2010年08月11日
濡れ衣・・・

「濡れ手で粟」という言葉が好きです。
「棚からぼた餅」も。
今回はそれとは何の関係もない話です。
誰かに濡れ衣を着せてしまったこと、ありますか?
私は当然ながら、しばしばありました。
小学校3年生のとき、
家族で関西旅行に行きました。
その時に、
奈良のドリームランドにも行きました。
当時はディズニーランドなんてありませんでしたし、
関東の情報には疎かったので、
そこが日本では最高の遊園地と信じていたのです。
行ってみると、
広い広い敷地に沢山の遊具が並んでおり、
私は興奮の極致。
当時幼稚園の年長さんだった弟なんて、
興奮のあまり、
潜水艦の階段を一番上から下までころげ落ちたくらいです。
ジェットコースターには乗せてもらえませんでしたが、
色んな乗り物に乗って大満足で旅館に着きました。
疲れた私はすぐにぐっすり・・・・・。
そして朝。
目覚めてみると・・・冷たい・・・??????
ガバッと跳ね起きてみると、
ああああああああ~~~~~~~!!!!
やってしまったのだ~~~~~~~!!!!!
以前も書いたのですが、
私にはオネショの癖がありまして、
こんな時にうっかり出てしまったのです。
私はオネショのことで両親から叱られたことはなく、
だからあまり恥ずかしいと思うことも少なかったのですが、
旅館では流石に・・・・。
昨日までは旅館の仲居さんたちに、
可愛くて聡明そうな女の子と思われていたかもしれないのに、
(私はとても自意識過剰だった)
今日で台無しだよ~~~。
そう思ってしょげているところへ、
仲居さんが御布団を片付けに来てくれました。
母はそっと心付けを渡しながら仲居さんに
「申し訳ありません。子供がそそうをしまして・・。」
ああ、これで私の昨日までの地位(?)も崩れ去るのね・・。
さすがに小さくかしこまっていた私ですが、
「子供さんのことですから、お気になさらず・・。」
そう言いつつ心付けを受け取りながら、
仲居さんの目は、
あきらかに弟の方を見ていたのです!!!!!
ヤッター!!!!
この時ほど弟がいて良かったと感謝したことはない。
・・・・ごめんね、弟よ。
思えば一番濡れ衣を着せた相手はアンタだったよ。
14日から16日まで、
私は帰省する予定でおります。
弟にも実家できっと会うでしょう。
それもちょっと楽しみなのでした。