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Posted by みやchan運営事務局 at

2010年01月26日

穴があったら入りたい Ⅵ(だよね)




もうじきオリンピックですね。
注目はやっぱりフィギュアスケートでしょうか。

スケートといえば、宮交シティにスケート場がありましたよね。
今はもうなくなってしまい、淋しい限りです。
京都で大学時代に行っていたリンクも閉じてしまい、
初めてスケート靴を履いた呉のリンクもとっくに姿を消しています。

と、嘆く私は、そう、スケート好き。
スピードにのってビュンビュンすべると、
風になったかのような爽快感があります。気持ちいいのです。

でも、今日の話は私ではなくて友達(男)のこと。

スケート場って、休憩の時間があるのを知ってますか?
プールと同じように、全員が外に出て暫く待たなければならないの。

もっともこれは休憩のためではなくて、
スケート場の氷を整備するための時間なんです。
全員が上がった氷の上をは、
みんなのエッジがつけた無数の傷があります。

けずれた氷を掃き清め、
その上に薄く水を撒いて傷を埋めていくのです。

小さなリンクは人がホウキを使い、
大きなリンクは機械がやってくれるのですが、
私達は綺麗になっていくリンクを、
魔法を見るように眺めているのです。

友達は、当時小学校の5年生だったそうですが、
それを見ていると、
その鏡のようなピカピカのリンクに、
真っ先に滑り出して、誰にも邪魔されずに真ん中に滑って行きたい!!
と、強く思ったのです。

スケートしたことあれば、ご存知でしょうが、
スケート場にはオキテがあって、
全員が一定方向にぐるぐる回って滑るんですよ。
だから、真ん中に行きたくても、
人をよけながらでなければ進めません。

でも、休憩の直後であったら?
彼はそこをねらったわけです。

入り口にスタンバった彼は、その時を待ちました。
そして、休憩の笛を係員さんが口にくわえるのを見た瞬間、
音が鳴る前に勢いよくリンクに飛び出したのです。

まさにその時です。
彼のスケート靴のエッジが入り口にひっかかったのは。

3メートル飛んだ、と本人は言ってました。

係員さんは驚きのあまり笛を吹かなかったので、
彼がふっとんで胴体着陸し、
その勢いで真ん中までツーッと滑っていくのを、
全員が見守っていたというわけです。

何が恥ずかしかったかって、
一刻も早くその場から立ち去りたいのに、
わらわらと寄ってきた係員さんやヤジウマが、
「だいじょうぶか?だいじょうぶか?」
と大騒ぎして医務室まで連れていかれ診察されたあげく、
どこにも怪我がないとわかると、
「な~んだ」って顏されて、
しこたま説教されるまで、一人になれなかったことだって。

私じゃありませんよ。
彼はそれ以来、スケート場には足を踏み入れてないそうです。

いや~、見たかったなあ。

ボーリング場で、
ボールと一緒にレーンをすべって行った人は見たことあるけど。

さて、今日は月曜日です。
お天気もよさそうだし、元気だしていきましょうね。  

Posted by キリンさん at 10:55Comments(25)王様の耳はロバの耳