2013年05月29日

財布を失くしたこと、ありますか?




記憶を紐解くと、
それこそ色んなエピソードがズルズル。
芋づる式とはこのことか。

中学校2年生になる時の春休み、
私は東京に転校していった友達の家に遊びにいきました。

手土産は牡蠣の入った小さな樽。
寝台車が東京駅に着いたとき、
ホームまで出迎えに来てくれた友達は私を見つけると、
牡蠣の樽を持ってくれ、
「よく来たね。」
とにっこりしてくれたのです。

初日はお母さん、弟さんとみんなで鳩バスに乗りました。

そして翌日は、
友達と二人で「よみうりランド」に行ったのです。

友達のお母さんが電車の切符を買って
駅で見送ってくれました。

そして、いよいよ「よみうりランド」です。

入場券を買おうとバッグの中を探したとき、

「あ、あれ・・??ない・・?」

「えっ、どうしたの?何がないの?」

「財布がない・・。」

「えーーーーーっ!!!!」

もちろん財布を失くした方が私。

「まさか、ス、スリ????」

上京する前、色んな人に言われました。
東京は危険がいっぱい、決して油断するなと。
財布は腹巻に入れておけとか。

「いや、落としたのかも。」

「だってバッグは一度も開けてないもん。」

泣きそうになる私に友達は、

「とにかく、中へ入ろう、お金は私が出すから。」

そう促されて入場した二人。

入ってみると、
今までに見たこともない大きくて賑やかな遊園地に、
財布を失くしたことも忘れて楽しくなってしまいました。

友達は
「とにかく私の持ってるお金しかないから、
 それで遊べるものを探そう。」

二人でいろんなアトラクションを見て回り、
とりあえずゼッタイにこれだけは、
そう決めて乗ったのが、

ジェットコースター。

本格的なジェットコースターなんて、
田舎にはありませんから、
最初にガラガラと上がっていくところから、大興奮です。

いきなり動き始めてからは、
もう二人とも夢中でした。

降りたとき、声を揃えて

「もう一回、乗ろう!!」

二回、乗ってしまいました・・・・。

その結果、他のものには乗れなくなってしまったのです。
ジェットコースターは高かったので。

その後は二人でぐるぐる周り、
見物して歩いたのですが、やがて飽きて家に帰ったのでした。

「あら、早かったね。」
とお母さんに言われ、

「あ母さん、ツカサちゃん、スリにあったのかも!
 警察に電話して!!」
と訴える友達。

「えっ、本当?」

驚くお母さんに、うなずく私。

「ちょっと詳しく聞かせて。
 その前に、コートをかけておいで。」

興奮気味の私たちが小走りに友達の部屋に走り、
コートをかけようとしたとき、

小さなコタツの横に、
赤いものが落ちているのが見えました。

「あ・・・。」

出かけるときに落としたのであろう、
私のお財布でありました。

今までに私は何度も財布を失くしては大騒ぎし、
結局見つかるのですが、
ほぼ自分のミスが原因なのです。

その最初のケースが、
ここだったのですね。

こないだも
真珠のイヤリングを失くし、
新幹線やホテルに電話して探してもらったけど見つからず、
しかたないので
新しいのを買ってもらったんだけど、
あまり使わないバッグの中から出てきたしね・・。

いつになったら治るのでしょうか。
ふう。  

Posted by キリンさん at 13:22Comments(8)王様の耳はロバの耳

2013年05月28日

私がヒーローだった頃




今朝、ダーリンに言われました。

「そろそろハワイに行く準備したほうがいいんじゃない?」

「大丈夫。」
そういう私にほんまかいなという疑いの目を向け、
 
「・・・荷物にして送ってもらえ。」

さて、本題に入りましょう。

小学校の2年生の途中まで、
私たちの学校は、由緒正しき木造校舎でありました。
トイレはもちろん汲み取り式で、
しかも男女共用。

それが近代的な水洗トイレに変わったのは、
全館が鉄筋コンクリートに新築された時からです。

まだまだ和式トイレだけではありましたが、
ほとんどの家庭が汲み取りでしたから、
みんなの興奮は大したものでした。

今でも忘れないのだけど、
担任のマエオカ先生に引率されて、
トイレの使い方を学ぶ私たち。

「まず、ノックしましょう。」
そこからです。(汲み取りだってノックは必要だが)

「鍵をかけ忘れてることがあるからね。
 入ってる方も、かけ忘れないように注意しましょうね。」

この注意を守らず、後に数々のネタが出来るわけですが、
それはまた別の機会に。

しゃがむ位置は、真ん中あたりに。
トイレットペーパーの長さはこのくらい。
流すときは、手でレバーを押しましょう。

と、立ったり座ったりの実演つきで、
教わったのでありました。

トイレの使い方なんて、そんな難しいものではない。

そう思うでしょう?
ところが、こんなに丁寧に教わったにも関わらず、
失敗する人がいたんです。

・・・流してない・・・。

これです。

その現場に遭遇した時、
今は違うと思うのだけど、
あの頃の女子といえば、

きゃー、きたないー、くさいー、きゃー、
誰かーー!!!

と助けを求めるのが女らしいと思っていたフシが。
だけど男子を呼ぶわけにはいきません。

そこで活躍するのが私。

さっさと便器のそばに行き、
さっさと流す。
ざーーっと。

それだけで、
おおおおおおおーーーっ!!!!!!
と感動のざわめきが。

そう、その瞬間の私はヒーローだったのです。

「来てーー!!」
と言われてトイレに走り、
ブツを流す。

流した後は、犯人探しとなるのが常。

「アンタ、さっき行ったよね。」
「え~~、行ったけど違うよ。そこには入ってないもん。」
「あのとき、誰がトイレに行った?」
「隣の組じゃない?」

そこで私が一言、

「流したけん、はあええじゃろ、誰でも。」

そう、私は犯人探しが嫌い。
男らしいでしょ。

え?キリンさんが犯人だったから、
探されたくなかったんだろうって?

違いますよ、たぶん、この場合はね。

あの頃の私は、
まだ学年で一番チビだった頃。
背の高い子の肩くらいしか身長がありませんでした。

大きな同級生を従え、
えへんという顏をしたチビの私を想像すると、
我ながらちょっとカッコイイなと思うのでした。

さて、今日から梅雨入りですね。

雨の降らない日が多かったので、
ちょっとほっとした感じ。

これが続くと嫌になるのだけど、
人間って勝手な生き物ですな。

では、今日も元気だしていきましょうね。  

Posted by キリンさん at 11:45Comments(5)王様の耳はロバの耳

2013年05月24日

火を貸して下さい




高校を卒業した私は、
一年間を京都の予備校で過ごしました。

その予備校に入ったばかりの頃、
一番びっくりしたのが、
ほとんどが男子で、
しかもそのほとんどがタバコを吸っていたことです。

先月まではきっとみんな
タバコなど吸ってなかったはずなのに。
いや、吸ってはならなかったはずなのに。

いやいや、予備校でだって、未成年だから吸っていいわけないんです。
なのに校則がないって、こういうことなのかと。

きっとみんな憧れていたのね、タバコに。

大人のドラマなんかでよく見たのだけど、

「火を貸してくれないか。」
「ああ。」

なんて言いながら、
トレンチコートの襟を立てた大人の男たちが煙草を吸う光景は、
いかにも大人の雰囲気を醸し出す、カッコイイものでした。

この「火を貸す」とは、
ライターを貸すわけではなくって、
火がついた煙草に、火のついてない煙草をくっつけて、
もらい火をすることを言います。

ただ煙草同士をくっつけただけでは、
火はつきません。

どちらも煙草をくわえたままで、
火をもらう方は、
煙草がくっついた瞬間に強く吸うんですよ。

すると火がつくってわけです。

今となっては、
ほとんど見られない場面ですね。

だいたい煙草を吸う人が少ないし、
そんな近しい仕草というものも、あまり一般的ではなくなりました。

そういえば、映画やテレビなんかでも、
瀕死、あるいは殺される前に、

「最後に煙草を一服。」
という場面もよくありましたよね。

太陽に吠えろで松田優作が死ぬシーンでも、
煙草をくわえていたような。

だけど、
予備校生がいきがってる姿はさておき、
大人の男の仕草というものは、
子供の目から見ても、なんだか色っぽかったように思います。

と言っても、煙草を吸った方がいいと言ってるわけではありませんが。

話はちょっと変わりますが、
電話を借りるということも、もうなくなりましたね。

「呼び出し電話」ですよ。

私が子供の頃は電話がない家が一般的だったので、

「恐れ入りますが、お隣のサトウさんお願いします。」
みたいなことも、割と当たり前でした。

怒って取り次がないって話はあまり聞かなかったから、
普通のことだったんでしょうね。

住所録なんかにも
(呼 タナカ)なんて書いてありましたし。

なんだかノスタルジックになってきちゃったわ。

今夜は友達と飲み会です。
楽しんできま~す。(と、結論のないまま終わる。)  

Posted by キリンさん at 17:31Comments(4)王様の耳はロバの耳

2013年05月23日

おかげさま。


実家に咲いていた木瓜の花です。
意味はないけど好きなので入れてみました。

さて「おかげさま」という言葉ですが、
意識的に使うのはどうもためらわれていけません。
なんだか、わざとらしく感じて。

だからって、思ってないわけじゃないのですよ。

たとえば、
沙夜さんがお店に遊びに来てくれて、

「キリンさん、パスポートちゃんと確認した?」

6月に私がハワイに行くことを心配して
言ってくれているのですよ。

「期限、切れてない?大丈夫?」

いや、期限はとっくに切れてたから、
ちゃんと新しく取り直したよ、と言うと、

「ホント。だったらいいけど、なんか心配~。
 時間もちゃんと確かめた?乗り継ぎは大丈夫?

 羽田も成田も、ターミナルは一つじゃないからね!
 わからなくなったら、とにかく人に聞いて!
 下手に自分で判断しないで、早めに誰かに聞いて!」

うん、わかった。

「キリンさんの携帯は、ハワイじゃ使えないから。
 だけど羽田や成田で連絡取ることがあるかもしれないから、
 ちゃんと持って行くんだよ!」

羽田から成田へはバスで行くんだけど、
私が乗る飛行機に間に合うのは3便くらいあるらしい。

「一番早い便に乗って!何があるかわかんないから!
 成田に着いたら何とでもなるからねっ!」

「大丈夫かなあ。失敗したら、ネタにはなるかもしれないけど、
 海外だからなあ。あ~心配。」

う~ん、沙夜さんとは親子ほど年齢が違うのだけど、
(あ、もちろん私が親の年齢です。言わなくてもわかるか)
どっちが上だか、もはや逆転の感があります。

りあんさんにしても、
空さんにしても、
うさぎちゃんにしても、
美穂ちゃんにしても、

いつも励まし心配してくれるのでした。
おかげさまで私は、
ちょっと大げさだけど生きてて良かったと思うのです。

そうそう、
昨日はパソコンによくわからんメッセージが出るので、
pia masa奥様に電話したら、
すぐご主人に連絡してくれて色々アドバイスをくれました。

アドバイスもらっても
結局は馬の耳に念仏なのですが。
だってメカの用語なんかわからんのだもの。

というわけで、今日のブログは自慢です。

何の自慢か?
「おかげさま」と思える有り難い友達がいる、という自慢。
ふふふのふ。

さて、今日はボンベルタ橘の店休日。

明日から三日間は特別ご招待会ですよ。

くすりのキリン堂では全品1割引きとなります(除外品あり)。
みなさま、どうぞ遊びにいらしてね。

私は「たいめいけん」のオムライスとハヤシライスが食べたいと
狙っております。では。  

Posted by キリンさん at 13:11Comments(10)王様の耳はロバの耳

2013年05月21日

自分認識




「自分のことは自分が一番よくわかっとる!!」
そう威張る人がいます。

聞くたびに、この人わかってないなあ、そう思うのだけど、
そう言う自分はと言えば、
同じなんですね、これが。

私は高校の生物の授業で血液型を調べ、
自分がB型であるという事実を知ったわけですが、
それまでA型であると信じ込んで、
行動もA型らしく振舞って来たつもりでいました。

真面目で先生や親に逆らわず、人には気を遣い、
遠慮深く実直なスタイルで生きてきたのだと。

B型と判明してからも、
傷つきやすく殻に閉じこもり、
行動力のないネガ気質だと思い込んでおり、
大胆な人にあこがれたものでした。

が、
昨日りあんさんと話していて思い出す過去のエピソードは、
どうも違う自分なのですよ。

その1.

中学に入学したとき、
同じクラスの女子をとても好きになり、友達になりました。

それから5月になり、3、4、5日と連休だったので、
一緒に遊ぼうともちかけたところ、
家族で旅行に行くのだと言うので、
じゃあ、私も連れて行ってと持ちかけ、
友達の家族に混じって旅行に行きましたとさ。

その2、

予備校のとき、
地元の女子をとても好きになり、友達になりました。

その年の秋、
私は下宿のオバサンとトラブルを起こして
追い出されることになったので、

その友達の家に下宿させてと頼み込み、
そこに下宿させてもらいましたとさ。

その3.

中学2年になる春休み。

私は小学校のときに大好きな友達がいたのだけど、
彼女は東京に転校してしまったのでした。

その後ずっと文通していたのだけど、
会いたさがつのり、親に頼んで東京まで一人で会いに行き、
しばらく泊めてもらいました。

そして帰る約束の日になっても帰りたくなかったので
そのまま居続け、
親から「カエレ」と電報が来るまで帰りませんでしたとさ。

そんなことくらい、私もしてたわ。
そういう人、いますか?

こんな自分を
どうして用心深い引っ込み思案だと思い込んでいたんでしょうか。

なんだか、
一言で言うと、ずうずうしくない?私。
どうしてそこに気づかなかったんだ。

自分がなんだか謎でございます。

ま、それはそれとして、
今日が楽しければいいじゃないかと思うキリンさんなのでした。  

Posted by キリンさん at 18:46Comments(8)王様の耳はロバの耳

2013年05月20日

子の心、母知らず。




実家の庭を眺める猫。
猫の名前は「アラシ」と言います。

ジャニーズの嵐を贔屓にしている母の命名。

さて、土曜日に私は実家に帰ってきました。

近くに住んでいた弟が、
四月から三重県の津に転勤になったので
母が淋しがっていたからです。

ちょっと顏を見せたら安心するかなあと。

朝も早よから高速バスに揺られ、
新幹線、呉線と乗り継ぎ、はるばる帰ってきたわけですよ。

「ただいま~。」
と声をかけながら家に上がり込むと、あれ?

・・・・誰もおらんがな・・・。

一人暮らしの母は、
さぞ私の帰りを首を長くして待ちあぐねていたであろう、
そう考えていた私は一気に拍子抜け。

これが小さい子供だったら、
「お母ちゃんがおらん~~~~~。」
と泣き出すところだよ。

でも私は大人ですから、
しばらく座敷に大の字になってぼんやり。
それから起き上がって、この猫のように庭を眺めてみました。

ちょっと草が伸びていたので
しょうがないから草をむしっていたら、

門の外の石段を上がってくる、のんきな足音が聞こえ、
「アラシ~、アラシ~。」
と呼ぶ声が。

・・・・娘より猫かよ・・・。

私の姿を見つけると、さすがに嬉しそうな様子で、

「ごめんごめん。
 友達が、知り合いの家の庭が綺麗なけん見に行こう言うて、
 連れて行かれたんよ。」

・・・・娘より庭かよ・・・。

その後、着ない洋服を見て欲しいと言うので、
タンスを開けてみていたのですが、
突然、

「バラが綺麗な庭があるカフェがあるんよ。
 今から連れて行ってあげる。」
と言い出したのです。

その時、時計は4時半。

実は、今回も私は携帯の充電切れ寸前で来てしまい、
駅前のソフトバンクに充電をたのんでいたのです。

そのお店は7時で閉店します。
翌日は早朝に帰らなければならないので、
その日のうちに取りに行かねばならんのですよ。

そのカフェはどこにあるんじゃ?
7時までに帰って来られるならいいんだけど。

「うん、郷原(地名)じゃけん、すぐよ。」

私が運転し、母の指示で道を走ります。

「こっちの新しい道が綺麗なけん。」

「そっち通ったら、早いん?」

「うん、早い。」

いや、私が馬鹿でした。

なんだか方向が違うのです。
それでも言われるがままに走る私。

「ねえ、なんか、遠回りじゃない?」

「いやあ、このへん、しばらく来てないけんアンタ懐かしいじゃろ?」

・・・・やはり遠回りなのですね・・・・。

それからやっと郷原あたりに差し掛かったのですが、

「そこを左よ。」

????左????

言われるまま走ると、もう郷原は彼方へ。

「ちょっと、郷原じゃないじゃん。
 なんか、焼山(地名)みたいなんじゃけど。」

「ほうよ。」

・・・・・かなり遠いんですけど・・・。

とにかく早く到着して早く戻り、
時間内に携帯を回収するのだ!!!!

ところが、

「お母ちゃん、さっきと同じとこ通ってない?」

「うん。さっき曲がるとこが違うたみたいな。」

・・・・・迷ってるんですね・・・。

「ちゃんと覚えてないん?」

「まあ、行っても普通の庭じゃけん、
 着かんかったら帰りゃあええわいね。」

・・・・ふ、普通の庭???バラが綺麗なイギリス庭園なのでは・・・??

なんとか氣力でたどり着くと、
たしかにバラは美しかったのですが、
ゆっくり鑑賞する気分ではとてもなく、
とっとと帰って携帯を回収したのでした。

いや~、キレもせずに付き合った私を褒めて下さいね。

翌朝、バタバタと帰り支度をしている私に

「そうそう、固定資産税のこと相談したいんじゃけど。」
と、言われたときには、

「今頃かよっ!!!」
と、さすがに声を荒げてしまいましたが。

そんな里帰りでしたが、
夜にはアメリカ在住のふたいとこと思いがけない再開を果たし、
母も喜んでくれたようで、
総合的に楽しいものでありました。

それにしても、
人間って年をとると子供になっちゃうのね。

二人で夕食を食べながら、
食材の好き嫌いをする母を見ながら、
なんだか母娘が逆転したような、
そんな気分になりました。

日曜日は博多で勉強会に参加。
とても充実した一日を過ごし、
宮崎に戻ったキリンさんです。

さて、気合を入れてお仕事しましょうかね。
今日も元気にがんばります。  

Posted by キリンさん at 13:25Comments(4)王様の耳はロバの耳

2013年05月17日

姉と弟




私には弟が一人います。
兄も姉も妹もいませんので、
この世の中で、たった二人きりのきょうだいです。

弟は私のことが大好きです。
根拠?ないよ(きっぱり)。

当然そうだと思い決めて生きてきました。
だって姉だもの、私。

小さな頃は本当によくいじめて泣かせたもんです。
内容は、ここでは書けない。
私のイメージを著しく損なう恐れがあるので。

でもね、世話だってしましたよ。

熱を出して元気がなかった時、
近所の牛を飼ってるところまで夜道を歩いて
牛乳を分けてもらいに行ったことも。

うちの両親はよく出かける人たちだったので、
二人で留守番したりするわけです。

夜になってもなかなか帰ってこないと、
弟は泣くんです。激しく泣くんです。

「おかーーちゃーーん!!」
とわめきながら。
幼稚園の頃だから、しかたないんだけどね。

そんな時には私が弟をおんぶして、
暗い川沿いの田舎の道、
電信柱に裸電球の灯りをたよりに、
とぼとぼ歩きます。

そしてバス停に着くと、

「もうすぐ、バスが来るけん。」
と言います。

「お母ちゃん、乗っとる?」

「うん、乗っとるよ。」

しばらくして明るいバスのあかりが遠くに見えると、

「あっ、バスじゃ!」
と喜ぶ弟。

私も一緒に喜ぶふりはするけれど、
まだワカランと心の中はドキドキ。

手を振る二人を尻目に、
止まることもなく行き過ぎることもあれば、
止まりはしたものの、
両親の姿はないということもあります。

無情に閉まるドア。
私たちを置き去りにするかのように
走り去るバスの後ろ姿に向かって、

「お母ちゃん、おらんかったーーーー!!」
と叫び泣く弟。

次のバスまでに、たいてい1時間は間があったので、
それから私は泣く弟をおんぶして
家へと帰るのです。

そしてまた一時間後にバス停に行き、
またむなしく帰る、それを2~3回繰り返し、
やっと両親がバスから降りてきた時の嬉しかったこと。

こんな風に、お世話もしてやったもんなあ。
きっとイジメは帳消しですよね、うん。

意味もなく投げ飛ばしたことも、
砂かけたことも、
おやつを取ったことも、
トイレをのぞいて笑ったことも、
もっともっと、あんなことやこんなことも、

弟はきっと笑って許してくれ、
今でも私を大好きであろうと確信はゆるがないのです。

さて、
明日は実家へちょっと帰ります。

広島にいた弟が津に転勤したので、
淋しがっている母の顏を見に行くのですよ。

そして日曜日は福岡で漢方勉強会なのでした。

というわけで、土日は宮崎におりません。
でも帰って来るから、私のこと忘れないでね~。

では。  

Posted by キリンさん at 17:15Comments(2)王様の耳はロバの耳

2013年05月16日

遺影考




父ちゃんの遺影。
「ええかげんワシを使うなや。」
と言われそうですが。

今日、知り合いにご不幸があり、
お葬式に行ってきました。

直接会ったことのない方でしたが、
周囲の雰囲気からして、
とても惜しまれて逝かれた方のようで、
遺影の笑顔に涙ぐんでしまい、
ハンカチを出そうとしたら忘れていたので
ティッシュペーパーで涙を拭いたキリンさんです。

さて、その遺影ですが、
この頃では珍しくなってきた
紋付き姿の写真でした。

昔はこれが普通だったけど、
この頃は普段の姿に近い方がってことで、
普段の服装をそのまま使うことが増えてますよね。

それはそれで良いのです。

ただ、私は個人的に、遺影は紋付きの方が好ましい。
父ちゃんの遺影は、
ご覧の通りの紋付き姿に加工してもらったものです。

これを決めたのは弟でした。

私が葬儀場に着いたときは、
もうお通夜が済んでしまっていたので、
この写真も、もう飾られていました。

弟に
「写真、紋付きにしたんじゃね。」
と言うと、
どうやら責められると勘違いしたのか、
身構えるように(弟はいつも私に身構える。なぜ?)、

「遺影は紋付きがええ、思うたんよ。いけんのか?」
と、アゴを上げ気味に言いました。

「いや、えかった。」

そう言う私に横を向いて黙る弟。

こんな時、ああ姉弟だなあと思いますね。

紋付きを着て改まった様子で微笑む父ちゃん、
この世にはもういないのだ、お別れしたのだと、
姉弟が実感する写真が、この遺影なのでした。

それにしても、
やはりお葬式は辛い。

特に今日は、
お母様より先に旅立たれたので、
イカンです。

親孝行はあまり出来てないけど、
実家に残った母よりは長生きしたいな。

そうそう、酵素断食は今日で三日目。
今回はこれで終了でございます。
気分スッキリ。

明日の朝は美味しいおかゆを食べるのだ。
では。  

Posted by キリンさん at 16:22Comments(2)王様の耳はロバの耳

2013年05月14日

梅酵素のススメ


画像は
くすりのキリン堂特製の梅酵素を
お湯割りしたもの。

温かくて、美味しいんですよ。

もちろんお水で薄めて冷たくしても
また美味しい。

毎年この季節にはおススメして喜ばれている
この梅酵素。
いったいどんな物なのでしょうか?

梅酵素の説明の前に、
これからの季節を考えてみましょう。

五月も半ばになれば、
もうじき来るのが梅雨の季節。
それから暑くて長い夏を経て、秋になるまで、
体調を崩すとしたら、
それはどこからか?

答はもちろん「お腹」。

湿気の強い時期、冷房の効いた環境、
水っぽいものばかり食べてしまう。

そのうちに、食欲がなくなり、
バテ気味になってしまいますよね?

夏にバテると、
秋になっても元気が出にくく、
うつっぽくなったり、
アレルギーが出やすくなったりするのですよ。

梅には

消化促進、整腸、抗菌、免疫力アップ、
肺の機能促進、疲労回復というパワーがあります。

とりすぎると
逆に胃腸を傷める原因になるのですが、

発酵食品の酵素が緩和してくれるので安心!

そんなふうに身体にいいのは当然なのですが、
なによりも美味しい!!
そこが大事なのです。

味は梅ジュースのような感じ。
酵素の味がダメな方でも、これならオッケーです。

自家製の梅酵素に挑戦したいと思うなら、
作り方レシピを差し上げますので、
当店までお越し下さい。

いや~、
梅酵素は飲みたいけど、作るのは面倒だ!!
というアナタには、
手作り梅酵素の斡旋を行っております。

お値段は、

酵素2本・・・・・・・8400円×2=16800円

梅(1kg)+保存容器・・・・・・・・・・1000円

合計で、17,800円を頂きます。

漬け込みの都合上、今月一杯の受付とさせて頂きますので、
お早めにお申し込み下さいね。

さて、
私は今日から酵素断食を決行中。

うちのスタッフ、ぴーちゃんは、
昨日からやってます。

前回のブログのコメント欄に
お客様の「くま子」さんから、

六日断食してスッキリ、
母の日には酵素をプレゼントし、
お母様も断食を始めたという嬉しい書き込みがありました。

有り難いことです。

断食は身体のリセットには本当にいいですよ。
皆さんも是非一度、チャレンジしてみて下さいね~。

  

Posted by キリンさん at 12:34Comments(6)健康一般

2013年05月10日

母と娘の間には再び




日曜日は母の日ですね。
それなのにどうして紫陽花なのか?

これは実家に咲いている花。
この花を見ると、実家の母を思い出すから。

なんて言うと、母が亡き人みたいですが、
まだ元気に一人で暮らしてくれてますので誤解のないように。

今でこそ、この花が大好きだけど、
子供の頃は、
派手な西洋紫陽花が綺麗だと思っていた私は母に言いました。

「こんな花より、花びらが一杯ある紫陽花の包がいいのに。」

すると母は、
「お母ちゃんは、そうは思わんよ。」
と言って、どうして?と聞いても、

「いつかアンタもこっちが好きになるけん。」
としか答えてくれませんでした。

思えば母は、いつも投げかけるだけで、
ほったらかしだったように思います。

だけど、今では母の言ったとおり、
この紫陽花が好きな私。

母と娘の間には、一言では言い尽くせない、
不思議な感覚があります。

ずっと前に書いたブログ、
よかったら読んでみてね。

http://kirin.miyachan.cc/search.php?search=%E6%AF%8D%E3%81%A8%E5%A8%98%E3%81%AE%E9%96%93%E3%81%AB%E3%81%AF

それでは皆様、楽しい週末を。

  

Posted by キリンさん at 19:58Comments(5)王様の耳はロバの耳

2013年05月09日

泣きのアイテム




姉が弟を泣かす瞬間の画像です。
姉弟の名前は個人情報なので匿名で。

今朝、テレビで言ってたのですが、
涙を流すのは、ぐっすり眠るのに匹敵するくらい、
ストレス解消になるとか。

これは私も以前から、
ブログに書いたり話したりしてたことであります。

でも、泣こうと思っても、
そんな簡単に涙が出るものではありません。

そこで活躍するのが、
「必涙のアイテム」なのです。

この歌を聞けば、この映画を観れば、
この本を、または漫画を読めば必ず泣ける。

人はそれぞれに、
そういうモノを持っているのでは?

私の場合は、
漫画なら、大島弓子さんの「詩子と呼んで、もう一度」。
知らんやろ。

歌ならベタだけど、嫌いだけど、
さだまさしの「案山子」。

本なら、
クオレの「フランスばんざい」か、
向田邦子さんのエッセイの、疎開してた妹が帰ってくるくだり。

映画で泣くのは色々あるけど、
チャップリンの「キッド」は映画館で一番泣いた作品。

うちの家族は
「ワンピース」とか「蛍の墓」とか。

いや~、意外と普通ですね、
私を含めてうちの家族。

これが笑う作品となると、
それぞれ大違いだったりするのですが。

同じところで泣ける人よりも、
同じところで笑える人の方が感性が似ていると、
聞いたことがありましたなあ。

おっと、話がずれたわ。

アナタの必涙アイテムは何ですか?
ストレスが溜まったときの爲に、
確保しておきたいですね。  

Posted by キリンさん at 11:57Comments(4)健康一般

2013年05月08日

高齢化社会ですね。




くすりのキリン堂には
色んな年代のお客様がいらっしゃいます。
本当です。

若い人だって、来るんです。

でもね、やはり、多いのは高齢の方。

100歳の男性もいらっしゃいます。
ちゃんと一人で杖もつかずに歩いて来られるのです。

「いらっしゃいませ。」

「ワシは百歳!!」

「(いや、わかってるから)
 そうですか、お元気ですね。」

「オブラートをくれ。」

「はい、315円でございます。」

「金は持っとる!!」

「は、はあ・・。」

「何千万も持っとる!!ちゃんと払えるんじゃ!!
 わはははは。」

「は、はあ、そうですか。」

「わしは100歳!!」

こんな風に、
3歩進んで2歩下がるペースの会話を繰り返すのですが、
それにしてもお元気です。

先日は、二人づれの老婦人が。

「私たち、小学校の頃からの友達なのよ。
 二人とも90歳。あはははは。」

いつもヒアルロン酸を買って下さるのですが、

「まだあるけど、今度はいつ来られるかわかんないから、
 買っとくわ。」

そして、翌日。

「あら、また来ちゃったわ。あはははは。」

こちらもお元気です。

そうかと思うと、ダイエット希望の女性。
けっこうな高齢の方です。

「ちっとも太っておられないし、
 必要ないと思うんですが、病院で指導されたんですか?」

「病院では健康診断の結果、どこにも異常ありません。」

「ではどうして?」

「20年前のスカートをはいてみたら、
 入らなかったのよ。ホックを端につけかえたのがショックで。
 え?年?昭和2年生まれよ。あら、ばらしちゃった。あはははは。」

私もこれくらいの年齢になったとき、
こんなに明るくいられるのかなあ。

がんばろうっと。

  

Posted by キリンさん at 19:43Comments(6)王様の耳はロバの耳

2013年05月07日

友達と魅惑のタンゴを




踊ったのではありません。
聞きに行ったのです。

宮崎国際音楽祭のイベントの一つ。

徳永二男さん達が中心となったタンゴ演奏会が、
西都であったのですよ。

私には20年以上の付き合いになる友達が、
4人ほどおりまして、
老後は五角形の家を建てて同居しようという計画があります。
そのメンバーで行きました。

あのね、あのね、タンゴって、すごかった!!!!

特別にタンゴが好きというほどでもなく、
知ってる曲といえば、
ジェラシー、リベルタンゴ、ラ・クンパルシータ、
黒猫のタンゴ(?)くらいのものでした。

もうね、たまげたね。
曲が始まると、あっという間に情熱の世界に引きずり込まれ、
血が沸くとは、このことかと。

タンゴには欠かせないバンドネオンと、
バイオリン、ピアノ、コントラバスの、
激しく悲しい調べが織り成す非日常。

うまく伝えられませんので、
来年は是非とも聞きに行って下さいね。
私の言わんとすることが理解して頂けるでしょうから。

恋、したくなるよ。

さて、話は戻りまして、友達の話です。

私達は5人組だけど、
以前は7人の会と言っていたのです。

なんで-2になっちゃったのか?

一人はもともと馴染んでなかったので、
いつしか来なくなったのですが、
もう一人とはずいぶん仲良くしていたのですよ。

親友という言葉はあまり好きじゃないけど、
そんな風に思っていた人でした。

ある日わたしは言いました。

「もしも私に悪いとこがあったら、言ってね。
 直すから。」

すると彼女はこう答えたのです。

「私に悪いところがあっても、言わないでね。
 腹が立つから。」

とても驚きました。
そんな言葉が返ってくるとは。

それから彼女の身の上には色んなことがおこり、
なんだか方向を見失っているように思えたのだけど、
その言葉が繰り返し思い出され、
何も言うことは出来ませんでした。

私だけでなく、他の仲間とも距離が出来、
いつしか彼女は来なくなりました。

「私に悪いところがあっても、言わないでね。
 腹が立つから。」

今でもそんな風に生きているのかなあ。

時々その言葉を思い出しては、
淋しい気分になるキリンさんなのでありました。  

Posted by キリンさん at 15:08Comments(4)王様の耳はロバの耳