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Posted by みやchan運営事務局 at

2010年05月31日

尾篭な話ですが





まず、爽やかな桃の写真を見ておいて、
心を落ち着けてお読みください。

子供の頃からトイレは水洗、
そういう方はご存知ないでしょうが、
それ以前の汲み取り便所(トイレ)には、
悲喜交々なエピソードが隠されていたのでございます。

一番多いのは
「スリッパを落とした」
これでありましょう。
「フタを落とした」
これもあると思います。

中には
「自分が落ちた」
という悲劇の人物も・・・。(友達の弟は二度も)

でも、
それ以外にも色んな物を落としているのです。
友達のイトコがそれでした。

それは夏の夜、
大学を卒業した次の年、
友達の田舎(ど田舎)に泊まりに行ったときのことです。

たまたま友達のイトコも泊まりに来ており、
3人で楽しく田舎の山と海を満喫して過ごし、
翌日にはイトコも私も家に帰るという最後の夜でもありました。

友達の部屋でおしゃべりしていると、
イトコが青い顏して入ってきたのです。

「どないしょう・・・。」

「どしたの?」

「便所に落とした・・・。」

「何を?」

「祝儀袋・・・。」

イトコの家は新築したばかりで、
そのお祝い金を親に渡すようにと、
友達のお父さん(イトコには伯父さん)から托されたのだそうです。

「なんぼ入ってんのかなあと思って、
 便所に入ってこっそり開けてみようとしてんけど、
 開ける前に手がすべって・・・。」

誰にも見つからない場所ということで、
便所の中を選んだのが不運の始まりでした。

「のし袋は自分で買うて、小遣いいれて渡そうかとも思うてんけど、
 金額がわからへんさかい、バレテまうやろ。
 なんとか助けて~~~。」

しかたがないので、
3人でこっそり見に行きました。
息を止めてのぞいて見ると、
幸い沈むことなく上にそのまま置いてあるかのような様子。

「これならイケルで!!」

まず、裏から細い竹の棒を二本持ってきて、
(昔の家にはどこでもそういう物があった)
お箸の要領でつまんで上げる、という業でトライ。

「あかん・・方向が難しいて、別のモンつまむ・・・。」

3人で代わる代わる挑戦するも、失敗・・・。

私がふと
「トリモチがあったらなあ。」
とつぶやいた言葉に友達が反応。
(トリモチは、虫を取る際に棒の先につけて、くっつけるモノ)

「両面テープや!!!」

田舎の家に両面テープがあるわけはないのですが、
そこはセロテープで代用。

棒の先にグルグルしつこいほど撒きつけ、
トライ。

「よっしゃ!!成功や!!!」

てなわけで事なきを得たのでした。

でも、昔はこういうことよくあっただろうなあ。
中学校のとき、
財布が落ちてるの見たことあるもん。
さすがに拾わなかったけどね。
ホントだよ。

さて、今日は月曜日ですね。
今週も元気出していきましょうね。
(こんな話で元気が出るんか?)  

Posted by キリンさん at 10:34Comments(16)王様の耳はロバの耳

2010年05月28日

口蹄疫 なぜ食べてはいけないのか





今、ボン店が開店しました。
お客さんが走っている・・・・・。
何が目当てなんだろう。
とりあえず、うちは素通りだ。

さて、
相変わらずですが、県外の人と話すときには、
必ず口蹄疫の話をして、理解を求めています。
自己満足かもしれませんが、
知ってもらいたいので。

「どうして全部殺すの?」
という質問については以前書きました。
それに次いで多いのが、
「人間に害がないんだったら、
 どうして食肉にしないの?
 どうせ殺すんだったら。」

これは、実を言うと私も最初はそう思いました。
あまり何も知らなかった頃です。

「牛を食べる」
字にすると簡単です。

でも、実際に生きている牛を食肉にするためには、
処理をしなければなりません。

感染した牛を処理場で処理すると、
処理場が汚染されてしまうのです。

処理場が汚染されると大変なことです。

感染してない牛なら?とも言われますが、
潜伏期間というものがあるので、
絶対にシロでなければ、やはり大変なことです。
あとで感染がわかったら取り返しがつきません。

それと、私自身が誤解していたことですが、
家畜の病気だから研究が遅れているのでは?
と思っていましたが、間違いでした。

口蹄疫のウイルスは、変異がとても早いらしい。
インフルエンザのウイルスが撲滅できないように、
こちらもなかなか、困難を極めているそうです。

全く無念なことですが、
現在とられている措置以外に、今のところは手立てがないのです。

さて、今日と明日は忙しいのでした。
自分の生活を粛々と進めて行こうと思います。

元気出していきましょう。  

Posted by キリンさん at 10:22Comments(13)王様の耳はロバの耳

2010年05月27日

予告:ボンで舞う




何度も使いまわしてスミマセン。
この写真、気に入ってるんで。

今日は舞ってません。

明日と明後日の二日間、
ボンベルタで特別招待会なるものがあるそうで、
忙しくなるらしい。

うちは
血流観察と、
プチシルマ体験会と、
プラウス美穂ちゃんのハンドマッサージを企画してます。

チラシによると、
食べるラー油っちゅうもんが、
色々と並ぶご様子。

ただいま入手困難という、
石垣島ペンギン食堂のラー油、
桃屋、ヱスビーのラー油などがあるらしい。

私、あまりラー油に興味ないんでわからんのですが、
そんなカンジ。

興味あるのは
マダムシンコのマダムブリュレ。(ダイエット中だけど)
バナナパン。(ダイエット中だけど)

酒はわからんけど
京屋酒造の甕雫、赤霧島なんかがあるらしい。
(チラシ、読んでます)

レポートは苦手なので、
今日はこれくらいで・・・・。

明後日の夜は、
勉強会で発表当番なのに、準備がまだ・・・。
そっちの方が気になるのでした。

明日と明後日は、忙しくなりそう。
舞ってるキリンさんに会いにいらしてね。  

Posted by キリンさん at 12:04Comments(15)王様の耳はロバの耳

2010年05月26日

獣医という仕事





口蹄疫のことで、
現在は獣医さんが不足していると知りました。

いえ、ペットなど小動物相手の獣医さんは増えてるんだけど、
家畜類といった大型動物を対象とする獣医さんは、
とても減ってきてるんだそうです。

北海道で獣医をしていた友達がいるのですが、
彼の話を聞くと、
たしかに重労働のうえに怪我をすることも多く、
大変な仕事です。

彼は馬にのしかかられたり
(発情期だったそうで、危なかったと言っていた。何が危ないんやら)
牛に踏まれたり、
豚の予防注射の手がすべって自分に打ったりしながら、
それでも楽しく働いていたようです。

一人息子だったので、
大阪に帰らなければならず、
今はペット相手の獣医さんですが。

写真の本は、
前にも紹介したイギリスの獣医さんが書いた本です。

イギリスでは畜産の歴史は古く、
牛、馬、豚、羊と共存共栄してきたわけで、
学ぶべき点が多々あると思います。

いや、難しいことは抜きにして、
とにかく面白い。

想像姙娠して目をうるませる犬や、
産んだ子を隠す牛、
孤高の猫、
愛すべき飼い主達の様子など、
時には大笑いし、時には目頭をおさえながら、
アナタは読み進むことでしょう。

是非、ご一読ください。  

Posted by キリンさん at 13:15Comments(16)王様の耳はロバの耳

2010年05月25日

勉強したいなんて





愛と美の教祖、いや、間違い、教師、キリンさんです。

写真は弟をいじめる幼い姉の姿。
今は逆襲におびえる身です。

小さな頃、勉強が好きでした。
いや、勉強というより新しいことを知るのが好きでした。

本があったら読みたくて、
わからない字があったら知りたくて、
でも誰も教えてくれないから、
前後の流れから自分で想像して、
当たっていたら嬉しく、
外れていたら恥ずかしく、
少しずつ確かな知識を増やしていく。

そういうのを勉強っていうんですよね、きっと。

いつ頃から勉強が嫌いになったのかなあ。
小学校の頃は、まだ好きでした。
授業が大好きで、
先生の話を聞くのが嬉しかった。
(実験、実習は大嫌いだったが)

中学校くらいからかな。
なんだかつまらなくなってきたのは。

なんで、こんな役に立たないことを我慢しなきゃならんのか?
という生意気な気持ちが勝っていたように思います。

今になって考えると、
その頃学んだことは大いに役に立っています。

日常に因数分解は使わないけれど、
このやり方がダメならこっちの方向で、
と工夫してやり直すという作業、
つながってます。

単純な計算なんか、一度やればたくさんだ、
そうバカにしていたけれど、
日常は単純な作業の繰り返しの積み重ね。

歴史なんか、過去の話じゃん。関係ないもんね。
と思ってきたけれど、
歴史は繰り返すという言葉のように、
反省材料は過去にたくさん隠されています。
それに、
事実は小説より奇なり、ってもんで、
作り話よりもドラマチックなことが多々ある。

たとえば、
関が原で破れて恥辱にまみれた藩が、
明治維新では中心になって政府を起こしているとか。

なんで気付かなかったんだろうなあ。

今は勉強が楽しくて、
いろんな事を知るのが幸せです。
(すぐ忘れるのが悲しいが)

それなのに、何故に宿題を溜めてしまうんだろう。
そうです。溜まってるんです。
ブログの更新せんで、先にやれよって?
おっしゃる通りなのですが。

こればっかりは変わらないのは何故?
性格が災いしてるのね、きっと。
早めにやると、損するような気がして・・・。

てなわけで、ちょっと宿題がんばります。
(仕事もやれよ)
皆様、今日も一日元気でね~。  

Posted by キリンさん at 10:46Comments(9)王様の耳はロバの耳

2010年05月24日

愛と美の教師・・・





土曜、日曜と、
プラウス美穂ちゃんに来てもらって、
アロマハンドマッサージをして頂きました。
マッサージ後は、
みんなとても癒されたと言って下さり、
疲れている人がいかに多いかということを感じました。

時間が開いたとき、
美穂ちゃんにカラー診断をしてもらったのですが、
これからの私に課せられた言葉が
「愛と美の教師」・・・

だれか笑った?笑った人は速やかに名乗り出るように。

というわけで、
その意味を考えてください。
(他力本願)

今日は忙しいにで、続きはまた明日。
(手抜き)  

Posted by キリンさん at 12:50Comments(11)健康一般

2010年05月20日

ペットのストレス





写真が下手で申し訳ござらん。
なんてピンボケなんでしょう。
でも、これって、ホラ、メカだから、ね?
(何を懇願しておるのか)

写真のモノは、
その名も「肉きゅうパッチ」

何をするものかといえば、
ペット(犬、猫)の肉球に3分貼って、
ストレスをチェックするというもの。

パッチの色で、
「ストレス大」
「少しストレス」
「リラックス」
の三段階がチェック出来るというものです。

ペットは感情豊かな生き物だから、
これでチェックして、
ペットのすこやかライフに役立てましょう。
と、パンフに書いてあります。

ただ、
「ストレス大」と出たらどうすればいいのか?
そこまでは書いてない・・・・。

そう、これはまだ試作品なので、
まことに中途半端なのでした。

ただ、こんな商品が試作されるということは、
やはりペットのストレスは増えているんでしょうね。
飼い主だって、ストレス満載なのですから。

私の知ってる人達は、
少なくとも飼いっぱなしという人は誰もいないと思われます。
だからペットも幸せです。

でも、中にはいるんです。
可愛そうなペット達が。
具体的に書くと悲しくなるので書きません。

何も出来るわけではないけど、
ペットを大切にしようねと話すだけで、
少しは啓蒙になるといいなあ。

で、このパッチの試作品、
今ならくすりのキリン堂にありますので、
欲しい方は取りにいらしてね。
数には限りがありますので、
早いモノ勝ち。

話は変わりますが、
土曜、日曜は、
プラウス美穂ちゃんのハンドマッサージがあります。
一回1000円で、黒豆茶(一杯)サービス。

時間のある人は遊びにいらしてね。

では。  

Posted by キリンさん at 11:08Comments(9)王様の耳はロバの耳

2010年05月19日

オトコの危機




写真と本文の内容とは、一切無関係です。
いや~、使いやすいもんで。

大学時代の、男友達の話です。

今、就職難の時代ですが、
私が就職活動をしていた頃もかなりひどかった。

今と違って、
一度就職したら生涯その会社に骨を埋めるってのが、
一般的な時代。

親の七光りも、コネもなく、成績も芳しくない彼は、
相当にあせっていたそうな。

ある日、近鉄電車に乗っていたら、
上品そうな初老の紳士から声をかけられたのだそうです。

「学生さんですか?」

それは、きれいな標準語で、どうやら身分卑しからぬ方のニオイが・・。

それをきっかけに色々と話してみると、
東京は日本橋の大きな呉服屋さんのご隠居さんだとか。

その時、彼の頭にひらめいたのは、
きっと東京では顏も広いだろうから、
優しくしといたら就職の口をきいてくれるかも!!!!

そしたらむこうの方から
「実はふらっと一人旅に出たのですが、
 関西はあまり詳しくないので、案内してもらえませんか?」

「喜んで!!」
てなわけで、彼はご隠居の案内を買って出たわけです。

そらもう、自分のジイちゃんにもここまで優しくしたことない、
ってな尽くしようだったそうです。

そして夜になって、祇園にでもご案内を・・・と考えていたらしいのですが、
ご隠居は
「いや、いささか疲れたのでホテルの僕の部屋で飲みましょう。」

まあそれもよし。
と、下心満々の彼はお供つかまつったのでした。

そしてご隠居のホテルの部屋に入ったあたりから、
ちと様子が・・・・・。

「きみ・・・先にシャワーを浴びてきたまえ・・。」

!!!???????

彼は察しの良い方なので、すぐに、
(これはアカン!!!!)
と、心の中で叫んだのでした。

「いや、ボク、ちょっと用事があるの忘れてたんで、
 今日はこれで・・・。」
と帰ろうとすると、
ご隠居は彼の前に立ちはだかり、
片手をパーの状態で突き出して、

「キミ!!5万でどうだ!!!!!」

彼はそれを振り払うようにして逃げ帰ったそうですが、
巷の噂では、
「あいつのことやから、売っとるで・・。」

それはどっちでもいいのですが、
男性でも、恐ろしい目に合うことってあるんですね。
くわばらくわばら。

そういえば、別の友達はやはり大学生のとき、
当時で言うところのポルノ映画を見にいったとき、
となりのオッサンから
「ついて来たら、ええもん見せたる。」
と言われて、女性の写真でも見せてくれるんかなあと、
喜んでトイレについていき、
オッサンのええもんを見せられたとか。

・・・世の中、いろいろあります。  

Posted by キリンさん at 10:23Comments(16)王様の耳はロバの耳

2010年05月18日

オンナがオトコに惚れる時





もともとタイプだったとか、
仲良くしているうちに好きになったとか、
そういうわけではなくて、
一瞬にして恋に落ちる!!そんなことありませんか?

大学生の頃のはなし。

私はサークルの合宿の買い物に、スーパーに来ていました。
一緒に来るはずの男子が教授呼び出しで急に来られず、
一人でカゴをさげ、その中に重い食料品や飲み物類を入れていきながら、
なんでオンナ一人でこんな労働を・・・
と、心の中でブツブツ文句を言っていたその時、

ずっしり重かったカゴが、
いきなりふわっと浮いたと思ったら、

「すみません、先輩!!こんな重いもの持たせて・・。
 女の人に、これは無理やで。」

それは一つ後輩の男子。
たくましい腕には、
さっきまで重くてタマランかったカゴが、いとも軽々と・・・。

・・・・惚れた・・・・・。

次は、40歳を過ぎた頃のお話。

あるエライ漢方の先生とお話してた時のこと。
外見は、ホームレスと紙一重という個性派なんです。

漢文の話をしていたのですが、
私が高校生の頃に、先生から勧められた副教材の話をしてました。

それは「漢文の記憶」という文庫本で、
とてもわかりやすく簡潔な内容でしたが、
いつの間にか失くしてしまったものです。

色んな人にその本のことを話してきましたが、
誰も知らない。
そういう幻の本でした。

で、その本の名前を言うと、その先生は、
「ああ、それは神田の古本屋にあったぞ。」

いとも簡単に!!!!

「著者は〇〇で、出版社は〇〇だ。」

えええ~~~~っ!!!そ、そこまでご存知で!!!!

・・・・惚れた・・・・・。

ま、どちらの場合も一瞬に燃え上がり、
一瞬のうちに我にかえって終わりましたが。

みなさんは、そういう経験ありませんか?
私はこの他にもいっぱいありまして、
傾向としては、
腕力か知力に魅かれるらしい。

それと、思いがけないってことも、ポイント高い。
偶然とかね。

たとえば旅先でばったり会ったりして、
いつもよりイケてる姿だったりしたら、惚れるかも。

え?キリンさんて気が多いのねって?
その通りです。

でも、ほとんど長続きしない一瞬の恋なのだ。
これを繰り返すことが、若さのヒケツとも思うのですが、
何か文句ある人は名乗り出るように。


話は変わって、
この土曜、日曜に、プラウス美穂ちゃんが、
出張!!癒しのアロマハンドマッサージに来てくれます。
一回1000円です。

時間のある方は是非いらしてね。  

Posted by キリンさん at 10:54Comments(15)王様の耳はロバの耳

2010年05月17日

口蹄疫 なぜ殺さなければならないのか





今日は、ちょっと長いです。

いろんな人に口蹄疫の話をして、
一番聞かれる素朴な疑問がこれです。

「どうして、全部殺さなくちゃいけないの?」

私なりに調べた答を書いてみるので、
もし間違いがあったら指摘してください。

口蹄疫に感染した牛は、成牛の死亡率は低いのですが、
著しく肉質が低下し、乳牛は乳が出なくなります。

それが一頭や二頭なら話も違うかもしれませんが、
感染力が非常に強いので、
あっと言う間に農場全体に広がってしまい、
全頭が、かかってしまいます。

自分の処だけで済めばまだいいのですが、
あっという間に、よそにも広がってしまい、
地域全体の牛、豚が犠牲になります。

宮崎では、
初発から現在に至るまで、
必死で食い止めようとしているにも関わらず、
これだけ広がっているのですから、
何もせずに放っておいたらどんなことになるでしょう。

宮崎のみならず、九州全域はおろか、
日本全国にとどまらず、世界中に広まるまで、
それほど時間はかからないでしょう。

成牛の死亡率は低いけど、
子牛はとても高いのです。
子供が育たなければ、その種は途絶えてしまいます。

近い未来に
「昔は、ウシやブタという動物がいて、
 ずいぶん栄養豊富で美味しかったらしいよ。」
という絶滅動物になってしまうかもしれません。

写真の本は、
第二次世界大戦前後に活躍した、
イギリスの獣医さんが1972年に出版した回顧録です。

実はここに口蹄疫のブタのエピソードが書かれています。
先日りあんさんと電話で話したとき、
「キリンさん、あの本にも出てましたよね。」
と言ってました。

著者が、ある農家に往診に行って、
口蹄疫のブタに気付くくだりでは、
「蹄を調べながら、僕の腕は震えていた。」
「口の中がすっかりからからになるのを感じながら」
と、衝撃の大きさを表しています。

そして、役所に連絡して農夫に、
「ここの豚は全部屠殺します。」
と宣告すると、農夫はやはり問います。

「一頭残らずか?」

それにこたえて
「口蹄疫というのは、おそろしく伝染力が強いんです。
 この豚を治療してる間にこのあたり一帯の家畜がみんなやられるし、
 たちまちのうちに国中に広がりますよ。」

また、発生の確認直後から、不安な待機の時期が始まると書かれています。

「関係者全員が、拷問台の上で待たされているような気持ち」と。

「町に住む人々にとって、口蹄疫はいつもどこか遠方の話であり、
 新聞で読むことでしかない。
 田舎に住む人々にはそれは静かな農場が戦場と化し、
 毎日が葬式の連続のような大騒ぎになることと、限りない不幸を意味した。
 悲嘆であり、破滅なのだ。」

イギリスでの酪農の歴史は、
日本と比べるべくもありません。
悲嘆の過去もたくさんあるのでしょう。

それにしても、
第二次世界大戦の頃と同じ対処法しか今もないとは。
人間って非力なもんですね。

私が今日のこの記事をアップしたからといって、
何が変わるわけでもないのですが、

「どうして全部殺さなければならないのか」
という基本を納得してもらわないことには、
先に進まないような気がしたので書いてみました。

なお、ご紹介した本ですが、
これはユーモアあふれる素敵なお話がいっぱいです。
是非、ご一読を勧めます。  

Posted by キリンさん at 11:46Comments(12)王様の耳はロバの耳

2010年05月14日

牛肉の効能



この絵は以前も紹介したことがあるのですが、
青い牛に乗る老子です。

牛は、昔から人間と密接に関わってくれています。
農耕に使い、乗り物にもなり、荷物を運び、そして食料にもなるのです。

最近の健康志向の中で、
「私は牛肉なんて一切食べない。」
という人がいますが、
それは大間違いです。

日本人は、もともと牛肉を日常的に食べてはいませんでした。
それが明治時代になって広まるようになり、
大正時代になると、一般に食べられるようになったのです。

肉を食べると血管が詰まって死ぬ、なんていいますが、
そもそも脳卒中で人がバタバタ死んでいたのは、
明治以前の方が相当多かったはず。
平均寿命が延びたのはいつからなのか?

昔は「人生50年」なんて言われていたじゃありませんか。

牛肉は良性のたんぱく質がたっぷり含まれており、
それは良質の、柔らかい血管のモトになってくれるのです。

牛肉のたんぱく質は、
人が体内で合成できない必須アミノ酸がそろっており、
そのアミノ酸は理想的な組み合わせの構成で、
アミノ酸スコアが100に満ちているのです。

漢方で言うと、
牛肉は温、身体を温めてくれ、
藏府では脾胃に属します。
つまり、胃腸を補い体力気力をつけてくれるのです。

また、貧血の予防にもなるし、
肉類の中では亜鉛の含有率が高いことでも知られます。

また、
牛は五行の中では「土」に属し、
その性格は大地のように緩和とされています。

もちろん食べすぎはいけませんが、
それは牛肉に限ったことではありません。

などとゴタクを並べてみたけれど、
やっぱり牛肉は美味しい。
それにつきるかも。

しかも、宮崎の牛は日本一美味しい。
宮崎牛が消えることがあるとすれば、
宮崎のみならず、
日本にとって大きな取り返しのつかない損失と考えます。

古代中国では、
牛は神聖なものとされ、
神への貢ぎ物とされました。

犠牲という字の牛偏は、これが由来です。
  

Posted by キリンさん at 10:31Comments(15)漢方

2010年05月13日

優しい気持ち





引っ込み思案で、
なかなか一歩を踏み出せない人がいる。

「ぐずぐずしてる奴が悪い。」
「せんからよ~。」

真面目に頑張っている人がいる。

「あたま、固いよね~。」
「一人だけ真面目にされると、周りが迷惑。」

他人に気を遣う、人見知りな人がいる。

「あいそ悪い。」
「ナニ考えちょるか、わから~ん。」
「いやなら、そう言えばいいっちゃわ~。」

いつ頃から、そんな世間になっちゃったのでしょう。
不器用なほど真面目で律儀な人が疎んじられる世の中なんて、
あってはならないと思う。

私はいつも、ゆるくていいのよ、と言います。
でもそれは、基本的に真面目であることが大前提です。

自己中でいいのよ、と言います。
でもそれは、周囲に最低限の配慮が出来ることが大前提です。
そして、責任感も必要です。

私は何度も言うように、
黒い部分がいっぱいある小さな人間で、
立派な人ではありません。

でも、
真面目で融通のきかない頑固な小心モノを、
嘲笑するような精神は、断固否定します。
(だって、天に唾するって、まさにそういうことじゃない?)

優しい気持ちを持ち続けたいと思っているのです。  

Posted by キリンさん at 12:12Comments(13)王様の耳はロバの耳

2010年05月12日

朝の果物は金





旬の果物にはビタミンやミネラルがいっぱい含まれ、
健康のために一役買ってくれます。

朝の果物は金、昼の果物は銀と言われるように、
積極的に摂るのは身体のためにもなります。

いや、正直に言えば、
果物ってば美味しいのです。
身体にどうのこうのという以前の問題。

子供の頃から、
母がミキサーで作ってくれる果物のジュースが大好きでした。
フレッシュジュースは作り置きが出来ません。
時間がたつと、色は変わり匂いも変わって飲めなくなってしまいます。

だからこそ、よけいに美味しい。

写真のお嬢さんは、
ボンベルタ地下のジュース屋さんの看板娘さんです。
いや、看板娘さんはあと二人いらっしゃるのですが、
それはまた次の機会にご紹介しましょう。

果物屋さんが経営しておられるので、
ネタはいいもの使ってます。
その果物のお店は、ジュース屋さんの斜め向かいなので、
ネタが足りないと、
すぐにそこから持ってくるという寸法。

今のおススメは?と聞くと、
「マンゴー」
だそうです。

今日のマンゴージュースのお値段は
630円でした。

宮崎産のマンゴーを使って目の前で作ってくれるジュース、
決して高くないと思います。

私のおススメは、
バナナ豆乳(あっさりしてて美味しいし、安い)
トマトジュース(トマトそのものの味)
リンゴジュース(母がすりおろして作ってくれたのと、同じ味)
かな~。

ダイエット中の私ですが、
つい毎日のように飲んでしまってます。

また、もう一つ嬉しいのは、
正直なお店ってこと。

ダイエットジュースってあるんですが、
「ダイエットジュースだって、やせるのかなあ。」
とお客さんが言ってると、
「一回飲んだくらいじゃ、やせんよ~。」
ああ、なんて本当のことを。

果物のことも、詳しく教えてくれるので、
とっても楽しいお店なのでした。

最後に一言。
この記事は、頼まれて書いたものではありません。
そこんとこ誤解のないように。  

Posted by キリンさん at 12:00Comments(10)健康一般

2010年05月11日

はりがね屋ホショ。




適当な写真がなかったので、
この絵にしました。
ふざけているわけではありません。

今朝、あるお客様と宮崎で起きている事件の話をしました。
思いがけないところまで、
いろんな影響が及んでいるらしい。

その後で、はりがね屋ホショ。りあんさんのブログを見ました。
リンクのしかたがわからないので、
記事にしています。

是非、そちらをご覧下さい。

病気についても正しく調べて、
正しく伝えるべき時だと感じています。

私がいいかげんなことを書いて誤解されてもいけないので、
各自で調べて下さい。
本当のことを、知って下さい。

どんな病気でも、
正しい知識を得ることが解決への第一歩。
不確かな噂による偏見が、一番いけません。

あとは、祈るばかりです。  

Posted by キリンさん at 16:06Comments(6)王様の耳はロバの耳

2010年05月11日

我が身を振り返れ





ちょっと前の話。
とある夜のことです。

私は、ある友人からの電話を待っていました。
重要な用件だったので、ずっと待っていました。
でも、電話は鳴らない・・・。

携帯を取り出しても、
電源は入っているのに着信はない。

結局その夜はかかってきませんでした。

朝になって私の方から電話をし、
「なんで電話をくれんかったの?」
となじると、

「10回くらいかけたけど、つながらんかったよ。
 アンタ、どこにおった?」

がびーーーーーん!!!!!!!

私はその夜は飲み会で、居酒屋におりました。
しかも地下の・・・・・・・。

何度も携帯を取り出しては見てたんだけど、
圏外かどうかは確認していなかったのでした。

話は変わりますが、
あるパーティーに参加したあと、
財布がなくなっていたことがありました。
その会場の従業員かしら・・・???
なんて、色んな人を疑い真っ黒な心で怒っていた私。

しばらくして、
衣服の入れ替えをしたとき、
普段着のジャケットのポケットの中に、
盗まれたはずの財布が・・・・。

自分が忘れて行っとるやないかい!!!!

最近では、
他人を疑う前に自分では・・・?????と考えることにしています。
そうすると、ほとんどが自分のしわざなのです。

ああ、悲しい。

でも、他人にあらぬ疑いをかけるよりマシですよね。
ちょっと大人になれたかなあ。  

Posted by キリンさん at 12:56Comments(7)王様の耳はロバの耳

2010年05月10日

涙も汗も・・・・





この写真は内容と無関係です。
使いやすかったので。

さて、タイトルの涙も汗も・・・には続きがあります。

涙も汗もおヨダもおしっこもウン子も、
みんな自分の身体の代謝産物。

つまり、生きている証であります。

ペットを飼っていたり、子供を育てていたり、
介護をしていたりすると、
よくそれがおわかりでしょう。

身体から出て来るものの、
量、回数、匂い、色、そういったもので健康チェックが出来ること。

今回は、もう一つ、経血について言いたい。

男性にはあまり関わりないことですが、
生理の時の血のことです。わかっとるね。

うちでは「ときあいひとさん」製作の布ナプキンを置いてます。
ナプキンにかぶれる人が多いので、
そのためにいいかなあと考えて、
わりあい軽いノリで置いてみたのですが、
これがとても勉強になっています。

使っている人の話を聞いてみると、
色々と深いのです。

最近の風潮では、
汚いものにはフタ!!なかったことにしましょう!!
という考え方が広がっているように感じられます。

たとえば、生理の時にパンツが汚れてしまったら、
ナプキンと一緒に捨ててしまっていたという人がいます。
「汚い物と思っていたので、さわりたくなかった。」
とのこと。

でも、布ナプキンを使っていると、
自分の身体の中にあったものは汚くないという自信が芽生えるみたい。

それは、身体の中からの便りのようなもの。
健康状態のバロメーターでもあるのです。

また自分の身体全体の営みに思いを馳せ、
ああ、私って生きているのねという実感にもつながるのだと。

話は戻りますが、
ウン子もそうです。

見たくな~~~い!!!!!
とばかりにザーザー流す前に、ちゃんと観察してください。

自分の身体の営みに、関心を持ってほしいのです。
それが健康への第一歩だと思うのでした。

さて、そういうわけで(どういうえわけだ?)
今週も元気出していきましょうね。  

Posted by キリンさん at 12:03Comments(15)健康一般

2010年05月07日

恐怖の実験





昨日に続き、今日も懺悔を・・・。
こうなったら勢いです。(いいのか?)

私は小学校の頃から、
理科の実験が嫌いでした。
何故か?

それは、とてつもなく不器用だったからです。

試験管やビーカーの目盛りに合わせて薬品を入れる、
これが出来ません。
アルコールランプやバーナーの火がつけられない。
天秤の釣り合いを、いつまでたっても取ることが出来ない。

物を落とす、こぼす、割る。

だから、実験のときの私はなるべく気配を消して、
ひっそりとしていたものです。

あれ?この話は書いたか?ま、いいか。(ちとボケが・・)

高校生になってからも実験嫌いは変わらず、
化学の実験でも、透明人間になっていました。

ある日のことです。

実験中、誰も私を見てないとき、
「誰か試験管かたづけて。」
という声が。

でも、誰も片付ける気配はなく、試験管は放置されたまま。
しかたないので私はそれを手に流し台に行き、
中の薬品を捨てようとしました。

そのとき、薬品が散って自分にかかるとイヤだったので、
流し台の中にやはり放置されていた濡れ雑巾の上にこぼしたのです。
それから実験台に戻ってしばらくしたとき、
なにやら怪しげな匂いが・・・・。

「臭い!!!」
「なにあれ!!!????」

みんなが流し台を振り向くと、
得体の知れない色の煙がもうもうと・・・・・。

先生が大声で
「窓を開けて外へ出い(出ろ)!!!!!」
全員が阿鼻叫喚の中、私は真っ先に外へ出ました。
(何もしてないから、出やすかった)

「毒ガスか!!???」
「いびしいのおお~~!!(怖いなあという方言)」

教室を出るときにちらっと見えた先生は、
タオルで顏をおおいながらも
果敢に流しに走って行かれました。

しばらくしたら先生の
「はあ、ええど~~~~~。(もう、いいよという方言)」

入ってみると、
先生がすっかり片付けてくれて、清々しい教室となっておりました。

たぶん、
私が薬品をかけた雑巾にも、
何かの薬品がついており、
化学変化をおこしてガスが発生したのでしょう。
あぶね~~~~。

「誰のしわざ?」
と、みんな不思議がっていましたが、
小学校の頃から気配を消す術を身につけていたおかげで、
誰も私の愚行とは気付かずに今に至っております。

同級生の皆様、
あのとき、サリン事件みたいにならなくて本当に良かったです。
ごめんなさい。

さて、話は変わってボン店情報をたまには。





今日から、椎葉の盛田屋豆腐さんが地下に入っておられます。

今日と明日は赤募市なので、
一割引だそうです。
お得ですよ~~。

そして、くすりのキリン堂では、
特に何もやってないけど遊びに来てね。
差し入れ無用です。(タテマエ)  

Posted by キリンさん at 11:26Comments(24)王様の耳はロバの耳

2010年05月06日

傷つけてしまったこと





昔の思い出は、
宝石箱の中の宝石のようなもので、
取り出すとキラキラと輝き、
心を慰めてくれるものです。

でもそれは、
暖かく楽しいものばかりではなく、
苦いものも含まれており、
「なかったことにしたい」
と思ったりもするのですが、
それもやはり宝石には違いありません。

高校生の頃、ある同級生が入院しました。
彼は一年生のときに同じクラスだった人で、
席が近かったこともあり、
お互いに憎まれ口を叩き合うのが楽しいという、
少し気になる男の子でした。
(私はとても気が多かった)

色んな人達がお見舞いに行っていましたが、
私はなかなか行けませんでした。

心配してるのを悟られたくなかったから。

すぐに退院するかなあと思っていたのだけれど、
それは意外に長引き、
何ヶ月かたった頃に、やっともうじき退院できそうだと、
噂で聞きました。

それでやっと、行けると思いました。

友達のY子についてきてもらって病室を訪ねた私は
「もうすぐ退院なんじゃろ?
 一回くらい見舞いに来ておかんと、
 何言われるかわからんけん、来てあげたよ。」

と、相変わらず憎まれ口をたたき、
彼は苦笑しながら
「変わらんヤツじゃのお。」
と応えてくれたのです。

でも、そのあと私達が帰るとき、
彼はエレベーターまで見送ってくれたのですが、
古い病院の長い廊下を歩きながら、
ぼそっと言ったのです。

「冗談はわかっとるけど、
 あんなこと言うな。」

初めて見た、彼の真面目な顏でした。

「わかっとるけど。」

ヒドイ!!ヒドイぞ!!!
なんてヒドイやつなんだ!!!私!!!!!

そう言われて、私は恥ずかしくて悲しくて、
なんと自分勝手で思いやりのないことを言ったのだろうと、
思い知ったのです。

若いころは、
敵もいないのに鎧兜で身を固め、
常に槍を構えて生きていたような気がします。

自分が恥をかきたくないという一心で、
傷つけた人のなんと多いことか。

それからしばらくたってから、
お詫びのつもりで彼に
「エビフライおごってあげる。」
と言うと、
彼は素直に出てきて、
エビフライをおごられてくれました。

それが彼とのたった一度のデートでありました。

卒業してからは会うこともなく、
元気だという噂だけは耳にしていたのですが、
いつだったか、
突然倒れてこの世を去ったと聞きました。

ちゃんと謝りたかったね。ごめんね。
察しのよい人でしたから、
エビフライの意味はしっかり理解してくれてたはずだけど、
大人になった今は心が痛みます。

苦い思い出ですが、
これもまた宝石の一つであります。

さて、連休も終わりました。(ずっと働いてたけど。)
気持ちを入れ替えて、頑張っていきましょう。  

Posted by キリンさん at 12:54Comments(19)王様の耳はロバの耳