2009年10月23日
思い込んだが勝ち

体重 54,2㎏
写真は都農ワイン、シャルドネ アンフィルタードです。
美味しいのか?それは知らない。飲んだことないから。
写真のために、ストアからちょっくら借りました。
今日は昔話をひとつ。と言っても、私が高校生の時のはなしです。
友達の家に何人かで集まって遊んでおりました。
その時に友達が、ぶどうジュースを出してくれたのです。
そして、ちょっと声をひそめながら、
「あのね、冷蔵庫に姉ちゃんのワインがあるんじゃけど、入れてみようか。」
ぶどうジュースにワインを入れる!!大人じゃん!!!
当然みんな大賛成。
それは安物の白ワインで、栓もコルクではなく、普通の回して開けるものでした。
それでも田舎の女子高校生には大人の世界の飲み物です。
少しずつワインを入れ、おそるおそる飲んでみました。
「なんか、まろやかじゃね~。」
「ちょっとコクがある感じ。」
「うわ、ドキドキしてきた。」
「ぽーっとなるわ。」
それぞれに感想を言い合っているところへ、
お姉さんが帰って来られたのです。
「姉ちゃん、ごめん、ぶどうジュースにワイン入れたけど、ええじゃろ?」
「え?ワイン?どこの?」
「冷蔵庫にあった白ワインよ。」
「・・・あれ、水じゃけど。」
「はい?」
「ワインの空ビンに入れて冷やしとったんよ。カルピス用に。」
どひゃ~~~~~!!!!!!!!!
なにが「まろやか?」、なにが「コク?」
水で薄めたぶどうジュースにドキドキしたり、ぽーっとなったりしていたとは。
思い込みって、怖いっすね。
薬にも、プラセボという言葉があります。
たとえば、小麦粉を風邪薬だと言われて信じて飲むと、
「いや~、効いたわ、あの薬。」
ってなことが実際にあるのですが、それをプラセボ効果と言うのです。
高い薬の値段を聞いて飲んだだけで「効いたわ~。」となったり、
テレビで有名な人が飲んでると聞くと「効くわ~。」と思ったり、
人間の体って不思議なものです。
その逆に、その人に本当に合ってる薬を勧めても、
半信半疑だと効かないこともあります。
薬屋としては、ちゃんと説明して、安心して飲んでもらうってことも、
仕事の一つかなあと思ったりするのでした。
と、真面目に締めくくったところで今週はおしまい。
日曜日は九州電力の南宮崎変電所というところで
オール電化フェアという催しがあり、
血流観察で参加する予定。
でも、雨天中止なんだ。やばそうな雲行きです。