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Posted by みやchan運営事務局 at

2009年06月08日

漢方へようこそ




昨日、pia masaご夫妻と彩楽さんが来られて、
密かにブツの売買や貸し借りが行われました。ナイショです。

その時にショックなことが・・・・・
私がブログを始めた動機は、漢方のことを知ってほしかったからなんです。
そんな記事も書いてたはず。なのに・・・・・

「え~~~っ!!!そうだったんですか?知らなかった!!」

というわけで、初心にかえり、今日は
中国の伝説となっている漢方家をご紹介します。

写真の肖像、「孫思邈(581--682)」そん しばく
隋から唐の時代に生きた人。日本だと、聖徳太子とかぶる頃でしょうか。

百年以上生きて、羽化登仙した、つまり、羽根が生えて仙人になったと言われています。
そこだけ聞くと、うそやろ~~~ってカンジなんですが、
まあ、仙人はあり得んと私も思うのですが、
立派な医学全書を残しているんですよ。これは本当。

『千金方(せんきんほう)』といって、30巻からなる全集です。
『千金方』という名前は、
人の命は千金にかえがたいほど大切、ということから名づけられたものです。


これも、孫が助けた竜からもらった竜宮の秘法が入っている、なんて
伝説もあるのですが、本の内容は確かなものなんです。

私が、すごいな~~と思う点は三つ。

その一、 まず、婦人科から始まり、次は小児科のことが書いてある。男性はその後。
      「女性、子供の疾患の予防と看護が、根本を尊ぶこと」と言っています。
      つまり、女性、子供をとても大切に考えている人だったんです。
      不妊についても、女性だけが原因でなく、男性不妊のことも載っています。

その二、 医師のモラルについて、ただしています。
      貧富、貴賎の差別なく、全身全霊を込めて臨むように。
      また、社会的責任を持つように、など。今に通じる心得です。

その三、 食養生を最高の治療と考えています。
      この人は「薬王」と言われるほど薬に精通しており、
      薬物学については多大な貢献をしています。にもかかわらず、
      めったに薬を飲むものではない。養生は薬に優る、と言っているのです。

当時の皇帝から、召抱えるという話が何度あっても断り続け、庶民の治療に没頭したとか。
立派だ・・・・・。

仙人になったと伝説になるのも、わかるような気がします。  

Posted by キリンさん at 11:08Comments(24)漢方