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Posted by みやchan運営事務局 at

2011年06月20日

さようなら、パン屋さん





パン屋さんという言葉の響きには、
温かさと親しみと優しさがあるように思うのは
私だけでしょうか。

焼きたてのパンの匂いは、
それだけで心を癒してくれるものです。

私が宮崎に住み始めて23年になりますが、
それよりも前から、
ボンベルタ地下にはこのお店がありました。

みんなに愛されるパン屋さん、
「ボンジュール」さんです。

間口は狭いけど、
ガラスのケースの中には
小さな可愛らしいパンがぎっしり詰まっており、

ここの前で立ち止まると
「どれにしようかな?」
と、迷わずにいられません。

だけど、それも楽しいひととき。
だって、ほとんどのパンが、
一個が50円なんだもの。

欲張って10個!!買ったとしても、
500円なんですから。

ボンジュールさんの前には
いつもお客さんが絶えないのもアタリマエですよね。

おいしくて可愛くて安いパン達。
学生さんだって、子育て中の若いお母さんだって、
ためらいなく買うことができる。

OLさんやサラリーマンも
小腹が空いた時にオヤツに丁度いい。

そんなお客さん達を
いつもニコニコ見守っている奥さんと、
職人気質のダンナさんと、
長年にわたって二人三脚で頑張ってこられました。

でも、それも今日限りです。





残念でならないけど、
しかたありません。

ちょっと前から
店頭に張られていた挨拶文が、こちらです。





ずっとあってアタリマエと勝手に思い込んでいた、
そういう物が消えていく寂しさ。

小公女に出て来るパン屋さんは、
こんな人だったのかなあと想像していました。

悔やまれるのは、
もっと早く、ボンジュールさんの紹介文を書けばよかったってこと。

いつもニコニコ笑いかけてくれて、
パンを一個しか買わないときでも
嬉しそうな笑顔で
「ありがとうね。」
と言ってくれたアナタが大好きでした。

これからの人生、
目一杯楽しんでくださいね。

さて、
ボンベルタ地下のパン屋さん、
(MRTに近い方、キリン堂の真向かい)
ボンジュールさんの営業は
本日限りです。

時間のある人は来てみてね。では。



  

Posted by キリンさん at 11:32Comments(22)王様の耳はロバの耳