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Posted by みやchan運営事務局 at

2011年09月27日

結婚式




従姉妹の結婚式に出席するため、
実家のある広島県呉市に帰って参りました。

ピンクがかったオレンジの
派手な訪問着を着るつもりが、母の反対にあい、
断念。

反対の理由は
「みんなが花嫁さんを見ずに
 アンタばっかり見とったらどうするん。
 花嫁さんに悪いじゃろ。」

・・・・・・お母さん、
      アナタはまさしく私のお母さんなんですね。
      誰も54歳のオバサンなんて見てないから。

とはいえ、親バカな母の機嫌をそこねるわけにはいかんので
画像の紫のシックな訪問着を着ることに。
これも好きだからいいんだけど。

従姉妹は35歳、新郎さんは37歳。
二人とも、とても嬉しそうで、出席した者の全員が
幸せな気分になれるような温かい式でした。

昨日の朝、宮崎に帰ってきて早速働いています。

今週はどうやら忙しくなりそうなので、
ブログをちょっと休みます。

来週になったら再開する予定。

コメントを返すのも遅れるかもしれません。
どうぞよろしく。  

Posted by キリンさん at 11:49Comments(4)王様の耳はロバの耳

2011年09月22日

夢一夜




♪ 素肌に片袖通しただけで
♪ 色とりどりに脱ぎ散らかした
♪ 床にひろがる絹の海

南こうせつさんの、この歌を聞くと、
やはり連想するのは洋服ではなく着物でございます。

明日はイトコの結婚式。
簡単な服装でいいと言われたのを忘れたことにして、
着物を着るつもり。

九月だから本当はまだ単衣のシーズンだけど、
それもボケて忘れたことにして、
派手な訪問着で決める予定でおります。

とはいえ、帯や小物を地味に抑えるくらいの配慮は必要かも。
なんて考えながら、
色んな組み合わせを凝らすのは
とても楽しい作業なのでした。

こういう時の私は実に優柔不断でして、
やっぱり着物が派手だと新婦に悪いかしら。
こっちがヘンに目立ったらどうしよう。
などと考えすぎるのです。

友達に相談したら、
「あのねえ、誰もアナタ見てないから。
 自意識過剰にもほどがある。」
と言われた。・・・そだね。

着たい着物、着ちゃえ~~~!!!!!

というわけで、
午後から店を出て呉に向かいます。

私は日曜日まで不在ですが、
くすりのキリン堂は当然ながら営業中。

ボンベルタは本日から金券バックセールです。

みなさま、良い週末を!!  

Posted by キリンさん at 11:13Comments(7)王様の耳はロバの耳

2011年09月21日

河童の住む池




朝のドラマで水木しげるさんがモデルとなり、
日本の妖怪が脚光を浴びましたね。

へ~、爺婆の昔にはそんな迷信があったのか。
そう思ってる人、多いと思います。

しかしながら、私はまだ弱冠54歳でございますが、
子供の頃にはまだまだ妖怪の話は現実味を帯びておりました。
(54歳も婆でしょうと思ったアナタ、キリンさんのバチが当たりますよ)

山の奥には河童の出る池がありました。

また段々畑をずっと上がると大きな見晴らしの良い岩があり、
そこでは天狗が休んで行くのだと言われ、

古いトンネルを歩いていると、
赤ちゃんをおぶった女の人とすれ違うけど、
それは狐が化けているのだとか。

海岸に沿って、途切れ途切れにあるお墓あたりには、
夜になると人魂が飛んでいるとか、

防空壕の中には兵隊さんの骨があって、
夜中には立ち上がって動く音が聞こえるとか。

私達子供は、
それを全て信じておりました。

その中で、一番怖かったのが河童です。

天狗は人がいるところには来ないし、
トンネルに子供だけで歩いて入ることはなく、
墓や防空壕に夜行くような用事などありませんから。

でも、河童の池は違います。

それは山の奥の方にひっそりある、
小さくて静かな青い池でした。

山に入って遊んでいると、
ついその池のそばまで来てしまっていたり、します。

「河童池じゃ。」
と、誰かが気付くと、みんな一瞬しーんと静まりかえります。

今まで大声で騒いでいたのが嘘のような、
突然の静寂。

それが、
みんなの恐怖心をいやがおうでも煽るのです。

大人たちから散々聞かされていました。

池に一歩でも入ろうものなら、
河童に足を引っ張っられ、引きずり込まれて死んでしまうと。

それを助けようとして手を引っ張っても、
河童の力はものすごいので、
助けようとした子供達までズルズルと引き込まれ、
みんな逃げられずに溺れてしまうのだと。

そして全員が河童のエサになり、
骨も残らず食べられてしまうと。

みんなで息を殺して波一つない
静かな青い池を見つめていると、

いきなり林から鳥がバサバサッと飛び立ったりして、
ぎゃーっと叫びながら逃げるのが常でした。

時には草むらで、何かがガサッと動くことがあり、
そんな時なんかは

「河童じゃーーーーっ!!!!」
と誰かが叫ぼうものなら全員がもう半狂乱。

我先に逃げるのですが、
たいていそんな時には小さい子がつまずいて

「待ってーーー!!!待ってーーー!!!」
と泣き叫び、大きい子たちに

「じゃけん、付いて来な言うたじゃろー!!!」
となぐられながら、手を引かれて命からがら逃げるのでした。

今にして思えば、
そんな河童の話などは
子供が池で遊んでおぼれるような事故を防ぐための
作り話だったのかもしれません。

だけど、
こうして昔話として記事にしながらも、
当時のドキドキや、鳥肌が立つほどの恐ろしさがよみがえり、
足元が少しすうっとするのですよ。

今はあの池、どうなってるんだろ。
久しぶりに行ってみようかしら。
大人になったら見つけられなかったりしてね。

さて、前回も言いましたが、
イトコの結婚式に出席するために、
明日の2時頃から私はお休みを頂きます。

日曜日には博多で勉強会に出席して、
月曜日の朝一番の飛行機で帰って来る予定。
では。  

Posted by キリンさん at 11:25Comments(9)王様の耳はロバの耳

2011年09月19日

今週後半は留守でござる




昨日は博多で漢方の勉強会があり、
日帰りで行って参りました。

車に乗り合わせて行ったのですが、
せっかく持って行った傘は一度も開く機会なし。
強力な晴れ女という名をほしいままにして良いでしょうか。

勉強会の内容は
橘窓書影(きっそうしょえい)という
明治時代の漢方の本の内容をからめた処方解説。

上半身の血流改善の薬と、
神経質で発散が下手で胃弱な人の薬とを、
習ってきました。

聞いてると、自分が飲みたくなるので不思議。
しかし私にはどちらも合ってないのだが。

さて、
通常なら祝祭日にはブログを休むのですが、
今週の後半はちと留守をするので
お知らせしておきますね。

22日(木曜日)の二時~25日(日曜日)終日
私はお休みを頂きます。

実は、23日(金曜日)にイトコの結婚式があるので実家に帰るのです。
イトコの年齢は聞かないでね。(忘れた)

日曜日は博多で勉強会に参加し、
月曜日の朝一番の飛行機で帰って来るので、
その日は仕事にも間に合う予定。

もちろんキリン堂はオープンしてますので
私が不在でも、お買い物にはいらしてね。

カリスマ店員と美容部長と
優しいダーリンがお相手いたしますので。

それから
私の里帰りや勉強会は
ネタ仕入れの旅ではありませんので
過度の期待は避けて下さい。

それだけ、ちょっと付け加えておきます。  

Posted by キリンさん at 12:30Comments(4)王様の耳はロバの耳

2011年09月17日

土曜日だけど




土曜日はブログをお休みしているのですが、
昨日のブログに書き忘れたことがあったので。

明日の日曜日は博多で勉強会があるので、
私は店におりません。

それだけだと、ちと淋しいので、土曜日の思い出を。

予備校に行ってたころ、
みんなで卓球して遊んでおりました。

それはとある土曜日。
私は友達の彼氏とペアを組んでいたのですが、
彼があまりにもヘマをやらかすので、

「ちゃんとせんかい!」
と言ったのですが、そしたら彼は

「だって、今日はどうよう日だもの。」
(土曜日・・・動揺日)
と言い返したので
あまりのアホさに力が抜けて負けました。

それが土曜日の思い出。
あっ、石を投げないでください。

その彼ですが、
医者の息子で医学部を目指しておりまして、
一浪で叶わず、
医学部専門の予備校に入りなおして
さらに二度失敗。
三度目にやっと私立の医大に潜り込み、
さらに一度ダブって国試に一度落ち、
家庭教師をつけて翌年やっと合格したのでした。

いや~、そこまでして意志を通すなんて素敵。
とは、なかなか思えませんな。

後日、その医大が入試漏洩でニュースになったとき、
さもありなんと思ったのでした。

今は大きな病院の副院長をしております。
私が彼の患者になることは、一生ないでしょう。

あ、宮崎じゃないから安心してね。

さて、最後にお仕事。

今月の15日~30日まで、
リナマックスの2割増量セールです。
(もう始まってます。告知が遅くてごめんなさい)

どうぞご利用くださいね。  

Posted by キリンさん at 12:26Comments(6)王様の耳はロバの耳

2011年09月16日

イチゴの心




イチゴの画像がないので、
桃を出してみました。
ただそれだけです。

さて、先日のことですが、
とあるブロガーさんの記事の中に、
口にするのが恥ずかしいメニューの話が載っていました。

そこでのコメントに書いたので
重複しますが、
昔の体験が蘇ってきたのであります。

それは私が京都で生活し始めた頃のこと。

友達と、繁華街の喫茶店に入りました。
広くてオシャレな店内に、田舎者はドキドキ。

友達は京都の人で、
大阪や東京に住んでいたこともあるという
都会人。

負けてはイカンとばかりに
自然な仕草で(自分はそのつもり)メニューを開きました。

そこで見たものは・・・・。

「ヘイ!ゴロー!!」

「ゴーゴー!ヒロミ!!」

「プリンス!ヒデキ!!」

すべて、パフェの名前であります。
こ、こ、こんなの口に出して注文しなくちゃならんの?

当時はアイドルの御三家と言って、
野口五郎、郷ひろみ、西城秀樹が全盛を誇っていたのです。

それにしても、スゴイ。
さすが都会。

都会派の友達は平気なんだろうか?
と、ちらっと見ると。

眉にシワをよせて

「こんなん、よう言わんわ。」

よ、よかった。私だけじゃなかったのね。

しかしながら私達は、パフェが食べたかったのです。
その為に、その店に入ったのです。

コーヒーや紅茶で我慢するのは
負ける気がして嫌。(それは普通の名前でのってた)

なにがなんでもパフェよ。

他のものを探すと、そこには小さく

「イチゴの心」というのがありました。

「私、これにするわ。」

友達は
「そしたら私は、マロンの恋や。」

お店のお姉さんが注文を取りに来たので
二人は小さな声で

「い、い、イチゴの心」
「ま、ま、マロンの恋」
と頼んだのですが、
あまりの恥ずかしさに、
美味しかったんだかどうだったんだか、
まったく記憶にないのでした。

この頃ですと、
オシャレな欧風料理店のメニューに
とっても恥ずかしい名前のがあるのですが、
なんであんな名前をつけるんだ?

意味がわかりません。  

Posted by キリンさん at 14:47Comments(12)王様の耳はロバの耳

2011年09月15日

こんな夢をみた




夕べ夢を見ました。
けっこう夢は頻繁にみる方で、
記憶に残っているものはオールカラーです。

公園のように広い駐車場があって、
そこに車で行ったのですが、
何故か空さんの赤い車にぶつけてしまうのです。

ありゃりゃと思っていたら、
何故か空さんは
「きりんさん、逃げて!!!」
と叫びながら私の車を誘導しようとするので、
意味がわからんけど言われるままにしようと思い、
そっちにハンドルを切ったつもりなのに、

何故か車はバックして
後にあった街燈を根こそぎ倒してしまうのでした。

空さんは
「だから言ったのに。」
と口惜しがるのですが、
私には何がなんだかわけがわからないのでした。

こんな風に夢を覚えているのって、
不眠症なのか?と思ったりしますが、
寝付きはバツグンだし、
夜中に目が覚めもせず、
夕べの夢を見て目が覚めたときも、
朝の9時前だったので、

これで不眠症だなんて言うと
本当の不眠の人から怒られるでありましょう。

秋は夏の疲れを引きずっており、
自律神経の乱れから不眠を訴える人が増えてきます。

意識して身体を休め、早く寝ることが大切です。

不眠にもいろいろあって、

「入眠困難」・・・・寝付けない

「失眠多夢」・・・・夢ばかりみて、寝た気がしない

「中途覚醒」・・・・寝付けるが、途中で目が覚める

など、症状も様々です。

お悩みの方はご相談くださいね。

  

Posted by キリンさん at 15:05Comments(13)健康一般

2011年09月14日

魔法の鏡を持ってたら




ユーミンの「魔法の鏡」という歌、
♪アナタの暮らし映してみたい・・・・

この気持ち、よ~~~くわかります。
大好きな彼氏のこと、何でも知りたいわ、なんて。
が、考えてみると実に恐ろしい歌でもあります。

だって、まず逆の立場として考えた場合、
私の暮らしを見られるのは嫌。
特に好きな相手であればこそ、見せたくない瞬間ばかり。

それに、相手のことが見えるのもどうかと思う。
会ってる時は、あんなに素敵なあの人が、
まさかあんなことやこんなことしてるなんて!!!!!
という幻滅の方が多いのでは?

なんでこんな話するのかというと、
今朝のテレビで
彼氏や彼女の追跡アプリなるものの話をしてたからです。

これは
相手の姿は見えないまでも、
どこにいるのか把握出来るらしいんです。

24時間、彼氏(彼女)がどこにいるのか
知ることが出来るなんて、素晴らしい!!!!!

と思えるのは
よほど恋に目がくらんでいる時だけでは?

あるいは、ふられそうであったり、
相手の気持ちに自信のない時に限って、
知りたい欲求はつのるように思えるのです。

ユーミンの歌は続きます。

♪出来ることならもう一度
♪私のことを思い出して

別れてしまった相手を忘れられない
女の子のせつない想い。

よりを戻すために
彼氏の様子をうかがい、
ブルーにしている時を見つけたら
そこにつけこむぞ!!!

ミもフタもない言い方だけど、
そういうことかなあと。
片想いの経験がある人なら誰でも、
その気持ちは痛いほどわかるはず。
私にもわかります。

ユーミンの歌は
そんな女の子の黒い気持ちを
実に可愛らしく表現しているので
大きな支持を得ているのでは。

考えてみれば
恋人に愛されているといううぬぼれに
どっぷりつかっている時なんて、何の不安もないし、
小さなことなどは、どうでもいいもんね。

ということは、
このアプリというのが
幸せな恋人同士のラブラブアイテムとして使われるというより、
嫉妬に狂った人間に利用される可能性のほうが
ずっと高いように思えるのです。

老婆心かな。
ま、ちょっと言ってみたかったので。

今朝はお客様に漢方の歴史を熱弁してしもうたし、
そろそろ説教婆さんという年齢に足を突っ込んできたのでしょうか。

そんなことない、キリンさんは若いですよ、
そういうコメントをお待ちしております。  

Posted by キリンさん at 11:36Comments(16)王様の耳はロバの耳

2011年09月13日

辛いのはオマエだけじゃない




今日の画像は、
誰が何と言おうと、星飛雄馬と明子ねえちゃんです。

さて、生きてると、たくさん恥をかきます。
これだけブログで恥をさらしておきながら、
今さら何をと思うかもしれませんが、
恥にも種類があるのです。

なんとかネタとして笑えるものはいいのだけれど、
どう考えても笑えない失敗は辛い。
人生の中から消してしまいたいと思うものです。

中学のとき、
ソフトボール部に入っていました。
一年の新人戦からレギュラーに入れてもらったのは私一人で、
しかもサヨナラヒットなんて打って優勝したもんだから、
ちょっと自分はイケてると自惚れておりました。

ところが二年生になって、ある大事な試合の決勝戦、
最終回の裏、一点負けており、ツーアウト満塁という局面で、
私に打順がまわってきたのです。

味方は大盛り上がりで、
新人戦の再来か!!???ってなもんです。
いやがおうでも膨らみまくる期待。

しかし、そこで私は三振して、負けてしまったのでした。

三振が恥ずかしいのか?
いえ、違います。

私は先輩や同輩や後輩の前で、
ずっと泣いていました。
ごめんねごめんね、
私のせいで負けてしまって、私のせいで、私のせいで、と繰り返しながら。

先輩たちも同級生も、
アンタのせいじゃないよと優しく慰めてくれていました。

するとキャプテンが
「ちょっと、こっちへ来んさい。」
と、私を脇に連れて行きました。

「なんで泣くん?」

「私のせいで負けたからです。」

「ほうじゃね、アンタのせいじゃね。」

ああ、やっぱりキャプテンもそう思っているのか。
当然だけど。
しかし、キャプテンの言葉はこう続くのです。

「じゃけど、私のせいでもある。
 あの前の私の打席のときに私が打っとったら、
 点が入って勝っとった。

 それに、他の部員らもチャンスで打てんかった。

 みんな、あの時に自分がと思うて辛いんよ。
 それじゃのに、アンタが一人で大泣きしとったら、
 みんなどう思うね。

 自分一人で負けた言うな。
 泣くん、やめんさい。」

今思い出しても恥ずかしい。
キャプテンは、
私が一人で悲劇のヒロインのように泣いているってことが
わかっていたんだと思うのです。

反省するというよりも、
みんなに責められるのが辛いので
その前に自分で大騒ぎして人に何も言わせないようにしている。
とても卑怯な逃げワザです。

「私のせいで」という言葉は
一見謙虚なようで、実は傲慢で自分本位なのだ。

そこんとこ、
気付かせてくれたキャプテンに
私はとても感謝しているのでした。

えっと、わかりにくかったですか?
わかる人にわかってもらえれば、それでいいのだ。

それではまた。  

Posted by キリンさん at 11:53Comments(9)王様の耳はロバの耳

2011年09月09日

ドキドキすること 続き




昨日の初恋話の後編でございます。

それからどうなったの?
と思ってるアナタ、
まあそうあせらないで私の話を聞いてくださいな。

ガキの頃の彼は、
屋根や木に上るのが好きなヤンチャな男の子でした。
散々一緒に怖い目に会いましたね。

おばちゃん(彼のお母さん)や、うちのお祖母ちゃんにも、
よく叱られました。

そして海賊ごっこや忍者ごっこも好きで、
私はカタキ役になって切らて死ぬ役が多く、
でも二人しかいないので、
幽霊になって復活させられたりしてました。

ところが再開した彼は、
とっても優しかったのです。
ビックリ。

その頃に流行っていたラジオの面白い番組を教えてくれたり、
手紙をくれたり、
一足先に高校に入学した時は、
学園祭に呼んでくれて、いろいろ案内してくれました。

私が追いかけるように同じ高校を受験すると言ったら、
自分の問題集をくれて励ましてくれたし、
合格発表の日には見に来てくれて、
オメデトウを言ってくれました。

それからも、
学校の先生の特徴を教えてくれたり、
参考書をくれたり、
修学旅行に行ったらお土産を買って来てくれたり、

何かと気を配ってくれたのです。

ギターを弾いてくれたり、
荒井由美って新人いいよ、と教えてくれたのも
彼でありました。

でもね、本当に本当に優しくしてもらいながら、
これは恋愛じゃないなあと、それも感じておりました。

本当に彼が大好きだったので、
その気持ちというのは不思議にわかるものです。

ある日、学校で彼とおしゃべりしていた時、
通りかかった彼の友達が唐突に聞きました。

「オタクら、どういう関係?」

いきなり核心かよーーーー!!!!!!
私の心臓は、ドキドキどころか、いきなりバックンバックン!!

その頃にはもう、恋愛対象にされてないことは
重々承知していたので、
そんなこと、頼むから聞かないで欲しかった。

「付き合ようるんじゃ。」
なんて言うことは200%ないとして、
果たして彼は何と答えるのか?

「う~ん、妹みたいなもん。」
と、誤魔化すのかな。

そう考えていたのですが、
彼の答はこうでした。

「親類みたいなもん。」

し・・しんるい・・・・・・・・。
きっとそれが、彼の正直な気持ちだったのだと思います。

告白したわけでも、ふられたわけでもないのだけれど、
それは辛い言葉でした。

その後も、
ずっと彼は優しくて、
浪人したときには自分が使った参考書をくれたり、
京都まで会いに来てくれたり、
(大学が東京だったので、途中でちょっと降りただけだが)
お好み焼をおごってくれたり、

お正月に着物を着ていったら、
「着物を着たときは、
 腕時計は外しんさい。」
と教えてくれたり、

色んな優しさを私にくれ続けました。

でも、恋心だけはくれませんでした。

中島みゆきの「幸せ芝居」って歌、知ってますか?
あの歌詞を聞くと、
あの頃の小さな私を思い出します。

彼にわがままばかり言って困らせて、
好かれるわけなかったのですが、
そうせずにはいられなかった。

不器用な片想い。

しかしながら、
今となっては懐かしいエピソードの数々が
私の宝物になっています。

今でもたまに会うことがあるのですが、
その時は、心がほんのり桃色に染まる気がします。  

Posted by キリンさん at 12:54Comments(10)王様の耳はロバの耳

2011年09月08日

ドキドキすること




♪ ドキドキすること~、やめられな~い
という歌がありましたな。

さて、ドキドキと言えば、やはり初恋でありましょう。

キリンさんはとても気が多かったので
小さい頃からいいなあと思う男の子は大勢おりましたが、
やはり初恋か?と言えるのは、
一つ年上の幼なじみ。

私は隣町に住む祖母が大好きで、
お休みになると必ずそこに泊り込みで遊びに行っていたのですが、
彼はその真向かいに住んでいたのです。

実に日本的な顏で、
後に彼のお姉さんなどは「五木ひろし」と呼んだりしてましたが、
私はドングリまなこより、上品で素敵と思っておりました。

物心つく前から仲良しで、
お祖母ちゃんの家に泊まる時には必ず遊んでいたのですが、
小学校2年生の時、
突然わけもわからず無視されるようになりました。

なんでや!!!?????
きっと、彼の方が少し早く大人になりつつあったのでしょう。

淋しげにしていると、
仏頂面の彼が両手をズボンのポケットに入れて、

「お母ちゃんが遊んじゃげんさい言うけん、
 遊んじゃってもええで。」

その言葉にムカついた私は

「遊んでなんか、いらん!!」

それっきり、私達は何年も口をきかず、
お互いを無視し続けたのです。

それが、忘れもしない中学2年の春のことでした。
私はお祖母ちゃんからもらったお小遣いで、
別冊マーガレットを本屋さんに買いに行ったのですが、
その帰りに、
玄関の前に彼が立っているのが見えたのです。

きゃー!!!何年ぶりーー!!!????
5年?6年?

これはまったくの偶然です。
だって、お向かいに住んでるんだから
今まで会わなかったのが不思議なくらい。

私はとてもドキドキしていました。
どうしよう、そのまま帰らずに引き返し、一回りして、
彼がいなくなってから玄関に入ろうか。

「遊んでいらん!!」
と怒鳴った時の気持ちを私は忘れていませんでした。

彼はなんで立ったまま、家に入ってくれないんだろう。
このままだと、鉢合わせじゃん。
早く、そこからいなくなってよ!!

歩を遅くしても、早めても、
彼の存在に気付いたことになるから
ペースは崩しちゃイカンのだ。

下向き加減で時々上目遣いしながら様子をうかがうと、
彼の方も目をそらして気付かないふりをしているみたい。
でも、立ち去る気配なし。

ああ、このまま進むと確実に彼の前に行ってしまう。
でも知るもんか、絶対に口なんかきくもんか。

色んなことを考えながら、
頭の中は煮えくり返り、心臓はドキドキで爆発しそうな勢い。

負けるもんか!!!!
と、戦闘モードに身を包んだ私は
ついに彼の前に立ったのです。

そしたら彼は、こっちをまっすぐ向いて

「つかさちゃん、でしょう?」
と話かけ、にっこり笑ったのでした。

「ハイ・・。」
心臓が止まるかと思った。

「久しぶりじゃねえ。」

そこには絶交する前の彼がいました。

・・・・・・惚れた・・・。

そのまま長々と話し込み、
結局そのまま彼の家にあがりこんで家族の歓待を受け、
彼とのお付き合いは劇的な復活を遂げ、
私は本格的な初恋片想い時代に突入したのであります。

その後どうなったのか、
詳しい話はまた今度。宿題しなければ。  

Posted by キリンさん at 12:32Comments(11)王様の耳はロバの耳

2011年09月07日

夏休みの宿題 漢方編




夏休みの宿題が、まだ終わりません。

何の宿題なのか?
それは、明治に書かれた漢方の本を、
100ページほど読んでおくこと。

な~んだって言わないで。
明治の本って、まだ言文一致じゃないから、
古文の世界なんですよ。

今のところ、50ページくらい読みました。

いつまでなのか?

それは、今週の金曜日まで・・・。
そう、あと二日。

なんで古い漢方の本を読むのか。
それは、漢方薬の処方内容が、
長い長い歴史の中でほとんど変わってないことも理由の一つ。

たとえば西洋薬だと、
抗生物質といっても様々な種類があり、
時代とともにどんどん新しい薬に変わるのと比べて、

漢方薬では
何千年も昔からの薬、
たとえば葛根湯なんて処方が今でも使われているというところにあります。

葛根湯というと、
落語の枕に使われる、葛根湯医者という話をご存知ですか?

どんな病気にも「葛根湯」を使う医者の話。

一般的にはヤブ医者の話のようですが、
見方を変えれば葛根湯の応用をよく知っている名医とも言えるのです。

葛根湯は普通は風邪の引き初めに使われますが、
その他にも
肩凝り、乳腺炎、筋肉痛、頭痛、
蕁麻疹、中耳炎、神経痛、顔面神経麻痺、
急性大腸炎、などなど、
様々な応用例があるのです。

だけど、
この病名だけを見て、
たとえばどんな蕁麻疹にも効くのかというと
それは危険な話で、
葛根湯という処方の力を
正確に理解しておく必要があるのです。

それを知る一つの手段として、
漢方の古典を読むのはとても効果的。

昔は今のように西洋医学が発達していなかったので、
検査の技術に乏しく、病名を特定できない時代でありました。

だから、
一つ一つの症状を必死で観察し、
処方を決めていたのだろうと思われます。

その結果
今では見過ごしそうな方向から
病をとらえており、
その詳細は非常に参考になるのです。

と、えらそうに書いてみましたが、
それが私の血となり肉となるにはまだまだなんですよ。

さて、残りの宿題が果たして金曜日までに終わるのか、
とりあえず頑張ります。

それにしても、
子供の頃の性格って治らんもんですなあ。
もっと早く・・いや、言うまい。では。  

Posted by キリンさん at 13:14Comments(7)漢方

2011年09月06日

本能の日曜日





土曜日に広島の実家に帰り、
庭を眺め、
ゆっくり眠った私は、
翌日の日曜日は勉強会のために博多へ行きました。

昼前に博多駅に到着。

そこで大好きな友達と再会。
本能の趣くままに、美味しいと評判のラーメン屋さんへ。

本能の趣くままに完食。本当に美味かった。(至福)

その後、勉強会会場へ。
その日の講師は、
長身、スマート、知的な外見の博士。
本能の趣くままにうっとり。(なんじゃそりゃ)

講義の内容は、
毛細血管の目詰まりが、糖尿病の原因になることも多いという話。
生理的作用機序を聞きながら、
本能の趣くままに居眠り。(痛恨)

先生はどうやら私の居眠りに気付いていたらしく、
私が覚醒した頃にもう一度、
おさらいを話して下さった。
本能の趣くままに惚れ直す。(感謝)

勉強会のあとは、
仲良しの大好きな友達と喫茶店へ。

会場が寒かったので、
本能の趣くままに温かいココアを飲む。(これまた幸せ)

その後はバスに乗り込んだのだが、
なんとなく冷えそうだと本能が私に告げる。

網棚にひざ掛けがないか探すが、
見つからず。

隣席の女性がそれに気付いて、
運転手さんに交渉の末、タオルケットをゲットしてくれる。

案の定、バスは冷房が効きすぎて寒くなったので、
本能の趣くままに、
隣席の女性と仲良くタオルケットを被る。(ぬくぬく)

心地の良い温かさと
心地の良いバスの揺れに身を任せながら、
本能の趣くままに爆睡。(ぐっすり)

途中で空腹に目覚め、
スタバで買っておいたサンドイッチを出し、
本能の趣くままに食べて再び眠る。(極楽)

自宅に帰りついたら、
お風呂にゆっくりつかって、
本能の趣くままに布団に倒れこみ、
朝までぐっすりでした。

ああ、本能礼賛。

本能とは何なのでしょう。
理屈ではなく、
何も考えなくても突き動かされるパッション。

旺盛な生命力。

なんでこんなこと書くのか?

それは最近いろんな人から
子供の意欲、生命力、本能が希薄になっているという話を聞くからです。
それについては改めてまた書きますが、

人間と言えども所詮は動物。
本能を否定しては生きていけません。

毎日、自分が無意識のうちにどれほど本能に支配されているのか。
そして本能に身を任せることの幸せ、それについて考えて、
本能の有り難さを知ることも大切なのかもしれませんよ。

あ、だからといって本能むき出しで良いと言っているわけではありません。
念の為。

特に某ブロガーさんに向けて。では。  

Posted by キリンさん at 13:26Comments(5)王様の耳はロバの耳

2011年09月05日

キリンさん ナンパす。




先日は、珍しくお料理をしてしまったために、
台風を西に呼び寄せたとブーイングを頂いたキリンさんです。

しかし本来、私は晴れ女。
土曜日は広島の実家に帰ったのですが、
あの台風が岡山上陸だのと言われている最中にもかかわらず、
一滴の雨に見舞われることもありませんでした。

まずバスで博多駅に到着。
雨、降ってないし。

新幹線は動いているのか??
心配しながら行ってみると、通常通りの運行状況。

な~んだ、と思いながら、
新幹線に乗りました。

車内では、
出入り口の上にニュースのテロップが流れます。

それを見ていると、
台風は岡山に上陸しそうなどど書いてある・・。
岡山は広島のお隣です。
でも外は雨降ってないし・・。

どうなってんの?
でも、これなら無事に帰れそう。

なんて、のんきに構えている私の目に、
信じられないニュースが!!!!

広島県内の在来線は、朝から全て運休。

家に帰るには、
広島駅で新幹線を降り、
そこからローカル呉線に乗り換えて、
広駅まで帰らなければなりません。

広島から広までって、
とても歩いては帰れない距離。

宮崎から日南くらいか?
車だと途中で高速に乗っても40分くらいかかります。

広島駅に降りた私は、しかたないのでバスを利用することに。
(ここでも雨は降らず)

バス停で時刻表を見たら、
呉方面行きのバスは、
あと2時間以上は来ない・・・・・。

ボーゼンとバス停の前の椅子に座る私。

翌日の朝には博多に行かなければならず、
実家に滞在するのはわずかな時間しかないので、
10分だって無駄にしたくないところ。

どうしよう、タクシーに乗ろうか・・・。
ここからだと実家までかなりかかるよな・・・。

そこに、一人の男性が重そうなキャリーバッグをころがしながら
歩いて来たのです。

歳の頃は50前後でありましょうか。
私ときっと同年代。
背のすらっとした、少し白髪まじりの真面目そうな方。

時刻表をじっと見ているその人に、
私は声をかけたのです。

「どこまで行かれるんですか?」

「呉までです。」

「私も呉まで行くんですけど、タクシーに乗り合わせませんか?」

「はい、いいですよ。」

と、その人は驚くでもなく不審がるでもなく、
ごく普通に同意。

ラッキー!!!!!!

そしてタクシーに乗り込み
「呉市役所まで行って、そこから広までお願いします。」
(その人は市役所あたりがお住まい)

運転手さんは
「わかりました。」
と走り出したのですが、二メートルくらい行くと、

「お客さん、道わかりますかね?」

は????????
道、知らんのかーーーーー!!!!!

そこで道連れの彼は普通に

「わかりますよ。」

・・・返す返すもいい人だ。
よかった、一人で乗らなくて。道わからないもん。

そして少しばかりの会話をし、
呉市役所の近くまで来てその男性は降りたのですが、

そこまでの料金が5000円ちょっとだったので、
半分もらおうと思ったら、

なんと出してくれたのが5000円!!!!

「多すぎます!!」
と全力で訴える私に(ちょっと嘘)、
いいですいいですと言いながら、
荷物を下ろすとさっさと立ち去ったのでした。

そこから実家まで、タクシー料金は8000円ちょっとでした。

でも私の手出しは3000円とちょっとで済んだわけで、
ホントに良かった良かった。

旅は道連れ世は情けとは、まさにこのことですな。

最後に付け加えておきますが、
その後も、雨は全く降りませんでしたよ。

実家でゆっくり過ごし、
翌日は博多で勉強して、エネルギー満タンです。

今週も元気で頑張ります。  

Posted by キリンさん at 13:47Comments(11)王様の耳はロバの耳

2011年09月02日

心の調律





今朝の一番客、
私より少し年配であろうかという女性でしたが

最初から挑戦的なまなざしで
ハブラシを一本カウンターの上に投げるように置き、
支払いを済ませて
「レシートは要りません!!!」
と怖い声で宣言した2秒ほど後、

カウンター越しに手を伸ばし、
私の手からレシートをむしり取るようにして、
風のように去って行かれました。

なんだったんでしょうね・・・。

さて、明日はちょっくら実家に帰ってきます。
そして明後日は福岡の勉強会に参加。

とても楽しみなんですけど、
なんだか台風が西寄りになっているのが不吉。

ゆうべ久しぶりにお料理したからかなあ。

というわけで、
二日間で心の調律をして参ります。

皆様も楽しい週末をお過ごしくださいね。  

Posted by キリンさん at 15:36Comments(9)王様の耳はロバの耳

2011年09月01日

人の褌で相撲を取る




今日から新学期でしたっけ?
8月の終りに始まる学校もあるようで、
最近の事情がよくわかりません。

夏休みの宿題、ほとんどしたことがありません。
でも一度だけ、
二つ年上の友達が絵を描いてくれたことがあります。

それを提出したら、
よくわからんけど市のコンクールで銀賞になってしまい、
朝礼で表彰される時に恥ずかしい思いをしました。
友達も同じ小学校だったからね。

そんな不埒な人間は私くらいだと思っていたら、
意外と他にもいるようで、
ここからは友達に聞いた話になります。

彼の場合は冬休みの書初め。
習字が苦手な彼にとって、イヤでイヤでたまらない行事だったそうです。

明日から3学期だというのに、
白い半紙は真っ白なまま。

みかねた母上が筆を取り、
代わりに書いてくれた書初めを提出した彼。

それが、なんと、金賞に。
しかも県下のコンクールだったので、
表彰式は県庁です。

「書いたのは僕じゃありません!!ごめんなさい!!」
何度そう叫ぼうと思ったことか。
しかしそんな勇気もなく、校長、担任に連れられて、
県庁の知事室に入った彼の目に映ったものは・・・・・

テーブルの上に用意された
真っ白い半紙と、硯に筆。

「金賞の人は、記念にここで一筆書いてもらいます。」

そのあと彼がどうなったか、私は知りません。

別の友達も同じ経験があるとか。
県庁で表彰はなかったけど、
優秀作として体育館に張られたそうで、
そこの前を通る度に恥ずかしくてタマランかったとのこと。

でも、彼女の場合はちょっと違っていて、
ホントは自分でも書いたのだけど、
お母上がそれを見て、
「下手やねえ、かしてみなさい。」
と筆を取り上げて無理やり書いたのだそうです。

そして体育館に張ってあると聞くと、
わざわざ学校まで見に行って、
「私が書いたのが一番やね。」
と悦に入っていたそうな。

その母上はB型です。

あ、そういえば娘が中学のときに私が描いた絵は
文部大臣賞になったんだっけ。

娘は顏から火が出そうに恥ずかしいと言っていたが、
母はここで自慢ネタに使っております。
(自慢になるのか?)

さて、今日から9月ですね。
少しずつ身を慎み、心を穏やかに保つように養生すべき季節です。
(今日のネタと相反するが)

精進精進。では。  

Posted by キリンさん at 12:44Comments(10)王様の耳はロバの耳