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Posted by みやchan運営事務局 at

2010年11月30日

悲しき卒論




大学を卒業するときには、
一般的に卒業論文というモノを書きます。

それが教授に認めてもらえなければ、
卒業出来ません。

私はゼミの先生が亡くなるという出来事があったので、
卒論を書かずに卒業できました。

ある意味悲しく、ある意味ラッキー。

それとはまた別の卒論秘話があります。
友達の先輩の話ですが。

その先輩は、
もともと怠け者だったので、
卒論を書きたくないと思っていたそうです。

でも持ち前の要領の良さで、
一部上場企業に就職が内定していたので、
是非とも卒業はしたかった。

彼はある特殊なルートから、
昔々の卒論を手に入れたのだそうです。
もう何十年も前に誰かが書いたというもの。

去年、おととしのモノだと、
バレるかもしれないけど、
ここまで古ければ大丈夫だろう。
内容も、なかなかしっかりしています。

彼はその卒論を、
そっくりそのまま写し、
自分の卒論として提出したそうです。

彼のゼミでは、
卒論の審査に口頭試問がありました。
要するに、面接して質問を受けるのです。

教授は内容にとても好意的で、
話もはずみ、
とてもいいカンジでした。

これならイケル!!!!
彼は確信したそうです。

最後に教授は彼にこう聞きました。

「ところで、これ自分で書いたの?」

彼はヒヤッとしたのですが、
「はい!!」
と、自信満々に答えました。

その彼に教授は

「そう。これ、僕の卒論なんだけど。」

・・・・・・・・・・・・・

その年、彼が卒業を逃したことは言うまでもありません。
人生の分かれ道って、色々ありますね。  

Posted by キリンさん at 13:13Comments(10)王様の耳はロバの耳