2009年07月21日
土用 丑の日 うなぎの日

「今ごろ何を言ってんの?遅れてる~、キリンさんもトシ・・・・」
そう思ったアナタ、白状していいわよん。ふっふっふ。
優しくお仕置きしてあげるからね・・・・・。
私はヒネクレテいるので、「〇〇の日に〇〇を食べよう」がキライです。
ノセられるもんか!!なんてね。
「土用丑の日にウナギ」というのも、平賀源内の営業戦略ではないかと。
だから、ウナギを食べるなら丑の日をはずずぞ!!なんてね。
でも、調べてみると、ただの根拠のないCMってわけでもなさそうなんです。
そもそも土用というのは、新しい季節が始まる前の18~19日間のことをいいます。
つまり、春夏秋冬という季節それぞれにある、つまり年に4回あるのです。
「4回もあるのに、夏土用ばかりヒイキだ!!」
と、わけのわからんヒガミを感じていた私でもありました、(根拠がわかりませんが)
でも、冷静に考えると、夏土用が一番体調を崩しやすい時期なんですよね。
だから、そこを乗り切るために力が入ってあたりまえなんです。
日本は昔から、陰陽五行説、十二支という宇宙観がありました。
もとは中国から伝わったものですが、長い歴史の中で、
日本人の生活にも深く根付いた理論です。
説明すると長いので省きますが、
夏土用は、十二支だと未、暴走させるものは火。
これを抑えるものは、冬(水)の丑なのです。
深く考えるとややこしいので「へーっ」と思ってください。
平賀源内以前から、夏土用には、
「うのつくモノを食べる」
「牛を洗う」
「水浴びをする」
なんて言い伝えがありました。
「うのつくモノを食べる」ってとこから
平賀源内はウナギのPRを思いついたみたいです。
「なーんだ、結局はマジナイか迷信じゃん。」
と思う人もいるでしょう。
でも、先人の知恵って、
理屈はわからなくても無視できないことも多いと思うんです。
漢方も、最近になって科学的に証明される部分も多いし。
でも、丑の日は終わっちゃったよ~~、って思う?
実は、この前は「一の丑」の日。
今年は「二の丑の日」があるんです!!!
それは7月31日。
まだ間に合う!!さて、どこのウナギを食べようかなあ。
あ、「うのつくモノ」だから、牛でもいいんですよ。
先人の知恵を借りて、健康維持をめざしましょう!!!