2013年05月28日
私がヒーローだった頃

今朝、ダーリンに言われました。
「そろそろハワイに行く準備したほうがいいんじゃない?」
「大丈夫。」
そういう私にほんまかいなという疑いの目を向け、
「・・・荷物にして送ってもらえ。」
さて、本題に入りましょう。
小学校の2年生の途中まで、
私たちの学校は、由緒正しき木造校舎でありました。
トイレはもちろん汲み取り式で、
しかも男女共用。
それが近代的な水洗トイレに変わったのは、
全館が鉄筋コンクリートに新築された時からです。
まだまだ和式トイレだけではありましたが、
ほとんどの家庭が汲み取りでしたから、
みんなの興奮は大したものでした。
今でも忘れないのだけど、
担任のマエオカ先生に引率されて、
トイレの使い方を学ぶ私たち。
「まず、ノックしましょう。」
そこからです。(汲み取りだってノックは必要だが)
「鍵をかけ忘れてることがあるからね。
入ってる方も、かけ忘れないように注意しましょうね。」
この注意を守らず、後に数々のネタが出来るわけですが、
それはまた別の機会に。
しゃがむ位置は、真ん中あたりに。
トイレットペーパーの長さはこのくらい。
流すときは、手でレバーを押しましょう。
と、立ったり座ったりの実演つきで、
教わったのでありました。
トイレの使い方なんて、そんな難しいものではない。
そう思うでしょう?
ところが、こんなに丁寧に教わったにも関わらず、
失敗する人がいたんです。
・・・流してない・・・。
これです。
その現場に遭遇した時、
今は違うと思うのだけど、
あの頃の女子といえば、
きゃー、きたないー、くさいー、きゃー、
誰かーー!!!
と助けを求めるのが女らしいと思っていたフシが。
だけど男子を呼ぶわけにはいきません。
そこで活躍するのが私。
さっさと便器のそばに行き、
さっさと流す。
ざーーっと。
それだけで、
おおおおおおおーーーっ!!!!!!
と感動のざわめきが。
そう、その瞬間の私はヒーローだったのです。
「来てーー!!」
と言われてトイレに走り、
ブツを流す。
流した後は、犯人探しとなるのが常。
「アンタ、さっき行ったよね。」
「え~~、行ったけど違うよ。そこには入ってないもん。」
「あのとき、誰がトイレに行った?」
「隣の組じゃない?」
そこで私が一言、
「流したけん、はあええじゃろ、誰でも。」
そう、私は犯人探しが嫌い。
男らしいでしょ。
え?キリンさんが犯人だったから、
探されたくなかったんだろうって?
違いますよ、たぶん、この場合はね。
あの頃の私は、
まだ学年で一番チビだった頃。
背の高い子の肩くらいしか身長がありませんでした。
大きな同級生を従え、
えへんという顏をしたチビの私を想像すると、
我ながらちょっとカッコイイなと思うのでした。
さて、今日から梅雨入りですね。
雨の降らない日が多かったので、
ちょっとほっとした感じ。
これが続くと嫌になるのだけど、
人間って勝手な生き物ですな。
では、今日も元気だしていきましょうね。