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Posted by みやchan運営事務局 at

2011年06月13日

光があれば陰がある




画像は実家の庭と、自分で剥いた桃。
七月に帰ることになったので少し嬉しい。

昨日はホテルメリージュで勉強会がありました。
いつも遅刻気味な私なので、今日はちょっと早めに・・。

一時になる10分前に着き、
意気揚々とドアを開ける私。

・・・・・だれもおらんがな・・・・。

会議室の中は薄暗く、
机と椅子がひっそり並んでいるばかり。
よそよそしいことこの上なし。

看板は出ていたので間違いではないはず。
フロントで訊ねると、

「二時からと承っておりますが。」

がびーん、がびーん、がびーん、と、
頭の中で音がしたような気が。
たまに時間通りに来るとこれだよ・・・。

しかたがないので
ロビー時間つぶしをさせてもらいました。

そこで読んだ日本経済新聞、
一番後ろが文化面です。

いちど目を通しただけなので
詳しく覚えてはいないのですが、
興味深い記事が載っていました。

それは全盲の女性の日常に起きた
些細な出来事を綴った小文です。

生まれつきではなく、
5歳か6歳の頃に失明した方でした。

それによると、
光が恋しいのはもちろんだけど、
暗闇が恋しい。

失明というのは
明を失うというだけではなくて、
暗も失う、つまり明暗を失うことなのだと。

その後、
友達が来てくれたのでロビーでしばらくおしゃべりして、
二時前に会議室に上がって行きました。

さきほどと同じ部屋なのだけど、
今度は明るく電気が灯っており、
人のざわめきも賑やかで、
まるで別の部屋に入ったかの印象です。

ほっとしながらも、
先ほどの記事を思い出しました。

同じ部屋にも明暗がある。

みんなと一緒なら
明るい部屋がいいけれど、
もしかすると
疲れた時には
暗い部屋の薄闇の方が
そっと包んでくれそうな気分。

なんてことを考えた昨日でした。

忙しくなってきたので
今日はここまで。  

Posted by キリンさん at 14:51Comments(8)王様の耳はロバの耳