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Posted by みやchan運営事務局 at

2013年05月29日

財布を失くしたこと、ありますか?




記憶を紐解くと、
それこそ色んなエピソードがズルズル。
芋づる式とはこのことか。

中学校2年生になる時の春休み、
私は東京に転校していった友達の家に遊びにいきました。

手土産は牡蠣の入った小さな樽。
寝台車が東京駅に着いたとき、
ホームまで出迎えに来てくれた友達は私を見つけると、
牡蠣の樽を持ってくれ、
「よく来たね。」
とにっこりしてくれたのです。

初日はお母さん、弟さんとみんなで鳩バスに乗りました。

そして翌日は、
友達と二人で「よみうりランド」に行ったのです。

友達のお母さんが電車の切符を買って
駅で見送ってくれました。

そして、いよいよ「よみうりランド」です。

入場券を買おうとバッグの中を探したとき、

「あ、あれ・・??ない・・?」

「えっ、どうしたの?何がないの?」

「財布がない・・。」

「えーーーーーっ!!!!」

もちろん財布を失くした方が私。

「まさか、ス、スリ????」

上京する前、色んな人に言われました。
東京は危険がいっぱい、決して油断するなと。
財布は腹巻に入れておけとか。

「いや、落としたのかも。」

「だってバッグは一度も開けてないもん。」

泣きそうになる私に友達は、

「とにかく、中へ入ろう、お金は私が出すから。」

そう促されて入場した二人。

入ってみると、
今までに見たこともない大きくて賑やかな遊園地に、
財布を失くしたことも忘れて楽しくなってしまいました。

友達は
「とにかく私の持ってるお金しかないから、
 それで遊べるものを探そう。」

二人でいろんなアトラクションを見て回り、
とりあえずゼッタイにこれだけは、
そう決めて乗ったのが、

ジェットコースター。

本格的なジェットコースターなんて、
田舎にはありませんから、
最初にガラガラと上がっていくところから、大興奮です。

いきなり動き始めてからは、
もう二人とも夢中でした。

降りたとき、声を揃えて

「もう一回、乗ろう!!」

二回、乗ってしまいました・・・・。

その結果、他のものには乗れなくなってしまったのです。
ジェットコースターは高かったので。

その後は二人でぐるぐる周り、
見物して歩いたのですが、やがて飽きて家に帰ったのでした。

「あら、早かったね。」
とお母さんに言われ、

「あ母さん、ツカサちゃん、スリにあったのかも!
 警察に電話して!!」
と訴える友達。

「えっ、本当?」

驚くお母さんに、うなずく私。

「ちょっと詳しく聞かせて。
 その前に、コートをかけておいで。」

興奮気味の私たちが小走りに友達の部屋に走り、
コートをかけようとしたとき、

小さなコタツの横に、
赤いものが落ちているのが見えました。

「あ・・・。」

出かけるときに落としたのであろう、
私のお財布でありました。

今までに私は何度も財布を失くしては大騒ぎし、
結局見つかるのですが、
ほぼ自分のミスが原因なのです。

その最初のケースが、
ここだったのですね。

こないだも
真珠のイヤリングを失くし、
新幹線やホテルに電話して探してもらったけど見つからず、
しかたないので
新しいのを買ってもらったんだけど、
あまり使わないバッグの中から出てきたしね・・。

いつになったら治るのでしょうか。
ふう。  

Posted by キリンさん at 13:22Comments(8)王様の耳はロバの耳