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Posted by みやchan運営事務局 at

2009年06月22日

良薬は口に苦し




「良薬は口に苦し」
って、聞いたことありますか?

これは孔子の言葉と言われているのですが、
本当はもっと長いのです。

「良薬は口に苦けれども、病(やまい)に利あり。
 忠言(ちゅうげん)は耳に逆らえども、行いに利あり。」

まず、良薬についてですが、
「苦いけど、効くのだからガマンして飲みましょう。」
と思ってる人、多いと思います。
でも、違うんです。

「苦いけど、その苦さが薬効なのだ。」
と言っているのです。

漢方薬のニオイと味がキライ、って言う人、多いです。
オブラートに包んでのむとか・・・・。

でも、それでは効果が半減してしまいます。
その味とニオイも、薬の一部なのですから。

薬を腸で吸収して効かせる、というのが西洋薬です。
でも、漢方薬は、それだけではなくて、
ニオイや味が、脳に刺激を与えて効かせる、という一面も
併せ持っていると言われているのです。

だから、漢方薬を飲む時には、
なるべくお湯に溶かして、クンクンしながら飲んで欲しいのです。

さて、忠言は耳に逆らえども・・・・・ですが、
優しいほめことばよりも、
耳に痛い言葉の方が、
役に立つ、と言っているのです。

ずっと前ですが、3歳の男の子を連れたお母さんが、
その子の浣腸を買いに来られました。
ひどい便秘だということでした。

でも、その時、男の子はソフトクリーム型の、大きなアイスを
しっかりかかえていたのです。

「アイスは腸を冷やすから、ますます腸が動かなくなります。
 控えた方がいいですよ。」
と言ったら、

「だって、この子は毎日アイスを食べないと、承知しないんですよっ!!」
と怒ってしまい、二度と来られませんでした。

「あら~、美味しそうなアイスね。全部ひとりで食べるの?エライエライ。」
と言う方が簡単なことだけど、それではダメなんだけどなあ。
わかってくれなかったなあ。

みなさんは、如何ですか?
耳に逆らう言葉、ムカッとくることもあると思うんですが、
あとで反省すると、役に立つことも多々あるんですよ。  

Posted by キリンさん at 11:05Comments(26)健康一般