2013年03月15日

あたって砕け散る

あたって砕け散る


男の子って純情ですよね。
純情を通り過ぎてアホかいなって。

こないだのリンダリンダリンダという映画の中に、
松山ケンイチくんが、
韓国からの留学生を呼び出して告白するシーンがありました。

この日のために覚えたのであろう、
韓国語での告白です。
彼女はそれに日本語で答えているのに、
一生懸命な彼は韓国語で続けます。

焼却炉に行くとき、よく見かけたのが始まりだと彼は言うけど、
彼女は

「悪いけど覚えてない。」

それにも負けず、
焼却炉に行くのが楽しみになりましたと、
必死で続けるケンイチくん。

最後に彼は言いました。

「サランへヨ。」
愛してるってことですよね。

最高にテンパった顏で繰り返し、
「返事は?」

彼女のこたえは、

「嫌いじゃないけど、好きでもない。
 それより、行かなきゃなんないんで。」
と、つれなく走り去ったのでありました。

そりゃあね、存在も知らなかった男子に、
いきなり愛してると言われてもなあ。

だけど、
男子の告白って、こういうスタイルが多いように思います。

大学のとき、下宿に電話がありました。

「同じ学部の鈴木です。(仮名、っていうか、忘れたので便宜上)」

うちの学部には全部で400人くらいいたような気がします。
いちいち覚えてまへん。

「初めて見たときから、いいなと思ってて。
 付き合ってもらえませんか?」

「いや、彼氏いるから。」

「あ、そうですか。じゃあ。」
あっさり切られました。

それっきり何のアプローチもなく、
卒業するまで結局その鈴木氏が誰かわからんままだったわ。

顏くらいは知ってるが話したことはない、
という男子からラブレターもらったことも。

「葉書を同封しておくので、
 付き合ってくれるなら〇を、
 付き合ってくれないなら×を書いて出してください。」

なんで白黒つけたがるんだ。
×書いて出すしかないじゃん。

まずはお友達から、という言葉がありますが、
女性を口説くなら戦略くらい立てないとね。

その点、女の子の方が頑張ります。

好きな男の子と同じバイトに入って近付くとか、
行きつけの店に足しげく通うとか、
趣味を調べて話題を合わせるとか、

したたかというよりも、
努力すると言っていただきたい。

多くの男の子みたいに、
ただ怒涛のようにがぶり寄るだけでは、
あたって砕け散るしかないのにね。


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Posted by キリンさん at 12:09│Comments(8)王様の耳はロバの耳
この記事へのコメント
それ・・・
誰の事言ってるんですか?wwww
Posted by りあん at 2013年03月15日 13:22
当たって砕けまくってましたw

途中までは考えるんですよ。
あ~してこ~してって。

けど途中で飽きて、挙句「このまま行ったらあ!」と玉砕w
Posted by てっちゃーんてっちゃーん at 2013年03月15日 16:55
りあんさん

え?誰って、そりゃ、あの、一般論で・・。

しかし、
猪突猛進して来ようが、
深謀遠慮を尽くそうが、

タイプじゃなければ問題外だったり。


てっちゃーん

砕けマクリですか、そうですか。
私に意見を求めれば、
いろいろ教えてあげたのに残念です。

途中で飽きるのが一番イカンです。

女の子は、
男子が自分のために一生懸命な姿に弱い・・・
ときもあります。

頑張ればなんとかなる・・・
ときもあるのです。
Posted by キリンさん at 2013年03月15日 17:29
僕は触って砕ける派。

そう言えば高校3年のバレンタインに
下級生からチョコレートを貰ったんだけど、
全く誰かわからないまま卒業しました。

ま、チョコは食ったけどね。
Posted by pia masapia masa at 2013年03月15日 18:41
pia masaさん

触る時点で
全うな戦意があるのかどうだか。

そのチョコ、本当にアナタあて?
間違えて届いた可能性は?

無駄に食われたチョコがせつない。
Posted by キリンさんキリンさん at 2013年03月15日 18:47
なんだか、青春♪清純♪キュンキュンなテーマが続いてますね!
今日は、百年の恋も。メロディ奏でる前に。
好きな人に一目見られたら、鬼・妖怪物語になりそうな形相で働いたので(笑)
癒されました♪

ありがとうございますm(__)m
Posted by 真輝 at 2013年03月15日 21:55
普通の映画だと「私も・・・(ポっ)」ってなって、あーして、こーして。


でも、いいよね~っ。
もう一度、ご飯が食べれない位の、恋してみたい・・(><)
Posted by リンダリンダ at 2013年03月15日 22:34
真輝さん

青春時代の思い出はいいもんです。
そう言えるのも、
大人になったからかな。
まっただ中にいた頃は
傷つくことばかりだったような気がします。

どんなお仕事でしょうか。
私は客商売だからにこやかにしてるけど、
内面如夜叉かもしれまへん。

お礼を言ってくれてありがとう。
役に立てたら嬉しいです。


リンダさん

リアルな映画ですから。
そこが面白くていいんだけどね。

現実の恋は
たどたどしく不器用なものなのだ。

恋・・・・・。がんばって。
私もがんばる。(気持ちだけでも)
Posted by キリンさん at 2013年03月16日 00:47
 
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