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Posted by みやchan運営事務局 at

2013年03月28日

桜の花咲く頃




今年はお花見に行けました。
どこに行ったかは秘密。ふふふのふ。
とても短い時間でしたが、満足。

さて、卒業入学のシーズンとなると、
思い出すのは恩師達のこと。

私は先生運の良い方で、
色んな良い思いでが沢山あります。

中学校に入ったときの担任である
ナカシオ先生もその中の一人なのです。

先生は野球部の顧問をしている
美術の先生でありました。

この先生の一番の思い出は、二度のげんこつ。

ある放課後のことでした。

私は教室の掃除当番だったのですが、
何故かは忘れたけど、
サボっちまえと思ったんですね。

だけど、出口から堂々と出て行くのは気がひけます。
となると、どうする?

窓しかないでしょう。

おあつらえ向きに、教室は一階で、
窓の外は中庭です。

かばんを抱えた私は、
あらよっと飛び出し、無事に着地。

と思ったら、そこに立ってたんです。

ナカシオ先生が・・・。

なんでーーー!!!????
と思うより先に、

「バカモン!!!」
先生のゲンコツは痛かった。

「すみませ~ん。」
とあわてて窓から入ろうとすると、再び、

「バカモン!!入り口に回らんかっ!!!」
と、ごちん。ま、あたりまえですが。

また別の日には、
4時間目が終わってパンを買いに行こうと教室から走り出たとき、
何故か先生は廊下に立っておられました。

「バカモン!!」
と、ごちん。

「授業、終わりましたよ~。」
と言うと、

「まだ先生が教室におってじゃろうが(おられるだろうが)!!
 先に飛び出すヤツがおるか!!」
ま、もっともですわね。

何かの用事で職員室に行ったとき、

「オマエ、その制服なんとかならんのか。」

「え?」
と見下ろす制服には、
コーヒー牛乳のシミが・・・・。

「女らしさがちっともありゃせん。」

がーーーん。ま、その通りなんですがね。

それでも私はナカシオ先生が大好きでした。

大好きな先生から何度も注意されたんだから、
ちょっとは素直で女らしくなったと思う?

魂なんて、そう簡単には入らんのです。
残念ながら。

中学を卒業し、高校3年生になったときのことです。

学校からの帰り道で、
ばったり会ったのが、このナカシオ先生でした。

「元気か?」
とたずねられ、色んな話をしてるうちに、
先生は突然私に

「オマエ、先生にならんか?
 国語の先生なんか向いとるかもしれんぞ。」

どうして先生がそう言ったのか、
サッパリわかりません。
先生は美術の先生だったのに、
どうして国語なんだかも。

そう言われながら、
やはり私は先生の言うことを聞かなかったのですが。
魂なんて、なかなか入らんもんです。

もっとも私が先生になっていたら、
好きな生徒だけひいきする最悪な教師になっていたでしょうから、
これで良かったと思うのですが。

でも、先生からそう言われたことは、
嬉しい思い出なのでした。

今はどうしてるのかな、先生。

このところなんだか忙しく、ブログをさぼり気味ですが、
頑張って続けますので、そこんとこヨロシク。  

Posted by キリンさん at 18:59Comments(5)王様の耳はロバの耳

2013年03月22日

わかってる




今朝ちょっと肩が重かったので、
りあんさんにマッサージしてもらいました。

りあんさんのお店は
私の自宅とくっついているので、
こんな時にとても便利。

あ、お金は払ってますから。(あたりまえだ)

「目」が相当いかれてるらしく、
めちゃめちゃ痛かった。
もしかしたら「目」は口実で、
仕返ししてたのか?(される覚えはないが。)

でも、おかげでスッキリしました。
また頼もうっと。

話は変わりますが、実は私、ここんとこ立腹中なのです。
相手は某友達。
なんでかって?
話せば長すぎるので話しません。

マッサージが終わったあと、
テーブルにオラクルカードがあったので、
ちょっと見てもらおうってことになりました。

私はどうしたらいいのか?

そこで出た答は、

「優しく」

わかっとるわい!!!言われなくても。

「すぐに解決することではありません」

わかっとるわい!!!言われなくても。

落ち着いた音楽でも聴いて、
優しい気持ちになり、
答をすぐに出そうとあせらんことだそうです。

分かってるからーーーー!!!!!!

なんですかね、
自分がよくわかってると思ってることを指摘されると、
腹が立つもんですね。

たとえば、
宿題しなければと思ってるとき、
お母さんから
「宿題したの?しなきゃだめよ。」
なんて言われると、
わかっとるわい!!!!!
と腹が立ち、ヤル気が失せてしまったり。

彼氏とケンカしたものの、自分が悪かったと思ってるとき、
友達から
「アンタが悪いよ。あやまったら?」
なんていわれると、
わかっとるわい!!!!!
と腹が立ち、かえって謝れなかったり。

だけどそれは若い頃の話。

年齢を重ねてて良かったと思えるのは、
そこで腹は立つのだけれど、

やっぱりそうだよね。
怒ってても何も解決しないのだから、
気持ちを落ち着けようっと。

と、思い返せることでありましょう。

わかってるけど、どうにもならないのよ。

てな場合に、誰かや何かに、
わかってるならそうしようよ、と背中を押されると、
素直に出来る私はえらい。

と、昨日の続きで自慢してみる。

自分の中で解決出切ればもっとエライのだけど、
そこまではまだまだなのでした。

修行中でございます。  

Posted by キリンさん at 17:51Comments(6)王様の耳はロバの耳

2013年03月21日

私の自慢といえば




一度書いたネタです。

もう10年ほど前になるのでしょうか。

大学の友達3人と、教授を囲んで食事会をしました。
久々に会うとあって、
それぞれの近況を報告し合い盛り上がる5人。

ところが、
その中の一人の男子の話ときたら、
ヘッドハンティングされて、
バリバリ活躍しているという内容ばかり。

どれほど自分に能力があるか、
部下にどれほど思いやりを持って接し、
みんなに慕われているか、
家庭円満、女友達もいる、

聞いてるうちに私は切れそうになり、

「ちょっと、それって自慢?」

と彼に言ってしまったのです。
怒るかもしれんけど、ええわいっ!!やっとれるか!!!
ってなもんで。

彼がどうしたかと言うと、

「えっ、自慢?自慢に聞こえた?
 そうか、自慢かあ。自慢なんやなあ。」

と、えらく素直に認めたのですよ。

その瞬間、私は彼を見直したのでした。

それから全員で、せっかくだから、
みんな自分の自慢をしよう!!ということになり、

「私はこないだ資格をとりました。」
すごいっ!!パチパチパチ!!!ヒューヒュー!!!

「僕の論文が賞を頂きました。」(先生)
さすがっ!!!先生素敵!!!

なんてこと言いながら、
心の底から自慢をし、それを褒め、
楽しい一夜を過ごしたのでありました。

でもね、自慢って意外と難しいですよ。
何を自慢する?

私の場合は、
周りにいっぱいヘンな人がいてくれる、
それが自慢かなあ。

楽しませてくれるし、
お陰でネタには事欠きませんから。

なんで同じ話を書いたのかと言うと、
うちに相談に来る人の中に、
自分に自信がない人があまりにも多いからなんです。

自分のいいところって、
なかなか思いつかないみたい。

私のいいところは、
しつこくてあきらめが悪いところ。

え?悪いところじゃんって?

何にでもしつこいわけじゃなくて、
これと思ったことは、しぶとく貫くんですよ。

あきらめないのは良いところだと思いますが、
いかが?

あなたの悪いと思ってるところも、
裏を返せばいいところかも。

自分のことは自分で褒めるのが一番です。
いいところ見つけて、
いっぱい褒めてあげて下さいね。  

Posted by キリンさん at 17:52Comments(7)王様の耳はロバの耳

2013年03月20日

ハートのエースが出てこない




今日は息子の誕生日です。関係ないけど。

さて、昨日のpia masaさんのブログで思い出したことが。

昔、トランプとは無くてはならない大切な遊び道具でした。

子供から大人まで、
とりあえずトランプさえあれば時間がつぶせたのです。

小学生までは、
ババ抜き、七並べ、神経すいじゃく、ブタのしっぽ、戦争(赤黒)。

中学生くらいから、
セブンブリッジ、ナポレオン、ドボン、大貧民。

博打好きな人には、
ポーカー、カブ、ブラックジャック。

思い出せるだけでもこんなにありました。
一組のトランプさえあれば、
いつまでも遊び興じることが出来た時代でありました。

その中でもナポレオンは、
高校生の頃からずいぶん夢中になったゲームです。

4~6人くらいでやるのですが、
まず全員に手札が配られます。

強い札を持ってると自信のある人は、
自分がナポレオンになると宣言するのですが、
ゲームが終わるまでにカードを何枚取るのかを約束しなければなりません。

それが承認されたら、
副官であるジャックを指名するのだけど、
それは、自分に有利な札を持っている人を強制指名するのです。

「ハートのエース。」
みたいに。

ここで面白いのは、
ハートのエースを持っている人は、
名乗りをあげずに黙っているのです。

つまり、ゲームが終わるまで、
他のメンバーはもちろんのこと、
ナポレオンですら誰が副官なのかわからないのです。

最後にナポレオンと副官の取り札の合計が
宣言した枚数より多ければ、ナポレオン軍の勝ち。
少なければ連合軍の勝ちとなるのです。

ナポレオンで面白いのは、
全てのカードの中で一番強いのは、

「オールマイティー」と呼ばれるスペードのエース。

ところが、このオールマイティーよりも強いカードがあります。

本来なら一番弱い「2」という札。
これが、オールマイティーにぶつけた時にだけ、勝てるのです。

いつも虐げられ、邪魔にされている「2」が、
オールマイティーにだけ勝利する一瞬、大どんでんがえし。
それが好きでした。

私が大学に入ったばかりのとき、
ある男の先輩が、よくドライブに連れて行ってくれました。

ある日のこと、
私と同じ下宿だった女の子二人と、先輩の友達の男子と、
5人で比叡山にドライブに行ったのです。

そこでやったのが、
トランプのナポレオン。
なんでやねんと思うかもしれませんが、
当時は普通の出来事なんですよ。

そこで、
先輩はナポレオンの宣言をして、
私は敵の連合軍でした。

先輩は次々と札をとっていきます。
連合軍は劣勢。

だけどだけど、私の手の中には、
秘かに「2」が隠されていたのです。
今にみておれ。

そして最後の最後に先輩がダメ押しとばかりに
オールマイティーを出したとき、

「2」の札を鼻息荒く叩きつける私。
バシッと。

ふふふのふ。見たか!!と心の中で叫ぶ私。

ところが、みんなの表情がおかしいのです。

「2」なのに、あ~あって感じ。「2」なのに。

先輩は「終りやな。」
とカードを集め始めました。

そう、私は知らなかったのですよ。

オールマイティーより「2」が強いというのが、
広島県の一部でのローカルルールだってことを。

頭に血がのぼった私は、
それはおかしいと断固として抗議。

この「2」が勝つというルールがあればこそ、
私は今まで黙ってたのです。

それに「2」が勝つという局面があればこそ、
このゲームが面白いのだと。

最後に先輩は疲れ果てて

「ほな、それでええやん。」

それっきり、
先輩が誘ってくれなくなったことは言うまでもありません。

ああ、思い出すだけで血が沸きますわ。

トランプをしなくなって久しいけれど、
またいつかしたいなあと願うキリンさんなのでありました。  

Posted by キリンさん at 12:31Comments(6)王様の耳はロバの耳

2013年03月15日

あたって砕け散る




男の子って純情ですよね。
純情を通り過ぎてアホかいなって。

こないだのリンダリンダリンダという映画の中に、
松山ケンイチくんが、
韓国からの留学生を呼び出して告白するシーンがありました。

この日のために覚えたのであろう、
韓国語での告白です。
彼女はそれに日本語で答えているのに、
一生懸命な彼は韓国語で続けます。

焼却炉に行くとき、よく見かけたのが始まりだと彼は言うけど、
彼女は

「悪いけど覚えてない。」

それにも負けず、
焼却炉に行くのが楽しみになりましたと、
必死で続けるケンイチくん。

最後に彼は言いました。

「サランへヨ。」
愛してるってことですよね。

最高にテンパった顏で繰り返し、
「返事は?」

彼女のこたえは、

「嫌いじゃないけど、好きでもない。
 それより、行かなきゃなんないんで。」
と、つれなく走り去ったのでありました。

そりゃあね、存在も知らなかった男子に、
いきなり愛してると言われてもなあ。

だけど、
男子の告白って、こういうスタイルが多いように思います。

大学のとき、下宿に電話がありました。

「同じ学部の鈴木です。(仮名、っていうか、忘れたので便宜上)」

うちの学部には全部で400人くらいいたような気がします。
いちいち覚えてまへん。

「初めて見たときから、いいなと思ってて。
 付き合ってもらえませんか?」

「いや、彼氏いるから。」

「あ、そうですか。じゃあ。」
あっさり切られました。

それっきり何のアプローチもなく、
卒業するまで結局その鈴木氏が誰かわからんままだったわ。

顏くらいは知ってるが話したことはない、
という男子からラブレターもらったことも。

「葉書を同封しておくので、
 付き合ってくれるなら〇を、
 付き合ってくれないなら×を書いて出してください。」

なんで白黒つけたがるんだ。
×書いて出すしかないじゃん。

まずはお友達から、という言葉がありますが、
女性を口説くなら戦略くらい立てないとね。

その点、女の子の方が頑張ります。

好きな男の子と同じバイトに入って近付くとか、
行きつけの店に足しげく通うとか、
趣味を調べて話題を合わせるとか、

したたかというよりも、
努力すると言っていただきたい。

多くの男の子みたいに、
ただ怒涛のようにがぶり寄るだけでは、
あたって砕け散るしかないのにね。  

Posted by キリンさん at 12:09Comments(8)王様の耳はロバの耳

2013年03月14日

リンダリンダリンダ




観るつもりなんてなかった。

高校生の、ガールズバンドの話らしい。
その程度の知識でした。

きっとケンカしたり恋愛がからんだりしながら
コンテストで優勝して終わるような、
そんな映画なんだろうと。

夜中にふと回したチャンネルで、
その映画は始まったばかり。

香椎ユウ(漢字がわからん)が若いなあ、
韓国の子が面白いなあ、
なんて観始めたら、やめられなくなってしまったのです。

学園映画というと、
ウオーターボーイズなどがあり、
それもとても好きな映画なのだけど、

リンダリンダリンダは、
なんともテンションの低いというか、
メリハリが少ないというか、

学園祭のコンサート目指しているのだけど、
見違えるように上手になるわけでもなく、
リアルな日常を描写していくのですよ。

大盛り上がりがなくても、
女の子達の小さな心の機微に
いつの間にか共感を覚えるという映画。

友達を見つめているような、
そんな感じ。

最後の体育館での演奏も、
上手じゃないけどとても楽しく興奮しました。

56歳の私だけど、
心はいっきに女子高生なのでした。

ハリウッドの刺激的な映画も好きだけど、
この頃はちょっとしんどい。

大仕掛けよりも、人間そのものを観たい。
そんなお年頃なのかな。

機会があったら、一度観てみてくださいね。

主人公達が遅れてしまったため、場つなぎで歌う女の子の、
歌がとても良かった。

それから松山ケンイチくんがちょっと出て来るんだけど、
そのシーンも好きでした。

では、寝不足だけどお仕事します。  

Posted by キリンさん at 13:30Comments(4)王様の耳はロバの耳

2013年03月13日

初恋の来た道




画像のカニよりも、臆病な十代でありました。

タイトルは、チャン・イーモウ監督の映画。
大好きな名作です。

なぜ初恋なんて言葉を思い出したかというと、
ソフトバンクのCMをみたせいでしょう。

白戸家ではない方のCM。

女学生が片想いの男の子に唐突に話しかけ、

「あたりまえじゃん。」
なんて冷たくあしらわれ、その場から走り去るのだけど、

結果はどうあれ
好きな男子と話せたという、
ただその嬉しさが胸を突き上げ、
笑顔があふれるというもの。

その不器用さ加減と、
走りながら空を仰いだ時にこぼれる笑顔が、
とても可愛いのです。

自分の話ばかりで恐縮ですが(今さら)、
高校の頃、一つ上の男子に片想いしてました。

幼なじみだから
別にいつ話しかけてもヘンじゃないの。

それでもなんとか自然に話しかけられるネタはないかと、
勉強もせず、そんなことに知恵をしぼっておりました。

「数学がわからない。」
よくあるパターンですね。

「いい参考書があったら教えて。」
一度に聞けって。

もう、ネタはない。ああああ・・・・・。

ある時なんて、

「きんぴら、好き?」

「うん。」

嫌いと言われるものとばかり思っていたので
(自分が嫌いだから)
そこで詰まってしまい、走り去った私でした。

相手の身になって考えてみましょう。

中庭を歩いていると、私に呼び止められた。
何だろう?

いきなり
「きんぴら、好き?」
と聞かれる。

なんのこっちゃと思いながらも正直に
「うん。」
と答える。次に返ってくる言葉を待ちながら。

しかし、私は困った顏していきなり走り去る。

その後姿を見ながら、そっとつぶやく。

「なんじゃ、そりゃあ・・。」

きっとヘンなヤツだと思われただろう。
実際にオマエはほんまにヘンなヤツと言われたことあるし。うう・・。

また別の時には、苦し紛れに、

「うちのクラスの子が、好きらしいよ。」と。

いや、その子って、私なんですけどね。
「なんていう子?」
と聞かれても、
「名前は言われん。」
としか言えず。

彼は私のクラスまで来て、
「どの子?」
と聞いたけど(そりゃあ聞くわな)、

「今日は休み。」
とウソこいたり。

ころんだりメカにいじめられたりした過去よりも、
もっと恥ずかしい片想いネタ。

思い出すと、身がよじれるほど恥ずかしいのに、
なんだか胸が温かくなるのは何故なんだろう。

CMを見ながら思ったキリンさんなのでした。  

Posted by キリンさん at 17:44Comments(7)王様の耳はロバの耳

2013年03月12日

酵素味噌を仕込む




毎年恒例の、酵素を使ったお味噌作り。

いつも事前に声をかけるのですが、
今回はもう仕込んでしまったのだ。
事後報告でごめんなさい。

それと、
画像は昨年か一昨年のものなのだ。
撮影するの忘れてました。
かさねてごめんなさい。

今回の参加者は、
空さん、りあんさん、沙夜さん、あーちゃん、ぴーちゃん、
そして大高酵素の有馬さんと私の7人でした。

場所は、初めてですが、
自宅でやりました。

さぞかしキリンさんも勝手良く動きやすかっただろうって?
う~ん、
それは参加者に聞いてください。

今回良かったのは、
大豆を二晩水につけておいたこと。

しかも、酵素の入った小麦粉「ふげん」を溶かした水なので、
大豆のふやけ加減がとてもいい感じだったのと、
炊く時間が半分で済んだってことです。

ただ炊いただけの大豆なのに、
指で簡単につぶれる柔らかさ。
それに美味しい!!

という大豆をつぶして麹と混ぜ、
酵素をたっぷり使って漬け込んだお味噌。

出来上がりはこんな感じに、





なるはずなのだ。
(これもまた過去画像でごめん。だってまだ出来てないもん。)

3ヶ月ねかせて出来上がる予定ですが、
もし食べてみたいという方があれば、
早めにご予約ください。

1kg・・1000円

たぶん、すぐに予約が一杯になると思うので
本当にお早めにお願いします。

ちょっと甘めの酵素味噌は
栄養たっぷりなだけではなく、
香り高くてとても美味しいのだ。

話はちょっと変わりますが、
日曜日に勉強会があり、
大阪から有名な漢方の先生が来られました。

そのときに聞いた話。

ある食育の勉強会で、若いお母さんの質問が、

「お茶って、家で出来るんですか?」

ペットボトルのお茶しか飲んだことない人が増えているのだとか。

この頃は家を新築するときにも、
台所はいらないという要望が、やはり増えているのだそうです。
電子レンジと電気ポットがあればいいんだって。

「なんぼ食養生の話したかて、あきませんわ。」
そう嘆いておられました。

宮崎には豊富な食材があるし、そこまでひどくないと思う。
そう先生に言ったら、

「今はそうかもしれませんが、気をつけなあきません。
 どんな田舎でもコンビニがある時代なんやからね。」
と警告されました。

時代に逆らっても、
便利に流されずに、
なるべく手作りのものを食べたいですね。

無精者の私ですが、強くそう思ったのでした。

豊な実りのある宮崎の誇りにかけて。  

Posted by キリンさん at 11:58Comments(8)健康一般

2013年03月07日

今日は私の誕生日




今日は私の誕生日です。
と、繰り返してみる。

いや、別に何かを要求しているわけではありませんよ。
本当です。本当に何も、本当に。
(と繰り返すとウソくさいよね。いつも思うけど。)

人生は色んなエピソードの積み重ねだと
私は考えているのですが、
おそらくは、
苦々しいことや辛いこと、じれったい思い、報われないこと、
そんなことの方が多いのではないでしょうか。

生きてる甲斐もない、存在している意味があるのか?
なんてね。

先日のこと、たまたまテレビを観ていたら、
チューリップの財津一夫さん(漢字はこれでいいのか?)が出てました。

財津さんが若い頃は福岡でバンド活動していたことは
あまりにも有名な話です。

その福岡から東京に進出しようかという時は、
実は不安でたまらなかったんですって。

その時、ゆらぐ自分の心を決めてくれた一言があったと、
財津さんは言ってました。

親友の励ましか?それとも親の激励?
尊敬する先輩とか?

そう思って聞いいたのですが、

そうではなくて、
たまたま乗り合わせたタクシーの運転手さんの一言だったそうです。

ギターをかかえてタクシーに乗った財津さんに、

「音楽やると?」
と話しかけ、

自分も若い頃、音楽を志してたけど、挫折してしまったんだ。
でもアナタはそうならないよう、頑張ってね。

そう励ましてくれたのだとか。

身内でもない、見ず知らずの人の励ましというものが、
なぜだか心にすーっと入ってきて、
よし、頑張ろうと思った、そう財津さんは語っておられました。

「あの一言がなかったら、こうなってたかどうか。」
そこまで財津さんが言うほどの言葉だとは、
その運転手さんは夢にも思っていないでしょう。

きっと言葉をかけた相手が財津さんだなんて、
知りもしないでしょうし、そのこと自体を覚えてないと思います。

誰もが普通に生きて生活しているだけで、
知らずに誰かの役に立っているものです。

以前もブログに書いたけど、
私がとてもブルーな気分だったとき、

いかにも不良少年グループってな男の子たちが、
小さなおばあさんがビルに入ろうとするとき、
ドアを開けてあげて、
通り終わるまでじっと待ってる姿を見て、

世の中は捨てたもんじゃないと明るい気分になりました。

でも、その男の子たちは、
自分達の自然な行為が
全く縁もゆかりもない一人のオバサンを勇気付けたなんて、
知るよしもないのです。

そんなエピソードは山のようにあり、
私にとっては宝箱の中の宝石のようなもの。

これからもきっと
嫌なことや辛いことが待っているのでしょうが、
私はそんな宝石を拾いながら、
やっぱり人生は捨てたもんじゃないと、
日々を楽しみながら過ごしていこうと思うのでした。

ちなみにこの私、56歳です。唐突ですが。
還暦がちょっと見えてきたような。

プレゼントは随時受付中。遅れても可。では。  

Posted by キリンさん at 11:57Comments(11)王様の耳はロバの耳

2013年03月05日

「はなサブレありますか?」




今朝、ひらひらした服を着た、可愛らしい若いお客様が来られました。
なにしろ平均年齢の高い客層なので、
こっちも嬉しくなります。

「何をお探しですか?」

「あの、はなサブレ、あります?」

「は?」

いや、うちは菓子屋ではござらんのよ。
それに「はなサブレ」なんて聞いたこともないし。

桜の花の形をしたサブレか?
それとも桜風味の?美味しいのか?

よくよく聞けば、

「鼻セレブ」・・・・。やわらかいティッシュでございました。
若い人でも言い間違いするのね。

さて、花粉症のシーズンは真っ盛りであります。

何度も言いますが、
花粉症の症状が出ているときは、
冷たいもの、甘い物、水分は控え目にしたいものです。

今朝のお客様も

「えええ~~~っ!!!!!
 鼻を洗い流すために、水やお茶をがぶがぶ飲んでました!!
 体を温めようと思って甘いケーキやチョコも!!」

「それは逆効果ですよ。」

「どうりで、やたら顏が腫れるし辛かったわ~。気をつけます。」

気をつけたからって治るわけではないのだけど、
少なくとも増悪の予防にはなるでしょう。

できれば発症する前から
生活面でのアンバランスをととのえて、
免疫力を上げておきたいものです。

そうそう、アルコール消毒もダメですから。
特に口から入れる「ビ」のつくものは。
念のため。  

Posted by キリンさん at 14:38Comments(2)健康一般

2013年03月04日

母の涙と私の涙




漢方薬に、
乳幼児のひきつけ、むずかり、夜泣き、歯軋りなどに使われる、
「抑肝散(よくかんさん)」という処方がありますが、

この薬は原則として
「子母同服」、つまり、母も一緒に飲めよという薬です。

母親の精神状態がどれほど子供に影響するか、
昔からわかってたんですね。

私が母の涙を見た一番古い記憶は、
2歳の時。

まだひいおばあちゃんが元気だった頃のことです。

弟はまだ生まれておらず、
家の中でわがまま一杯だった私。

その頃の私は、ど偏食。(ど変態ではない)
甘いもの、果物、卵、食べられるものはそのくらいでした。

そんな私に砂糖をなめさせたのが、ひいおばあちゃんです。

そりゃあ、喜んで舐めますわね。
子供ですから。

日頃からそれを良く思ってなかった母。
虫歯になるし、好きなものしか食べないのは健康によくない。
アタリマエですわね。

ある夜のこと、
晩ご飯を食べなかった私はひいおばあちゃんに
「砂糖なめる~。」
とねだり、

ひいおばあちゃんは
「よしよし。」
と砂糖壷を持ってきたのですが、

辛抱タマラズ母が

「やめてください!!!」
と強い口調で言いました。

いつも従順な母の抵抗に驚きながらも
ひいばあちゃんは

「何も食べさせんわけにはいかん!!」

「体に毒ですから!!」

「砂糖は栄養がある!!!」

「虫歯になります!!」

間に挟まれておろおろ状態の私。

らちがあかんと思ったのか、母が私を睨みました。

「どうするん?砂糖たべる?」
ときつい口調で言われました。

「食べんさい。食べてええで!!」
と、ひいばあちゃん。

子供というのは卑怯なヤツで、
二人の力関係を天秤にかけます。
ペットと変わりません。

ひいばあちゃんの方が上・・・。

「砂糖、食べる・・。」

ほら子供は正直じゃねえと勝ち誇り、
砂糖壷を開けるひいばあちゃんの前で唇をかみしめる母でありました。

その後、母と一緒にお風呂に入ったときのこと。

母は私の身体をタオルで洗いながら、
口を真一文字に結び、、
ぽろぽろ涙を流し始めました。

なにもしゃべらず、
ただ私の身体を洗う母。

さっきのことで、母が傷付いている。

小さな子供にとって、
母親は世界のほとんどを占める存在です。
その母がこんなに傷付いている。

しかも、
傷つけたのは誰でもない、私自身なのです。

それは恐ろしいことでした。

こらえきれず、私も泣き始めました。
声を出して泣きました。

母は小さいけど厳しい口調で

「泣きんさんな!」
と、短く私をたしなめました。

泣いてはいけない。
一生懸命こらえようとするのですが、
涙はぼろぼろこぼれ、しゃくりあげる声も止まりません。

どのくらいそうしていたのか、
その後のことは全く覚えていません。
きっとお風呂からあがったら、
ぐったり疲れて寝てしまったでしょう。

寝ている私の顏を見ながら、
母は何を考えたでしょうか。

小さな子供は、
まだ母のお腹の中からちゃんと卒業できてない、
そんな頼りない存在なのでしょうね。

お互いがとても大切なのに、
傷付け合ってしまうことも多い。

でも、それを積み重ね乗り越えることで、
さらに信頼感が増していくものかも。

何が言いたいのか自分でもよくわかりませんが、
これを読んで自分なりに皆さんが考えてくれればなと思います。

さて、今日はいいお天気です。
今週も元気だしていきましょうね。





  

Posted by キリンさん at 11:45Comments(5)王様の耳はロバの耳

2013年03月01日

今、お灸がアツい!!




そろそろ春だというのに。
もう温灸のシーズンも終りなのでは?

そうお考えのアナタ、違いますぞ。

イラストの女の子は耳に温灸をあててますよね。
キリン堂でおススメしている温灸は、
耳に当てられるのが大きな特徴なんです。

耳には全身のツボがあるので、
ここを温めると全身の血の巡りがよくなります。

また、春に向けて大切なのは、
耳を温めて心を落ち着けるってこと。

そう、耳温灸は、リラックス効果絶大なのです!!

漢方で言うと、
春は「肝」のシーズン。

肝とは肝臓ではありません。
体の中で血や水分を流すパワーである「気」をコントロールする働きがあります。

この「気」というヤツは、
春にはちょっとした刺激で暴走気味になりやすく、
とにかくノビノビしたいと訴えるのです。

だから春は自律神経が乱れやすく、
そのせいで体調不良を起こしやすいシーズンと言えるでしょう。

「気」が気分よく、のびやかに動くためには、
リラックスが一番。

お風呂に入り湯舟につかった瞬間の心地よさ。
まさに「気」がのびる時でありましょう。

温灸で耳をあたため、
「気」がスムーズに動けるようにしてやりませんか?





これは、先日の第二回温灸教室の様子です。
参加してくださった方のアンケートでは、
「冷え」に並んで「自律神経の乱れ」というお悩みがトップ。

昨年から使ってる方からは、
足が冷えなくなって朝までぐっすり眠れる、
寝つきが良くなり目覚めがいい、
便秘が解消された、
と、たくさんの喜びの声を頂いています。

私自身の体感では、
やはり、

「落ち着く。」これが一番ですね。

ストレスの多い世の中です。
温灸で癒されてください。

当店では、一回500円で体験できますので、
是非一度おこしください。
所要時間は30分程度です。  

Posted by キリンさん at 19:42Comments(2)健康一般