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Posted by みやchan運営事務局 at

2009年07月03日

箱の中の羊




最初に酵素断食の報告。

三日間、終わりました。引き続き、昼か夜かどっちか酵素断食中。
K氏からは昨日お電話を頂き、
3,5kg減、身体が軽く調子も良いとのことでした。

さて、今日の記事は独白みたいなもんなので、
興味ないと思ったら、途中でやめてね。

写真の本は、あまりにも有名な、
サン・テグジュペリの星の王子さま、
内藤濯訳です。(新しい訳より、やっぱりこっち)

これは予備校を終えたばかりの誕生日(3月)に、
友達がくれた本です。

またこれも有名な序文なのですが
「おとなは、だれも、はじめは子どもだった。
 (しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない。)」
という一説があります。

友達は、私の結婚式の寄せ書きに、
「いつまでも箱の中の羊が見えるアナタでいてね」
と書いてくれました。

箱の中のヒツジとは、お話の中に出てくる、
主人公が王子様のために描いた絵のことを言います。

王子さまが「ヒツジの絵をかいて」とせがむのがうるさくて、
箱の絵を描き
「この中にヒツジがいるよ」
と言うと、王子さまはその中のヒツジが見えるようで
とても喜ぶのです。

要するに、友達は、
「いつまでも子どもでいたことを忘れないオトナでいてね」
と言いたかったのでしょう。

でも、それはとても難しいこと。

3年前にちょっとしたいきさつがあって、私が悪いのだけど、
連絡が途絶えていたのです。

それが先日いきなり電話があって
「オタマジャクシが降ったの知ってる?」
ときたのです。

なんだいきなり?

「海辺のカフカ!!」

意味がわかりませんでした。

村上春樹の「海辺のカフカ」は
彼女が送ってきてくれた本で、もちろん読んだし、
とても面白かったのですが・・・・・。

たしかに何か降ったけど、小魚やヒルだったような・・・
オタマジャクシが降ったっけ・・・・????

私のにぶい反応に彼女はちょっとがっかりしたようで

「あれ読んだひと、近くにいてへんし・・・・。
 同じようなこと、あるんやなあと思って、言いたかっただけ。
 仕事中にごめんね。」
と、電話を切ったのです。

それだけのことなのですが、
私には箱の中のヒツジが見えなくなってきてるようで、
申し訳ない気持ちで一杯になりました。


今日のブログは
オチも感動もウンチクもない話でごめんなさい。
でも、書きたかったの。

コメントしにくいと思うんで、しなくてもいいよん。
では、また明日。  

Posted by キリンさん at 10:52Comments(25)王様の耳はロバの耳

2009年07月02日

キリン性高血圧




私は、高血圧ではありません。
どちらかというと低いけど、まあ正常です。
昔はかなり低かったけど・・・いえ、私の話はいいんです。

キリン、動物園のキリンの話。(ああ、ややこしい)

キリンの血圧を知ってますか?
普通、知らないよね。私もこないだまで知りませんでした。

310~320、あるそうです。

以前、血圧とは体中に血液を送るパワーだと書きました。
キリンの身長は、5メートル以上、首の長さだけで2メートル以上あります。

頭まで血液を流すためには、相当なパワー、つまり血圧が必要なのです。

ここで私が何を言いたいのか?

それは、頭までちゃんと血をめぐらせるためには、
正常な血圧が必要ということです。
低血圧は病気とはいえないけれど、
生活の質を確実に落とします。

また、若い頃に低血圧だと、血管が硬くなりやすいので、
トシを取ったとき、一気に高血圧になるリスクが
とても高くなります。

ずっと低血圧だと思いこんでいた人が
フラフラするので病院に行ってみたら
「立派な高血圧」
と言われて驚いたってことも。

こういうタイプは血管が硬いわけですから、
脳出血のリスクも高くなります。

キリンが高血圧でも平気なのは、
丈夫で柔らかい血管のおかげです。

では、キリンみたいに柔らかい血管になるためには
キリンと同じものを食べればいいのか???

そんなわけないですよね。

人間は、キリンほど血圧を上げなくても健康に暮らせます。
でも、パワー不足はよくありません。

低血圧、貧血を放ってる人、多いです。
なんとかしたいなあと思ったら、ご相談ください。

相談無料、貢ぎ物不要、くすりのキリン堂まで。  

Posted by キリンさん at 11:36Comments(16)健康一般

2009年07月01日

クマという名の犬




老婆が物の怪に襲われている図ではありません。

よくある話なのですが、
我が実家は没落の憂き目にあっているそうです。

なんでも出は浅野の家老職で、
大政奉還のおりに領地を頂き、大地主として君臨していたとか。
(ホンマかいな)

ところがひいおじいさんという人が、
頭は良かったが人も好く、
だまされて、ほとんどの財産を失ったあげくに、
頓死してしまったのです。(おばあちゃん談)

ひいばあちゃんは、まだ子供だった一男四女を連れて、
隠居所に引きこもりを余儀なくされ、
今の私の実家へと移り住んだのでした。

そのときに、困ったのが、犬や猫。
ずいぶん動物好きな家族だったらしく、
何匹いるのかわからんくらい養っていたとか。
(おばあちゃん談)

それぞれご近所に引き取り手を見つけて、
(小作人達が同情して引き取ってくれたと、おばあちゃん談)
自分達だけで川向こうの隣町へ越してきたのです。

距離にすれば、イオンからデパート前くらいかな。
昔は橋もほとんどかかってなかったので、
追ってくるものもないであろうと。

動物達の中で、ひいおばあちゃんが一番かわいがっていたのが、
「クマ」という名の真っ黒くて大きな犬でした。
後足で立ち上がると、
ひいばあちゃんより頭一つ大きかったといいます。

引っ越して、しばらくたった頃、
玄関で、戸を叩く音がするんだそうです。
「ごめんください」の声もないので、
おかしいなあと思いながらも
ひいばあちゃんがガラッと戸を開けると、

そこにはクマが、後足で立ち上がり、
ひいばあちゃんに抱きついて来たんだそうです。

息が止まるほどびっくりしたけど、
息が止まるほど嬉しくて、
ひいばあちゃんはクマと抱き合ったまま、
声をあげて泣いてしまったとか。

あとで、クマを引き取った家に聞いたところ、
一家が引っ越した翌日に
クマはつないである綱を噛み切って、いなくなってたそうです。

クマは、こっちの家には一度も来たことがないので、
ご主人達のニオイを頼りに追ってきたのでしょう。
いじらしい話です。

その後、クマは死ぬまでひいばあちゃんが手放さなかったそうです。

私が産まれた時には、もうクマはいませんでした。
エスという中型犬がいて、
それはそれで悲しい別れがあるのですが、
それはまた、別の機会に。

余談ですが、
この話をしてくれたばあちゃんは
「うちのタマは来てくれんかった。」
と悲しそうでした。
猫屋敷といわれるほど猫を飼っていたのは、
その反動なのかも。  

Posted by キリンさん at 11:01Comments(21)王様の耳はロバの耳