2011年11月03日
素敵な金縛り キリンさんの場合

映画はまだ観ておりません。
金縛りにあこがれていました。
特に高校生の頃。
「夕べ、金縛りにおおたんよ。(あった、の意)」
「うちも金縛りはしょっちゅうあうよ。」
そんな会話に花を咲かせる女子高校生達。
自慢じゃないけど、
一度目を閉じたら朝までぐっすりな私は
そんなお話について行けません。
金縛りにあわないと、
なんだか繊細さに欠ける、図太い人間のようにすら思えます。
ああ、うらやましい。
私も一度で良いから、噂の金縛りを体験してみたいものだ。
そんな私が京都で浪人生活を送っているとき、
チャンスは巡って来たのです。
夜中にふと目が覚めました。
あれ?こんな時間に目がさめるなんて・・・・
もしや!!!金縛りにあうのか!!!??????
そっと手を動かそうとしても、
動きません。
足も動きません。
きゃああああああ!!!金縛りじゃん!!!!
微動だもせず有頂天になる私。
そのうち耳鳴りもしてきました。
振り子時計が鳴るような、ドラが鳴るような、
なんかヘンな音がジャンジャン。
おお、本格的。
で、これからどうすれば良いのか?
そこで思い出したのが、
友達のお姉ちゃんです。
お姉ちゃんは金縛りのベテランで、
二階の赤い椅子の近くに寝ると、
必ず金縛りになるというので、
好んでそこに寝るというツワモノ。
いつか、来るべきときのために、
私に伝授してくれた金縛りの解き方。
それは、念仏を唱える・・・・。
広島は安芸門徒という浄土真宗のメッカ。
お姉ちゃんの家も、うちも浄土真宗。
てことは、南無阿弥陀仏。これなのです。
お姉ちゃんは言いました。
「はあ(もう)ええと思うたら、南無阿弥陀仏を唱えながら、
手と足の指をちょっとずつ動かすんよ。」
やってみました。
なんか、ちょっと動くみたい。
「念仏は切らしたらいけんよ。」
はい。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏・・・。
そうするうちに、本当に手足の指の先から、
じわじわっと自由になってきたのでした。
そのうちに耳鳴りも消え、全身が動き、
布団の上に起き上がり、
素敵な金縛り体験は終わったのです。
なんだかとても嬉しくて興奮しました。
また、ならないかなあとさえ、思っていたのですが、
なりませんでしたね。
それ以来、一度もありません。
いつでも念仏唱えられるんだけどなあ。
さて、
ボンベルタは今日からセールです。
キャッシュバックと、ポイント3倍の二本立て。
是非この機会をご利用くださいね。
では。