2009年09月02日
「キリンさん先生す」の巻

日曜日は、東京で20人弱の薬屋さんの集まりがあり、
そこに講師として招かれました。
最初は4~5人の小さな集まりだということで
お気楽に構えていたのに、
聞いてないよ~~!!!!
有名な先生なんかだと、
何百人、何千人を前に話されるわけですが、
数の苦手なキリンさんは両手の指の数を超えるとパニックになります。
話をするには「話」と「講」とあって、
「話」だと、ただ口をあけてモノを言うことなのだけど
「講」だと、相手にわかるように道理・技術などを説く、となるのです。
(辞書に書いてあった)
ただ話すだけでも本来は苦手です。(うそじゃないよ)
しかも相手にわかってもらえるかどうか・・・。
それも相手は東京の人達!!!!!
そうです。田舎モノの私には、そこが大プレッシャー。
でも、事前に東京の友達から言われたのが、
「東京にいる人は、ほとんどが地方出身の田舎モノなんだから。」
という慰めの言葉。
なるほど~~~。
会場について、聞きましたね。
「あの、お生まれはどちら?」
「私は銀座です。」
ガビーン!!思いっきり江戸っ子じゃん!!!!
他の人達も、みんな関東人でやんの。
老舗の漢方薬局だったり・・・ううう・・・。
プッツン。
と、そこで何かが切れたB型のキリンさんは開き直り、
2時間しっかりしゃべり終えたのでした。
「講」だったか「話」だったかって?
そんなの知らん。終わってしまえばこっちのものさ。
お土産も頂いて、ほくほく。


東京バナナはわかるけど、キビ団子は何ぞや?
実は、前日に岡山に行かれた方がいて、
私の為にわざわざ買い求めて来られたんだそうです。
東京の人達は優しかった。
私の拙い話を、熱心に聞いて下さいました。
銀座生まれの方は、久保田万太郎に俳句の手ほどきを受けた方で、
次に来た時には、あの店やこの店に連れていってあげる、なんて
美味しい約束まで・・。嬉しいっす。
人の前で話すということは、
とても勉強になります。
もし、そういう機会があったら、
職場でも、PTAでも、積極的に受けることをすすめます。