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Posted by みやchan運営事務局 at

2011年08月19日

お姫さまごっこ




友達から着物を見に来いと要請があり、
行って参りました。

もともと貸し衣装を営んでいたのだけど、
店をたたむので、
気に入ったのがあれば廉価で譲るとのこと。

キャーー!!!着物!!!

思い出すのは子供の頃、
友達を家に呼んで繰り広げたお姫さまごっこ。

今にして思えば、
実に贅沢な遊びなのですが。

当時はテレビなどでは、まだお姫さまモノ全盛期でした。

あんみつ姫は漫画が原作ですが、
松島トモ子さんで実写版が。
琴姫七変化と言えば、
ヒロインは松山蓉子さん。

そう、初代ボンカレーの女の人です。
琴姫はお姫さまなのに
時には男装の麗人となって、
ハカマ姿で馬に乗り、刀も使うのです。しかも強い。

昔から強い女性にあこがれていた私は
この琴姫だ大好きだったんです。

おっと話がずれたわ。

お姫さまごっこというのは、
箪笥の中から着物を出して、打ち掛けのように羽織り、
自分たちで作った架空の物語を繰り広げるという遊び。

着物はもちろん母のですから、
裄も丈も大人用で長い。

それを羽織ると、
あたかも源氏絵巻のようなお引きずり姫の出来上がりなのです。

小学校低学年の女の子たちが、
「姫、殿のおなりです。」
とか、
「あいわかった。」
とか、
「やはり家老の陰謀か。」
とか、
すっかりなりきって遊ぶのですから、
こっそり覗き見た人がいたとしたら
抱腹絶倒であったでしょう。

もちろん上等の着物は使わせてもらえず、
許可がおりているのは普段着ばかりでした。

それでも着物の裾を長く引きずって歩くのは
少女にはこたえられない快感で、

「姫、わがままはなりませぬぞ。」
「いやじゃいやじゃ、わらわはいやじゃ。」
なんちゅう白日夢を演じていたのでした。

夕べはそういうわけにはいきませんでしたが、
(アタリマエだが)
美しい着物を取っ替え引っ替え羽織っては、
心の中で
「よきにはからえ。」
なんてつぶやいたのであります。

皆様も、気が滅入ってしかたない時には、
このお姫さまごっこをやってみては如何?
気持ちいいですよ。

男性は、反物プレイでも。  

Posted by キリンさん at 17:33Comments(13)王様の耳はロバの耳