2009年04月08日
水戸黄門の印籠

皆さまご存知
「控えおろう~~~!!これが目に入らぬか!!」
の、印籠です。
知らない人はいないくらい。
では、この印籠の中に何が入っていたのか?
ご存知ですか?
それは、漢方薬だと言われています。
もともとこの印籠というもの、その字の通り印鑑入れでした。
ヨーロッパ、中国から伝わってきたそうです。
それが、戦国時代あたりから、武士が薬を入れるようになり、
それがあたりまえになってきたのだそうです。
では、水戸黄門様は、何の薬を入れていたのか?
どうやらそれはトップシークレット、公儀の機密事項だったために
正確なところはわかりません。
ですが、きっと入っていたであろうと言われているのが
「牛黄(ごおう)」という薬です。
「牛黄」は牛の胆石から出来ています。
ゲッ!!と思うかもしれませんが、
これがスゴイんです。
高血圧、高熱、激しい動悸、卒中、すべての発作に使えます。
韓国ドラマの中で、高血圧のおばあさんが怒り心頭!!って時に
ぶったおれたのですが、
「清心丸(せいしんがん)を買って来い!!」
と周りが騒いでました。
この清心丸は、牛黄の薬です。
牛黄は漢方では「開竅薬(かいきょうやく)」という部類に属します。
開竅というのは、邪氣がう~っと詰まったとき、
その邪氣が出て行くための道を開く、という意味です。
心竅(しんきょう)を開くので、強心薬としても使われています。
「救心」って、知ってますか?
あれにも入っているんですよ。量は少ないけど。
他に有名なところでは「感応丸」という薬があり
印籠の中の薬はこれかも?という説もあります。
これには「麝香(じゃこう)」という薬も入っていて
こちらには、う~っと詰まったストレスを出すための
道を開くという薬効があります。
昔は救急病院もなかったので、
こういった薬は重宝されたんでしょうねえ。
こんなに素晴らしいお薬ですが、欠点が一つ。
それは、高価なんですよ・・・・・。
昔も、庶民にはなかなか手が届かなかったと思いますよ。
でも、旅行に行く時などのお守りには最適です。
ひどく疲れた時も、元気が出ます。
さすが、水戸黄門の秘薬です。
見たい!!とおっしゃるかたは、是非どうぞ。
見るのはタダですから。
印籠も、置いてます。(非売品)