスは、
約50種類の栄養素が含まれている、総合サプリメントです。

総合といっても、栄養素を混ぜたわけではなくて、
スピルリナという藻の中に、それだけのものが入っているのです。
それをフリーズドライで乾燥させ、固めただけの自然食ですから、
安心安全。

今月は20パーセント増しセール中ですが、
ご好評につき、増し分が足らなくなってしまい、
あと渡しになってて、迷惑かけてます。ごめんなさい。

と、営業してみました。

本当はね、食事で満遍なく栄養を摂るのが一番なんですよ。
でも、なかなか出来ないから、自然に近いサプリメントをおススメしてるわけです。

いくら食事が大切とわかってても、
私自身、ゆうべは焼肉忘年会でして、
「おざきぎゅう」なる美味しいお肉をタップリ食べてしまい、
デザートのてんこ盛りシャーベットも残すことなく、
二次会ではチョコレートを食べ、
フルーツ盛り合わせも食べちゃったからなあ。

果てしないもの、それは欲望。

では、今日も元気出していきましょう。
・・・いいのか?こんな終わり方で・・・・・。  

Posted by キリンさん at 10:48Comments(16)健康一般

2009年12月15日

ぼくの好きな先生




この絵は、中学時代の理科の先生。
カエルではありません。(似てるけど)

幸か不幸か、個性的な先生との縁が多かったように思います。
そういう時代だったのかな。

この先生は理科の先生。記憶に残る授業が一杯あります。

たとえば、地層について勉強するときには宿題が出ます。
「地層っぽい食べ物を、次の授業までに見つけて持ってくる。」
ってな具合。

チョコレート・・・・泥岩
雷おこし・・・・・・花崗岩
ビスケット・・・・・砂岩
べっこう飴・・・・・ガラス

こんなカンジ。そして授業の最後には、
「今日の授業を忘れんために、腹におさめとけ!!」
ってな具合。

さて、本題に入りましょう。
予告した、カエルの解剖です。

まず、カエルを自分達で調達するところから始まります。
友達と川へアミを持って出かけると、男子のグループが。
もう既に獲物をゲットした様子。

女子のために、カエルを取ってくれる・・なんてあり得なくて、
「がんばれよ。」
と声をかけるくらいのもんで、さっさと帰って行きました。

ま、カエルの捕獲はカンタンなのでどうってことないんですが。

さて、授業が始まり、グループに分かれて解剖に取り掛かります。
麻酔で眠らされたアワレなカエルは実験台の上に。
心臓などの臓器の動きを観察するために、
生きたままじゃないと使えないのでした。

腹をメスで切り裂き、ピンセットで内臓を分けながら観察。
「心臓が動きようるじゃろうが。」
先生の声に、ホントだ~と覗き込んだとき、事件が起きました。

ある女の子達のグループのカエルが、
突然、覚醒したのです!!!!!

そして、ぴょーーーーん!!と飛び上がりました。

ぎゃああああ!!!!!!!

カエルはハラワタをはみ出させ、
腸をヒラヒラさせたまま、ぴょんぴょん飛び回り、
教室は阿鼻叫喚の渦。

「そっちに行ったぞ!!」
「こっちじゃ!!」
ぎゃーーー!!!!!!!!!
泣き出す女子もいる始末。

そこで先生はカエルめがけて
たたたたっと駆け寄り、むんずと捕まえたと思うと、
机の角でカエルの頭を
「ごんっ!!!」
としたのです。

カエルはぐったり。動かなくなりました。

その後、何事もなかったかのように授業は再開され、
無事に解剖は終了。
カエルたちの亡骸は、裏庭に葬られたのでした。

とんでもないハプニングではありましたが、
カエルの心臓が動いているのを見たのは印象的でしたね。
ああ、生きてるんだなあと。

それで命の尊さを自覚・・・はしませんでしたが、
今でも忘れないところを見ると、
言葉では言えないけど大切なことを学んだのは確かなのでしょう。

それと、
いつもあんまり動かない先生が、
思いの外の素早さでカエルの息の根を止めた姿も、
目に焼きついて離れません。

こんな風に私は時々思い出を語りますが、
それを読んで、自分の思い出が蘇ったと言われることがあります。
それが嬉しい。
思い出は、財産だと考えているので。

それでは今日も元気だしていきましょう。  

Posted by キリンさん at 11:28Comments(28)王様の耳はロバの耳

2009年12月14日

年末企画のお知らせ




写真に写っているのは、抽選箱です。
で、中に入っているのは100パーセント当たりクジです。

絶対にハズレはありませんが、豪華景品もありません。
「世界一周、自費の旅」とか・・・。
あ、冗談ですから。

あまり期待せずにお越しくだされば、
有り難いと存じます。

というわけで、年末抽選会を実施しております。
12月24日までの予定。

もう一つ、年末企画があります。
リナマックス、20パーセント増量セール。
もう始まっているのですが、
告知が遅れて申し訳ありません。

綺麗なイラスト入り葉書を印刷して出そうと思っていたのですが、
あっと言う間に月も半ばとなりまして、
あせってお知らせしております。

是非この機会をご利用ください。

今日は本当はカエルの解剖の話を書くつもりでしたが、
営業もしなくてならんと使命感に燃えまして、
このような記事と相成りました。

カエルはまた明日。

そうそう、昨日はマラソンの応援に行きました。
motyママと裕さんの勇姿を拝んできましたよ。

二人とも、カッコ良かった。
走れない私としては、心から尊敬します。
とても楽しいひと時でありました。

それでは明日のカエルをお楽しみに~。  

Posted by キリンさん at 11:37Comments(17)王様の耳はロバの耳

2009年12月11日

私をスキーに連れてって




冬といえば、スキーですね。

生まれ故郷の広島には、スキー場がたくさんあります。
ってことは、キリンさんってスキーはプロ並み???

イエイエ、残念なことに3回しか行ったことないんだ。えへへ。
でも、3回ともとても楽しかったですよ。
曲がりなりにもリフトに乗って、上から滑れるようになったし。

今日はスキー場での出来事を三つほど紹介します。

友達が、リフトに乗っていた時のこと、
ちょうど真ん中の、一番高いところに差し掛かったとき、

ガックン!!!

リフトが止まったんだそうです。
ひえ~~~~。
強い風にあおられ、リフトは激しく揺れ続け、
彼女は生きた心地もなくただひたすら耐えていました。
しばらくして、やっと動き出し事なきを得たのですが、
当然ながら腹が立ってました。

あとで同行の友達(時々ここにコメントする幼なじみのY子)に、
「なんで止まったんかね。」
と聞くと、Y子は
「ああ、あれは私がリフトから落ちたけんよ。」

・・・・Y子さん、はっきり言って3回落ちてます。
あせってリフトに腰掛けるので、
動き出したらお尻がずりっとなって落ちるらしい。
はた迷惑な人だ。

その点、私はですねえ、リフトでトラブルを起こしても
誰にも迷惑かけておりません。

一度、リフトに乗ろうとしたときに、
ストックが雪に刺さってしまったことがあります。
もうすでに腰かけて、リフトは動き出していました。
ヤバイ!!このままではY子みたいに落ちてしまう!!
そう思った私は、渾身の力を込めて、
ストックを引き抜いたのです。

が、ストックはちょうど90度に曲がってしまいました・・・。
がーん!!!!

リフトの上で、一生懸命に直そうと試みたのですが、
ボキッ!!!!!!!
真っ二つに折れてしまいました・・。

貸しスキーなのに!!!弁償か!!!!!
どうやって降りるかより、まずそっち。

降りるのは、ゆっくり滑ってなんとか下に辿り着きました。
友達にどうしょう~~と相談したら、
「正直に言えば、許してくれるかも。」
ってことで、貸しスキー屋さんに正直に申告しました。
そしたら、やっぱり弁償でした。(あたりまえだ)

最後にまた友達の話。Y子さんではありません。

初心者の彼女は、とっても下手っぴいだったのですが、
無謀にもリフトに乗って私について来たのです。

先にリフトから降りた私は、そこで待ってました。
すると、なんとか彼女もリフトから降りたのですが、
ヨチヨチ前に進もうとしても、
後にズルズル下がるのです・・・・・。
そう、そこは反対側にゆるい下り坂になっていました。

彼女は声も出ないまま、後にズルズル滑っていき、
そこにあった穴に背中から落ちて、
その格好のままハマったのです。ちょうどスッポリ。
両足を上にあげ、スキーが上にある状態。墓穴みたい。

「助けて~~~。」
と、情けない声で請われても、私も初心者だから、
助けるほどの腕もなし。

リフトの係員も、一人しかいないので、
そこを離れるわけにはいかず、
「下の係員を呼ぶからそのまま待ってて」
てなわけで、彼女は空を見ながらじっと我慢の子であったわけです。

いやあ、スキーって本当に面白いスポーツですねえ。

もっと続けてたら、滑走の醍醐味などを披露できたのでしょうが、
そのあたりで行かなくなってしまったので、
お笑いネタしかなくって残念。

でもでも、楽しかったのは本当です。
皆さまも、機会があったら是非行ってみて下さいね。  

Posted by キリンさん at 12:23Comments(25)王様の耳はロバの耳

2009年12月10日

黒は冬色、腎の色




ふふふふ、黒のシーズンがやって来ました。
「キリンさん、自分が黒いから勝手に決めたのでは?」
なんて言ってるアナタ、違いますよ。

漢方には五行説という理論があるのですが、
そこにちゃんと「冬は腎を大切にする季節」とされており、
その「腎」の色は「黒」と、ちゃんと書いてあるのです。

「腎」とは、腎臓も含みますがそれだけではなくて、
泌尿器系、生殖器系の臓器とその働き全般のことを言います。

つまり、体内の水の調節とホルモンのバランスにとって、
とても大切なシーズン。
生命の灯火を守る季節と言っても過言ではありません。

腎に良いと言われる食べ物を紹介しましょう。

1.海藻類 昆布、ワカメ、海苔、ひじき、もずくなど

2.発酵食品 納豆、味噌、醤油など

3.保存食品 干物、佃煮など

4。貝類 しじみ、はまぐり、あさりなど

五行で言うと、味は「鹹(塩味)」色は「黒」

わかりやすく言うと、
塩味、ミネラル、酵素を摂りましょう、ということです。

塩味、ミネラルは身体を動かすのに不可欠なのですが、
その大切な役割として、体温を作るということがあります。
寒い冬ですから、特に大切。

そして酵素ですが、これも生きていくのに必要なもの。
酵素って、生のものには含まれているのですが、
加工したものには含まれないんですよ。

でも、生の物は身体を冷やすので、冬にはよくありません。
それで発酵食品から酵素を頂こうというわけなのです。

ここで考えて頂きたい。
では、逆に摂りすぎてはイカンものは何か?

そう、生野菜、水っぽいもの、
味で言うと、水を呼ぶといわれる「甘いもの」なんです。

もっとはっきり言えば、水の摂りすぎはイカン季節なのです。

誤解しないでほしいのですが、
水分を摂らないと死んでしまいます。
ここでは摂りすぎはイカンってことを言っているのです。

ここ2~3日の宮崎日々新聞の「健康歳時記」というコラムにも載ってました。
見た人も多いと思います。

「水飲み健康法に根拠なし」って書いてありましたね。
私がずっと前から、皆さんに言ってきたことです。

水をガンガン飲むよりも、ミネラル不足の方が深刻です。
先日の勉強会では、
ミネラル不足が「うつ症状」や「不妊」の原因になると聞きました。
ちゃんと研究データも見せてもらいました。

これから年末年始にかけて、
暴飲暴食の機会がどうしても増えてきます。
心してかからねば、健康を害するモトになりかねません。
(これは自分にも言い聞かせている)

日頃から、気をつけたいものですね。

と、真面目に決めたところで、
今日も元気だしていきましょうね。  

Posted by キリンさん at 10:51Comments(16)漢方

2009年12月09日

ブログをやめたくなる時




予告を変更してお送りしております。
(わからん人はいいんです。)

ブログをやめたくなったこと、ありませんか?
私は、幸いなことに今のところはありません。
ヒマもあるし、
ネタについてもヘンな友達のお陰でいっぱいあるし。
(本当に友達のこともある)

でも、時々なんですが
「キリンさん、ブログやめたい・・・」
と言う人もいます。

そもそも何のためにブログを始めたのか?

私みたいに、漢方のことを知ってほしいとか、
仕事の上ってこともあるでしょう。
(もはや仕事を逸脱しまくっているが)

自分がやってることを誰かに知ってほしいという、
発表の場ってこともあるでしょう。

誰かに何かを伝えたいと思う、
不特定の人に対して手紙を出すような、
メッセージということもあるでしょう。

また、自分を見つめるための日記みたいな、
振り返りの場ってこともあると思います。

いずれにしても、
ブログをやってると、
最初に考えていたよりも楽しいことや面白いことが、
いっぱいあるもんです。
普通に暮らしていたら出会えなかったという人達とも、
たくさん知り合うことが出来たし。

それをやめてしまいたくなる時・・・・。

理由は様々あるでしょうが、
一言だけ言いたい。

「あなただけではありません。」

だから弱音を吐くなと言ってるのではなくて、
思いつめないでほしいということを伝えたいのです。

何かを続けていくと、
どうしても同じペースでは無理が来ることもあります。
また、軽いいざこざが起ることもあります。
トラブルに見舞われることもあるでしょう。

そんな時は、ぼちぼち行こうよ。

若い頃、とても淋しかった時がありました。
誰もわかってくれない。淋しい。そんなことばかり考えてました。

そんなある日、新聞のテレビ欄で目にしたドラマのタイトル、
「淋しいのはお前だけじゃない」
ドラマの内容は知りません。でも、誰かにそう言われたような気がしたのです。

淋しい淋しいと訴える自分と、
周囲に壁を作って心を閉ざしている自分と、
矛盾した心が同時に存在していたのに気付いたのです。

ちょっと話がそれましたが、
ブログをやめたくなったらやめればいい。
悩むのだったら、ボチボチやればいい。
休んでもいい。
そのままやめて、覗くだけでもいい。

のんびり楽しくやろうではありませんか。

私もいつか行き詰る日が来たら、
そうするつもりです。

それまではどうぞ、お付き合い下さいね。  

Posted by キリンさん at 11:17Comments(30)王様の耳はロバの耳

2009年12月08日

七転八起




七転八倒ではありません。七転び八起きです。
ちょっと似てますけどね。

これは、私の人生の話ではなく、
文字通り転んだ話。

忘れもしませんが、ダーリンが初めて私の実家に来たとき、
私の母が言った言葉は
「この子は、とにかくよく転ぶから気をつけてください。」

・・・おいおい、初対面でそれはないでしょう。

でも、確かによく転ぶんです。

その1。 大学生の頃、バス停に向かっていた時のはなし。
     すでにバスが来ているのを見て、私は走りに走った。
     バス前方から走ってきているので、運転手さんからも見えるはず。
     もうちょっと、というところで、私は蹴躓いて宙に浮きました。
     2メートルくらい、ダイブしたようなカンジ。
     その勢いでバッグの中の教科書や筆箱の中身は路上に散乱。

     それを見てとった運転手さんは、顏をそむけてバスを出発させたのでした。
     うつ伏せ大の字になった私を見ていた、満員の乗客たちの目が忘れられません。


その2. 大人になってから。
     エレベーターに乗ろうとしていた私の背後を、知り合いが通りました。
     私はそっちを向き挨拶をしながら、後ろ向きにエレベータへ。
     乗り込もうとしたとき、ハイヒールのかかとが、エレベーターの入り口にひっかかり、
     後ろ向きのまま、倒れこみ、エレベーター内部にいた知らないオジサンに、
     「殿中でござる」の形で抱きとめられたのです。
     降りるまで、下向いてました。


その3. 高校の修学旅行で。 
     上高地は寒かった・・・・。
     綺麗な景色を見ようとしたのですが、前に大勢いて見えなかったのです。
     そう、私はチビなので。そこで、たまたま置いてあった石に登りました。
     そしたら石がぐらっと揺れて、私はすっころんでしまったのです。
     その日はあんまり寒いので、持っていたストッキングを全部はいていたのですが、
     全滅・・・・・。

その4・ 息子の高校の入学式で。
     父兄席は、二階でした。式が終わって階段を降りていたとき、
     足がすべって、だだだだだだだ・・・・と・・・・。
     流血騒ぎになりました。

その5・・・・いっぱいあり過ぎて、書ききれません。

何故、人はころぶのでしょうか?それは二本足で歩くようになった宿命なのでしょうね。
だから私が転ぶのも、進化の証しなのですよ、きっと。

明日の予告。いつも言ってる水の飲みすぎの話を書きます。
さて、今日もお仕事がんばりましょう。  

Posted by キリンさん at 12:31Comments(27)王様の耳はロバの耳

2009年12月07日

笑顔であいさつ





挨拶の出来ない子供でした。

挨拶しようという気は満々にあるのですが、
どうもタイミングを計るのが苦手で、逃してしまうのです。

むこうから知り合いのオバちゃんが歩いて来てるのを発見すると、
もう胸がドキドキし始めます。

「こんにちは。」
と、心の中で何回も練習をします。
「こんにちは、こんにちは、こんにちは、」
繰り返すうちに、なんだかアクセントがおかしいような気がしてきます。
「こ」にアクセントか?「は」だったか?「ん」のとこ・・・?

しまいにわけがわからなくなります。
それに、なんだかわざとらしいような、そんな気分がして、
無性に恥ずかしくなってきます。

どうしていいかわからなくなってくると、
たとえばそこが川沿いの道だったら、
わざわざ川に降りて、魚を探してるようなフリをしてみたり、
草を摘んでみたりします。

すると、たいていの場合はオバちゃんの方から
「つかさちゃん、こんにちは。」
と声をかけてくれるので、
その時に初めてオバちゃんに気付いたという演技をしながら
驚いたように振り向いて、
「こんにちは。」
が言えるのです。ああ、しんど。

特に母と一緒のとき、ちゃんと挨拶できたためしなし。
それは何故か?

だって、挨拶しようとする前に言うんだもん。
「ちゃんと挨拶しなさい。」と。

だからって、母が無言でいてくれれば言えるかというと、
それがまた出来ない。
「言おう!言うぞ!言えば!」
なんて、わけのわからん活用してみたりして、
アタマの中が膨れ上がってくると同時に、
隣でジリジリしながら挨拶を待っている母の感情が痛いほどわかって、
ますます言葉が出てきません。

ついには
「この子は挨拶も出来ん!!恥ずかしい!!」
と、衆目の集まる所で叱られるのでした。

時々、お店に子供さんを連れて来られる方があります。
子供さんに、お菓子や風船をあげることもあります。

その時、素直に
「ありがとうございます。」
が言える子供さんもあれば、黙ったままの場合もあります。

私は、この黙ったままの子供の方が実は可愛い。
きっと小さな胸のうちで、同じような葛藤があるのであろうと。
「うん、わかるよ。」
と、言ってあげたくなります。

だからお母さんが
「ありがとうは!!!!!」
と叱ると、自分が叱られているような気がして悲しくなるのです。

挨拶がちゃんとできる子は良い子。
そう言われがちですが、
必ずしもそうではありません。

誰にでも気持ちよく挨拶のできる子が、
ひどいイジメをしていた例もたくさんあります。

だからって、挨拶なんてしなくていいと言っているわけではありません。
挨拶が出来る方が、お互い気持ち良く過ごせます。
でもそれは、成長とともに自分で学んでいけること。

私はただ、挨拶が出来ないからといって、
「ダメな子」と決め付けないで頂きたいと言ってるだけです。

昔、小学5年生の女の子の家庭教師をしたことがあります。
お宅に伺うと、必ずお母さんが
「ご挨拶は?」
と聞くのですが、その子は黙ったまま。
横にいる弟の方が
「こんにちはー!!」
と屈託なく挨拶すると、黙って弟の頭をたたいたりして、
お母さんに怒られるのです。

でも、私と二人になると、とても快活になります。
私の家に遊びに来ても、必ず
「こんにちは。」
と言えるし、お上がりなさいと言うと、
「失礼します。」
と言ってから靴を脱ぐのです。

その話をお母さんにしても、なかなか信じてもらえず、
ちょっと悲しかったという思い出があります。

その子がお母さんとうまくいってなかったのか?
それは違います。
ただ、その子はシャイでデリケートだっただけ。

もしそんな子がいたら、見守ってあげて下さい。
いつか必ず、笑顔であいさつ出来る日は来るのですから。  

Posted by キリンさん at 11:08Comments(19)王様の耳はロバの耳

2009年12月04日

寒い夜 生姜の季節


なかなか寒くならないと思っていたら、
夕べは冷えましたね。

寒いところ(田野)で寒い思いをしたせいか?(中国語レッスン)
水戸黄門言葉の楽しい先生も、夕べはちょっと厳しかったような・・。
(こっちが勉強不足だから、苛立つお気持ちは痛いほどわかるが)

それはさておき、写真は生姜酵素です。
生姜を酵素に漬けた、ただそれだけのもの。

生姜は漢方薬にも使われる野菜のひとつです。
その効果は、

胃腸を温め、消化を促進し、吐き気を止めてくれます。
肺の機能を促進し、咳を止めます。
また、風邪の引き始めには発汗を促し、熱を下げてくれます。
食べ物の解毒をしてくれるという役目もあります。

でも、知っておきたいのは、どんな時には食べない方が良いのか。

皮膚病を持つ人は、食べ過ぎると治りにくくなります。
また痔の人も、食べ過ぎると発作の原因となることがあります。
また血圧が高くのぼせのある人、長期間微熱が続いて弱ってる人も適しません。

腐った生姜には、発ガン性の物質が含まれるので要注意。
様子がおかしく、色が茶色に変わったら、食べない方が無難です。

とはいえ、やはり寒い季節には欠かせない生姜。
唐辛子のように胃腸の粘膜を傷めることも、ありません。

あ、ついでに唐辛子のことも。
温める力は生姜より強いので、うまく使うと良いでしょう。
身体を温め、血流を良くする効果があります。

でも、使う量は微量にして頂きたい。
症状が悪化するものには、
慢性胃炎、高血圧、糖尿病、心臓病、膀胱炎、
慢性咽頭炎、扁桃腺炎、皮膚病、痔、前立腺肥大、膀胱ガン、
など、様々なものがあります。

生姜も唐辛子も、バクバク食べるものではありません。
上手に使って健康維持に役立てたいものです。

そうそう、生姜をおろすのって、
いちいち面倒でイヤ!!という私のような人には
こんなモノもあります。





入れるだけ!!!の焼き生姜の粉。便利ですよ~。
高知県産100%ですから安心安全。
30g、1890円(税込)ってことで、ちょっと宣伝してみました。

もっとも、一押しは生姜酵素なんだけどね。美味しいっすよ。  

Posted by キリンさん at 11:18Comments(27)健康一般

2009年12月03日

癒される時





パパにおねだりするmotyの写真。
実物はもっと可愛いんです。写真が下手でスマン。

テレビで、熊本県の保健所の取り組みを見ました。
動物を廃棄しようとする飼い主を地道に説得し、
飼い方を改善、あるいは引き取り手を探す努力を促していました。

それによって、捨てられるペットはぐっと減ったそうです。

そもそも、何のためにペットを飼っているのか?
可愛いから、好きだから、つまり自分のためではないのかと思うのです。
世話や躾は大変だけど、だからこそ愛情も深くなっていきます。

先日、ちょっくらmoty家に押しかけたのですが、
写真のmotyの他に、
猫が4匹、あと蛇やらトカゲ、亀などが共存しています。

あ、蛇その他はちゃんとしたケースに収まっているので心配無用。
そのへんウロウロしてられたんじゃあ、おちおち座ってられない。

私はもともと蛇はどは大嫌いですが、
恐る恐る見ていると、綺麗に見えるから不思議です。

それは、きちんとした環境で丁寧に飼われているからかなあと思います。

人間は、つい自分達中心に物事を考えてしまうけど、
ペットがいると、この世の中には他の生き物もいるのだということを、
優しく諭されるのではないでしょうか。




これは、moty家の猫の一匹。(名前は忘れた)
誇り高い表情。
猫からは、いつも高いプライドを感じます。





これは、うちのモモりん。初公開。
誇り高いのだが、ダーリンの膝の上では無防備。
何されてもオッケーなやつ。
私にはさせないのが悔しい。

ペットを飼うことは、
癒し療法としても注目されています。

でもそれも愛情を持って育てればこそ。
そして注いだ愛情は、十分すぎるほど返してもらえます。

ペットは死ぬのが辛い、という人もいます。
だけど、ペットが死んだからといって、
「飼わなければ良かった。」
と言うのを聞いたことはありません。

別れがあっても、一緒にいてくれて良かった、有り難う、
そう思えるのがペットではないでしょうか。

みなさんは、どう思われますか?  

Posted by キリンさん at 11:04Comments(17)健康一般

2009年12月02日

まさかの漢方 ぎっくり腰




昨日、消してしまった記事を、
気を取り直して書くことにしました。

腰痛の季節です。

えっ!!腰痛に季節なんてあるの?????
はい。腰痛は年中いつでも起りますが、特に今は出やすいんですよ。

キーワードは「むくみ」と「冷え」

忘年会などで、お酒を飲む機会が多くなっているので、
どうしても水分が身体の中に溜まり、むくみを起こしています。
当然ながら、腰も、むくんでるんです。

そして、季節は冬ですから、当然ながら冷えもあります。

この「むくみ」と「冷え」で、腰の組織や神経は圧迫されます。
そこに何かのタイミングで負荷がかかると、

ぎくっ!!!!!と来るわけなんです。

治療としては、まず「むくみ」を取ること。
もう一つの「冷え」ですが、温めればいいわけではありません。
傷めた時点で炎症を起こしているので、温めると痛みがひどくなります。

では、「冷え」の何が悪いのか?
それは、冷えることで筋肉や血管が収縮し、
血流が悪くなり、組織が栄養不良になってしまうこと。

そんな時に使える漢方薬が
「疎経活血湯(そけいかっけつとう)」です。

この薬は、むくみを取り、筋肉の緊張を緩め、
温めることなく血流をよくし、組織に栄養を運びます。

私自身、何年か前に、やっちゃったことがあります。
カイロの入った大きなカゴを持ち上げようとしたその時、

あれっ!!!!!!!!!!
こ、こ、こりゃイカン!!!!!!!!てなカンジ。

歩くのもままならんくらい、痛かった。
その日はコルセットを締め上げ、一日横になって、
この薬をガンガン飲みました。

翌日は仕事に復帰し、三日で完治しました。
けっこう身体はって、ヤクの効果を試してきております。

ちょと待って、この薬、寝違えに紹介してなかった??
とおっしゃるアナタ、その通りです。

寝違え、40肩にも使います。
やっちまった時にすぐ飲めば、早く効くんです。

ただ、疎経活血湯は根本治癒の薬ではありません。
だから、同じことを繰り返していると、再発の可能性は大です。

忘年会は楽しい催しです。私も何回か、予定が入ってます。
それは大いに楽しんでください。私もそうします。

でも、そういうシーズンだってことを忘れずに、
飲みすぎ食べすぎには注意しながら、
腰に負担をかけないように気をつけて、
なるべく温かくして過ごしたいものですね。

お薬なんて、飲まないに越したことはないのですから。

あっ、そうそう、便秘も腰痛の大敵です。心当たりのある人は、要注意。

さて、昨日はちょっくらmotyママの家に寄ってきました。
その模様はまた明日。  

Posted by キリンさん at 10:33Comments(29)漢方