2009年04月03日
無重力と骨粗鬆症

宇宙飛行士の若田光一さんのニュースを見た人は
よくご存知と思います。
無重力の宇宙空間に長くいると、
骨粗鬆症になるということを。
若田さんは、今、自分の身体を張って、
骨粗鬆症のクスリの効果を実験中です。
さて、なぜ無重力だと骨粗鬆症になるのか?
それは、人間の身体がもともとは怠け者だから。
いや、合理的というべきか?
地球上では、誰もが重力に逆らっています。
その為に、骨があるといっても過言ではありません。
重力というストレスがあるからこそ
人間の身体はせっせと骨を造ります。
でも、無重力だと「な~んだ、骨なんて、いらないや。」
と身体が判断するので、骨を造る作業をサボるのです。
特に、歩かないから、かかとの骨からスカスカになってきます。
人間の身体は、不要な努力はしたがらないのです。
これは心にも言えること。
誰もがストレスがあるから、頑張っています。
何のストレスもなければ、努力しません。
そしてそのうち、スカスカの心になってしまうのです。
だから大きなストレスをくぐり抜けて来た人は
心が鍛えられて人間力がアップしてくるのです。
でも、重力が大きすぎると、さすがに骨も折れ、
身体がつぶれてしまうように
ストレスが大きすぎると心も潰れてしまうのです。
そこが難しいところ。
ある程度のストレスは「心を鍛えるには必要なのね」
と前向きにとらえ、
重すぎると感じたら、
さっさと回避することも大切です。
一人で悩まない、これが重要かもしれません。
骨粗鬆症、心の悩み、ご相談ください。