2009年11月05日
あのとき同じ花を見て

人間には、喜怒哀楽があります。
でも、そのツボは、人によって違うものです。
たとえば映画を観ても、全員が同じところで同じ反応をするとは限りません。
映画やテレビの製作者によると、
泣かせるのは割合カンタン。笑わせるのは、とても難しい。
同じシーンで泣ける人は大勢いるけど、
同じシーンで笑える人って、案外少ないんだそうです。
日常の生活の中でも、自分の感情が誰かとリンクするって、
そんなに頻繁にはありません。
でも、たまたまそうことがあると、嬉しくなります。
ちょっと前のことですが、友達と青島に向かって車で走っていました。
あの道、何て言うんだっけ?まあそれはいいのですが、
道に大きな街燈が立ってますよね。
ワシントンパームツリーの形をデザインしたそうですが、
かねてから私は「火星人みたい」と思ってました。
でも、誰に言っても同じ感想の人はいなくて、
「そう?あなたって、変わってるわね。」
みたいな反応が返ってくるので、もう誰にも言わなくなっていました。
ところがその時、友達がそれを見て
「火星人みたい」
と言ったのです。
でしょう!!!??でしょう!!??そうだよね~!!!
わかってくれるか、我が同士!!!!
そんな感じ。あの嬉しさは、忘れられません。
感情を共有できる友達は、そんなに大勢いるものではありません。
だから大切にしたいものです。
同じ花を見て、美しいと言える相手、大切です。
特に笑いを共有できる人って、なかなかいません。
同じギャグに馬鹿笑い出来る人がいたら、大切にして下さい。