2009年10月22日
インフルエンザ予防には

今朝の体重 54,2㎏
さて、インフルエンザにはかかりたくない、そう思わない人はいないでしょう。
でも、それはなかなか難しい。
ワクチンにしても、感染自体を防ぐものではありません。
ワクチンは、感染しても発症しない、あるいは症状を重篤化しないためのものです。
また、その効果については個人差があります。
だから誰でも「予防」ということで、
マスクや消毒薬が売り切れたりするという異常事態になったりもします。
でも、マスクや手洗いが効果を示すという明確な根拠はほとんどないのです。
(日本経済新聞に書いてありました)
感染経路について、知っておいてほしいのですが、
空気感染は、ほとんどありません。
インフルエンザのウイルスは軽いけど、唾液やほこりとくっついて落ちていきます。
飛沫感染は、患者の咳やくしゃみによって飛び散るウイルスを
直接鼻や口から吸い込んでおこります。
でもこれも、患者から1~2mの範囲のことなのです。
一番の原因となるのが、接触感染です。
これは、飛沫が落ちてくっついている物、机、テーブル、椅子、ドアノブなど、
あらゆる物に触れて手にウイルスが付着し、
その手から体内に入ってしまうものです。
素手で物を食べるから、と、思いがちですが、そうではなくて、
目をこする、鼻にさわる、口を手で覆う、そんな無意識の行為が原因のほとんど。
子供が感染しやすいのも、教室という密閉された空間の、空気のせいではなくて、
ウイルスが落ちた机などにさわった手で、
顏にさわることが多いからなのです。
大人にくらべて、顏にしょっちゅう触ってますから。
ですから、予防としては、外では手で顏にさわらない。
帰って来たら、せっけんでていねいに手をあらう。
(流さないタイプのは、ていねいにしなことが多いので、勧めない)
水できちんとうがいをする。
(うがい薬は常在菌を殺すので、勧めない)
これが、外からの予防です。
大切なのは、何度も言いますが中からの予防。
規則正しい生活、つまり早寝早起き、バランスのとれた食事、ちゃんとウン子する、
これに限ります。
寝不足、食べすぎ、飲みすぎ、便秘は改善しておきましょう。
困った時にはご相談ください。