2017年06月30日

今日の日はさようなら



業界の、ごくごく内輪の小さな通信を毎月書き始めて、
10年近くになります。

知る人ぞ知る、と言っても本当に少人数ですが。

ファンレターが来るわけでもなく、
たいした反響もないけれど続けている私はえらい、
そう自分に言い聞かせながら。

話は変わりますが、
去年、沖縄の女友達が亡くなりました。

少し年上の、美しく聡明で前向きな人でした。

なにしろ距離がありますからやりとりは専ら電話。

彼女はもうちょっと前にご主人を亡くしていました。

「ショックだったし、よっぽどお店も閉めようかと思ったけど、
 お客さんの顔を見ると、頑張ろうと思っちゃうんだよね~。」
 
てなわけで、それからは薬局を姪ごさんに手伝ってもらいながら、
頑張って経営していたのです。

彼女とと姪ごさんは声がそっくりで、
間違えることもしばしば。

いきなり話し始めると、

「ちょ、ちょっとお待ちください!叔母とかわります!」
と言われることもしょっちゅうでした。

電話をかわるといたずらっぽい声で、

「も~、何回目?確かめようよ。」
とたしなめられるのだけど、性懲りもなくまた繰り返していました。

だけどいつからか、
「叔母はちょっと体調を壊してて・・・。」
と、電話をかわってもらえることも、なくなってきたのです。

手紙を出しても返事もなく、
ああ、よほど悪いのだなあと思っていたところへの訃報でした。

それから沖縄へ行くこともなく、
彼女の薬局も終わっちゃったのかなあと思っていたのですが、
きのう共通の友人と話していたとき、

「姪ごさんが継いで頑張ってるよ。」
と聞いたのです。

嬉しくて、すぐ電話しました。

「もしもし。」

叔母さんと同じ声。

懐かしい話をしばらくした後で、こう言われました。

「通信、書いておられますよね?」

いきなりで理解できず、
「えっ?」と言うと、あわてたように、

「あれ?違ってましたか?
 つかさちゃんが書いてるんだよ、って、叔母がいつも言ってたんですけど。」

その「つかさちゃんが書いてるんだよ」という声と同時に、
彼女の嬉しそうな笑顔と仕草がぱっと浮かんできました。

「あっ。いや、書いてます。書いてますよ。」

「ですよね!叔母が最初からずっと綴ってたんですよ。
 私も続けて綴ってるんです。」

こんな嬉しいと思ったこと、
ここんとこありませんでした。

もう会えない、そう思っていた人と、
思いもかけず再会できたような、そんな嬉しさ。

いつも電話の始まりは、

「頑張ってる?」

そして終わりは

「頑張ろうね。」

もうこの世にはいないけど、
これからも何度もこんなふうに出会えるといいな。

さよならだけど、さよならじゃない。そんなこと考えながら、
温かい涙を流したキリンさんなのでした。

  

Posted by キリンさん at 13:41Comments(0)王様の耳はロバの耳

2017年03月28日

黒麒麟会とは。


還暦のお祝いなので、赤い服を着てきたよ、と言うと、

「えー、オレンジじゃん。」
と突っ込んでくれる。それが黒麒麟会です。

もともとは、ブログ仲間のオフ会で集まった人たちですが、
今となっては、きっかけなんてどうでもいいこと。

正式には何人なのか、それもどうでもいいこと。

普段はあまり会ってなくても、
何かがあれば集合して、
昨日も会っていたかのような親しさでおしゃべりし、
美味しいものを食べ、美味しいお酒を飲むという、ざっくばらんな集まりです。

キーワードは「黒」。

ずっと前、私は「腹黒のススメ」を提唱していたことがあります。

腹黒って悪いイメージです。
「越後屋~。」
「お代官さま~。」
「おぬしもワルよのう。」
みたいな。

でもね、自分の心の中に悪はないのか?

誰かが自分より得してると思うと、
ズルい!!と、ねたみ心が胸を焦がします。

嫌いな人が失敗すると、
いい気味!!と喜んだりします。

恩義は簡単に忘れるくせに、
怨みはなかなか消えません。

私はそんな人間です。

それが良いと言ってるわけではありません。
嫌だなあ、恥ずかしいなあと思います。

だけど、そこから目を逸らしたところで消えるわけじゃない。
認めるところから始まるのかなあと。

黒麒麟会の人たちは、
そんなこと言わなくても心得ている、そんな人たちです。
だから、お付き合いがとても楽です。

年齢から言えば、還暦の私だけずいぶん年長者なのだ。
だから、何も知らない人は、
「キリンさんがみんなを導いているのか?」
なんて思うかもしれません。(え?思わない?あっそう。)

そんなことはなくて、みんな対等なのがいいところ。

たまに給食の話なんかになると、
私だけが脱脂粉乳なので、時代を感じてひがむけどね。
ミルメイクなんか知らんしー。

あっ、脱線しそうに。

今回、二つのサプライズプレゼントがありました。

一つは冒頭の画像にあるケーキ。
このキリンのイラストは、もう10年以上も前に、
私が自分で考えて描いたものです。

さやちゃんが、
その絵をケーキ屋さんに持ち込んで作ってもらった、
世界に一つだけのケーキなのだ。

低糖質なのに驚きの美味しさでした。
いや、低糖質だから、還暦の私の胃袋にももたれることなく、
嬉しく頂けたのですよ。

もう一つのプレゼントがこれ。




還暦カラーのパーカーです。
キリンのイラストをプリントしてくれたのは、
タカノリくんです。




着ると、こんな感じなのだ。
ゴキゲンな私。

自分も記念のパーカーやTシャツが作りたいなあと思ったら、
私を通せばいいことがあるかも、ないかもしれませんが、
ご紹介いたします。

それにしても、私は人に恵まれています。

人徳です。(自分で言うな。違うし。)

今日はいっぱい自慢してしまった。
すみません。許してね。

とにもかくにも、
明るい還暦のスタートがきれて、嬉しいキリンさんなのでした。  

Posted by キリンさん at 12:57Comments(4)王様の耳はロバの耳

2017年03月07日

お誕生日、そして還暦おめでとう、私。



生まれて初めての、還暦です!!!あたりまえですね。

去年は同級生の還暦が相次いで、
なんだか早く私も追いつきたい!!と興奮していました。

早生まれの私は、
子どもの頃から同級生が一足お先に大人になるのを、
羨ましく、うらめしく、ひがんでいたものです。

その習性が未だに残っているとは。

これから何が起こるのか、未知の世界です。
だけど、幸いにも、私には魅力的で精力的な先輩方が大勢いらっしゃるのですよ。

75歳でお仕事も現役という二人のお姉さまから、

「60代はやりたい放題よ。」
と、頂いたエールも心強い限りです(何がやりたい放題かは不明だが)。

有難いことに、やりたい放題の年代は10年もあるのだ。
ちょっと武者震いをしながら、3月7日を迎えたキリンさんなのでした。

そうそう、ダーリンから二つのプレゼントをもらいました。




還暦カラーのこの財布。
先月、前倒しで買ってもらったものです。

暗いバッグの中にあっても、よく見えます。
老眼の私にピッタリですね。

もう一つは、なんとダーリンは禁煙を始めたのです。

個人的に、そんなにタバコが悪いとは思わないのですが、
ちょっと嬉しい。

明日は宮崎日日新聞主催の「終活フェア」に参加します。
今後の参考になるのか?

よくわからんけど、頑張ります。

出来る事だけね。出来ないことはやりません。では。
  

Posted by キリンさん at 12:15Comments(2)王様の耳はロバの耳

2017年03月01日

座右の銘



テレビで、座右の銘がない人よりも、
ある人の方が人生お得、と言ってました。

私にも座右の銘はあります。ふふふ。

「棚からぼた餅」 これだ。

いや、別に何もせず果報だけ待ってるわけではありませんよ。
そんなに人生は甘くありません。

だけど、棚からぼた餅が降ってくるみたいにラッキーなことって、
誰にでも意外とあるような気がするんです。

ただ、それがぼた餅だと気付かないまま、
見過ごしてしまうことが多いんじゃないかなあと。

考えてみれば、
私には実力ではどうしようもなかった願いが、
結構な確率で叶っております。

その願いは私独自の願いですから、
他人が見たら逆にアンラッキーでは?と思うようなこともあるかも。

でも、自分がありがたいと思えたら、
それは立派なぼた餅なのです。

だから、それにちゃんと気づくことが出来るように注意していようと、
そう心がけているのです。

甘いものが嫌いな人はどうするのかって?
それは、棚から酒樽でもいいじゃん。

生きてると辛いことも多いけれど、
いいこともちゃんと用意されているものです。

そう思いながら、今日も頑張るキリンさんなのでした。

おお、ものすごく久しぶりのブログだよ。
誰か見てくれる人がいるのかな。

いてくれたら嬉しいな。  

Posted by キリンさん at 19:28Comments(3)王様の耳はロバの耳

2017年01月03日

新年 酉年 年女


行ってないけど、宮島です。めでたい感じを出そうかなと。

申し遅れましたが、明けましておめでとうございます。
今年は酉年、私は3月で還暦を迎える年女です。

とっても節目となるはずなのですが、
年末に「来年は還暦だ!!」と張り切りすぎて、
明けてみると力が抜けてます。

まるで、顔が汚れたアンパンマンのようです。

関係ないけど、娘が帰省しております。
その娘が井上陽水の「夢の中へ」を歌うと、

♪♪ 探し物はなんですか 見つけにくいものですか
  カバンの中も机の中も

  そんなとこにいるはずもないのに~~~

と、山崎まさよしになってしまうと言ってます。

新年早々、ぐだぐだな文章ですね。
もうね、力を抜いて生きて行こうかと。

ただ、還暦は楽しみです。
やっと60代になれると思うと、ちょっとわくわくです。

あたりまえだけど、生まれて初めての60代ですから、
なってみないとわからないことばかり。

新鮮な体験を、ときどきブログでお伝えしていこうかなと。

それが今年の抱負なのでした。

いや、そりゃ抱負としてあんまりだろうと、そう反省したら、
また新たに述べるかも。

そんな私を温かく見守ってやって下さい。では。
  

Posted by キリンさん at 16:32Comments(4)王様の耳はロバの耳

2016年12月27日

30歳を過ぎた大人を信用するな


こないだTVでよしだたくろうが、
懐かしいこのフレーズを口にしたのを見ました。

昔、若者の合言葉だったと。

それを聞いて、高校生のころのことを思い出したのです。

高校一年生のとき、
同じクラスのクニ子ちゃんとジュン子ちゃんと3人で、
授業をさぼったことがあります。

当時の私達は、
どうして大人の言われるままに勉強しなければならないのか?
なんちゅうテーマについて話し合ったり、していたので、
意味のない授業に出る必要はない、なんて言って、
それを実践してみたわけです。

今にしてみれば、嫌いな授業をたださぼっただけなんですが。

そして、さぼってどうしたかと言うと、
高校の裏の神社でアイス食べて遊んでただけなんですが。

2~3回ほどさぼった頃、担任の先生にバレてしまいました。
そりゃそうだよね。

担任は、中年の男性で、英語の先生でした。

背がひょろっと高く、ヤセ型でメガネをかけており、ちょっぴり猫背。
無造作にのびた白髪交じりの頭、おせじにもおしゃれとは言い難い先生。

授業はオーソドックスで、特別なエピソードなどで笑わせることもなく、
英語の発音もとりたてて良くもなく、決して話し上手とは言えない先生。

だけどだけど、文化祭の全校生徒が投票する教師人気ランキングでは、
ナンバー1に輝く先生。

なぜか?それは、先生が誰に対しても誠実という姿勢を崩さないから。
教師の体罰に逆らえなかった時代に、
先生は体罰どころか、誰かを怒るところさえ見たこともありませんでした。

英語教官室に呼ばれた私達に、先生は優しくたずねました。

「なんで授業をさぼったんか?」

自分たちだけの時は、勇ましく論じ合うくせに、
さすがに声が出ない私達。

でも、一番頭の良いクニ子ちゃんが、言いました。

「授業に出る意味がわからないからです。」

すると先生は、いきなり、
びっくりするような大声で、

「ふざけるなっっ!!!!!!」

と怒鳴ったのです。

たまげたね。もう、心臓が止まるかというほど。

その後は、いつもの口調に戻って、
優しく私達を諭してくれたのですが、そのあたりは全く記憶になし。

3人が授業に出る意味を理解したかどうかは別として、
それからさぼることはありませんでした。

2年になってから、担任は外れたけど、
ずっと英語の授業ではお世話になった先生。

先生の大声を聞いたのは、後にも先にもその時だけでした。

そういえば、
先生の授業中に指されたことがあります。
何かを質問されたのです。
ちょうど居眠りしてたときでした。

「寝てたので、わかりません。」
そう言うと、先生はちょっとあきれたように、

「オマエはのん気なのう。」
と、自分ものん気な声で言いました。

普通だったら、そこで別の人を指すところだけど、
先生は違います。

「今の質問は、こうこうこうで・・・」
と、私に説明し、答えさせようとするのです。

簡単な質問だったので、なんとか答えることが出来、ほっと一息。

大人を信用するなという言葉に共感していたあの頃でも、
信用することが出来た、唯一の人だったかもしれません。

「ふざけるな!」という言葉、
今でも私の宝物です。  

Posted by キリンさん at 16:52Comments(0)王様の耳はロバの耳

2016年12月14日

この世界の片隅に



また、キリンさんったらミーハーなんだから~。

そう思ったアナタ、体育館裏に来なさい。

いま映画が大変な話題になっているけれど、
私がこの漫画を買ったのは、5~6年は前のことなんです。

待てよ。そもそも、これってなあに?と思ってるアナタもいるのでは?
要するに「この世界の片隅に」自体を知らないという。

だって、大ブレイク中のアニメ映画だけど、
宮崎では上映されてないもんね。
予定も今のとこないもんね。(たぶん)

漫画もすごく売れてるっていうけど、
宮崎の本屋さんだと、奥のコーナーにひっそりだもんね。
(見に行った)

これは、戦争中の市井の女性を主人公に描いた漫画です。
お嫁に行った、その先での日常が描かれております。

背景は私の出身地である呉市。

呉には海軍工廠があったので、とても賑わっていた時代。
広島市よりも人口が多かったとも聞いております。

こないだY子さんからメールがあり、
「この世界の片隅に」という映画を是非とも観てほしい、と言われました。
ほんとうに、ほんとうに、いい映画だからと。

そして、主人公の「すず」が司と重なる、んだそうで。

アニメでは、「すず」の吹き替えを「のん」さんが担当し、
これまた絶賛を浴びておりまして。

まあ、そんなキャラなんだよ。似てねえし。
Y子さんは、私のどこが重なると思っているのでしょうか?

今度また体育館裏で聞いてみようかと。

とはいえ、「すず」はある意味では個性的なのだけど、
一般的な生き方としては、本当に普通です。

その普通さが胸を打ちます。

ほのぼのとしたユーモアに包まれた物語が、
じわっと反戦を訴えており、それが心の奥に届いてくるのです。

私は漫画しか読んでないけれど、
ラストでは涙がぽろぽろこぼれ、息が苦しくなりました。

それでも、読後感はスッキリしており、
あらためて、人生を頑張ろうと思えたのでした。

よかったら、読んでね。映画がきたら、是非とも映画館に足を運んで下さい。

私も宮崎で上映される日を心待ちにしております。

久しぶりのブログ、読んでくれて有難うございました。  

Posted by キリンさん at 11:32Comments(2)王様の耳はロバの耳

2016年10月31日

赤ヘル1975


現実というものは、およそ思い通りにはならないものです。

日曜日にあると信じていた最終戦。

黒田VS大谷という好カード、
しかも黒田にとっては広島での引退のマウンド、
しかもしかも、泣いても笑っても、この一戦で日本一の決着がつく。

さて、広島は勝利の涙に酔いしれることが出来るのか??

というシナリオは、夢と消えてしまいました。ふう。

とはいえ、今年はカープのお陰で楽しませてもらえました。
泣いたり笑ったりの、感動のシーズンでした。

シーズン当初は、リーグ優勝がおろか、
Aクラス入りも危ぶまれていたのですから、
有難うと感謝すべきでありましょう。

そういった意味を含めて、おすすめしたい本がこれ。

『赤ヘル1975』 

著者は、『流星ワゴン』 『青い鳥』 『きよしこ』などなど、
読むと涙があふれ、心温まるという名作の数々を発表されているお方。

1975とは何か?
それは、カープが球団創設以来、初めてのリーグ優勝を成し遂げた年です。

それまでカープといえば、
「1強、4弱、1番外地」などと呼ばれ続け、
(もちろん番外地がカープで1強は巨人)
田舎球団だとか、貧乏球団だとか、
他球団からは、カープ戦で星を稼ぐと大口をたたかれても何も言えなかったのです。

この小説の主人公は、広島市に住む中学1年生の男の子たち。
その子達と、彼らの周りをとりまく大人たちの、
1975年の出来事がつづられています。

もはや戦後ではないと言われながら、
まだまだ原爆の傷が癒えない広島で、
カープがどれほど希望を与えてくれていたのか、
球団の歴史的なエピソードが織り込まれていて、何度も泣けます。

主人公たちの友情にも、心と目頭が熱くなります。

ハッピーエンドかというと、そうでもない。
せつないけど、どこか希望の匂いがする、そんな終わり方なのも、
重松清さんらしい。

これを読むと、今年は日本一になれなかったカープだけど、
きっといつかは再び日本一に輝く日が来るに違いない、と信じられるのです。

1975年は、日本一を逃してるけど、
4年後には勝ってるからね。

もっとも、小説の中にはそのことは出てこないのだけど。

とにかく、カープファンの人はもちろん、
そうでない人にも、絶対にお勧めの一冊です。

詳しい内容は紹介しませんので、
是非とも読んで、新鮮な気持ちで味わってください。  

Posted by キリンさん at 15:06Comments(0)王様の耳はロバの耳

2016年10月25日

祭り囃子が聞こえる


実家にしばらく帰ってきました。

その間に色々なことがありましたが、
中でも特筆すべきなのが、地元のお祭りです。

もう何十年ぶりでありましょうか。

私の家から歩いて5分もかからないところに、
日頃は無人の小さな神社があります。

長い石段を上り切ったところにあるお社は、
いつもとてもひっそりとしています。

ところがお祭りとなると、
いきなり賑やかなハレの場所になるのですよ。
それはもう別世界。

各地区の子供たちがそれぞれの色の法被を着て、
太鼓を敲き、笛を吹き、幟をかかげながら、
列をなしてお宮を目指します。

それが境内で揃うのですから、
あふれんばかりの人で、大賑わいです。



嬉しいことに、鬼も参加。




鬼さんの太鼓は力強いのだ。

夜になると、巫女さんの舞もあります。


可愛いですね。

そしてそして、心躍る出店たち。



定番のたこ焼き。



射的。


 チョコバナナの店(美味しかった)。



このいかがわしさが、お祭りっぽいですね。



金魚ではなく、スーパーボールすくい。



宮崎では見たことがない、かたぬき。
これは私が物ごころついた頃からある息の長い出店です。

そしてそして、
お祭りと言えば絶対に食べたいものが、いが餅。



 なに?それ。って思うでしょう。そうでしょう。



これが「いが餅」なのだ。

餅だけど、蒸してあるのでさっぱりしてます。
あんこは断然こし餡だ。(時々粒あんがあるけど、私は認めない)

お祭りのときだけ食べる、伝統的なお菓子であります。
残念なのは、全く日保ちしないことです。

このお餅も午前中に買ったのだけど、
どんどん硬くなっていくので、美味しく頂くためには蒸したてを早く食べなくては。

というわけで、いっきに4個も食べてしもうた。
(言い訳になるのか?)

子どものころは、お祭りには毎年新しい着物をつくってもらい、
それを着て出かけるのが楽しみでした。

お祭りに晴れ着を着る、
今はもう、そういう風習はないよね。

昔と同じではないけれど、
秋風の中の屋台の匂いは変わらず、
ワクワク気分を味わえたキリンさんなのでした。  

Posted by キリンさん at 18:20Comments(2)王様の耳はロバの耳

2016年10月14日

ごめんね、宮崎。



広島東洋カープを応援しております。

ご存じの通り、クライマックスシリーズは2戦目まで終了し、
カープは勝ち星がみっつ!!
日本シリーズ出場に王手をかけました。

しかし、その試合はテレビでやってないので、
私は見ることが出来ません。

それを勝手に、宮崎だから放送しないのだと決めてかかり、
散々な暴言を吐いておりましたが、

宮崎のせいじゃなかった。

神奈川県に住んでいる友達が、試合を観てるというから、
きっと都会では放送されているのだと思い込んでいたのです。

その友達に「宮崎では見られんのよ」と言うと、

「え?こっちも地上波はないよ。スカパーよスカパー。」
だって。

えええええええええーーーーっ!!!!?????

そうだったのか~~~。
いつからそんなことに。

ごめんね、宮崎。大好きです。(ホントです)

というわけで(じゃないけど)、
来週はちょっくら実家に帰ってきます。

1週間ほど留守にしますが、お店は営業してますので、
ご用のある方はお買い物にいらしてね。

しかし、せっかく実家に帰るけど、
その間、野球はないのだ。ああ、悲しい。

日本シリーズの頃は宮崎です。
きっと日本シリーズは宮崎でも放送されると信じています。

信じてますっ!!(そしてカープの出場も信じてます)


  

Posted by キリンさん at 10:06Comments(0)王様の耳はロバの耳

2016年09月09日

カープの優勝を待ちながら



夕べは、カープが勝ってジャイアンツが負ければ、
カープのリーグ優勝が決まるというドキドキな夜。

私は当然ながら、テレビの前。
阪神vs巨人の試合を観ておりました。

え?なんでカープの試合を観ないのか?

それはね、宮崎では、宮崎では、
カープ本拠地の試合は、放映されてないんじゃーーーーーー!!!!!

たまにあるよ。NHKとか。
でも、基本的にはないんです。

BSでも、ケーブル放送でも、ないのであります。

しかたないので、阪神をひたすら応援していたのだ。
画面を観ると、応援席にカープのユニフォームを着た人たちが。

アホかと思いつつ、ちょっと同じ気持ちを持つ人たちがいると、
共感もおぼえうつつ、阪神の勝ちを待っていたのです。

母を哀れに思った息子は、
本来ならば巨人ファンなのだけど、
スマホでカープの試合情報を流してくれます。

「お母さん、勝ってるよ。」

阪神だって、勝っていたのだ。
虎の子の一点。

守り切れーー!!いけーー!!

あっさり、逆転されてしまいました。

残念すぎます。

カープは勝ったのに、そっちは見られず巨人の勝ち試合を見せられるとは。

今夜、カープの試合はありません。
巨人が負ければ、そこでカープの優勝が決まるのです。

それでもいいの。優勝は優勝だもの。

でもね、本拠地優勝はなかったけれど、
できれば試合に勝って優勝を決めてほしいなあと、ワガママな私は思うのでした。

最後のバッターを打ち取ったあとの、
ピッチャーとキャッチャーがマウンドで抱きあい、
選手たちが駆け出し、観客が立ちあがって大喜びする様子、
それを見て泣きたいの。

だけど、本当は、日本シリーズでそれを見たいんです。

初めての日本一のとき、江夏を見て私は泣いた。
あの感激をもう一度。

それにしても、なんで宮崎で放映がないの?
教えて、えらい人。  

Posted by キリンさん at 11:00Comments(0)王様の耳はロバの耳

2016年09月07日

卓球な日々。




さやちゃんの家で卓球しました。
楽しかった。

実は私、卓球は意外とやりおるのです。
それは大学のころに、卓球のサークルで鍛えられたから。

「なんで卓球のサークルに入ったの?」
さやちゃんに聞かれ、来し方を思い起こしてみれば、
そこには大学1年の春、途方に暮れていた自分がおりました。

小、中、高校に入学すると、
学校から時間割をもらいますよね?

ところが大学に入ると、そんなものくれないのです。
何の授業を受けるのか、それはほぼ自分で決めなければならないのだ。

当然ながら、説明書はくれますよ。
それを基に、自分の時間割を組んでいくのです。

しかし、これがなかなか難しくて、
このグループの授業から何個、こっちから何個、
必須はこれで選択がこれで、と、めちゃめちゃややこしいのだ。

中高校生のころ、試験勉強をしない女という名をほしいままにしていた私は、
何かを計画するということが出来ない。
しかも、説明書を読んで理解するのが大の苦手。

メカがダメなのも、取扱説明書を理解できないからなのです。

当時の大学は自主性を重んじるというと聞こえはいいけれど、
今みたいに親切ではなく、
出来ないヤツは知らんもんね、というスタンスでした。

誰かを頼ろうにも、
その大学には、同じ高校、予備校の友達は誰もいない。
全くの一人ぼっち。

このままでは、授業登録もできずに退学になってしまう。
危機感でいっぱいの私は、
事務局でもらったばかりの登録説明書を手に、
キャンパスをふらふら歩いていたのでした。

その時期、大学のキャンパスはとても賑わっていました。

それは様々なサークル勧誘が行われていたからで、
小さな机が処狭しと並べられ、
先輩達がポン引きよろしく新入生を狙っては声をかけまくっていたのです。

そんな人の群れをかきわけて進んでいた私は、
ふとある場所で足を停めました。

そこは「卓球同好会」というポスターが貼ってある机の前で、
身体はデカいけど、なんだか優しそうなお兄さんが、
にっこり笑って手招きをしてくれていたのですよ。

私はすたすたとお兄さんの前に歩み寄ると、

「登録相談、してもらえませんか?」
といきなりたずねました。

お兄さんはちょっと驚いた様子で(あたりまえじゃ)
「な、何学部?」
と聞き返しました。

「法学部です。」
と答えると、ちょっと安心したように、

「それなら出来るわ。
 オレ、経済学部やねんけど、後輩が法学部で、
 登録相談してやったばっかりやねん。見せてみ。」

その場ですべての登録申請書を書き上げた私は、
そのまま事務局に提出し、
当然ながら「卓球同好会」に入会したのでありました。

そして、そのまま優しいお兄さんと付き合うことになったのですから、
人生わからんもんです。

そして、4年間ほど付き合ったあと、
別れてしまったので、
やっぱり人生わからんもんです。

ただ、デートといってはラケットを持ち卓球場で練習していた日々は、
40年近くたった今でも、卓球の腕となって残っているのでありました。
  

Posted by キリンさん at 11:13Comments(0)王様の耳はロバの耳

2016年08月30日

おばちゃんの戦争体験



母のイトコは90歳。
今は施設に入っているので、時々お見舞いにいきます。

そこの玄関にいるのが、この無礼なヤギ。
ま、どうでもいいけど。

こないだ行ったとき、
ちょうど終戦の日を迎えたばかりでもあったので、
聞いてみました。

戦争の記憶を。

「おばちゃん、海軍工廠(かいぐんこうしょう)に行きょうたんじゃろ?」

海軍工廠とは、海軍の軍需工場です。
呉の海軍工廠では、戦艦大和が作られました。

おばちゃんが行ってたのは、広海軍工廠で、
主に飛行機の工場だったみたい。

「ほうよ。友達らとみんなで行きょうたんよ。
 18か19の時じゃったわ。」

ここは終戦が近づいたころ、
大空襲を受けたと聞いています。

「爆弾がどんどん落ちるし、みんなで泣きながら防空壕へ走ったんよ。
 逃げようたら、飛行機から鉄砲で撃ってくるんじゃけん、必死じゃったわ。」

「飛行機は、えっと(たくさん)おったん?」

「えっとおったし、ものすごい低空飛行で来るけん怖かったよ。」

「そがに低いん?」

「そりゃあ、相手の顔が見えるんじゃけん。
 ぱっと目が合うような時もあるんよ。怖いゆうもんじゃない。」

「うわあ。そんな近くから撃たれたんね。当たらんで、えかったね(よかったね)。」

「うん、当たらんでえかった。」

そう言いながら、おばちゃんはふっと微笑んで言いました。

「それが、あんがい当たらんもんでね。
 あがに(あんなに)バリバリ撃ってきても、あんまり当たったもん、おらんかったんよ。」

へえ~、当たらないものなのか。
そう思いかけたのですが、いや、当たったという話も聞くよねと、思い直し、
そして考えました。

おばちゃんを撃った人は、その時どんなだったんだろう。

逃げ惑う若い女の子たち。
走りながらこちらを見上げた顔と目があった。

・・・・撃てるのかなあ。

戦争のさなかにあっては、普通の心ではいられないといいます。
実際に、恐ろしい話もいっぱい聞きます。

だけど、恐ろしい心になりきれない人もいたのでは?

銃口を、人のいない所に向けるのが精いっぱいな人も。

そんな人は、帰ってからどう思うんだろう。
当てなくて良かったとほっとするのか、
任務を全うできなかったと後悔するのか・・・。

「じゃけど、あの怖い思いは今でも忘れん。」

おばちゃんは、そう締めくくったのです。

だからどう、ってことではないけど、
そういう話を聞きました、というお話でした。  

Posted by キリンさん at 17:27Comments(0)王様の耳はロバの耳

2016年08月24日

つくつくぼうしの鳴く頃



実家の座敷から見た夏の庭です。
つくつくぼうしが鳴きはじめると、夏の終わりを感じて、
なんとなく物悲しい気分になります。

同窓会に出たことは言いましたね。
懐かしい顔ぶれと会って、楽しい思い出を語り合いましたが、
中学生の頃のことは、楽しい記憶ばかりでもなかったりするのだ。

中学2年生か3年生のとき、
財布をなくしたことがあります。

500円くらい入ってました。
当時の私としては、大金です。
友達も一緒に、机の中もカバンの中も、探したけれど見つかりません。

泣きそうな気分・・・・、その時、おトイレに行きたくなりました。

いや、トイレじゃないね。お便所です。
その頃はまだ、水洗ではなくポットンの汲み取り便所だったのです。

便器の下には、みんなが用を足したブツが。

個室に入ると、つい目線が下になります。

と、溜まったブツのてっぺんに、赤い財布が!!!!!!!!

わたしの、わたしの、わたしの財布ーーーーー!!!!!!

用を足すのも忘れ、お便所から飛び出すと、外で待ってる友に訴えます。

「便所の中に、私の財布が落ちとる!!」

「ええええーーっ!!」

あわてて中に入り、覗きこむ私達。

「ほんまじゃ!!」
「落ちとる!!」

「前に入った時に落としたんじゃないん?」

「違うよ!今日は初めてここに入ったもん!!」

よく見ると、チャックが開いている・・・・。

要するに、誰かが盗んで中身を抜き、お便所に捨てたというわけです。
中身もオシイけど、お財布だってもう使えません。

誰がこんなことを?

友達が静かに言いました。
「女子じゃね。女便所じゃけん、男子は入らんじゃろ。」

わかっとるわ。

学校で盗難にあったのは、もう一度だけあります。

美術の時間に、私達は鎌倉彫を彫っていました。
長方形の板の上に、それぞれが下絵をつけて、彫り進めます。
私のデザインは朝顔でした。

ある程度の工程が終わり、仕上げにかかろうと言う頃、事件はおきました。

ない・・・・・。

教室に置いていた私の鎌倉彫が、こつ然と消えたのです。

この時もまた、友達と一緒に、
かばんの中も机の中も(しつこい)探したけれど見つかりません。

「オマエはいっつもだらしないけん、失くしたりするんじゃ!!」
と美術の先生からしかられる始末。

もう新しい板の予備もないということで、
それからの美術の時間、私は一人淋しく見学となりました。

みんなが丁寧に紙やすりをかけているのを、
ただ見ているしかなかったのです。

そして全員の鎌倉彫が完成すると、
各教室に全員の作品が飾られました。

「他のクラスの作品も、見ておきなさい。」
という先生の言葉もむなしいばかり。一人だけ取り残された気分です。

その時です。
他のクラスに見学に行った友達が走って帰ってきたのは。

「他の組に、アンタの鎌倉彫があった!!!」

「ええええーーーっ!!!ほんま!!??」

友達と一緒に走りましたね。

すると、本当にあったのだよ。私の作品が。

しかも完成され、そこには他人の名前が貼られていたのです。

財布と違って、犯人バレバレ。

先生と一緒に本人に問いただすと、
「すみません。勘違いしたんです。」

と、あっさり白状。
そして、財布もこの子だったのです。

今でも不思議なのですが、あまり腹は立たなかった。
その子が嫌いではありませんでした。
また、その後も嫌いになりませんでした。

ただ、もの悲しいような、淋しいような、仕方ないような、妙な気分。

彼女は同窓会には来ていません。
うわさだと、元気にしているようです。

もし出て来ても、その話は、お互いしないと思います。

  

Posted by キリンさん at 17:42Comments(2)王様の耳はロバの耳

2016年08月23日

仰げば尊し、わが師は88歳なり。





中学校の同窓会に行ってきました。

この画像は、3年前に参加したとき。
今回は洋服なので画像はありません。

いつも遅刻ばかりなので、今回は頑張って定刻の5分前に到着!
7組のテーブルに行き、
昔ちょっと好きだったレンゲ男くんの隣に、ちゃっかり着席。

ドキドキしながら、お久しぶり~と挨拶しました。

すると彼は、

「早いじゃない。
 いつもみたいに、遅れて目立とうという魂胆じゃないんか。」

うう~~、変わらないヤツだと感動していると、

「コガ先生、来られとるよ。」

「えっ、ホントに!?」

「うん、教師席に。88歳じゃと。」

88歳!!!見ると他の先生方と、元気に談笑しておられました。
その姿は、姿は・・・・・、やっぱり老けてた。
でも、とてもカクシャクとした感じです。

我が担任は、自慢好きで、口ばっかりで、見かけ倒しでしたが、
それを隠そうともせず、いつも自信満々に威張っているのです。

そこが逆に可笑しくて、嫌いではありませんでした。

その先生と久しぶりお話をして

「お元気そうですね。」
と言うと、

「いぃや~、ワシは肺癌で大手術して、胸に大動脈瘤があるんよ!」

ええっ!!大変じゃん。
だけど先生、どうして胸を張って自慢げにおっしゃるのですか?

「タバコも一日に20本以上も吸いようたが、キッパリやめた!」

そりゃそうでしょう。それも自慢に聞こえるのは何故?

そんな風に先生のお話は、何故かいちいち語尾に!がつく感じなのです。

友達が、先生にご挨拶にきました。

「コガ先生~、〇〇です。覚えてないじゃろ。」

同窓会では、みんな名札をぶら下げております。
女子の名札には、わかりやすいように旧姓が書かれています。

彼女は名札を見せながら、もう一度、
「〇〇です~。」
と名乗りました。

「覚えとるよ!あたりまえじゃろ!〇〇か!」

「はい、そうです。」

「ほいで、旧姓は?」

「じゃけん、旧姓が〇〇ですっ!!やっぱり覚えてない~~!!」

そんなボケをかましても、
「いや、覚えとるよ!」
と言い張る先生、その意味のワカラン自信はやはり変わってないのね。

次の同窓会は、5年後だよ先生。
その時は、93歳ですね。

元気で参加して、また病気の自慢を聞かせて下さいね。

他にも、本当に懐かしい顔ぶれと再会したり、
こんなところでは言えないような話があったり、

同窓会は不倫天国とか言うけれど、
ここではそんな気配もないね、と喜んだりガッカリしたり(私が知らないだけか?)、
色んなことが盛りだくさんな夜でした。

5年後、私こそ元気でいなければ。
そしてまた参加するのだ、と決意したキリンさんなのでした。  

Posted by キリンさん at 15:33Comments(2)王様の耳はロバの耳

2016年08月22日

猫、帰る。



里帰りしてきました。

いろいろあったネタの中で、まず猫のお話を。

実家で飼っている「アラシ」という猫。
年齢は推定5才くらい。
拾い猫をもらったので、わからないのです。

これが老いた母の良い慰めだったのですが、
2週間ほど前、こつ然と姿を消してしまったのでした。

猫は死期が近づくと、自ら姿を消すといいます。

だけど猫としてまだ若く、
一緒に住んでいる私の娘の話だと、
いなくなる前には、弱っている様子もなく普段通りだったとのこと。

最初のうちは、いずれ帰って来るだろうと軽く考えていたのですが、
3日が過ぎ、4日となり、5日、6日となると、やはり心配はつのります。

事故?かどわかし?

近くの川や溝を探しても、姿はありません。
近所の人の目撃証言もなし。

実家に帰っていても、母はアラシのことばかり。
(実の娘はどうでもいいんかい)

物音がすると「アラシ?」と呼びかけ、
テレビで猫が映ると「アラシ~」と涙ぐむのです。

母のイトコのお見舞いに行ったときのことです。
その施設では飼っているヤギを玄関につないでいるのですが、
近づいても、




お食事に夢中だったり、




オケツを向けっぱなしだったりと、てんで愛想なし。

しかし母はそのオケツにむかっても、
「アラシ~」と呼びかける始末。
ヤギと猫の区別もつかないほどのペットロス。

このまま放っておくと、本格的にボケてしまいかねません。

アラシには可愛そうだけど、新しい猫を飼おう!!
いや、飼うのは母と娘なんだけどね。

娘に、ばあちゃんの為だからと説得すると、
「しかたないね。そうしよう。」という返事でした。

新しい猫を探さなくてはならないのだけど、私は宮崎に戻らなければならないので、
友達に頼みました。

もらい猫をするための手はずをととのえ、
帰路に着いた私。

高速バスに揺られていると、娘からメールがきました。

「アラシが帰ってきた」

えっっっ!!!うっそーーーーー!!!

でも、首輪もなく、ひどく衰弱しているというので、
病院に連れて行くように言いました。

でも、行きつけのところは不親切で信頼できないから、
別のところに行きたいと娘が言うのです。

そう言われても、知らんし~。

そこで頼れるのは地元の友達。

前日に同窓会で再会し、連絡先を交換したばかりの同級生に聞きました。

するとすぐに返事がきました。
「友達んとこも猫が行方不明になって、弱って帰ってきたんじゃけど、
 そこの病院で点滴してもろたら元気になったよ!」
との心強い情報付きで。

友達って、ありがたいものです。

それにしても、そんな弱った身体でよく帰ってきてくれました。

ゴメンねアラシ。どうせ帰って来ないだろうと、実は思っておりました。
帰ってきてくれて本当にありがとう。

  

Posted by キリンさん at 13:57Comments(4)王様の耳はロバの耳

2016年08月09日

ルビーの指輪


先週、姑が亡くなりました。

それより、もうちょっと前、
昔の知り合いが亡くなったと知らせがありました。

ずっと前に「ルビーの指輪」という曲が発表されたとき、
一緒に聞いた人です。

去年のこと、共通の友人から連絡があり、
「脳腫瘍で、もう治らへんらしいよ。
 司に会いたがってるけど、来られへん?」

いや、来られへんかと言われても、
そっちは京都でんがな。

ちょっとびっくりしたけど、意外に心は動きませんでした。
そうか~、って感じ。

そして今年の3月、また友達から電話がありました。

「今日、彼の誕生日やろ。電話してやってくれへん?
 もうちょっとしたら、会話もアカンみたいやねん。
 今ならまだいけるから。」

どうしよう。
最後に会ってから、何十年もたっています。

どうしたもんじゃろのう~。

結局、かけました。

「はい、もしもし。」
電話に出た彼の声は細くてゆっくりだったけど、変わってなかった。

「もしもし、わたし。」

「わたし?どこのわたし?」

「わたしよ、わたし。」

「もしかして、九州からかけてんの?」

よくわかったね。
会いたがってるというのも、嘘ではなかったのかもしれません。

「オレな、頭の中にガンが出来て、もうすぐ死ぬんや。」

「知ってる。でも、声は元気そうやで。」

それから、とりとめのない楽しい話をしました。

「オマエに看病してほしかったな。」

「あほか。そんなややこしい病気にかかった人なんか、捨てて逃げるわ。」

あはははは、と彼は嬉しそうに笑い電話を切ったのでした。

それから3か月、友達から報せがありました。
亡くなったよと。

それでもなんだか、遠い人の遠い話のようで、
悲しいというには程遠い気持ちしかなかったのですが、
友達と会話してるときに、

「オマエに看病してほしかったって言うとったわ。」
と言うと、

「ああ、それ、レイコにも言うとったで。」

レイコというのは、私の次の彼女の名前。

はああああ~~~!!!?????

そうだった!!!
ヤツはそういう調子のいいバカ野郎だった!!
思い出した!!

その瞬間、いきなり花火が上がったかのように、
むかしのことが鮮やかに甦り、そして消えていったのでありました。

もう一度会って、昔話でもしたかったね。

その後、テレビに寺尾聡が出ていました。
ドラマに出るからかな。

そのとき、かつて一世を風靡した、あの歌が流れたのです。

「ルビーの指輪」

それを聞きながら、私は心の中で追悼したのでありました。
  

Posted by キリンさん at 14:40Comments(2)王様の耳はロバの耳

2016年07月06日

美味しい名古屋、いや豊橋!!!!!


めちゃめちゃ久しぶりのブログです。

愛知県は豊橋に行きました。

どうも愛知県というと、つい「名古屋」と言ってしまうのだけど、
「いや、豊橋です」と、きっちり訂正されるのです。
そういう郷土に対する意識、いいなと思う呉出身の私。

とある薬局のオーナーH氏に招かれて、というか押しかけて、
勉強会の講師を務めてまいりました。

内容はさておき(置いていいんか?)、勉強会のあとはお食事会。

本当の本当のこと言うと、
あまり期待はしてなかったのです。

連れて行かれたお店も、オシャレで清潔だったけど、
カウンターと4人掛けの座敷が4つくらいと、こぢんまりしておりました。

ところが、最初に出てきたのは、ちょっと大きめなぐい飲みくらいの器に、
今が旬のじゅんさい(大好物)!!にアワビ!!と明日葉(?)の酢の物。

美味~~~~~~い!!!!!!
今風に言うと「ヤバい!!!」

それからお刺身ですが、
伊勢海老!!と口の中で甘く溶けるマグロ、ハタ、イカ、の盛り合わせが、
一人前だけ綺麗に盛りつけられたもの。

その次が、写真の盛り合わせ。

脱皮したばかりのカニのからあげ、
エイのキモという珍味、
ハモに鴨などなど。

それから牛のたたきもありました。

伊勢海老のお味噌汁は八丁味噌。さすが愛知県。

途中で板さんが、客の食べ具合を見て、
次のお料理の献立と量を決めるという細やかさ。

あのね、グルメレポートが下手過ぎなのが、こんなに残念なことはありません。
写真だって、一緒に行ったH氏から送ってもらったものなんです。

彼は誇らしげに言いました。

「実は豊橋は、宮崎と同じくらい地産地消の街なんですよ。」

海が近いから海産物は豊富だし、山の方からはお肉類、
半島の方からは野菜が入ってくるのだそうで、食材の宝庫なのだとか。

「味噌汁は、やっぱり八丁味噌ですよね!」
と嬉しそうに笑う顔は、とても素敵でした。
やっぱり郷土に誇りを持ってる人はいいですよね。

いや~、豊橋に着くまで色々あったのですが、
その苦労も報われて余りある夜でありました。

色々については、また今度ね。では。

  

Posted by キリンさん at 18:14Comments(0)王様の耳はロバの耳

2016年04月27日

努力が報われるということ




努力しても、なかなか報われないものです。
それよりもラッキーな人の成功が目立ったりして、苛立ちます。
もっともラッキーだけでうまくいくことなんて、ホントはないのだけどね。

何が言いたいのかというと、
昨日の広島東洋カープの新井選手の2,000本安打達成。

実にめでたい。

昨日は何度もチャンネルを変え、
スポーツニュースをあさってしまいました。

色んな野球界の先輩の声も紹介されました。
そこで祝福と同時にみんなが言っていた言葉。

「まさか、あの新井が・・・」

そう、新井選手の入団は、ドラフト6位。
決して将来を嘱望された新人ではなかったのです。

入団当時に監督だった達川さんが言ってました。

「はっきり言って、全く期待してなかった。

やっと試合に出たと思えば、アウトカウント間違えて失点したり、
ホームラン打ったランナーに追い越されたり、珍プレーばっかり。

5年ももたんと思っていた。

でも、誰よりも練習していたことだけは、それだけは断言できる。」

涙が出ましたね。

達川さんは監督のころ、練習に厳しいことで有名でした。
その人が、一番練習していたと断言するなんて、すごいことなんです。

新井選手には、阪神に移籍したり戻ってきたり、
波乱万丈なドラマやエピソードが満載で、
決してすんなりとここまで来たわけではありません。

だけどいつでも一生懸命で、みんなに愛されるのであります。

「勇気をもらった」という言葉を口にするの嫌いだけど、
昨日ばかりは頂きました。

しばらくブログをさぼっていましたが、
またぼちぼち頑張ろうと思うキリンさんなのでありました。
  

Posted by キリンさん at 12:41Comments(2)王様の耳はロバの耳

2016年03月02日

結婚式のスピーチ



自分が忘れてる思い出を他人から語られて、
こっぱずかしい思いをしたことはありませんか?

こないだ、福岡から二人の友達が来ました。
宮崎に用事があったのだけど、ついでに会えないかという話になり、
久々に3人でおしゃべりをしたのです。

二人は私が新婚でまだ福岡に住んでいたころ、
アルバイト先で知り合って、まるで3姉妹のように仲良くしておりました。

年齢では私が断然長女なのだけど、
中身はなんちゅうか、二人に助けてもらうことばかり。

「ヒロ子にはよくお掃除してもらったよね~、ご飯も作ってもらったり。」
「レイ子は着付けを教えてくれたよね~、お陰で今でも着られるよ。」

そこでレイ子が言いました。

「私もつかさちゃんにしてもらったことある~。」

「なにしたっけ?」

「私の結婚式で、スピーチしてくれたろ?」

「あっ、したした。」

「その時、私がつかさちゃんにパンツ貸した話、したろ?」

「えっ・・・・・・・・・・、あっ・・・・・・、した・・・・・。」

パンツとは、もちろん下着のパンツであります。

実はその頃、レイ子と私は一緒にテニスを習っておりまして、
その帰りにレイ子の家にお邪魔し、

「つかさちゃん、お風呂に入って帰り。」
ってなことになり、替えのおパンツを借りたのでした。

そのエピソードを結婚式のスピーチでしたわけです。

「まったくもおおおおお、つかさちゃんったら、
 人の結婚式でパンツの話やらするか~~~???」

「でも、ウケたよ?」

横でヒロ子は大笑い。

涙が出るほど笑ったあと、

「でも、あの頃は楽しかったね~。」

「うん、楽しかった。」

「ほんとに楽しかったね。」

と、3人でしみじみしたのでした。

しみじみしてくれて、有難う。
他にも色々と迷惑をかけた私ですが、
笑い飛ばしてくれる二人に本当に感謝です。

また会いたいね、心からそう言いながら別れた3人でありました。

そうそう、最初の画像は3人でお仕事した時。
この時もまた私がやらかしちまって、事件になったのでした。
前に記事にしたことがあるけど、いつか忘れてしまった。

ヒマな人は探してみてね。  

Posted by キリンさん at 14:47Comments(4)王様の耳はロバの耳