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Posted by みやchan運営事務局 at

2010年01月07日

七草粥を食べますか?



今日は1月7日、お正月も御仕舞いですね。

そして、今日は七草粥の日でもあります。

春の七草は、過酷な季節に耐える強靭な生命力を持っています。
その生命力を、ちゃっかり頂こうというわけ。

七草粥には邪氣を払い、万病を除く力があるとも言われています。

ここまで読んだだけでも「今の私は絶対に食べなくては!!」
と思った人もいるのでは?
中には「キリンさんたら、またマジナイ師みたいなこと言っちゃって」
と思う人もいるでしょうが、
私がでっち上げた風習ではありませんから。
(だったら安心?放っといてちょうだい)

この風習は、大昔の中国で生まれ、日本に伝わったものです。
平安時代の宮廷行司であったという記述もあります。

その七草の中身には諸説がありますが、一般的なのが

「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ、これぞ七草」
ですね。

これは南北朝時代の『河海抄(かかいしょう)』という書物に載っています。

うんと昔は貴族や偉い人だけのものっだったようですが、
江戸時代になると、将軍から庶民まで、
広く一般的な行事として定着したそうです。

ですから、七草粥を食べるってことは、
平安貴族や徳川将軍と同じものを頂くってことでもあるのです。

そう考えると、ホラ、ご利益がありそうでしょう?

漢方的に考えると、七草には
「胃熱を取り、解毒する」
という効果があります。

モチやおせち料理には、温める効果があるのですが、
食べ過ぎると、胃が熱を持ってしまいます。

七草粥は、熱を持った弱った胃腸を優しく癒してくれる、
この時期にピッタリな食べ物なんです。

ただ気をつけておきたいのは、
基本的に冷やすものなので、
乳幼児、高齢者にはあまり向きません。
またお腹の風邪を引いてる人もやめた方がいいかも。

それでも縁起物ですから食べたいというときは、
野菜の部分を少なくして、量を少なめにして下さい。

世の中は混迷を続けており、
過酷な現実につぶれてしまいそうな今日この頃、
七草の生命力を頂いて、強靭な精神を養いたいものですね。

では、今日も寒いけど元気だしていきましょう。  

Posted by キリンさん at 10:42Comments(26)健康一般