2009年03月04日
温故知新

写真は、江戸時代の漢方の本です。
「井戸に入ってガスにやられた時」
「煙にまかれて死に掛けた時」
「河豚にあたった時」
なんてのが載っていて、さすが江戸時代!!
昔は水道なんてなくて、井戸でしたから。
古い井戸に入る時には、鳥の羽をまず落としてみて、
くるくる落ちていけばいいが、フワフワしてる時には
入るな!!なんて知恵も書いてあります。
全部を通して読んでみてわかることは
「感染症が多いこと」
「子供の病気が多いこと」
「お産の前後の病気が多いこと」
今の時代って、ほんとうに清潔になってるとわかります。
でも、逆に昔の方が、真剣でもあります。
いろんなケースを想定して、
いろんな対処方法を考えてあります。
「ほほう~!!」
と新しい発見もたくさんあります。
ちなみに本の名前は『衆方規矩(しゅうほうきく)』
書いた人は曲直瀬道三(1507--1594)ですが、
弟子がまとめたものと言われています。