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Posted by みやchan運営事務局 at

2011年09月08日

ドキドキすること




♪ ドキドキすること~、やめられな~い
という歌がありましたな。

さて、ドキドキと言えば、やはり初恋でありましょう。

キリンさんはとても気が多かったので
小さい頃からいいなあと思う男の子は大勢おりましたが、
やはり初恋か?と言えるのは、
一つ年上の幼なじみ。

私は隣町に住む祖母が大好きで、
お休みになると必ずそこに泊り込みで遊びに行っていたのですが、
彼はその真向かいに住んでいたのです。

実に日本的な顏で、
後に彼のお姉さんなどは「五木ひろし」と呼んだりしてましたが、
私はドングリまなこより、上品で素敵と思っておりました。

物心つく前から仲良しで、
お祖母ちゃんの家に泊まる時には必ず遊んでいたのですが、
小学校2年生の時、
突然わけもわからず無視されるようになりました。

なんでや!!!?????
きっと、彼の方が少し早く大人になりつつあったのでしょう。

淋しげにしていると、
仏頂面の彼が両手をズボンのポケットに入れて、

「お母ちゃんが遊んじゃげんさい言うけん、
 遊んじゃってもええで。」

その言葉にムカついた私は

「遊んでなんか、いらん!!」

それっきり、私達は何年も口をきかず、
お互いを無視し続けたのです。

それが、忘れもしない中学2年の春のことでした。
私はお祖母ちゃんからもらったお小遣いで、
別冊マーガレットを本屋さんに買いに行ったのですが、
その帰りに、
玄関の前に彼が立っているのが見えたのです。

きゃー!!!何年ぶりーー!!!????
5年?6年?

これはまったくの偶然です。
だって、お向かいに住んでるんだから
今まで会わなかったのが不思議なくらい。

私はとてもドキドキしていました。
どうしよう、そのまま帰らずに引き返し、一回りして、
彼がいなくなってから玄関に入ろうか。

「遊んでいらん!!」
と怒鳴った時の気持ちを私は忘れていませんでした。

彼はなんで立ったまま、家に入ってくれないんだろう。
このままだと、鉢合わせじゃん。
早く、そこからいなくなってよ!!

歩を遅くしても、早めても、
彼の存在に気付いたことになるから
ペースは崩しちゃイカンのだ。

下向き加減で時々上目遣いしながら様子をうかがうと、
彼の方も目をそらして気付かないふりをしているみたい。
でも、立ち去る気配なし。

ああ、このまま進むと確実に彼の前に行ってしまう。
でも知るもんか、絶対に口なんかきくもんか。

色んなことを考えながら、
頭の中は煮えくり返り、心臓はドキドキで爆発しそうな勢い。

負けるもんか!!!!
と、戦闘モードに身を包んだ私は
ついに彼の前に立ったのです。

そしたら彼は、こっちをまっすぐ向いて

「つかさちゃん、でしょう?」
と話かけ、にっこり笑ったのでした。

「ハイ・・。」
心臓が止まるかと思った。

「久しぶりじゃねえ。」

そこには絶交する前の彼がいました。

・・・・・・惚れた・・・。

そのまま長々と話し込み、
結局そのまま彼の家にあがりこんで家族の歓待を受け、
彼とのお付き合いは劇的な復活を遂げ、
私は本格的な初恋片想い時代に突入したのであります。

その後どうなったのか、
詳しい話はまた今度。宿題しなければ。  

Posted by キリンさん at 12:32Comments(11)王様の耳はロバの耳