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Posted by みやchan運営事務局 at

2011年04月26日

家庭訪問




家庭訪問のシーズンですね。

子供の頃、
家庭訪問が大好きでした。

先生が大好きだったので、
その大好きな先生が自分の家に来るというだけで
興奮のあまり家から出たり入ったりしてましたなあ。

先生に何を出すのか、チェックにも余念がなく、
お皿に盛ったイチゴが傷んでないか摘まんでは、
おこられたりしていました。(キタナイ奴)

私達のころは、
先生と親だけで話をして、
子供は入れてもらえません。

友達は
「親に何を言われるかわからんから怖い。」
なんてビビッてたけど、
私は大好きな先生が私の悪口など言うはずがないと、
根拠もなく脳天気に信じておりました。

「つかさちゃんは、お利口で可愛い。」
そんな風に褒めに来てくれるのだと、
疑いもしなかったのです。

家庭訪問が終わって先生が帰ったら、
もう母に何を聞いたのか教えてほしくてたまりません。

「先生、なんて言うちょった?ねえ、ねえ。」

「頭がええと、褒めちゃったよ。」

嬉しさに、胸がぷうと膨らみます。

「それから?それから?」

「あのね、
 給食の途中で必ずお便所に行くんじゃって?
 いただきますの前に、ちゃんと行っときんさい。」

「それから、宿題もしんさいと。
 それと、忘れ物が多いけん、寝る前に準備したほうがええよ。」

「・・・・・はい・・・・・・・。」

しかしながら時間がたつと、
「頭がええと褒めちゃったよ。」
という都合のいいところだけ記憶に残り、
それ以外の苦言は忘れ去るのが常でありました。

都合の悪いところもちゃんと覚えて魂を入れなおしていれば、
もっと違う人間になっていたのかなあ。

  

Posted by キリンさん at 13:19Comments(10)王様の耳はロバの耳