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Posted by みやchan運営事務局 at

2011年06月24日

あこがれのマネキン




リカちゃん人形の復刻版なるものが
売れているそうですが、
買ってるのは子供?それとも大人?
気になるところです。

ちなみに私が持っていたのは
タミーちゃんとバービーでしたが、
それは今回の記事に関係はありません。

子供にとって
お人形はとても心そそる魅力を持っております。
お友達と一緒に遊ぶときには
大人しく普通に着せ替えなどしているのですが、

これが誰もおらず一人の時間となると、
自分だけの空想の世界に入り込み、
思う存分あんなことやこんなこと、
残酷極まりない仕打ちもやりたい放題だったりします。

あれ?やりますよね?みなさん。
私はよく知らないけど、
友達がそう言っていたので間違いありません。

そんな子供達にとって、
マネキン人形は憧れの存在でありました。
小さなリカちゃんのように勝手に触ることは出来ません。

でも、その日本人離れした容姿、
ぱっちりした目、色はブルーだったりブルネットだったり、
綺麗なガラス球みたい。(ガラス球だが)

長いマツゲ、二重まぶた。
細くて長い手とマネ出来ない指のポーズ。

そして髪の毛は金髪だったり赤毛だったり、
盛り上がったヘアスタイル。

こんなに素敵なのだけど、
何故か洋服の下は裸。
それも興奮を誘う材料でありました。

触りたい、でも触れない。
叱られるもんね。

それがわかっていながら、
誰も見てない時にこっそり触った人は多いと思われます。
こないだpia masaさんのブログに書いてあったもんね。

私と友達と、その弟達も、そういう子供達でした。

うちの母はときどき、
私達をデパートに連れて行ってくれました。

母が自分の買い物をしている時がチャンスです。

四人は人の少ないコーナーのマネキンを、
こっそり触ってみます。

最初はそっと触れるだけ。
ああ、固くて冷たい。あたりまえだけど。
それでも興奮。

すこしずつ大胆になると、
洋服をめくってみる。
ギャー、やっぱり裸!!ぎゃーぎゃー!!

通常なら、このあたりで見つかって
叱られるのですが、
その時は誰の目も届いてなかったのです。

マネキンは、
私達に手を差し出して立っていました。
私は弟達に

「握手、してみんさい。」
と唆します。自分でするのは気が引けるのでね。
そこは姉の分別。(?)

調子に乗った弟は、
マネキンの手を思いきり握ると、
大きく振ったのです。

「ば、ばかっ!!!!!!」
私と友達が言うより前に、

マネキンの腕がいきなり肩脱臼・・・。
ブラウスの中でぶらんぶらん状態。

あわわわわわ!!!!
あせった子供達は必死で脱臼した肩をはめようとするのですが、
空しくカクカクと音が響くばかり。
あげくの果てに、
揺れながらマネキンのカツラが少しずつズレて、
横っちょからハゲが露出。

自分達の力では修復不可能と悟った私と友達は、
涙目になっている弟達の手をひっぱって
トンズラ。

今にして思えば、
素直に謝ればよかったのですが、
取り返しのつかない過ちを犯してしまったみたいな、
重い罪悪感を背負ったのでした。

ま、すぐに忘れて同じようなこと繰り返してたけどね。

よくある子供時代の一ページ、
皆さんにもありますよね?ね?ね?ね~~~???

さて、6月最後の週末です。
楽しんでくださいませ。  

Posted by キリンさん at 12:25Comments(10)王様の耳はロバの耳