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Posted by みやchan運営事務局 at

2014年09月30日

運命の分かれ道


女の子は何でできてるの?

女の子は甘いものとスパイスと、素敵なもので出来ている。

なんて、マザーグースで言われなくても、
女の子(この際年齢を問わず)と甘いモノは切っても切れないのです。

というわけで(?)、
こないだ、沙夜ちゃんとタカノリ君と三人で、
台湾スイーツのお店へ、9月いっぱいまでのカキ氷を食べに行きました。
黒蜜がかかっていて、美味しかったよ。ふふふのふ。

しかし、今日のお話はそれとは無関係。

20代のころ、横浜の友達の家に泊まりに行きました。
最初は2~3泊のつもりが、
楽しさのあまりズルズル延長に延長を重ね(居座ったわけではナイ)、
もう一泊と勧められるのをさすがに断って帰りました。

その夜、まさにその夜のことです。

横浜で、地震があったのです・・・。

大震災ほどではないけれど、
結構な震度で、物が倒れたり怪我人が出たりしたので、
翌日私は電話をかけました。

「大丈夫?誰にも怪我はなかった?」

「うん。いろいろ物が落ちて壊れたりしたけど、大きな被害はなかったよ。
 でも、それがね・・・・。」

と、口ごもる友達に、

「それが、何?」と聞く私。

「それが、私の部屋にかけてた鏡が落ちて割れて、一番おおきな破片が、
 ちょうどアンタが寝てた頭のところにグッサリ刺さってたんよ。
 昨日、帰って良かったよ。危なかったね~~~。」

「う、うそっ!!」

「ホントよ~。さすが、悪運強いよ。」

人間、いくら真面目に生きてるつもりでも、
如何ともしがたい運命というものもあります。

志賀直哉も「城崎にて」の中で、
自分は列車にはねられたのに偶然助かり、
石の上にいたヤモリは自分が何気なく投げた石が当たって偶然死んでしまう、
という出来事を書いています。

だからどうした、と聞かれても、何も言えないのですが、
ただ毎日を自分なりに生きていくしかないのかなと、
そう思うキリンさんなのでした。

というわけで(?)
来月は友達と温泉に行くのだ。楽しみです。  

Posted by キリンさん at 15:21Comments(9)王様の耳はロバの耳

2014年09月24日

スタンドバイミー


この際、ドラえもんとは無関係です。

子供のころ、「腹心の友」にあこがれました。
もちろん『赤毛のアン』の影響です。

友達でも親友でもない「腹心の友」とは
なんて上等な響きであろうかと。

私の家は山の下にぽつんとあったので、
ご近所に友達がいなかったせいもあります。

そんな私が初めて「腹心の友」と思ったのが、
ヨウコさんであります。
4年生のときに同じクラスになり、一気に仲良くなりました。

しかし彼女は人気があったし、
お父さんの会社の社宅に住んでいたので友達も多く、
私だけと遊ぶわけではありませんでした。

アンがダイアナを愛するように、一心に彼女を愛していた私は、
いつも焼きもちを焼いては心を焦がしていたのです。

できるだけ一緒にいたかったので、
ヨウコさんがピアノを習っていると知って、
同じところにバイオリンを習いに行きました。

彼女が読んだという本は、必ず読んで、
感想を話し合いました。

同じテレビ番組を見るために、親と喧嘩したりしました。

そんなある日のことです。

「あのね、今度の私の誕生日に家に来てくれる?」
彼女から招待された私。

「他に誰も呼んでないけん、秘密にしてね。」
そう言われたので、もう有頂天です。

当日は彼女のお母さんが作った
プリンとエクレアを食べて、さらに舞い上がった私。

幸せではち切れんばかりの私でしたが、
ある日のこと、彼女からこんな言葉が。

「あのね、言わんといけんことがあるん。」

「なに?」

「転校するんよ。」

いきなり、奈落の底へ。
嘘だ、嘘であってくれ!!と叫びたかった。でも本当のことでした。

彼女は、東京の人になってしまったのです。

最後に会ったのは、大学3年生の時。
東京に遊びに行ったときのことです。
喫茶店でお茶を飲み、焼き鳥を食べ、道を歩いている途中、
彼女は果物屋さんの前で立ち止まったのです。

何かを物色している様子。
私は横で彼女の顔を見ていました。

綺麗だなあと。

見られていることに気付いた彼女はこっちを向いて、
「え?」と言ったので、私は少しあわててしまい、

「いや、物欲しそうにしてるなあと思って。」
と言ったのです。

そしたら彼女は笑って私に抱きつきながら、

「ほんとに、ちっとも変わらないねえ。」
嬉しそうにつぶやいて、その店でサクランボを買い、

「おみやげ。」
と、私にくれたのでありました。

それから時間がたつうちに、連絡も途絶えてしまったけど、
元気でいるのかしら。

今でもきっと変わらず綺麗なんだろうな。
こんど会っても、

「変わらないね。」
そう言ってくれるかしら。  

Posted by キリンさん at 18:10Comments(4)王様の耳はロバの耳

2014年09月21日

バレてしまったのだ。


夕べは私が卒業した大学の校友会宮崎支部の総会でした。

大学は京都なんだけど、
そこの卒業生で宮崎に住んでる人たちの同窓会みたいなものです。
年齢も様々で楽しい集まり。

そこで、
娘の同級生のお父様を見つけました。

いや、一度も会ったことないんだけど、会社の名前は知っていたからわかります。
奥様とはPTAバレーボールで一緒に頑張った仲。
懐かしくてたまりません。

「初めまして、実はオタクの息子さんとうちの娘、同級生なんですよ!」

「えっ、そうなんですか!それは奇偶ですね。」
と嬉しそうに答えてもらって、私も嬉しい。

そのお父様はこう続けました。

「どの息子だろう?」

「〇〇学校で、平成元年生まれです。」

すると不思議なことに、ちょっととまどったような笑顔を浮かべながら、

「えっと、どうも、違うと思いますよ。」

いや、そんなはずはないんだから。
私が間違おうはずがない。
食い下がる私。

「じゃあ、あれかな、妹のとこの子供かな・・・???
 だけど、年が会わないしな・・・。」

誠実に真面目に考えをめぐらせてくれてる様子です。

なんでわからないのかな、と思い、
「一緒ですから!」
と繰り返す私に、とうとうこう言ったのです。

「やっぱり違うと思いますよ。僕自身はオタクのお嬢さんと同じ出身校だけど、
 息子は学校違いますから。
 僕の同級生にしては年が違いすぎますもんね。」

えっ!!学校が違う!!??
私の自信は音を立てて吹っ飛びました。

どうして私がそう思い込んでしまったのか????
わからん。ああ、この恥ずかしさをどうすればいいのだ???
返す言葉が見つからず、フリーズする私。

その私に向かって、彼はこう続けたのです。

「それはそうと、ブログされてません?」

げっ!!!!!え、え、え、は、はい、やっておりますが・・・・・!!!?????

「やっぱり。僕、前から隠れファンなんですよ。
 面白いですよねえ。」

うわーーーーーっ!!ば、ばれてたのね。やらかす人だということが。
悪いことは出来ません。(いや、悪いことはしてないけど)

そんな赤っ恥をかきながらも、隠れファンと言われて気をよくしたキリンさんなのでした。
(馬鹿かもしれない)

さて、明日は酵素でヘルシークッキングの日です。
美味しいお料理が楽しみ。
その様子はまたブログで報告致しますので、請うご期待。
  

Posted by キリンさん at 19:48Comments(5)王様の耳はロバの耳

2014年09月19日

先生は神主さん


高校教師、それは甘い響き・・・・。
なんてことはなかった。

漫画やドラマだと、先生との恋愛がテーマの作品が多々あり、
素敵~と思ったりもしますが、現実は違うものなのだ。

とはいえ、個性的な先生は大勢いらっしゃいましたよ。
こないだ同級生たちと会ったとき、
高校のときに習った先生の中に、東大卒が3人いたという話になりました。

その中のひとり「ハナダ先生」は、定年間近の世界史の先生でした。

試験がユニークで、
年代だけを問うものやカッコ内の穴埋めなどはなく、
たとえば「フランス革命を説明しなさい」とか、
「十字軍について説明しなさい」といった、
小さな論文を書かせるようなものばかり。

細かい部分が合ってなくても、
先生が内容に納得すれば、〇がもらえるのです。

答案を返してもらったとき、友達が驚いて言いました。

「うち、年代を忘れたけん、大昔、ゆうて書いたのに〇じゃった!!!」

ハナダ先生は優秀な先生に違いないのだけど、
教頭でも校長でも主任ですらない、ヒラの先生だったのですが、
それには訳がありました。

うちの高校をこよなく愛していたので、転勤を断り続け、
出世を棒に振ったのだそうです。(県立)
私の叔父や叔母も、ハナダ先生に教わったというから、我が校一筋なのです。

ま、家から近くて便利だったという説もあるのだけど、
私は愛情説を信じたいところ。

それよりもハナダ先生が普通の先生と違ったのは、
何を隠そう、先生は神主さんだったのです!!

私のおばあちゃんの家からちょっと歩いたところにある、
小ぢんまりしてるけど、とても落ち着く大好きな場所、
そこが先生の第二の(いや、こっちが本職か?)職場兼住居でした。

境内には天然記念物の大きな楠が繁っており、
この木の兄弟木は、宮島の大鳥居に使われたのだそうで、
切株が残っております。

さっき調べるまで知らなかったけど、
明治時代に三つの神社が合祀されて出来たのだとか。

その中の1つは、1000年ほど前からあるそうで、
豊前宇佐八幡宮の流れを汲むらしいのです。

どうやらハナダ先生は、直系の宮司さんらしくて、
またビックリ。

でもね、秘密だけど、おばあちゃんの家での先生の評価は、
「大酒のみ」なんです。

酔っぱらって、
お宮の横にある側溝に入り、
水を被りながらいい気もちで歌を歌っていたりしたんだって。

そして、私の中の思い出はと言うと、
やはり授業中のこと。

どういう流れかは忘れたのですが、
ハナダ先生が、たった一度、奥さんを殴ったという話をされたのです。

それは、先生の次男(実は私の同級生)が小さいころのこと。

台所でいきなり悲鳴と鳴き声がしたので、あわてて駆けつけてみたら、
ひっくりかえった鍋の横で子供が鳴いており、
どうやら中身を被って火傷した様子。

奥さんが
「ごめんなさいっ!!」
と言うのと、先生が奥さんを思いっきりひっぱたくのと、同時だったそうです。

あわてて医者に連れて行き手当をしてもらったところ、
たいしたことはなくて、キズも残らないと言われたので一安心。

帰り道、後からついてくる奥さんを振り返らないまま、

「痛かったか?」
と聞くと、奥さんは、

「いいえ、ちっとも痛くありませんでした。」
と答えられたのだと。
先生はそう話したあと、嬉しそうにニンマリされたのでした。

余談ですが、
京都の予備校に行ったときの話。
ハナダ先生の授業ノートは友達の間で引っ張りだこでした。

「どの参考書よりもスゴイ」と。

先生がスゴイという話はもっとあるけれど、
長くなり過ぎるので、またの機会に。

それでは皆様、楽しい週末をお過ごしくださいね。  

Posted by キリンさん at 16:06Comments(0)王様の耳はロバの耳

2014年09月18日

探し物は何ですか。


実家の庭のカニさんです。弁慶ガニと言います。

お店に来られて、何かを探してる風なお客様がいます。

「何かお探しですか?」
そう声をかけても無視・・・・・・・。

その度に思うのです。ああ、私もそうだったなあと。

若い頃は、常に戦っていました。
いったい何を相手にあそこまで気色ばんで生きていたのやら。

あれはまだ30歳になるやならずの頃のことです。
私はあるお店に入って、何かを探していました。

それが何だったのか覚えてないのだけれど、
とても急いでいたので焦っていたと記憶します。

「何かお探しですか?」
お店の店員さんが声をかけてくれました。

が、返事せず。心の声はこうです。

「うるさいなあ!私にはわかってるんだから!!」
何がわかってるのか、サッパリわかりませんが、そう思いました。
それに、こうも思いました。

「どうせ都合よく押し売りしたいんでしょ。そうはいかないから!!」

店員さんを無視して探し回ったあげくに、やっと見つけてレジに持って行った私。
なかなか見つからなかったので焦り気味です。

お勘定は端数まできっちり現金で払い、

「レシート要りません!!」
と言い放ち足早に立ち去ろうとしました。

「お客様!」

何よ、レシートは要らんと言うとるやないかい!こっちは急いでんのよ!!
と、目で訴える私。要するににらんだわけですが。

「あの、50円足りないのですが・・・。」

「えっ!!???」

100円のつもりで出したのが、50円玉だった、というわけです。
まあね、穴があったら入りたかったね。

最初から店員さんに聞いていたら、
そんなに焦ることもなくお買い物も出来たし、
余裕を持ってお支払も出来たであろうに。

近頃は、お買い物に行っても素直に店員さんに聞くようにしています。
最初から探しもせずに聞いてみたら、目の前にあったという、別の恥をかきながら。

アナタはお買い物に行って探し物が見当たらないとき、
お店の人にたずねますか?それとも自分で探すのかな?  

Posted by キリンさん at 14:36Comments(2)王様の耳はロバの耳

2014年09月17日

おまえ百まで、わしゃ九十九まで。


三年前に父が亡くなり、母はどっと老けました。
あれほど元気だったのに、
気力減退気味で何をやっても身が入らない様子。

81才にもなったし、しかたないよね。
もう今さらあれこれ期待できないし、
こんな風に、少しずつ弱っていくものなんだよね。
そう思っておりました。

が、この頃そうなのか?と考え始めたのです。

先日、
「ドリンクの下見に来ました。」
という年配の女性が言うことには、

「ずっと元気できたのだけれど、この頃ちょっと疲れが残るんです。」

一見したところ、頭は真っ白でシワはくっきり刻まれているけれど、
背中はまっすぐ良い姿勢を保ち、滑舌もしっかり。
上品な装いの方でした。

70代後半か?それとも元気な80代か?

「たまにはドリンクというものの力を借りるのも、そろそろ必要かと思いまして。」

ドリンクと言っても色々あります。
それぞれの特徴を、なるべく丁寧にお話しました。

「よくわかりました。まとめ買いしたら、少しはお得になりますか?」

そう尋ねられたので、まとめ買いの話もしてみました。

「有難うございます。下見だけなのに、詳しくお話して下さって本当によくわかりました。
 今度来たときに、これを頂こうかと思います。」

そして、こう続けられたのです。

「なにしろ94歳になりましたので、重いものが持てないんです。
 今度、連れと参りますから。」

あのね、絶対に見えないから。うちの母より一回り以上も上だなんて!!!!!

そこで、はたと思いあたったこと。
うちには90歳を過ぎても一人で買い物に来られる方は
決して少なくないじゃないか。

人の寿命は自分では決められません。
いつポックリいくことやら。

だけど、その逆もまたありますよね。
自分ではそろそろ・・・なんて思っていても、ずっと生き永らえてしまうってことも。

「いつ死ぬかもしれない」という覚悟も必要だけど、
「いつまでも長生きするかもしれない」という覚悟も必要なのかもしれません。

母が100歳まで生きるとしたら、
あと20年あるじゃん!!!
だったらもっとしっかりしてもらわなくっちゃ!!

思わず電話して、市民プールに水泳にでも行ってみたら?と勧めてみました。
こないだデイサービスに、と言ったら不機嫌になった母ですが、
これはお気に召したようです。

車に乗るな、自転車に乗るな、買い物し過ぎるな、
そんなことばかり言われて、腐り気味だったのかもしれません。

完全に気力を失ったわけではないのね、と一安心。

若い頃の、元気満々でスーパーウーマンのようだった母には戻れないけれど、
まだイケるところもある、そう信じることも大切なのだと思うキリンさんなのでした。  

Posted by キリンさん at 17:05Comments(4)王様の耳はロバの耳

2014年09月16日

物言わぬは腹ふくるるわざなり。


カニはいつも黙ってるから、お腹すかないのかなあ。

なんでこんなこと言うのか?それは、
「物言わぬは腹ふくるるわざなり」という言葉を、
黙っていればエネルギーを使わないですむから腹も減らない、
そう勘違いしてる人が結構いると聞いたからです。

違いますよーーー。

思ってることを我慢して言わないでいると、
腹に溜まった感じがして苦しいという意味ですから。(たぶん)

吉田兼好の徒然草がモトになってるそうです(調べたからホント)。

ブログを書くときに考えます。
どこまで本音を書いてよいのだろうか?

こないだレンゲ男さんに言われました。

「オマエのブログの中に、たま~にものすごい真面目な記事があるけど、
 あれ、誰が書きょうるん?」

私じゃ!!!

やらかした記事も、真面目な記事も、みんな私の腹がふくれない為に発表しているのです。
(失敗して腹が膨れてるじゃないかって?黙っててくださいね。)

それでもたまに、言いたいけど言えないこともあるのだ。
だけど腹が膨れないように、別のことを言ったりしています。

お陰さまでスッキリです。

テレビでストレスの話をしていました。

大勢の人の手に小さな傷をつけ、
その治癒力を比べる実験の話です。

ひとつのグループには、
毎日自分のストレスを日記につけてもらい、
もう一つのグループには、
単純な記録だけをつけてもらったんだそうです。

ストレスを記録していったグループの方が、
断然キズの治りが早かったとか。

スッキリすると、自然治癒力も上がるのです。
ため込んで腹を膨らせていると、
治るものも治らないのです。

不思議ね、人間の身体って。

私はブログのおかげで元気なのかもしれませんね。

みなさんも、どこかでモノ申して、溜め込まないようにして下さいね。
では。  

Posted by キリンさん at 17:36Comments(0)王様の耳はロバの耳

2014年09月11日

地域に根差す薬屋さん





「こころの優しい薬屋さんです
 お茶もお菓子もブドウ酵素もございます」

薬局、薬店、ドラッグという言い方がありますが、
むかしは「薬屋さん」という言われ方が一般的でありました。

今となっては、〇〇屋さん、という呼び方は、ほぼ死後であります。
八百屋さん、魚屋さん、酒屋さん、肉屋さん、電気屋さん、乾物屋さん、荒物屋さん、
ご近所にありますか?

先日、また一件の薬屋さんがお店を閉められました。
頑張ってる様子だったので、ショック。
でも、それと同時にやっぱりそういう時代なのね、という思いもあります。

私は薬とは無縁の世界に生まれ育ちながら、
気が付くとこうして薬屋さんのオバサンをしております。

若いころは、薬屋さんがどんなものかも知らなかったので、
知り合いのお店によく見学に行ったものです。

その中に、とても強烈な印象を残した方があります。

80歳を過ぎてもなお現役。
バラの模様のワンピースにバッチリメイクの、
一見カバ・・いや、あの、その、押し出し満点というお婆さんなんです。

宮崎でも田舎の方のお店でしたが、
とても業績がいいと聞いていたので、そのヒケツを盗みに行ったわけです。

友達と二人、緊張しながらお話を聞き始めたとき、
がらっと引き戸を開けながらお客様が。

がっしりした50代くらいの男性で、親しげな口調で、
「おばちゃ~ん。」
と言いながらです。

おばちゃん、いや、その薬屋さんは開口一番、

「あんた、えらくスッキリした顔しちょらんか。
 夕べ、やったツね!!」

私と友達は、椅子から転げ落ちそうになりながら、
何も聞いてないかのような素振りをキープ。

そのオジサンはこっちをチラッと見て、
黒い顔を赤く染めながら、

「何言うちょっと!!違うが!!わははははは。」
と笑ってごまかすのに必死。

オジサンの用事は結局何だったのか、サッパリ覚えておりませんが、
まさに地域密着ならではのお店だなあと感心して帰ったのです。

あんなお店だったら、何でも相談できるかも。

だけど、あれから20年以上が過ぎ、
その方も亡くなり、お店ももうありません。

時代は流れて移り変わるものですが、
その中でも、変わらずにいてほしいと思うものもあります。

あの時の、あの先生のようなセリフはとてもまだ吐けないけれど、
お客さんとの垣根の低いお店を目指して頑張ろう、そう思うキリンさんなのでした。  

Posted by キリンさん at 12:11Comments(0)王様の耳はロバの耳

2014年09月09日

実家の日常。



♪ ああ~~、日本のどこかで~~、
 ブログを待ってる人がいる~~~~~、

帰省して、同級生たちに会いました。
何人か、私のこのアホなブログを読んでくれている人がいるのですが、
中学の同級生の一人もまたブログを読んでくれていることが判明しました。

「ブログ、読みょうるで。」

誰あろう、むかし好きだった人なのだよ、へへへのへ。
以前ここでも紹介したレンゲ男さんなのですが、
みんな知らんわね。

とにかく、そういう人が読んでくれていると思うと、
やはり励みになるものでありますなあ。

さて、久しぶりの実家はどんな様子だったのか?
最初の画像は母です。
ヘンな格好してるのは、猫をかばっているから。

帰った日は、泣き出しそうな曇り空というヤツで、
この夏の広島はずっとこんな調子だったそうです。

山のすぐ下にある我が家も、
なんだかジメジメして湿っぽい感じ。

いつもは何もしないキリンさんも、
仕方ないので掃除しましたがな。


その途中のスナップがこれ。
汗かいてスッキリしたところです。

庭は色んなものが繁りまくってすごかった。
今年の広島は、とにかく雨ばかりだったようです。
水撒きが楽だから母は助かったみたいだけど、
土砂災害は集中豪雨のせいもあるけど、長雨も原因の一つなのでは。

テレビでも、NHKではずっと災害に関するテロップが流れ続けていました。
宮崎にいると終わった事件のような気がしてたけど、
地元では、まだまだこれから厳しくなることも多いのですね。

暗い気分を和ませてくれたのが、コイツ。



「カニはええのう・・・。」
なんてことを安易に言うと、
「カニの気も知らないで!!」
と怒られるかもしれませんが。

子供の頃から変わらない存在を見ると、
なんだかほっとするものです。

「そんな前置きはいいから、今度は何をやらかしたの?」
と期待している皆様、残念ながら今回の私には、失敗ネタ無し。
本当です。

でも、心に残る小さなことはいくつかあったので、
おいおいご紹介していきますね。

とりあえず、今日はこのへんで。

  

Posted by キリンさん at 15:36Comments(4)王様の耳はロバの耳

2014年09月03日

帰りなん いざ。


「帰りなん いざ。」

陶淵明ほどの覚悟はありませんが、
ちょっくら実家に帰ってきます。

「田園まさに荒れんとす なんぞ帰らざる」

それにしても、この言葉に含まれた意志の強さったら。
断固とした決意を感じます。

実家を離れた身としては、涙ぐみそうになります。

うちの家はおそらく建ってから100年以上になるので、
ホンマに荒れんとす、と言うよりも既に相当荒れております。

だけど幸い母がまだ元気なので、
楽しく帰省を楽しもうと思っている軽い私をお許しください。


こんなもの、食べようかなあとか、


こんなものも、食べようかなあとか(安っ!!)、

考えています。


ここにも行こうかな。小学校なんです。
家から歩いて1分のところ。


こんなとこ走ったり(車で)、


こんな景色を見たり、しようかな。

さて、帰りなん、いざ!!




えっと、はなはだ蛇足ではありますが、月曜日には仕事する予定です。
それまで皆様、お元気で~。  

Posted by キリンさん at 18:09Comments(2)王様の耳はロバの耳

2014年09月01日

やらかしてしまう時って。


うちのモモりんです。
なかなか可愛いでしょう?

このモモりんが、最近ちょっと不調なのです。
いつも寝てばかりで、エサのおねだりもしないし、
声が少ししゃがれ気味。
たまに吐いてたりもします。

土曜日の朝、
「モモりん」と呼んだのですが、
返事もせずにぐったりしていました。

モモりんは12才。
高齢の部類に入るでしょう。

このまま死んじゃうのでは????
さーっと背中を冷たいものが・・・。

病院だ!!!

まだ8時半だったけど、電話してみることにしました。
いつもお世話になってる病院の電話番号を、電話帳で調べました。

すぐに出られたのは先生でしょうか。

「猫がぐったりしてるんです!!」

「それは心配ですね、すぐいらっしゃい。」

有難いお言葉!!
9時に予約を入れて、病院へGO!!

着いてみると、病院は薄暗い・・・。
あれれ?

鍵は開いていたので入ってみると、
受け付けに女性(奥様か?)の方がいらっしゃいました。

「うちは、9時半からです。どうされました?」

「あの、電話で9時にとお約束したんですが、猫がグッタリしてて・・。」

電話したのに、という怨みを込めて訴えてみました。
その女性は、ちょっと不思議そうな顔をしながらも、

「それは大変、すぐに準備しますからお待ち下さいね。」
と言いながら、
テキパキと掃除機をかけたり準備を始めてくれました。

先生と約束したのに~~と怒りつつも、
その態度がいかにも親切だったので、心も和らいできました。

そこで、なんだか悪い予感が頭をよぎったのです・・・・・。

えっと・・・・電話帳で確かにここの病院の番号を見たよね。
電話をかけたときも、
「〇〇〇〇動物病院さんですね?」
と確認したもんね・・。

しかし不安は解消できません。
さらにムクムクと大きくなるばかり。
それはまさに暗雲の広がるが如く。

恐る恐る、ドアに書いてある病院の名前を確認しました。

「△△△△動物病院」

違うやないかーーーーーーい!!!!!!!!!

どうする??訳を話して、間違えましたと出て行けるのか?
あんなに一生懸命準備してくれているのに。

いや、そんなこと出来ない!!いまさら、いまさら、予約した病院になんて行けないっ!!
ごめんなさい!!9時に待っててくださったであろう、〇〇〇〇病院の先生!!
私がいけないんです!!

整理しましょう。
ここは確かにいつも行きつけの動物病院なんです。
だけど今朝の私の頭の中で、
何故かわかりませんが、この病院の名前が他の病院の名前とすり替わってしまったのですよ。

どうしてそんなことが?
こっちが教えてほしいくらいです。

ただ一つ、わかっていることは、
一生懸命な時ほど、やらかすということです。

小学校のとき、
体育館の壇上で全校生徒を前に話してる最中、
どうしてもおしっこに行きたくなって走って降りてしまったとか、

中学校のとき、
ソフトボールの決勝戦の最中、
バッターボックスでバントの構えをしたときに、
先生の指示を勘違いしてバットをフリフリして
相手のピッチャーが投げられなくなるほど笑かしてしまったとか、

大学のとき、
卓球サークルでの決勝戦の途中、
いきなりパンツのゴムが切れてしまい、
珍妙な動きになって負けてしまったとか、

友達の結婚式に遅刻して、
会場に入るタイミングを間違えてスポットライトを浴びてしまったとか、

大事な研修会で、
資料を振りかざしながら他の会場に乱入してしまったとか、

いつも一生懸命で全力を尽くしている時にかぎって、
こうなってしまうんです。

ネタになるから、いいじゃん!!
と思いながらも、やっぱりなんだか・・・・・・。
自分が恥かくだけならいいけど、
今回は他人様にご迷惑かけちゃってるのが申し訳なくて。

反省しつつ、完璧な人生にあこがれるキリンさんなのでした。

ちなみに、モモりんは一過性の夏バテでした。  

Posted by キリンさん at 14:15Comments(5)王様の耳はロバの耳

2014年08月29日

当たるも当たらぬも。



お客様に誕生日を聞かれました。
なんだろうと思っていたら、
ナントカ占いをしてくれたみたいで、
結果を持ってきて下さったのです。

占いは好きなので、
ありがたく結果を拝見。
ちょっとドキドキ。

「自分を犠牲にしてまでも人に尽くすことのできる、
 高潔な精神を持っています。」

「知性と笑顔で魅力一杯。」

ええ~~、ほめ過ぎじゃないの?
当たってないよ~~。
と恥ずかしがる私に、

いえいえ、ぴったり当たってますよ!!
と頼もしく請け負ってくれる彼女。

たかが占いと言えども、
褒められると気分のいいものです。えへへ。

彼女が帰ってから、もう一度見直してみました。

自分を犠牲に・・・高潔・・・・・。
そうかなあ。
自分で気づいてないけど、そうなのかも?

そして最後に気付いたのです。

「1957年3月2日生まれのアナタ」

・・・・・・あれ?私の誕生日は3月7日では・・・???

間違いやないかーーーーい!!!!!!

どうもおかしいと思ったよ。やれやれ。

お母さん、もうちょっと早く産んでくれたら良かったのに。

というわけでもなんでもないのだけど、
今日から酵素断食を始めました。

夏に疲れた胃腸を休めなければね。
このまま疲れをひきずると、秋バテから秋ウツへとつながりかねない。

皆様も9月に向けて断食しませんか?
スッキリしますよ。  

Posted by キリンさん at 14:44Comments(2)王様の耳はロバの耳

2014年08月27日

アナタは傲慢だ。



20代前半の頃、こう言われました。

「アンタはほんまに傲慢じゃ。」

言ったのは、母でした。
それを覚えておけと。

その言葉の前後は全く覚えてないのだけれど、
私はとてもビックリしました。

自分の欠点といえば、優柔不断で決断力がなく、
自信がなくてビクビクしてるところだと思っていたので。

「傲慢」・・・・??どこが?

だけど、その言葉はずっと胸にささっており、
年齢を重ねる毎に理解できるようになってきたのです。
たしかに自分が傲慢であることが。

「アンタの自慢は聞きとうない。」

これは友達に言われた言葉。
その時もビックリしました。

決して自慢なんかしてない。
自分は謙虚な人間だと思っていたので。

だけど、やはり自分が自慢したがりであることが、
おいおい理解できるようになりました。

「身の程を知れ。足元を見ろ。」

これもまた別の友達から言われた言葉。
その頃は、色んなことがやりたいのに出来なくて、
どうしたらいいんだろうと相談した時の返事なんです。

この言葉にもビックリしました。
決して自分の能力以上のことをやりたいわけではなく、
身の程は承知してるつもりなのに。

だけど、やがて自分が舞い上がってることに気づきました。
花は一気に咲くものではなく、種を蒔くところから始めるものなのだと。

あの時に、言ってもらえて良かった。
厳しかったけれど、今となっては宝物です。

それでもやはり性格とは変わらないものなので、
傲慢になったり自慢したがったり、
出来もしない計画に舞い上がったりしてしまうのだけど、
それぞれの言葉を思い出しては我に返るのです。

これからも、もっと増えるかもしれないけれど、
ちゃんと受け止めて頑張ろうっと。

とりあえず、今夜の勉強会に向けて気合を入れるキリンさんなのでした。
  

Posted by キリンさん at 14:07Comments(2)王様の耳はロバの耳

2014年08月25日

ふしぎな営業さん



ちょっとした愚痴です。

先日、とあるメーカーの営業さんが来られました。
そこの商品はずっと扱ってるけど、
営業さんが来たのは初めて。

アポなしでいきなり来られ、
いきなり名乗りをあげられました。
有名メーカーだから、みんな知ってるはず。

「このたび、うちの商品の納入価が上がることになりまして・・。」

「えっ、リニューアルですか?
 中身の成分が変わるの?それとも容量が?」

「いえ、成分も容量もまったく同じです。
 ただ、パッケージが変わります。」

「パッケージがデラックスになるの?」

「いえいえ、特別には・・。デザインが変わるだけで。」

「どんなデザインなの?」

「それが、まだパンフレットが手元にありません。」

「????じゃあ、今日は何しに来たんですか?
 わかった、今のうちに注文しといた方がお得ですよって教えに来てくれたの?」

「いえいえ、違います。変わるってことをお知らせに伺ったんですよ。」

「えっ、それだけ!!??」

「それだけって・・・。」
あきらかに、営業さんはむっとしておられました。
わざわざ来てやったのに、と顔に書いてありましたよ。

でもね、その営業さんは、
福岡か、大阪か、東京か、
あきらかに遠方から来られているわけですよ。
高い経費使って。

きっと他にも用事があって、
ついでに寄ってみたのかもしれないけれど、
こっちだってヒマじゃないんだから。

FAXでもメールでも、問屋さんを通してでも、
知らせてくれたらいいだけのこと。

よほど儲かってんのね・・・・・。大手だもんね・・・。

小さなメーカーさんが
何度も足を運んでくれながら、
少しでも役に立つ情報を持ってこようと
一生懸命努力している姿と比べてしまいました。

いやなご時世だよ。
と、昔のご隠居さんのようなことを心で思いながら、
今日もキリンさんは一生懸命働くぞと決心をかためたのでありました。  

Posted by キリンさん at 14:55Comments(2)王様の耳はロバの耳

2014年08月21日

長い髪をほどいて



♪ マリリーーーン、と歌ったアナタ、その歌とは関係ないから。

福岡に住んでいた20代の頃、
アルバイトしてた会社の社長が女性でした。
もともとモデルさんだったそうで、
長身で颯爽と歩く姿が素敵な40代の方でした。

一度だけ、飲みに連れて行ってもらったことがあります。

よばれたのは、私と友達が二人。
そして社長の取り巻きのオッサンが3人でした。

オッサンと言っても、
二人は社長でもう一人は大手スーパーの常務さんです。

指定されたお店に全員が揃いました。
社長以外の。

なんでも仕事の都合で少し遅れるとのことでした。

15分くらい過ぎた頃でしょうか、
入口のドアをぱっと開けて、社長が入ってきました。

テーブルの、オジサンたちが開けていた真ん中の席にきて、
ジャケットをさっと脱ぐと、黒のノースリーブのワンピース。

「お待たせ!」
と言いながら、後にひっつめていた髪を片手でパッとほどき、
ふわっと頭を振ったのです。

・・・・・・・・・・・・・惚れた・・・・・・。女だけど。

カッコ良かったので、私もいつか長い髪をほどいて悩殺・・・・・・・。
と、あこがれてはみましたが、
何しろ生まれついての硬くて多い髪の毛では、
ちょっと伸びただけで暑苦しいことこの上ないのです。

同じ歌の歌詞でも
「髪を切りすぎたね、男の子みたいだよ(違ったっけ?)」
という色気のない場面ばかりの人生であります。

40過ぎたら髪の毛が細く少なくなるという美容師さんの言葉に希望を持っていましたが、
どうも人によるみたいです。

ま、いいか。色気より人間性で勝負だ!!

だけど、一度でいいから、
長い髪をほどいて頭を振ってみたいキリンさんなのでした。  

Posted by キリンさん at 16:52Comments(4)王様の耳はロバの耳

2014年08月19日

一刀両断。


大学を卒業したあと、
新聞社の支局で働いていたことがあります。

その時に、支局長が私に言いました。

「キミは、飲み屋では務まらないよ。
 絶対に無理だね。」

いや・・・別にいいんですけど・・・。

支局長が言うところの飲み屋とは、
バーやスタンドのような場所のことです。

務まるも務まらないも、
そういうお店に行ったことなかったし。

だけど不思議なもので、
そこまでキッパリ言われると、なんとなく残念なのは何故?

20代の頃、新婚の友達の家に遊びに行った時のことです。
ご主人はソニーレコードに勤めていました。

友達が、そのご主人に聞きました。

「司くらい可愛かったら(友達だから、相当なひいき目)、
 アイドルになれた?(ひいき目だが、年齢的に無理だと判断する冷静さはある)」

その言葉の「なれた?」が終わらないうちに、

「無理っ!!!!」

いや、わかってますよ。そんなことくらい。
なりたくもないし。

だけど不思議なもので、
そこまでキッパリ否定されると、なんだか寂しいのは何故?

長崎の同業者である男友達が言いました。

「司ちゃんと混浴しても、
 絶対に立たない自信があるっ!!」

いや、知らんがなそんなこと。
そもそも混浴しませんから。

だけど・・・・、いや、こればかりは残念でも淋しくもありません。

本人によると、最大級の褒め言葉だそうです。
とりあえず、ありがとうと思っておこう。  

Posted by キリンさん at 17:03Comments(2)王様の耳はロバの耳

2014年08月12日

翼の折れたエンジェル



「人間は堕ちた天使ではない。舞い上がったサルなのだ。」

デズモンド・モリスの言葉です。
つい舞い上がってしまいがちな私には、忘れてはいけない言葉であります。

ずっと前のことですが、
友達に自分の失敗談を聞かせておりました。
たぶん、どこかでコケタとか落ちたとか、
もう、私ったらドジなおバカさんなんだからっ!!
てな話だったと思います。

じっと聞いてた友達は、

「それ、自慢?」
と言いました。

びっくりしました。
私は自分の失敗を話しているのに、
どこが自慢なのか?

友達は言いました。

「こんなミスするドジな私、かわいいでしょう?と聞こえる。」

あっと思いました。
その通りだったからです。

そうなんです。
意識していなかったけれど、
失敗話も、しょせんは自慢。
自己アピールに他ならないのですよ。

だけど、こうも考えました。
人間やはり自己をアピールしたいもの。
自慢大好き。

どうせ自分の勝手な自慢を聞いてもらうのなら、
面白く語れるものだけ語ろうと。

従って、このブログは自慢ブログです。
キリンさんが一生懸命舞い上がって書いております。

頑張ったら翼が生えるかも・・・なんてうぬぼれないように、
時々は自分を戒めながら、
今日もまた舞い上がっているのでありました。  

Posted by キリンさん at 19:56Comments(4)王様の耳はロバの耳

2014年08月08日

コピペって、いったい。



初めに言っておきますが、
私にはコピペをする技術がございません。
貼り付けのこと?ワカラン。

それにしても、
総理大臣がコピペする時代とは・・・。

むかしはコピペはなかったけれども、
「丸写し」はありました。

レポートなんかで
「教科書丸写し」とかね。
もちろん手書きですよ。

私はこの丸写しがとっても苦手でした。
正確に写し取れないんです。
メカが苦手だからか?(いや、関係ないだろ)

ずっと前にブログで書いたかもしれませんが、
こんなことがありました。

私の友達の先輩の話。
東京の、有名大学でのことです。

その先輩は卒業論文を書くのに悩んでいました。
遊んでばかりで時間がない。
もう就職も決まっていたそうです。

あの頃の大学では、学生の間で、
よくわからない文書がいろいろ出回っておりました。

〇〇教授の授業ノートとか、
△△教授が後期試験で必ず出すはずの問題の解答とか。

いつ誰が作成したのか、何年前のものなのか、全く不明という、
得体のしれないアンチョコなどが売買されていたのです。

その中に、その先輩のゼミで専攻しているテーマの卒論があったそうです。

一般的には、みんなそういうものを参考にはしても、
必ずアレンジしてオリジナルっぽく仕上げるという
あざとい技を駆使しておりました。

でも先輩には時間がなかったのです。

それで、
いつ誰が書いたのかワカラン卒論を丸写しして、
教授に提出したのだそうです。

卒論の審査には、口頭試問があります。
ようするに教授と面談しての質疑応答です。

開口一番、教授に尋ねられました。

「君、これは本当に君が書いたのかね?」

ぎっくーーーーーーう!!!!!
内心、先輩の心は早鐘が鳴っているかのようでしたが、
まさか本当のことは言えないので、
腹をくくってトボケることに。

「はい、僕が書きました。」

「本当ですか?」

「はい、本当です。」
必死でシラをきる先輩。

「ふ~ん。」
冷静な口調で教授はこう続けたのです。

「おかしいですねえ、これ、僕も書いた覚えがあるんですけど。」

それは、教授の卒業論文だったのです・・・・・。

やっぱり、ズルはいかんよね。

今日のこのブログの記事は、
伝聞をもとにしておりますが、
文章はすべてオリジナルであります。

さ、真面目にお仕事がんばろうっと。

  

Posted by キリンさん at 11:19Comments(2)王様の耳はロバの耳

2014年08月07日

私が自慢できるもの。



自慢するのが大好きです。
が、他人の自慢など聞きたい人はいないと思うので、
なるべく控えようとはしているつもりですが。

でも、たまには言いたいのよ、言わせてよ。
え?たまじゃないって?しょっちゅう言ってる?
それはまあ、あの、その、ごにょごにょ・・。

夕べ集まった友達は、
長い付き合いの5人会。
もう25年を超えた歴史ある会であります。

還暦前後の私たちですが、
私が最年少です!!!!(強調)

夕べも自分が最年少だと威張ったら、

「アンタ、その言い方感じ悪いからやめなさいよっ!!」
と、顔にオシボリを投げつけられました。

そんなことがあっても、ちっとも険悪にならず笑える友達っていいよね。

夕べの話は、
むかし想像してた還暦と、実際になった還暦の自分は、全く違うものだということ。

「へ~、私はまだ50代だからわかんない~。」
なんて言うとまたオシボリが飛んでくるだろう。

50代だって、こんなもんだとは考えてもいませんでした。

将来を予測したくても、覗くことはできません。

専業主婦になってグウタラ暮らすのが夢だった私。
それがまさか、こんなに働く羽目になろうとは。

高校の頃、化学で9点なんてとってた私。(100点満点)
それがまさか、薬屋さんの資格試験で化学を勉強する羽目になろうとは。

古文と漢文が苦手だった私。
それがまさか、漢方の古典を読まされる羽目になろうとは。

ああ、なんという運命のイタズラ。

でも、そのイタズラが面白いのですよ。
これからも、どんなイタズラが待っているのか。

5人会で、それぞれのイタズラを肴に飲むのも、
また、楽しからずやというところでしょうか。

まだまだ楽しみが待っていそうな私の人生なのでした。  

Posted by キリンさん at 11:58Comments(6)王様の耳はロバの耳

2014年08月06日

平和を祈る日




8月6日の朝は、黙祷から始まります。

テレビをつけて驚きました。
広島に雨が降っている!!

8月6日のお天気は、
晴れ上がった夏空に決まってる、
毎年そう思っていました。

だって、私の記憶の中には
原爆の日が雨だったことはないんだもの。

「天が泣いているのか?」
そう思ったのは私だけでしょうか。
泣いてる理由は、それぞれが考えるべきことでしょうか。

8月6日に雨が降ったのは、
43年ぶりのことだそうです。

私が中学生の頃ですね。
雨が降ったなんて、覚えていませんでした。

そうか、あの頃は何も知らないのに生意気ばかり。
原爆のことだって、小学校で散々教えられたし、もういいじゃん、
そんな風に無関心だったかもしれません。

まだ若く、どんな知識も吸収できていたあの頃には、
何かが忘れられていくということなど想像できなかったのでしょう。

でも今はわかります。
少しずつ記憶は薄れていくものだと。
そして忘れないためには、
繰り返し語られなければならないのだと。

健康であることに感謝しつつ、
平和を祈ります。  

Posted by キリンさん at 17:10Comments(0)王様の耳はロバの耳