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Posted by みやchan運営事務局 at

2010年11月08日

日本人なら着物でしょう




さて、間違い探しです。
イラストのキリンさんは、一つの間違いを犯しております。
それは何でしょうか?

絵が下手?ほっといて下さい。

こないだの金曜日、
博多で行われた山の会に出席すべく、私はメンバー4人とともに車ででかけました。

もちろん着物を着て。

途中で宮原インターに、おトイレ休憩のために立ち寄ったときのことです。

ご存知のように、
着物で用を足すときには、
外側から一枚ずつメクッテいきます。

まず着物を左、右、とマクリあげ、
さて長襦袢を・・・・・・・

あれ?なんだ?この違和感・・・・・。

わかりました。
長襦袢が右前になっとる・・・・・・。

普通、着物は男性も女性も左前に着るものでして、
右前に着るのは、お亡くなりになった時・・・。

さて、どうする?

個室から出て鏡の前でチェック。
着物はちゃんと左前なので、
パッと見は気付かないのだけれど、
襟元をよく見ると、やはり違和感が・・・・。

会のメンバーは全員が男性なので、
きっと気付かないだろうから、このままでいいか?

でも、誰か気づく人がいたら、
それこそ赤っ恥ですがな。基本中の基本だからね。

幸い博多に着いてから少し時間があったので、
ホテルにチェックインして必死で着替えましたさ。

でも、結果的には良かったのです。

私は胸が少々デカイので、
補正のために胸のすぐ下にタオルを入れるのですが、
それがずり下がって腹の上に来ており、
腹ボテ状態になっていたのでした。

「なんだ、キリンさんって自分で着物を着るっていばってるけど、
 着付けが下手なんじゃん。」

そう思った?その通り。決して上手に着れるわけではないのだよ。

きっと見る人が見たら、欠点だらけでありましょう。
でも、それが何?と思っております。

昔の人の着物の写真を見ると、実に個性豊かな着方をしています。
襟元がつまっていたり、大きく抜けていたり。
帯の位置も帯揚げの始末も千差万別。

「なあんだ。自由に着ればいいんじゃん。」

中野翠さんというエッセイストが、
美智子皇后の実家のお母様の着付けを称して、

「襟元が窮屈ともいえるほど詰まった着方をされているのが、
 いかにも慎ましやかな性格を表しているようで、とても好き。」
と書いています。

みんなが着付けの教科書のように着物を着てるのって、
つまらなくない?
多少のズレがあっても、堂々と着ていれば、
それでいいのだ。(右前はダメだけど)

そうそう、肝心の山の会ですが、
気持ちの良い人達と、
とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。

お店のご主人に
「お嬢ちゃん、凛としてていいねえ!!」
なんて持ち上げてもらって、いい気分でございましたよ。

いやあ、行って良かったわ。

今週は気分良くスタート出来そうです。
よろしくお付き合いくださいね。  

Posted by キリンさん at 11:56Comments(19)王様の耳はロバの耳