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Posted by みやchan運営事務局 at

2011年09月13日

辛いのはオマエだけじゃない




今日の画像は、
誰が何と言おうと、星飛雄馬と明子ねえちゃんです。

さて、生きてると、たくさん恥をかきます。
これだけブログで恥をさらしておきながら、
今さら何をと思うかもしれませんが、
恥にも種類があるのです。

なんとかネタとして笑えるものはいいのだけれど、
どう考えても笑えない失敗は辛い。
人生の中から消してしまいたいと思うものです。

中学のとき、
ソフトボール部に入っていました。
一年の新人戦からレギュラーに入れてもらったのは私一人で、
しかもサヨナラヒットなんて打って優勝したもんだから、
ちょっと自分はイケてると自惚れておりました。

ところが二年生になって、ある大事な試合の決勝戦、
最終回の裏、一点負けており、ツーアウト満塁という局面で、
私に打順がまわってきたのです。

味方は大盛り上がりで、
新人戦の再来か!!???ってなもんです。
いやがおうでも膨らみまくる期待。

しかし、そこで私は三振して、負けてしまったのでした。

三振が恥ずかしいのか?
いえ、違います。

私は先輩や同輩や後輩の前で、
ずっと泣いていました。
ごめんねごめんね、
私のせいで負けてしまって、私のせいで、私のせいで、と繰り返しながら。

先輩たちも同級生も、
アンタのせいじゃないよと優しく慰めてくれていました。

するとキャプテンが
「ちょっと、こっちへ来んさい。」
と、私を脇に連れて行きました。

「なんで泣くん?」

「私のせいで負けたからです。」

「ほうじゃね、アンタのせいじゃね。」

ああ、やっぱりキャプテンもそう思っているのか。
当然だけど。
しかし、キャプテンの言葉はこう続くのです。

「じゃけど、私のせいでもある。
 あの前の私の打席のときに私が打っとったら、
 点が入って勝っとった。

 それに、他の部員らもチャンスで打てんかった。

 みんな、あの時に自分がと思うて辛いんよ。
 それじゃのに、アンタが一人で大泣きしとったら、
 みんなどう思うね。

 自分一人で負けた言うな。
 泣くん、やめんさい。」

今思い出しても恥ずかしい。
キャプテンは、
私が一人で悲劇のヒロインのように泣いているってことが
わかっていたんだと思うのです。

反省するというよりも、
みんなに責められるのが辛いので
その前に自分で大騒ぎして人に何も言わせないようにしている。
とても卑怯な逃げワザです。

「私のせいで」という言葉は
一見謙虚なようで、実は傲慢で自分本位なのだ。

そこんとこ、
気付かせてくれたキャプテンに
私はとても感謝しているのでした。

えっと、わかりにくかったですか?
わかる人にわかってもらえれば、それでいいのだ。

それではまた。  

Posted by キリンさん at 11:53Comments(9)王様の耳はロバの耳