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Posted by みやchan運営事務局 at

2013年03月07日

今日は私の誕生日




今日は私の誕生日です。
と、繰り返してみる。

いや、別に何かを要求しているわけではありませんよ。
本当です。本当に何も、本当に。
(と繰り返すとウソくさいよね。いつも思うけど。)

人生は色んなエピソードの積み重ねだと
私は考えているのですが、
おそらくは、
苦々しいことや辛いこと、じれったい思い、報われないこと、
そんなことの方が多いのではないでしょうか。

生きてる甲斐もない、存在している意味があるのか?
なんてね。

先日のこと、たまたまテレビを観ていたら、
チューリップの財津一夫さん(漢字はこれでいいのか?)が出てました。

財津さんが若い頃は福岡でバンド活動していたことは
あまりにも有名な話です。

その福岡から東京に進出しようかという時は、
実は不安でたまらなかったんですって。

その時、ゆらぐ自分の心を決めてくれた一言があったと、
財津さんは言ってました。

親友の励ましか?それとも親の激励?
尊敬する先輩とか?

そう思って聞いいたのですが、

そうではなくて、
たまたま乗り合わせたタクシーの運転手さんの一言だったそうです。

ギターをかかえてタクシーに乗った財津さんに、

「音楽やると?」
と話しかけ、

自分も若い頃、音楽を志してたけど、挫折してしまったんだ。
でもアナタはそうならないよう、頑張ってね。

そう励ましてくれたのだとか。

身内でもない、見ず知らずの人の励ましというものが、
なぜだか心にすーっと入ってきて、
よし、頑張ろうと思った、そう財津さんは語っておられました。

「あの一言がなかったら、こうなってたかどうか。」
そこまで財津さんが言うほどの言葉だとは、
その運転手さんは夢にも思っていないでしょう。

きっと言葉をかけた相手が財津さんだなんて、
知りもしないでしょうし、そのこと自体を覚えてないと思います。

誰もが普通に生きて生活しているだけで、
知らずに誰かの役に立っているものです。

以前もブログに書いたけど、
私がとてもブルーな気分だったとき、

いかにも不良少年グループってな男の子たちが、
小さなおばあさんがビルに入ろうとするとき、
ドアを開けてあげて、
通り終わるまでじっと待ってる姿を見て、

世の中は捨てたもんじゃないと明るい気分になりました。

でも、その男の子たちは、
自分達の自然な行為が
全く縁もゆかりもない一人のオバサンを勇気付けたなんて、
知るよしもないのです。

そんなエピソードは山のようにあり、
私にとっては宝箱の中の宝石のようなもの。

これからもきっと
嫌なことや辛いことが待っているのでしょうが、
私はそんな宝石を拾いながら、
やっぱり人生は捨てたもんじゃないと、
日々を楽しみながら過ごしていこうと思うのでした。

ちなみにこの私、56歳です。唐突ですが。
還暦がちょっと見えてきたような。

プレゼントは随時受付中。遅れても可。では。  

Posted by キリンさん at 11:57Comments(11)王様の耳はロバの耳