2009年09月25日
まさかの漢方 めまい

まずは今朝の体重をご報告。
56,2㎏でした。-1、2㎏です。
夕べはスポーツに行ったからねえ。
久しぶりだったので、ケガしないように休みながらでしたが。
出足好調。
さて、本題に入って「めまい」の話。
脳血管障害、脳腫瘍などの特殊な場合は除きます。
一般的な回転性のめまい、浮動性めまいについて、
たしかな原因はわかっていません。
漢方ではそのほとんどが、水毒から来ると考えています。
水毒というと「むくみ」ですよね。
なんでむくむと眩暈が??と考えられるかもしれません。
ここでいう「むくみ」とは、手足や顏ではなくて、
頭の中のむくみのことを言います。
人間の身体の6割は水分といわれますが、
頭の中にも水分がいっぱい詰まっています。
三半規管って、知ってますか?
平衡感覚をつかさどるところですね。
ここは三本の半規管という管で出来ています。
そして、この管の中はリンパ液で満たされています。
そう、このあたりのムクミなんですよ。
リンパ液は当然ながら、流れています。
これが何かの原因で少し滞りぎみになると、
平衡感覚がうまく取れなくなってしまうのです。
その原因として考えられるのは、
当然ながら水の取りすぎ、寝不足、そしてストレスです。
これによく使われる漢方薬が、
苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)です。
よく「宵っ張りの朝寝坊の薬」と言われるのですが、
めまいを起こしやすい人に多い体質と言えるのではないでしょうか。
低血圧、起立性調節障害、良性発作性頭位眩量症、メニエル症候群など、
幅広く応用できて、よく効きます。
乗り物酔いにも応用されます。
この連休中にも、高校二年生の男の子の相談がありました。
とにかく目が回って吐き気がして(実際、吐いた)苦しんでるというお話。
お休みということもあって、明け方近くまでゲームをし、
ジュースをがぶ飲みし、お昼過ぎまで寝てたらしい。
一日で、回復しました。
このケースは、急性で早く対処できたので、早く効いたと思います。
慢性となると、こうはいきません。
でも、症状は改善されます。
めまいに悩んでる人がいたら、一度試してみる価値はありますよ。
さて、身体もちょっと軽くなったし、お仕事頑張りますか。