2009年07月22日
「キリンママ、日食を見る」の巻

先ほど、実家の母から電話がかかってきました。
母は広島県呉市に住んでおります。
「つかさちゃん(未だにこの呼び名。あたりまえだが)
見ようる!!!!??????」
なんじゃ、いきなり。
「何を??」
「お日様よ!!お日様!!きれいなね~。」
これでわかった。母は日食を見ているのです。
「すぐ見んさい!!!」
「こっちは雨じゃけど・・・・。」
「雨ね!!さえんね~!!きれいなのにね~。」
呉は皆既ではなく、部分日食のはず。
「全部は隠れんのじゃろ?」
と聞くと
「お日様が、三日月みたいな形になっとって、影がゆらゆら揺れてきれい~!!」
アンタは少女か!!!!
ここで日食にあやまらなければ。
私、実は日食騒ぎに無関心だったんです。
前回の皆既日食の時、小学校一年生でした。
全部かくれるのは北海道の一部だけだったらしいのですが、
他の地域でも見れるかもってことで、
校庭で観察したおぼえがあります。
セルロイドの下敷きか、ススをつけたガラスを持って。
私はトロイ子どもだったので、
自分の下敷きが役に立たんってことに気づいてませんでした。
そう、私の下敷きは紙だったのです。
その時の学校をあげての観察が成功したのかどうかは
憶えていませんが、悲しかったことだけは、
海老茶色の下敷きとともに目に焼きついております。
それで、日食なんて何さ、フン!!と逆恨みしてたわけ。
日食も、いい迷惑ですね。
ところで、皆既日食をわざわざ観察に行った人たちは
どうだったのかなあ。雨って言ってたけど。
お金かけて行ったんだろうに。(そう思うとこが、セコイ)
うちの母は移動もせずに、感動的な観察に成功した模様。
老い先短いんだから、そのくらいのいいことがあってもいいか!!
でも
「いつ観察グラスを買うとったん?」
と聞くと
「え?そんなもん、ないよ。」
「・・・・・・・」
どうやら肉眼観察のご様子・・・・。
そりゃあ、きれいに見えたことでしょう。
ゆらゆらキラキラと・・・。
無謀は今に始まったわけじゃないので驚かんけどさ。
目薬でも送っておこうかな。