2009年08月31日
これでいいのだ 花の東京編

東京の薬屋さんの集まりに
講師として招かれましたので、行って参りました。
日曜日の午後の予定だったので、
土曜日の最終の飛行機に乗り、ホテルで一泊。
日曜日の午前中は友達と待ち合わせて、
銀座松屋で開催中の
「赤塚不二夫展」に行きました。
ううう~、嬉しくって涙が~~~~。
小学生の頃から憧れていたのです。
「トキワ荘」に。
「トキワ荘」というのは、アパートの名前なんですが、
手塚治虫、石森章太郎、藤子不二夫、寺田ヒロオ、鈴木真二
水野英子、そして赤塚不二夫という面々が住んでいた場所です。
つのだじろう、つげ義春も遊びによく来たらしい。
早くから注目されていた石森章太郎氏に比べて、
赤塚不二夫さんは最初はとても苦労したというドラマがあったりして、
これが泣かせるんですよ。
そこには爆発前のエネルギーが凝集された感があって、
とてもわくわくさせられるのです。
この頃のエピソードは色んな本になって出ているのですが、
どれを読んでも、感動します。
石森章太郎氏が赤塚不二夫さんをアシスタント代わりにしてた頃、
生活の面倒はみてたけど、お給料は一切払ってなかったとか。
でもそれは、赤塚不二夫さんがアシスタントに満足してしまって
漫画家への道をあきらめないための配慮だったとか。
(実際、何度もあきらめかけている)
私は疲れてくると、このトキワ荘の物語を読みたくなります。
まだ功成り遂げる前の、才能ある若い人たちの奮闘記は、
エネルギーを分けてくれるのです。
そして、これでいいのだ、という気持ちにさせてくれるのですよ。
ああ、東京に行って良かった。
うなぎイヌのペンも買っちゃったよん。
え?何しに行ったのか?
それはもちろん、お仕事です。
そっちの話はまた後日。
今日中なら、お土産のお菓子がございます。