2010年10月21日
こどもの気持ち

「赤毛のアン」
「キャンディキャンディ」
この二人の共通点は何でしょうか?
そう、それは「そばかす」。
子供の頃、
何故かはわからないのですが、
そばかすに激しく憧れました。
もともと大好きだった二つ年上の友達にそばかすがあり、
自分も同じようになりたいと思っておりまして、
彼女が引っ越してからも、
それは変わりませんでした。
同級生で、
明るくて活発で誰からも好かれていた女の子にも、
いっぱいそばかすがありました。
赤毛のアンを読んでからは、
その価値観はゆるぎないものとなり、
明るく元気で頭がよくて素直で飾らなくて
でも実はナイーブで魅力的な性格のヒロインには、
必ず、そばかすがあるのだ!!!
私自身にも、少しそばかすがあるのですが、
これでは足りん!!!!!
そばかすを増やすには日光にあたるのだ!!!
私の実家は山の下で、
日照時間は極めて少ないのです。
お昼過ぎないと、日が当たりません。
休日の午後には、
一生懸命庭に出て、天を仰いでおりました。
ああ、まぶしい。
でも、ここを我慢したらヒロインになれるのだ。
目を閉じてウットリしてる私に、
背後から弟の声が。
「何しょーるん。」
あわてた私は身体をひねりざま、
足をぐねってころんでしまったのです。
弟が一言、
「ねーちゃん、馬鹿みたい。」
その後、弟にキツイお礼をしたのは言うまでもありませんが、
「馬鹿」と言われるのが死ぬほど嫌いだった私は、
その後そばかす育成はやめて、
ヒロインになるのをあきらめたのでした。
今にして思えば、本当に馬鹿みたいなのですが。
だけど子供の頃の価値観は、
誰に決められたわけでもなく、
自分自身の感覚でした。
今は
「シミ・ソバカス」はキタナイという
世間一般の価値観にかなり影響されており、
ソバカスを増やしたいなんて絶対に考えませんけどね。
でも、ふと何故キタナイのだろう?と考えたときに、
答は出ないのです。
心を真っ白にしてみると、
今でも「そばかす」は好きみたい。
桃井かおりさんは
「シミ・ソバカスはデザインだ」
とおっしゃったそうで、
私の中の小さい私は今でもそう思っているのかもしれません。
突然話は変わりますが、
夕べ「大魔神 逆襲」を観ました。
相変わらず面白かった。
さて、今日も元気だしていきましょうか。