スポンサーリンク


上記の広告は一定期間更新のないブログに表示されます。新しい記事を書く事で広告が消す事ができます。

  

Posted by みやchan運営事務局 at

2013年03月28日

桜の花咲く頃




今年はお花見に行けました。
どこに行ったかは秘密。ふふふのふ。
とても短い時間でしたが、満足。

さて、卒業入学のシーズンとなると、
思い出すのは恩師達のこと。

私は先生運の良い方で、
色んな良い思いでが沢山あります。

中学校に入ったときの担任である
ナカシオ先生もその中の一人なのです。

先生は野球部の顧問をしている
美術の先生でありました。

この先生の一番の思い出は、二度のげんこつ。

ある放課後のことでした。

私は教室の掃除当番だったのですが、
何故かは忘れたけど、
サボっちまえと思ったんですね。

だけど、出口から堂々と出て行くのは気がひけます。
となると、どうする?

窓しかないでしょう。

おあつらえ向きに、教室は一階で、
窓の外は中庭です。

かばんを抱えた私は、
あらよっと飛び出し、無事に着地。

と思ったら、そこに立ってたんです。

ナカシオ先生が・・・。

なんでーーー!!!????
と思うより先に、

「バカモン!!!」
先生のゲンコツは痛かった。

「すみませ~ん。」
とあわてて窓から入ろうとすると、再び、

「バカモン!!入り口に回らんかっ!!!」
と、ごちん。ま、あたりまえですが。

また別の日には、
4時間目が終わってパンを買いに行こうと教室から走り出たとき、
何故か先生は廊下に立っておられました。

「バカモン!!」
と、ごちん。

「授業、終わりましたよ~。」
と言うと、

「まだ先生が教室におってじゃろうが(おられるだろうが)!!
 先に飛び出すヤツがおるか!!」
ま、もっともですわね。

何かの用事で職員室に行ったとき、

「オマエ、その制服なんとかならんのか。」

「え?」
と見下ろす制服には、
コーヒー牛乳のシミが・・・・。

「女らしさがちっともありゃせん。」

がーーーん。ま、その通りなんですがね。

それでも私はナカシオ先生が大好きでした。

大好きな先生から何度も注意されたんだから、
ちょっとは素直で女らしくなったと思う?

魂なんて、そう簡単には入らんのです。
残念ながら。

中学を卒業し、高校3年生になったときのことです。

学校からの帰り道で、
ばったり会ったのが、このナカシオ先生でした。

「元気か?」
とたずねられ、色んな話をしてるうちに、
先生は突然私に

「オマエ、先生にならんか?
 国語の先生なんか向いとるかもしれんぞ。」

どうして先生がそう言ったのか、
サッパリわかりません。
先生は美術の先生だったのに、
どうして国語なんだかも。

そう言われながら、
やはり私は先生の言うことを聞かなかったのですが。
魂なんて、なかなか入らんもんです。

もっとも私が先生になっていたら、
好きな生徒だけひいきする最悪な教師になっていたでしょうから、
これで良かったと思うのですが。

でも、先生からそう言われたことは、
嬉しい思い出なのでした。

今はどうしてるのかな、先生。

このところなんだか忙しく、ブログをさぼり気味ですが、
頑張って続けますので、そこんとこヨロシク。  

Posted by キリンさん at 18:59Comments(5)王様の耳はロバの耳