2011年08月26日
メカってやつは・・・・

先日、某所にてトイレに入りました。
照明は抑え目で、広々とした落ち着きのある空間。
手前にシックな洗面台があり、
奥の方にオシャレな便器が鎮座しておりました。
なのだが・・・。
私がドアを開けてそこに入った瞬間、
開いていた便器のフタが、
音もなく静かに閉じて行くのが見えたのです。
か、怪奇現象か!!!?????
なんてあわてるほど子供じゃありませんよ。
前に某ブログで知ってました。
ああ、これがセンサーでフタが開閉するという
メカ便器なのだと、感慨をもって見つめる私。
しかし、そこに小さな違和感が。
あれ?普通これって、
人が出て行ったら閉まって、入ったら開くのでは???
なんで私が入ったら閉まるのか???
軽くムカついた私は、
少し強めに便器のフタに手をかけて
開けようとしました。
あ、開かない!!!
思いのほか、便器のフタは強い力で私に抵抗しやがったのです。
その裏切りに
「うっそ~~~~・・」
と軽くつぶやきながら手を離す私。
すると、その瞬間を待っていたかのようなタイミングで
ぱか~~~~~~~~~~っ・・・・・
と、フタはオープンしたのでありました。
まるで私をあざ笑うかのように。
不信感に満ち満ちた私は、
しばらく逡巡しておりましたが、
しかたないので
ささっと腰掛け、出来るだけ素早く用を済ませ、
ぱぱっ立ち上がったのでありました。
だって、
座っている間に、
いつ背後からフタが襲ってくるかもしれんという恐怖が。
がしっと腰をくわえられるのではなかろうかと。
かろうじて攻撃を免れ、
ほっとしながら手を洗っていると、
便器の方からざーーっと音が聞こえてきました。
そうか・・流してなかったのね・・・。
あざわらうかのような水音を聞きながら、
完全な敗北感に打ちひしがれた私。
ドアを閉めるとき、
その間から
フタがゆっくりと閉まっていくのが見えたのでした。