2014年08月05日
宮崎マンゴーラングドシャ

幸せうさぎさんの似顔絵。のつもり。
久々に似顔絵を描いてみましたが、難しいもんです。はい。
さて、昨日は北九州までお仕事に行ってきました。
20人ほどの人たちの前でお話をするのです。
この話が決まった時からテンパってた私。
だって、全員が薬屋の店長さんなんだもの。
それに、全員が初対面なんだものーーーーー!!!!
そうなんです。
今までも、人前で話すことはありました。
だけど知ってる人が少なくとも一人はいたよ。
しかしながら今回は、
行ったことのない土地で、初対面の人たち相手に話さねばならんのです。
まず、そこにたどり着けるのか?
飛行機に乗って、新幹線に乗って、在来線に乗って行くのだ。
乗り継ぎ時刻を、何度も何度も何度も確認した私。
その甲斐あって、駅で待ってて下さった出迎えの方と無事に遭遇しました。
「車を回してきます。」
と言われたにもかかわらず、
そこに止っていた車に乗りそうになった私でしたが(何故か?ワカラン。)、
運転席のオバサンに不審な目で見られて我に返ったので、
その危機は回避。
そして、会場に着き、いよいよ話し始めた私です。
そこで思い出したのが、横に置いた紙袋。
「あの、宮崎からのお土産ですので、皆さんで食べて下さいね。」
そう、それが「宮崎マンゴーラングドシャ」だったのです。
長い前ふりでしたねえ。
あれほど緊張していたのに、話し始めるとスイスイと言葉が出てきました。
聞いてる皆さんの好意的な態度のおかげでしょうか。
本当に熱心に、うなずいたりメモをとったり、
笑ってほしいところでは笑ってくれたし一安心。
最後の質問の中で
「先生、血液型は何型ですか?」と聞かれ、
「B型です。」と答えると、
「やっぱり~~!!」とウケた一幕もありましたが(なんでだろう)。
勉強会も無事に終わり、
駅に送ってもらう車の中でのことです。
「今日はいいお話を有難うございました。
お土産まで頂いて。
こちらは何のお土産も用意してなくてスミマセンでした。」
「いえいえ、そんなこと・・・・・。」
と答えながら、あれ・・・?と思った私。何があれ?なんでしょう。
だって私、お土産持ってるよ・・・・。ここに・・・・。
何だこれ・・・?
「宮崎マンゴーラングドシャ」
自分で持ってきたお土産やないかーーーい!!!!!
危ない!!危なかった!!!
もうちょっとで持ってきたお土産を持ち帰るところでしたよ、ふう。
寸前で危機回避。
あとは小倉で博多行きの新幹線に乗ろうとしたとき、
行先を見たら「岡山」になってました。
逆じゃん・・・・・。
気づいて良かった。
三度目の危機も、逃れられた私。
寸止めの旅であったなあとしみじみしております。
2014年08月01日
思い出のマーニーの思い出。

うちの猫とマーニーは無関係だけど、
なんとなく、何かを思い出してる風に見えなくもない。
さて、昨日の記事に出てきたお姉さんが、
私に「思い出のマーニー」を紹介してくれたのは、
私がまだ20代前半の頃でした。
面白くて大好きで、今でも実家にあります。
それがアニメとなったのだから、
是非ともスクリーンに足を運んで・・・・・
そう思えないのはなぜ?
いや、観てないのだから良いも悪いも、
まったく評価は出来ないのですけどね。
原作に思い入れがあればあるほど、
観るのが怖いのです。
今までにありませんか?
お気に入りの小説や漫画が映像化されたとき、
「違ーーーーーーーーーーう!!!!!」
とガッカリしたこと。
若い頃はそれでも観に行ってたけれど、
年齢とともにガッカリするのが嫌になってきてるんですよ。
タフじゃないなあと反省するのですが、
そこは如何ともしがたい。
というわけで、
映画には行かずに、
実家に帰ったときに原作を読み返すことにします。
いつの間にか金曜日。
来週は怒涛の外ゴハンが続くのだ。
気を引き締めて体調をととのえます。
2014年07月31日
もの知りがいない時代

誰が何と言っても、白馬に乗った王子様ですから。
北極のムーシカミーシカ、というお話がありまして、
そこに登場する主人公のお父さんを
「もの知りのムー」と言いました。
登場回数は少ないのだけど、
とても頼もしい、絶対的な存在感のあるパパ熊でした。
「もの知り」という言葉には、
そういう頼れるイメージがあり、尊敬されるべき存在だったのです。
私が高校生の頃、友達とおしゃべりしていました。
「ディズニーの眠りの森の美女の王子、名前なんじゃった?」
「え~、フランツじゃなかった?」
「フランツ?それはシンデレラじゃあ?」
「ほうじゃった?ほしたらフィリップ?」
「それそれ、フィリップ王子!!フランツはシンデレラ。」
「ほうじゃった。シンデレラはフランツ・チャーミング!!」
「そうそう、フランツ・チャーミング!!」
それまで黙って聞いていた友達のお姉さんがそこで、
「アンタら、違うじゃろ。
フランツ・チャーミングは手塚治虫のリボンの騎士よ。
シンデレラは、プリンス・チャーミング。」
「そうか!!!!」
「やっぱり姉ちゃんじゃねえ。」
「さすが、お姉さん。」
「おかげでスッキリした~~。」
そしてお姉さんに対する尊敬は、いやがおうでも高まるのでありました。
今はそういうこと、減ってるよね。
だって、わからなければ誰かに聞くより検索した方が早いんだもの。
もの知りがいないんじゃなくて、
もの知りが不要な時代なのでしょうか。
だけど、簡単に得た知識って、簡単に忘れそうな気がします。
アイツに聞けばわかる、そういうことが減って淋しいなと思う、
昭和生まれのキリンさんでありました。
2014年07月29日
外食4連荘おわり。

ふう、修行を終えたような清々しさが・・・・
あるわけないって。
消化不良気味のきりんさんです。
夕べは久々に会う懐かしい友達と、
大鮨さんで美味しいお寿司を食べました。
シメは車エビの塩焼き。
おどりじゃないの?って?
故郷の瀬戸内海(今回の画像)では、
エビがいっぱい捕れます。
子供の頃、魚屋さんのエビはみんなピンピンはねていました。
動かないエビは活きが悪いと思っていた頃。
その頃から塩焼きが大好きなんだよう。
文句ある?(誰に喧嘩を売っているのか)
とうわけで、今日から粗食です。
ことによっては、明日から断食するかもです。
週末は、福岡に遊びに行ってきました。
そこでは、いつもお世話になっているお姉さんの家に2連泊しました。
そう、シャワーが使えなかった家でございますよ。
今回はシャワーに挑戦!!と意気込んでお風呂に入った私。
教わった通りに操作すると・・・あれ?あれれれれれ??????
普通にお湯が出るじゃん。
失敗を期待した人、ごめんね。
自分の家と同じようにシャワーを使って頭を洗うことが出来ました。
お風呂から出た私の濡れた頭を見て、
笑いながらお姉さんは言いました。
「苦節2年?いや、何年?やっとマトモに入浴出来たとやね。」
「うん、私もやっと大人になれました。」
そして声を合わせて笑った二人でありました。
「でも、なんでこんな簡単なことが出来んかったんやろ。
今日はこんなにうまくいったのに。出来てみれば普通のことなのに。」
「いや、アンタは何か持っとうとよ。店のカギも開かんかったろ?」
そうでした。
初めてお姉さんのお店を訪れたときは、
もう閉店して鍵が閉まった時間だったのです。
中を見たいなら開けるよと、親切に鍵を開けようとするお姉さん。
「あれ?開かん・・。」
再びトライ。
「あれ?あれあれ?なんで開かんと!!???」
その夜は何度トライしても鍵が開くことはなく、
断念したのでありました。
鍵がこわれたんかな?と心配そうだった彼女ですが、
次の日には何の支障もなくスルッと開いた鍵なのでありました。
「鍵が開かんかったあん時、隣にアンタがおったもんね。
きっと、そういうパワーがあるとよ。」
私の内なるパワー・・・・・・恐るべし・・・・・・。
しかし、何の役にも立たんどころか邪魔するパワーなんですけど。
さて、週末も終わりまして通常の日々でございます。
元気だしていきましょう!!
2014年07月25日
出来ない証明
去年、私はハワイに行ったのでした。
あまりにも非日常のことなので忘れてるけど、
外国苦手な私でも行けたという証明の写真であります。
先日テレビで新幹線を作った人の話が出ていました。
名前は忘れたけど、有名な人なんだって。
鉄道オタクの息子はいたく感激していたわ。
その人の言った言葉を紹介していたのだけど、
それがとても印象的でした。
新幹線なんて、出来ないと言う人が多かったとき、
その人は、
「出来ないことを証明するよりも、
出来ることを証明することの方がよほど簡単です。
出来ないことを証明するためには、
可能性を1つずつ全部つぶしていかなければならないけど、
出来ることを証明するには、やってみせるだけでいいんだから。」
う~~ん。そして、本当に作って証明してみせたところがスゴイ。
これってアレかなあ。
勉強しなくてはといいながら、
時間がなくて、とか、
忙しくて、とか、
記憶力も集中力もなくなってきてるし、とか、
頭の中で出来ない証明をごちゃごちゃ並べてるヒマがあったら、
やっちまうことの方がよほど簡単だよってことか?
なるほど!!ガッテン!!!
と思えたらいいのだけど。
とりあえず、目の前のことに精出しますか。
明日、明後日は私はお仕事をお休みします。
月曜日の午後からは働く予定。
ご用のある方はメールか電話くださいね。では。
2014年07月24日
通りすがりの人に:パート2

画像に意味なし。例のごとく。
昨日、通りすがりの人から一方的に話しかけられたことをご紹介しました。
今日は、通りすがりの人との会話をちょっと。
学生の頃の話ですが、
新幹線の中を歩いていたときに列車がゆれて、
反対側から来た外人さんとぶつかったことがあります。
背の高い、金髪の男性でありました。
あきらかに私の方が悪かったので、
「すみません!」
とあやまると、彼はにっこりと、
「どういたしまして。」
と日本語で答えてくれたのです。
それがとても嬉しくて、今でも忘れられません。
それから時が流れること何十年。
東京のホテルの一階で、エレベーターに乗りました。
するとそこへ、
金髪の若い女性が乗り込んできたのです。
エレベーターの中で二人きり。
きゃー、外人だよ、と内心ドキドキする私。
しょうがないでしょ、田舎のオバサンなんだからさ。
彼女は私より下の階で降りようとしたので、
私は開のボタンを押してあげました。
すると彼女は降り際にこっちを向いて、
「アリがとゴザイます。」
と言ってくれたのです。
それが嬉しかったわたしは、思い切って、
「You‘re welkome。」
と言ってみました。
すると彼女はこっちをぱっと振り向き、
目を見開いて満面の笑みを見せてくれたのです。
嬉しくて、とても幸せな気分になりました。
そんなことくらいと思う?
だって、英会話なんて使う機会まったく私なんですから。
結構な勇気だったんですよ~~。
あとで色々と考えました。
あのような場合、You`re welkomeで良かったんだろうか?
私の知識は何十年も前のものだし・・・。
ネットで調べると、
「日本人はそればかり使う。もっと臨機応変に。」なんて書いてあったり。
だけど私は思い返しました。
もしも外人さんから、
「かたじけない!」
と言われたらどうだろう?
それはそれで嬉しいのでは?
だから、これでいいのだ!!!!!
また同じようなことがあったら、
頑張ってみようかと心に誓うキリンさんでありました。
2014年07月23日
通りすがりの人に。

pia masaさんの記事にコメントしてたら、
それだけで終わらせるのが惜しくなってここで書きます。
通りすがりの人から、
意味不明の言葉を投げかけられたことがありますか?
私には、あります。
公園の横の道を歩いていたら、
見ず知らずの着物姿のおばあさんが、
いきなり私の前に立ちはだかって言いました。
「あんたさん、どなた?」
また別の場所で、
やせたお婆さんが私の横に立ち、すがるように言いました。
「私は誰でしょう?」
バス停でバスを待っていたら、
そこにいたイケてないおっさんが突然もじもじして、
横目で言いました。
「アンタとなら結婚してもええわ。」
自転車で道を走っていたら、
ナントカドラッグをやってそうなオッサンが
ふらつきながらも両手を広げとおせんぼして、
「オマエは男か、女か!」
と怒鳴りました。
夜の大阪の繁華街で、
カミソリのピアスをして坊主頭で、
ラメ入りの紫の腹巻にステテコをはいたオッサンが、
「おれを殺してくれ。」
と頼んできました。
すべて、わけがわからん出来事でした。
みなさんも、そんなことありました?
よくある日常の風景・・・・・・・じゃないよね、やっぱり。
2014年07月13日
予定~広島に帰ったら

こないだテレビに中村雅俊さんが出ていて、
そこで「予定~宮城に帰ったら」という歌の話をしておられました。
故郷の宮城に帰ったら、
あそこに行こう、ここに行こう、あれを食べよう、
という内容のモノ。
故郷を離れている者としては、
望郷の念をかきたてられる歌であります。
この「予定」はシリーズで、
宮城以外にも、岩手、福島などのバージョンがあるそうです。
被災地へのチャリティーCDになっているのね。
それで私も考えてみました。
キリンさんバージョンを。
広島に帰ったら、呉線に乗って海岸線を走る。
広島に帰ったら、広島弁でしゃべる。
広島に帰ったら、近所でお好み焼きを食べる(画像のお値段のとこ)。
広島に帰ったら、壷屋のアイス最中たべる。
広島に帰ったら、瀬戸内海の夕焼けを見る。
広島に帰ったら、モーツアルトのザッハトルテ食べる。
広島に帰ったら、三坂地小学校の校庭に立つ。
広島に帰ったら、大塩するめの天かすを買う。
広島に帰ったら、来々軒のラーメンを食べる。
広島に帰ったら、鶴屋の饅頭を買う。
広島に帰ったら、メロンパンを食べる。
広島に帰ったら、合歓のバターケーキを買う。
広島に帰ったら、実家の縁側で庭を眺める・・・・・・・。
なんだか、広島に帰ったらというよりも、
呉に帰ったら、というか、
ほとんど広(住んでた町の名前)に帰ったらという範囲ですなあ。
私って、つくづく行動半径が狭いと思うわ。
広島の人たち、ごめんなさい。
故郷は、変わらないようで日々変化を遂げていきます。
良くも悪くも、まったく同じというわけにはいきません。
それは誰でも承知していることですよね。
だけど、これが一度に消えていまったとしたら?
想像も出来ない。
そんなことがないようにと、祈るしかないキリンさんなのでありました。
え?予定に食い物が多すぎるって?
放っといてちょうだい。
日曜日なのに働いてるんだぞ~~!!(と、いばってみました)
今日も一日がんばります。
2014年07月10日
子猫、探してます。

この子、見かけませんでしたか?
山形屋さんのあたりで。

連休の頃に生まれたので、まだ2ケ月ちょっと。
人懐こく、おっとりした女の子です。

いなくなったのは、8日火曜日のお昼前。
場所は山形屋デパートの前あたり。
なんでそんなことに?
わけはこうです。
飼い主は、うちのお客様。
当日も、うちに来られるつもりで、
駅の方から高千穂通りを車でまっすぐ、
デパート前の信号でひっかかり、止まった時のことでした。
車の下、後の方で、何か落ちるような音と違和感があったんだそうです。
んっ!?とバックミラーを見ると、
猫が走り去る姿が!!!
日頃から車の下に猫がもぐりこむことが多く、
車を出す時には必ず確認をしていらっしゃいました。
その日もちゃんと確認し、
エンジンをかけても時間を置いて出る、
という用心は怠っていなかったそうです。
なのに、この子はきっと、
車のお腹の部分に上がってたというか、もぐりこんでいたというか、
見えないところにいたんでしょうね。
車道でのことなので、とりあえず駐車場に車を停め、
すぐに探しました。
私も連絡をもらったので一緒に探しました。
花屋さん、宝くじ売り場、
裏の道のあたり、
そこらへんにいた人、
尋ねてみたのですが、猫は見つかりません。
幸いなのは、轢かれた形跡がなかったこと。
飼い主の方も、
歩道の方まで走って逃げたのを見たと思うとのことでした。
だから、まだそのあたりにいるかもしれません。
もしも見かけたら、
くすりのキリン堂までお知らせ下さい。
名前は、色んな呼び方をしていたので、
まだ決定してなかったそうです。
よろしくお願いします。
2014年07月01日
杏の木

杏とスモモは厳密には違うものだそうです。
この画像の果物はどちらでしょうか?
これは、
酵素でクッキングに参加してくれたBebeさんからのお土産です。
「HAIR Bebeのゆるりと過ごそう」というブログでお馴染みの美容師さんなんですよ。
自宅の庭の木から、その日の朝 もいで来たという有難いモノ。
画像は残れど実物は既に腹の中であります。
いや~、美味しかったですよ~。
ありがとうBebeさん。
私の実家にもありました。
「はらんきょ」と呼んでいたのですが、
巴旦杏(はたんきょう)が正式名称だったようです。
いつだったか忘れたのだけれど、
母方のお祖母ちゃんが家に来たときのこと。
家には私しかいませんでした。
まだ小学生だった私は、
お祖母ちゃんに「はらんきょ」を食べさせてあげたいと思ったのです。
ちょうどよく熟れて、食べごろだったので。
木のそばに行くと、いい匂いがぷんぷんしてます。
だけど、この木が問題。
ほそ長くて背の高い幹の、上の方にしか実がついてないのです。
木の横にある低い石垣にのぼれば、手がやっと届くのだけど、
悲しいことに私はチビでした。
そのへんに落ちている木の枝を拾い、
それで手繰り寄せなければなりません。
危険・・・・・。
だけど、何故かその日の私は燃えており、
必死でバランスをとりながら「はらんきょ」をもぐのに成功したのでありました。
得意満面でおばあちゃんに赤い実を差し出すと、
ちょっと驚いたような顔をして、嬉しそうに食べてくれました。
その頃から性格の悪かった私の、心の内はこうでした。
「私ってヤツは、なんて優しい孫なんだ。
きっとこの思い出は、お祖母ちゃんの心から消えることはないだろう。」
・・・・・・これさえなければ、私って結構いいヤツなんだけどね。
果たして、お祖母ちゃんはこのことを覚えていてくれたでしょうか?
お祖母ちゃんは99歳まで長生きをしてくれたのですが、
死ぬまで何度も繰り返し話すほど喜こんでくれた思い出は、コチラ。
「つかさちゃん(私のこと)の家に来て、掃除をしてあげようたら、
中学からつかさちゃんが帰ってきて言うてくれたよね。
『家の中が綺麗な思うたら、やっぱりお祖母ちゃんが来てくれとった!!』
おばあちゃん、それを聞いてものすご嬉しかったんよ。ありがとね。」
そんなこと言ったなんて私は全く覚えてないのですが、
たしかにお祖母ちゃんはちょこちょこ家に来ては
お掃除をしてくれてたんです。
障子を張り替えたり、庭の草を抜いたり、
黙って黙々とやってくれていたのです。
たった一言であんなに喜ぶのだったら、
もっと言ってあげれば良かった。
おばあちゃんのおかげで、
庭はいつも綺麗です。
障子もいつも真っ白です。
お台所の流しもピカピカです。
いつも思ってたことなのに、
あまりにも当たり前だったので言ってなかったね。
たった一度だけこぼれた言葉を
そんなに何度も繰り返し、
かみしめるように喜んでくれていたとは。
杏の季節になると、
思い出がずるずると引き出され、
お祖母ちゃんが恋しくなるキリンさんでありました。
え?お祖母ちゃんは杏の話を覚えてたかって?
一度も話してくれませんでした。
押し付けた親切は、ダメでござんすね。
では。
2014年06月26日
加賀のひゃくまんさん。

金沢から、友達の「あーちゃん」がやってきました。
この春、私が金沢に行った時には散々お世話になった人です。
一緒にお蕎麦やお寿司や色んなものを食べました。
いや、食べてばかりじゃないから。
兼六園や忍者寺にだって行ったのよ。
誤解しないで下さい(誰に言っているのか)。
昨日、お店を訪ねてくれたのですが、
実は聞いてみたいことが一つあったのです。
「ねえ、石川県のキャラで、だるまみたいな変なのあるよね。
あれ何?」
あーちゃんは、ぷぷっと笑って、
「あ、ひゃくまんさん?」
と答えてくれたのです。
まさにそれ。NHKでチラッと見てから、頭を離れないのです。
なんでも、新幹線が開通するのを記念して出来たキャラだそうです。
ゆるキャラ・・・・なのか?
一般的なゆるキャラの多くは、
シンプルで子供のぬいぐるみっぽいけれど、
この「ひゃくまんさん」ときたら、
やたらゴージャス!!!!
立派なひげは漆塗り。
輪島塗ですがな、あーた。
それに模様は加賀友禅の職人さんが入れたらしいのです。
でも、それだけじゃないんだから。
なんと、金箔が貼ってあるのだよ!!金箔だよ!!!
普通のゆるキャラだと、
子供たちが群がってペタペタ触りそうっていうか、
触ってくださいって感じだけど、
「ひゃくまんさん」には
寄るな!!触るな!!というオーラが見える。
と思うのは、私が貧乏人だからでしょうか。
だけど、私は「ひゃくまんさん」が大好きなんです。
顔は可愛いのに、姿全体から醸し出される威厳がなんとも言えません。
地元では、賛否両論なのだそうですが、
どこか突き抜けた爽快さがイイと思うのですよ。
新幹線のPR目的で誕生したくせに、
腹が太くて改札が通れず、電車に乗れないという噂も楽しい。
そうだよね、殿様は電車で移動しちゃイカンよね。
「ひゃくまんさん」のおかげで、
梅雨なのに何故か明るい気分のキリンさんなのでした。
今夜はあーちゃんを囲むお食事会です。
楽しんで来ますね~。
2014年06月18日
騙される方も悪い・・・のか?

それは私が福岡のマンションに住んでいた頃の話。
長男が1才になったばかりでした。
ある日の昼下がり、チャイムが鳴るので出てみると、
40歳くらいの女性がニコニコしながら立っていました。
身なりの良い、感じの良い人でした。
お子さんの、早期教育のお話をしたいと言うのです。
私は早期教育には全く興味はなかったのだけれど、
その人が持っている絵本に強く魅かれたのですよ。
とても綺麗な、森の中にネズミの親子が住んでいるイラストでありました。
教育はさておき、その本だけでも欲しいなあと思った私は、
その女性を家に入れたのです。
まず、簡単な質問をさせてということで、アンケートに答えました。
早期教育に感心があると思われては困るので、
そのへんは適当に流して回答したのです。
すると、その女性は自然な感じで言いました。
「奥様、失礼ですがいい大学を出られてるんじゃありませんか?」
「は?いや、そんなことは・・大学は出ましたけど。」
「やっぱり!知識も教養も豊富でなければ、 こういうお答えはなさらないんですよ。」
「いや、私なんか・・・。」
「いいえ、私のような仕事をしていると、色んなお母様を相手にしておりますので、わかるんです。」
すっかり気を良くした私。・・・・・・馬鹿でしょう?
実におろかだと、今になるとわかるのですが。
「私どもの教材は、字のない絵本を使っておりまして(ここで絵本をみせびらかす)、
これが役に立つも立たないも、お母様にかかってくるわけなんですよ。
お母様の指導によって、お子様の想像力がうんと広がり柔軟な頭脳が育つのですから。」
「いやあ・・・絵本は素晴らしいなあと私も思ったんですけど・・。」
「そうでしょう!!お会いした時から奥様にならご理解頂けると思ってました!!」
もうね、ハマッたね。こうなったら相手のなすがまま。
そのまま契約書にサインを・・・・・、
しなかったんです。
何故か??そこで我に返ったのか?いいえ、違います。
その教材セットが、アホみたいに高かったのだよ。
絵本だけでも買えないかと言ったけど、セット売りしかしないとのこと。
実家の親にねだろうかと考えたりもしたのだけれど、それはしたくなかった。
涙をのんで、早期教育をあきらめたのでありました。
・・・・・・よかった、貧乏で。
うちのお客さんで、若いころ高校の先生だったという女性が教えてくれました。
むかし先生だった人は詐欺にあいやすいのだよと。
友達で、騙された人がいっぱいいるそうです。
「先生のように教養のある方じゃないと、このシステムはご理解頂けない。」
と言うのが殺し文句だそうで。
虚栄心をくすぐられると、人は弱いものであります。
何千万もヤラレタという先生方を、私は笑えないのでありました。
2014年06月12日
伝染るんです。

夕べは5人会でした。
考えてみれば、出会ってから26年もたってるよ。
ひゃ~。
指定されたお店を目指して歩く私。
初めてのお店なので、見つけられるかドキドキです。
あれ?路上にメンバーが二人立っている。
どうしたのかと尋ねると、
「お店の場所、ちょっと入ったとこだから、わからないんじゃないかと思って。」
おお、友よ有難う。
そこにもう一人が加わり、4人になった私達。
残る一人はとっても真面目なお姉さん。
「来ないね・・。」
そうなんです。珍しく、時間になっても来ないんです。
きっとタクシーで来るから、道が混んでいるのかもね~。
そう言いながら、待つ。ひたすら待つ。
来ない・・・。おかしいね。
電話しました。出ません。
家にもかけたけど、出ません。
「家にいないんだから、出てるよね。」
しかし、来ない・・・。
「心配だね。」
そうなんです。いつだって、誰よりも先に来ている彼女。
遅れる時には必ず連絡を入れる人。
「これがキリン堂だったら、待たないし心配もしないんだけどね。」
そう言われても返す言葉もございませんが、
あまりのおっしゃりよう。
お店の人が呼びに来られたので、しかたなくお店に入りました。
きっと連絡が来るよ、そう言いながら。
乾杯をして、お料理に箸を運びながらも、
会話ははずみません。
誰ともなく、何度となく、繰り返す言葉。
「やっぱり何かあったんじゃない?」
私がもう一度、家の方に電話することになりました。
コールが鳴ります。二度、三度・・・・・すると、
「はい。あら~、どうしたの?」
えっ?????ど、ど、どうしたって????
「ちょっと、もう始めてるよ!どうしたのって、こっちが聞きたいよ!」
「えっ!?えっ!?ちょ、ちょっと待って。今日は何日?まさか!」
「11日だよっ!!」
「うそ!!14日じゃなかったの!!!???」
日にちを間違えていたんだそうです。
まったく。
「えええ~~~~~っ、今日だったの~~~!!!」
と絶叫したあと彼女は、
「行くわ!!すぐ行くから!!」
と強く宣言し、本当にすぐ来たのでありました。
「も~、心配したんだからねっ。」
「そうよ、キリン堂なら心配しないけど、アナタだからね。」
いや、何回も言わんでいいから。
ほっとしながら頭の中で、
もしや長い付き合いだもの、
私が伝染ったのか?とひそかに思ったキリンさんなのでした。
スタートはそんな感じで、
あとは例によって楽しい宴となった昨夜。
アラウンド還暦、アラ還の5人が話したことは、
「若い頃って、どうしてあんなにとんがってたんだろう。」
「どうしてあんなに許せなかったんだろうね。」
と、しみじみした話になりました。
「だけど、きっと自分も許せないヤツだったんだろうね。」
「気づかなかったけど、それを許してもらってたんだろうね。」
私も言いました。
「私なんか無神経だから、たくさん許してもらってるかも。」
すかさず友達が、
「そうよ、いっぱいいっぱい許してるんだから!」
すんまへん。そして有難う。
楽しすぎて、今日は寝不足です。
だけど、心は元気いっぱい、お仕事がんばるキリンさんなのでした。
2014年06月11日
キリンさん、椅子の上で舞う。

ペンギンたち、あたかも舞っているみたいですね。
こないだのことですが、
キリンさんはライブというモノに行ってきました。
ボイストレーニングで指導してもらってる、
馬渡松子先生主催のイベントです。
70‘s、80‘s、90‘s Block Party 「ACTION」
生バンドの演奏に歌、ダンス、DJと、盛りだくさんのコラボイベント。
どんなものだか、行くまでワカランかった。
会場には少し低めのステージがあり、
フロアは広く開いていて、
壁際に椅子が並んでおりました。
大人しいキリンさんは後の壁際の椅子に陣取り、
最初はのんきに座っていたのですよ。
ところが時間がたつにつれ、どんどん人が増えてきました。
私より年配の人もいれば、若い人も、小さな子供もいる。
なんじゃ?この世界は。
みんな、とっても楽しそうなんです。
そりゃそうでしょう。生バンドの演奏は迫力満点。、
じっと座ってなどいられませんわ。
踊ったね。後の方だから人目をはばかる必要もなし。
そのうち、ダンサーによるダンスのお時間となりました。
知識がないのでわからんのですが、
ストリート系というのか?ヒップポップ?
アタマでくるくる回ったりするヤツです。
実はキリンさんは、153cmしかありません。
フロアいっぱいの人達がノリノリでとんでる後にいるのだから、
全く見えようはずもなく、考えたすえ・・・・
椅子に乗りました。もちろん靴は脱ぎました(当たり前)。
そこに立つと、大勢の人たちの頭を超えて、
ダンスパフォーマーが目の前で踊っていました!!かっこいい!!
ついノッてしまうキリンさん。
でもいいや、誰もこっちなんて見てやしないもの。
いや~、楽しかった。満足。
そして昨日は松子先生のボイストレーニングの時間。
感想を述べる私に先生は、
「誰か椅子に乗って踊ってるからビックリしたら、
キリンさんだったから、すっごく嬉しかったですよ~。
楽しんでもらえてるんだ~と思って。」
あら、見てたのね~。(この古いフレーズを知ってるアナタは同年代ですね)
というわけで、とても楽しかったこのイベント。
またあるそうなので、次回もまた椅子に乗るぞと誓ったキリンさんなのでした。
(迷惑)
2014年06月10日
酵素断食、三日目につき

クラゲは何を食べて生きているのかなあ。
さて、便乗で始めた酵素断食も、
今日で三日目となりました。
何が悲しゅうて断食するのか?
ご不審に思われる方もいると思います。
それはただ、食いしん坊だからなのよ。
美味しいモノを食べる、それは人生の楽しみの1つ。
そのために、ついつい飽食となってしまうキリンさん。
時々こうやって辻褄を合わせているのだ。
消化器系を休め、これからも頑張ってくれよと。
断食してるとアタマがすっきりする為か、
いろんなことを思い出します。
私と同じ誕生日の同級生を思い出しました。
家が自営業であることも、
弟がいることも一緒。
ただ、彼女は二重マブタがぱっちりした、
とても可愛い子で、その上とてもお利口さんでありました。
誕生日が一緒でも、似てないものです。
そんな彼女がある日、プリプリに怒っていました。
「聞いてくれる?」
「うん。」
「お母ちゃんがね、ゆうべ夢を見た言うんよ。」
「どんな?」
「それがね、弟が死ぬ夢をみたらしいんよ。
夢の中で弟に取りすがって泣きながら思うたことが、
なんで、よりによって男の子の方が!!じゃと!!
ひどいじゃろ?
絶対に許さんけん。」
「お母さんを?」
「いや、弟をよ。」
そう言って友達はにやっと笑ったのでした。
に、似てる・・・。私と・・・。
さて、断食は今日でおしまい。
だって、明日の夜は久々の5人会なんだもん。
その前に、今夜はボイストレーニングです。
がんばります、腹筋が割れるその日まで。
2014年06月06日
吾輩は猫である。

名前はまだない・・・じゃなくて、名前は「蛍」、女の子です。
猫好きがこの画像を見ると、思わず
「よろちくお願いちまちゅ~。」
と言ってしまいそうになりますね。
5月11日の夜のこと、
キリン堂の美容担当スタッフであるアケミちゃんが、
窓の外の鳴き声に気付いたんだそうです。
捨て猫が子供を産んじゃってる・・・・・・・。
どうしよう?????
アケミちゃんの家には、室内犬がいます。
連れて来ようにも無理がある。
それに親猫もいるみたいだし・・・・。
様子を見ること2~3日。
あれ?親猫の気配がない・・・・・。
親猫がいなくなってしまって、
生まれたばかりの子猫四匹は、声を枯らして鳴いているようです。
いてもたってもいられず、
アケミちゃんは四匹の子猫を連れて帰りました。
ワン子からは段ボールで隔離です。
相当みんな弱っていたので
動物病院に連れて行くと、
「この時期に親に見捨てられ、栄養状態も悪いし、
虫だっていっぱいわいてるから、無理でしょう。」
とのことでした。
その言葉の通りに、
翌日には三匹のオス猫が次々に息を引き取っていきました。
それでも、アケミちゃんはあきらめず、
たった一匹だけ残った女の子を
一生懸命お世話をし続けたのです。

すると、目も開いてないこの子は、
少しずつ鳴き声を上げるようになりました。
そして、徐々に元気になっていったのですよ。
ただ心配だったのは、
なかなか目が開かなかったこと。
栄養不良で、一生このままなのでは?
アケミちゃんは、
開かないマブタにサメの油をせっせと塗り、
ミルクに酵素やリナマックスを混ぜてやってたそうです。
その甲斐あってか、
見事にパッチリと瞳は開き、
しっかりと歩けるようになりました。

だけど、問題なのはワン子のこと。
どうも愛情を取られると思っているのか、
アケミちゃんがニャンコに触るのが気に入らないらしいのです。
こんなに折り合いが悪いとは・・・。
というわけで、
どなたか可愛いニャンコ、いりませんか?
長い前ふりとなりましたが、
ニャンコの引き取り手を探しております。
最初の画像が近影でありますよ。
可愛いでしょう?
キリンさん家?
うちには、超デリケートな老猫のモモりんがいるんです。
他の猫、ダメなんです。
もしお心当たりがありましたら
ご一報ください。
五月11日生まれ(推定)の「蛍」ちゃんです。

萩尾望都さんの「毛糸玉にじゃれないで」という漫画を思い出しますわ。
え?知らん?あっそう。
というわけです。どうぞよろしくお願いします。
2014年06月05日
運がいいとか悪いとか

クラゲにも、
運の良し悪しがあるのでしょうか。
ちょっと年配の知り合いが言いました。
「オレ、ものすごく運がいいんだよ。」
「運が?どういう風に?宝くじに当たったとか?」
「実はね、3回もトラックにはねられたことがあるんだ。」
「さ、3回も!!??しかも全部トラック??ホントですか?」
「うん、だから足がこんなだろ?」
その人は、片足を少し引きずっていたのです。
だけど、トラックにはねられて、それだけで済むものなのか?
「まともにパーンと飛ばされたんだけど、
轢かれたわけじゃなかったから、この程度で済んだんだよね。」
「そ、そうなんですか?」
「うん。本当に運が良かったんだよね~。死んでてもおかしくなかったんだから。」
「いやー、ホントですね。すごい強運ですね!!」
「うん。強運だろ!!」
嬉しそうに話すその人に、私もすっかり嬉しくなってしまいました。
それで友達に話したのですよ。
「ね?運がいい人もいるよね~。」
すると友達は
「いや~、その人って運が悪いんじゃない?」
「え?」
「だって、3回も交通事故にあってるんでしょ?
普通は運が悪いって思うよ。
しかも足をひきずってるんでしょ?ゼッタイに不運だよ~。」
「え、そ、そ、そうかな・・。」
物は考えようと言うけれど、
同じことでも正反対のとらえ方があるのですね。
だけど、
私は「運がいい!」と言い切っていた、
その明るい笑顔を支持したいと思うのですが、
アナタはどう思いますか?
2014年06月03日
お寺に求めるもの

画像は記事とは無関係の家。
ちょっと残念な話をしましょう。
実家の近くにある、小さなお寺のことです。
小さいとは言ってもお寺ですから、
画像の家の門よりも、もっと大きい門構えです。
そこは常に開かれており、
短い石段の先には
広く掃き清められた庭がありました。
裏に回ると墓地があり、
それは裏山の中腹あたりまで続いているのです。
昔からそこは住民の憩いの場所。
子供たちの遊び場でありました。
庭には賽銭箱ほどの石があるのですが、
その石の上の部分は大きくへこんでいて、
子供が一人か二人は乗れる構造になっております。
それには変わった穴が何か所か開いているので、
子供たちはそこで色んな遊びをしたものでした。
どうやら私の母が子供だった頃、
すでに石はあって、同じように遊んでいたとか。
私の大叔母も従姉妹も、
みんなそこで同じように遊んでいました。
ところが、4月に父の法事の時に従姉妹が言ったのです。
「お寺がねえ、門を閉めたんよ。」
「えっ、夜のこと?」
「違うよ、昼でもずーっとよ。」
「えっ、なんで?」
「みんなが入るけんじゃないん。」
「昔から、みんな入りょうたじゃん。
子供の頃から遊び場じゃったもんねえ。」
他の親戚のオバサン達も言います。
「ほうなんよ。来るな、言わりょうるみたいで淋しいよねえ。」
「前みたいに気軽に行かれんよね。」
それからひとしきり、
あの石で遊んだよね、とか、銀杏の葉っぱを集めたよね、とか、
本堂は暗くて怖かったよね、とか、
世代を超えて盛り上がったのですが、
最後はみんな悔しそうに、
「なんでかね。」
「なんでかね。」
と言い合ったのでした。
私は生まれてから一度も、
そのお寺の門が閉まっているのを見たことはありませんでした。
勝手にお墓で遊んで何度も叱られたけど、
閉まったことはなかったのに。
本当に、なんで閉まったんだろう。淋しいな。
時代なのでありましょうか。
お寺は、住んでる人の身近にあってほしい、
そう思っちゃいけないのかな。
2014年06月01日
たこ焼き大好き

たこ焼きの画像がなかったので、
よく似ている(?)トマトにしてみました。
クレームは受け付けません。
たこ焼き、みなさん好きですよね。
そして誰の心にもあるでしょう。
自分にとってベストなたこ焼きが。
私にとっては、やはり子供の頃のたこ焼きイズベスト。
「広島のたこ焼き?知らんなあ。」
と思うでしょう。
広島のたこ焼きではなく、
私の町のたこ焼きなのだよ。ふふふのふ。
私は結婚した当初は福岡に住んでいたのですが、
とっても不満なことが一つありました。
それは、
「天かす」が美味くない。ってことです。
子供の頃から慣れ親しんだ「天かす」は、
カリカリしてて色もしっかりしてて、甘いのであります。
何故?不思議でした。
その秘密は、私の住んでた町にある地場産業にあります。
「大塩するめ」という名前なんですが、
知らんなあ、聞いたことないよ、そう思うでしょう。
ところがですよ、宮崎でも売ってるんです。
「大塩するめ」で作られたモノが。
それは「イカの姿あげ」とか「イカ天」などのお菓子です。
スーパーに行ったら、イカのお菓子の裏を見てね。
「大塩するめ」製品がいっぱいあります。
きっと、そんなイカ製品の製造過程で出来てたんでしょう。
「イカ入り天かす」は。
うちの町では、それが一般的な天かすだったんですね。
子供の頃、たこ焼き屋さんが作ってるところを見るのが好きでした。
どのお店でも、タコはそんなに大きくはないけれど、
ネギがたっぷり!!
そして、この天かすがたっぷり!!!
入っていたのです。
屋台のたこ焼き屋さんで、
3個が5円だった頃、子供の私は何度も買いました。
また食べたいなあ。
そうだ、実家に帰った時に天かすを買って来るのだ。
そして自分で作るのだ!!
(誰ですか?それはやめた方がと思った方)
いくつになっても、
美味しい食べ物に貪欲なキリンさんなのでありました。
2014年05月25日
今の季節だけの、密かな楽しみ。

記事と画像はほぼ無関係。
けさ私は、こっそり快楽をむさぼってまいりました。
ふふふのふ。
しかも道端で、です。
私に快楽をもたらしてくれるもの、それは「カタバミ」。
カタバミとは、いわゆる雑草。
どこにでも生えており、きっと誰もが見たことあるはず。
春には黄色い花が咲き、
今頃になると細長い実をつけております。
この実。
これが熟れるというか、頃合いになると、はじけて種を飛ばすのです。
私は子供の頃から、そのお手伝いをするのが大好きでした。
お手伝い?
要するに、ただ触る、それだけ。
ちょっと触っただけで、
実がハジけて種がぱちぱちっと飛び散るのです。
ああ、その快感。
触れる、はじけ散る。触れる、はじけ散る。
その繰り返しが、なんともタマランのですよ。
取りつかれたかのように、延々と繰り返さずにはいられません。
嘘だと思うなら、やってみて下さい。
時にはまだ熟れてなくて、さわってもビクともしない実や、
すでに散ってしまったあとで、スカスカになってるものに当たることもあり、
ガッカリするのですが、
じゃあ、こいつはどうだ?と別の実に触ってみて、
それが弾けた時の快感は、また格別。
一年の中で、
カタバミの実が弾けるのは今頃だけのお楽しみです。
ちょっとでも季節がずれるともうダメ。
宮崎では今だけど、
ちょっと北になるとこれからでしょうか。
お金もかからないし、
とてもスッキリするのでストレス解消になります。
是非ともやってみて下さいね。
もっとも、
道端でしゃがんで雑草をいじってる様子は、
知らない人が見るとチョット変ですが。
私はちっとも気にせず、快感をむさぼるのでありました。