2011年11月30日
レディーファースト

酵素断食中です。
忘年会に備えて、
毒を出しておこうというコンタン。
さて、今日のお話ですが、
「孫思邈(そんしばく)」という漢方家のこと。
今までに二度ほど紹介したので
覚えている人がいるかもしれません。
孫思邈は隋~唐の時代を生きた人です。
日本で言えば、聖徳太子とかぶってるか、ちょっと後くらい。
私はこの人を大尊敬申し上げているのですが、
その理由の一つに、
彼が書いた「『千金方』という漢方の本があります。
『千金方』というタイトルは、
人の命は千金よりも尊いものだが、
その尊い命を救うための方剤を記した本、という意味なのです。
この本の何が好きかって、
前にも言いましたが、
「婦人科・小児科」から始まるところなんです。
孫思邈は、婦人・小児の疾患に対する予防看護を
崇本の義(すうほんのぎ・根本を尊ぶ意義)として
とても重要に考えていた人。
不妊症についても、
男性が原因の場合についても
大変詳しく言及しており、女だけの責任ではないとしているのです。
千年も昔に、そんな考えを持っていたとは。
その話を某男性にしたところ、
「めんどくさいからだよ。」
「はい??????」
「女が病気したら、
男は自分のこと自分でしないといかんし、
子供が病気したら、
女の手をそっちにとられるから
自分のことは自分でしないといかんし、
早く治ってもらわんと、めんどくさいだろ。
それだけのことだよ。」
日本の男はこれだから・・・・・・。