2011年03月22日
火傷顛末記

日曜日に顔面火傷を負いました。
当日、
何を思い立ったのか、
テールシチューを作ろうと決心を固め、
台所に立った私。
着々と行程は進み、
テールをフライパンで焼いて、
表面を焦がす手順を踏んでおりましたら、
テールが重い。
引っくり返そうとしても、
日頃から力仕事を放棄している細腕では、
なかなか返ってくれないのです。
フライパンを手前に傾け、
ちからまかせにエイッとした瞬間、
テールは見事にひっくり返った・・・というか、
宙返りしたというか、
ひっくり返って着地を決めた瞬間に、
油がバシャッと私の顔面に飛び散ったのです。
その時、私の脳裏には、
「しまった!!!!」
という言葉と同時に
「しめた!!!」
という言葉が。
ネタが出来たからじゃないよ。
(そこんとこ、お間違えなく)
日頃から「火傷にはサメ」とおススメしてきたことを、
我が身で実践できるではありませんか。
テールをあわてて鍋に放り込んだら、
素早くサメと漢方薬を取りに走りました。
火傷の治療の大切なポイントは、
とにかく迅速に冷やすことが一番。
サメを塗り、
炎症をとる漢方薬(ここでは黄連解毒湯)を塗り、
氷で冷やす。
そうすると、
不思議に痛みが消えるのです。
でも暫くすると、
チリチリ痛みがぶりかえして来るので、
そしたらまた
サメ、漢方薬、そして氷で冷やす。
ひたすらそれを繰り返します。
今回は、
その行程を繰り返すこと4時間。
その間にシチューを煮込み、
テレビであった映画、
「十七歳のカルテ」を鑑賞。
この映画、好きなんだ。
目にも油が散ってしまい、
サメを目の中にも点したので、
画像が少しぼやけてたけどね。
必死に手当てした甲斐あって、
翌日にはほぼ完治しましたよ。
さすがサメは違う。
ところが、
綺麗に治ったのが嬉しくて、
みんなに
「昨日これこれこういう訳だったけど、
今日はこんなに綺麗~~。」
と自慢したのですが、
治りすぎてて信じてもらえないのだ。
やっちまった時、
写メールを撮っておこうかとチラッと思ったのですが、
自分を撮るのって難しいし、
手間取っている間に手遅れになると困るので、
撮らなかったのです。
しかたないので画像でアップ。
こんなだったんだよ~。
本当だよ~。
それから、
目には火傷の直後にはサメを、
翌日には酵素を点眼してみました。
感じだけですが、
サメの方が効くみたい。
という具合に
我が身を犠牲にして
商材を試し、
皆様の万が一に備えるキリンさんなのでした。
火傷のあとが見たいという人は、
お店まで来て見てね。
どこを火傷したのか、きっとわからないはず。
(厚化粧だからではありません)
余談ですが、
テールシチューは大成功。美味しかったです。
でも、あまり慣れないことをしてはイカンのかもね。
お料理とは相性が悪いのでした。
それでは連休も終わったってことで、
引き締めて参りましょう。いざ。