2009年12月17日
干し柿の効用

写真の干し柿は、
昨日「とら」さんが持ってきてくれたものです。
実家で、お祖母様が手作りされているのだとか。
その場で一個食べてしまった。好きなんです。
さて、干し柿にはどんな効用があるのでしょうか?
まず生の柿からお話しましょう。
柿は清熱効果があり、咽の渇きを沈めたり、咳を止めたりします。
高血圧や、なんだか熱い人には、よく効きます。
アルコールの分解を促すので、二日酔いにもいいんです。
ですが、身体を冷やしたり、水分を溜めてしまうので、
冷え症の人や腎機能の弱い人には向きません。
また、タンニンには抗酸化作用があることで知られていますが、
鉄分、カルシウムと結合して沈殿しやすいので、
注意が必要です。
サツマイモとの食べ合わせもよくありません。
いくら美味しいからって、食べすぎはダメってことです。
さて、これが干し柿になるとどうなるのか?
まず、冷やさなくなります。
生の柿は胃腸にこたえることが多いのですが、
干し柿は、胃腸を丈夫に、また腸の機能を回復して下痢を止めます。
タンニンの働きも抑えられるので、
食べ合わせもあまり気にしなくても良くなるのです。
(そのかわり、タンニン効果は薄れる)
子供の下痢などには、すり潰してお粥と一緒に炊き込んだりして、
食べさせると良いそうです。
いや~、干し柿って本当にいいものなんですねえ。
とらさん、有り難うございます。
昨日のうちに、二人のブロガーさんの手にわたり、
今日もすでに取りに来るから残しといてと指令が・・・・。
ここまで書いたところで、
一人、取りに来られました。誰とは言いませんが。
さて、私は今夜も忘年会です。
いいのか?これで。と思いながら、心がウキウキするのは何故?
二日酔いになったら、干し柿を食べるとしよう。
では皆さま、今日も一日元気だしていきましょう。