2015年03月06日
お誕生日おめでとう、わたし。

正確には明日なのですが。
大好きな友達からおめでとうメールが届き、
気を良くしているキリンさんです。
なんと、58歳になるのです。
57歳だと55歳に近い気がして、
50代半ばだという自覚なのですが、
これが58歳だと・・・・60歳がぐんと近まるのだ。
アラウンド還暦。アラ還。
最初の画像は3歳のころ、
家の前の橋の上に立っているところを
母がカメラにおさめてくれたもの。
あれから何年でしょうね。あ、計算しないで下さい。
計算してしまった人は、体育館裏に来るように。
3歳の頃の私は、
世界中が私の味方だと信じておりました。
おめでたい子供でした。
今もあまり変わってないかもね。
ただ、50代になってからは、
今までいろいろと恩恵に与ってきた来た分、
お返ししなければならないのでは?ってなことも考えるようになりました。
まだぜんぜん果たせてないけどね。
明日めでたく誕生日を迎える私。
そこから一夜明け、
あさってには、ボイストレーニングの発表会です。
歌うのは、中島みゆきさんの「誕生」。
ねらったわけではありませんよ。
発表会の日にちを知らずに決めたんだから。
この歌の、歌詞が好きなんです。
アラ還の私としては、とても共感できるのです。
良かったら、調べてみてね。
では。
2015年02月26日
日常の風景

こないだの休みの日、
珍しく息子の休みと重なりました。
そこでたまには2人でランチでもと、
茉莉花さんへGO!
私は洋ランチ、息子は茉莉花ランチ。
2人で向かい合って美味しい食事をとる、
それだけでも幸せな気分であります。
ところが、食べているうちに、
なんとはなしに嫌な予感がジワジワと・・・・・。
思い切って息子に聞いてみました。
「お母さん、お化粧してる?」
そうなんです。
お化粧したかどうか、思い出せないのです。
息子の答えは、
「わからん。」
なんじゃと!!オマエの目は節穴か!!!
「見たらわかるやろ!!ホラ、口紅塗ってる?」
困ったように母の顔をじっと見る息子。
しばらく見つめた後、
「やっぱりわからん!!」
母の顔に、あまり関心ないのね。
家に帰って鏡を見ると、
やはりお化粧してませんでした。
実はその日は朝から忙しく、
色んなところで色んな人に会ったのです。
でも、誰も何も言わなかった・・・・・。
思いやりなのか?
それとも、お化粧してもしなくても、メリハリない顔なのか?
意外と他人の顔なんて、
日常の風景の中では、取るに足りないものかもしれません。
そう思いながら、
鏡の前で脱力した私でありました。
2015年02月25日
ほんとうは、怖いんだ。
昨夜のボイストレーニングの帰り道、
実はちょっと楽しみにしていたことがあります。
それは先週に遡ります。
ボイストレーニングが終わってからの帰り道、
ボンベルタとMICCを結ぶ地下道に差し掛かりました。
階段を下りる途中、思わず足が止まったのは、
ギターの音と歌声が聞こえてきたからです。
ちょっと、ぞくっとしました。
それは切ないラブソングで、いきなり心に入ってきたから。
うわ~~~~~~、上手~~~~~。
私のようなお遊びと違って、
プロと言っても過言ではありません。
歌っていたのは若い男の子で、
ギター一本、切々と語るバラードの調べ。
ぬくもりのある、温かい声でした。
歌いながら彼は私の方をみて、
にこっと笑ってくれたのですが、これがまた可愛い。
(オバサンになったのね、私・・・)
残念ながら、その日は急いでいたのでそのまま帰宅。
そして昨日の夜です。
もしかしたら、またいるのかしら?
どきどきしながら階段を下りてみると・・・・
いた!!!!
しかも増えている!!!!
彼の横にはギターを抱えた可愛い女の子が。
この子もまた、私を見てにっこり笑ってくれたのです。
う~ん、良い子だ。
(オバサンは、これが嬉しいのよ)
男の子が言いました。
「あの、前にも来られましたよね?」
おお!!覚えていてくれたのね!!ますます良い子だ!!
(オバサンは、忘れられるのが淋しい生き物)
どうやら二人とも来たばかりみたい。
そこでオバサンは、いきなりリクエスト。
(いつでもどこでも図々しい、それがオバサン)
「オリジナル曲を歌って。」
それぞれ、きゃあきゃあ言いながら、
でも嫌がらずに楽譜をめくり、一生懸命に曲を選んでくれました。
彼が上手なのは、先週から知ってます。
歌ってくれたのはバラード。
亡くなった、大好きだったおじいちゃんを思った歌です。
私はその人を知らないけれど、
優しそうなおじいちゃんが、ピースサインをして立ってる様子が
ありありと浮かんできました。
切ないラブバラードとはまた違って、
あたたかい気持ちになる素敵な歌です。
NHKの「みんなの歌」みたい。
そして、彼女の歌は初めてです。
なんでもしばらく休んでいて、久しぶりに歌うのだとか。
活動再開の、記念すべき第一曲目だそうです。
「緊張する~~。」
と言いながら歌い始めたのだけれど、
それがまた、おおっ!!と思うほど綺麗で繊細な歌声でした。
それは、夢に向かって行こう、という爽やかな歌。
草原を風が渡るような、若い希望に満ちた気持ちのいい歌でした。
ところが、いいテンポで進む曲の途中で、
一瞬たちどまるかのように、歌が切れました。
そこでゆっくりとつぶやくように入った歌詞。
「ほんとうは、怖いんだ。」
まるで胸がぎゅっとつかまれた感じ。
そうだよね、前に向かって進むというのは、
とても怖いこと。
前に進んでいる人は、
誰でも持ってるその気持ち。
それは若い時代だけではなく、
いくつになっても逃れられないことなんです。
だけど、
怖いのは自分だけじゃない、そう思うと元気になります。
夕べは若い2人から、いっぱい元気をもらった、
そんなキリンさんでありました。
ありがとね。また来週も会えるかな。
2015年02月24日
オープン記念日
画像のお花は、カズさんからのお祝いです。
2010年の2月24日に、
くすりのキリン堂ボンベルタ店はオープンしました。
オープン当初は勝手がわからず、舞ってばかりの私でしたが、
最近は落ち着いてきたような気がします。
(やっと?)
うちは「普通の薬屋さん」を目指し、
敷居は低いけど、いろんな相談にも乗れる専門家、
そんな店でありたいと思い、また思い続けております。
身体は年齢とともに衰え、体力も落ちるけど、
心はより高みを目指して頑張りますので、
どうぞ引き続き応援してくださいね。
今夜はボイストレーニング。
あと二回で、いよいよ発表会であります。
そっちもまた頑張ります。
2015年02月20日
オープン5周年、ありがとう。

綺麗な写真でしょう。
みゆきさんが撮影したものを、拝借いたしました。
(許可は頂いております)
漢方では「春は条達の季節」と言われたりします。
これは、伸び伸びと気持ちよく育つ季節であるということです。
というわけで、2010年2月24日にオープンした
くすりのキリン堂ボンベルタ店は、
皆様のお陰をもちまして、のびのびと育ち、5周年を迎えようとしております。
開店当初はミスばかりで、
大丈夫なのか?と自分でも不安な毎日でありました。
あの頃、うちで臨時の売り子さんをしてくれた方たちも、
1人や2人ではありません。
思い当る方、ありがとね。
当初のスタッフ、そして今のスタッフたち。
私は本当にスタッフに恵まれておりまして、
周囲のお店からもいつも羨ましがられているのです。
私は、あまり「ありがとう」を叫ぶのを良しとはしません。
なんだか嘘っぽい気がして。
だけど、今日は思いっきり言いたいのです。
ありがとう。
ありがとう。
ありがとう。
ありがとう。
ありがとう。
私に関わる全てのみなさま、本当にありがとうございます。
お礼の意味も込めて、
22日と23日には、
ささやかな品をプレゼントとして用意しております。
言っとくけど、
本当にささやかです。本当です。
期待しないでね。
(私を知ってる人なら、ああ本当にささやかなのね、とわかるはず)
ついでがあったら、いや、ついでがなくっても、
どうぞ遊びにいらしてね。
23日には酵素を使ったお料理教室もやっております。
のぞいて見てください。
それでは、これからも頑張りますので、よろしくお願いいたします。
5周年記念日の24日はまだだけど、
なんだか忘れてるうちに通り過ぎるのがいつものパターンだから、
気が付いた時に言ってみました。
先手必勝!!!(違う)
2015年02月12日
キリンさん、ギターを弾く。(予告)
この私、ボイストレーニングに行っております。
そして、3月の発表会に参加することになっておるのです。
伴奏は、自分でCDを用意しなければならないのですが、
問題はそこなのですよ。
みんな、インターネットを利用するみたい。
インターネット・・・・・、メカ・・・・・。
もしも出来たとしても、
フルバージョンだと長すぎるじゃありませんか。
いかに発表会とはいえ、
素人の歌を延々と披露し続けるなんて、
私には出来ないっ!!!
そこで私は考えた。
自分で伴奏したら、好きな長さに調整できるのでは?
おそるおそる先生につぶやいてみました。
「ギター、弾いてみようかなあ・・。」
先生の食いつきは早かった。
「えっ、キリンさんギター弾けるんですかっ!!!???」
「一応、基本のコードを抑えるくらいはですね。」
「いいですね!!いいですね!!それでいきましょう!!」
「えっ、へ、下手ですよ。」
「大丈夫です!!是非!!」
何がどう大丈夫なのか、根拠はありませんが、
もう後戻りは出来なくなりました。
ギターなんて持ってないので(持ってないくせに無謀な)、
先生にお借りして練習開始です。
何十年ぶりかに弾くギターの弦は、はっきり言って堅い。ううう。
指の先にタコが出来るのも久しぶり。
しかし、ギターを弾きながら歌う。
そう、二つのことを同時にしなければならないのだ。
出来るのか?私。
ギターに集中すると声が出ないし、
頑張って歌うと、指が動かないという現実。
だけどだけど、これが楽しいのですよ。
練習してると時間を忘れてしまいます。
とりあえず、恥をかかないように頑張ります。
応援してね。
さて、明日からボンベルタ橘では特別ご招待会が始まります。
くすりのキリン堂では、商品が一割引きになりますよ。
ただ、中には割引出来ない商品もありますので、それは勘弁してね。
そろそろ花粉症のご相談も始まりました。
春が近づいているのです。
ダイエット相談も増えそうな気配です。
困ったときには、くすりのキリン堂へどうぞお越しくださいね。
2015年01月30日
冬来たりなば、春遠からじ。

前回の「ドンギリ」について、個人的に色々ご意見が届きました。
全員が「大型犬の」だって。
なんか、残念。
さて、画像は実家の蝋梅です。
ちょうど去年の今頃、私が撮影いたしました。

これも、同じ時に撮った水仙の花。
この画像を見ただけで、香りが甦るほど記憶に残っています。
友達が、
「水仙は受験勉強の思い出の花」
と言っていました。
机に置いて、それに慰められながら勉強したのだとか。
そう聞いただけで、
夜遅くまで一心に鉛筆を走らせる友達の、その姿が見えるような気がします。
先日、ある男友達が久しぶりに来てくれました。
彼には簡単に語ることが出来ないほど、
辛い辛い過去があり、奥さんとも死別して久しくなります。
だけど、いつも明るい顔で冗談ばかり。
笑わせてくれるのです。
今回も面白い話を色々と披露してくれていたのですが、
何気なく洩らしました。
「好きな人も出来たし。」
えっ、何て言ったの?好きな人?本当?
「本当。」
よ、よ、良かったよーーーーーーー!!!
「どうなるか、わかんないけどね。」
と言いながらも嬉しそうな彼でした。
決して若くはないけれど、
冬来たりなば春遠からじ、という言葉のように、
彼に春が来たらんことを祈ります。
いくつになっても、恋のお話はいいもんですね。
2015年01月27日
ドンギリな朝。

ドンギリって、知ってますか?
広島県の、ごく一部地域の方言なのですが、
それは、デカい、見事な、大ウン子のことであります。
語源は、ドーーーンと出てキレがいい、ってことらしい。
本当かどうかは知りませんが。
うちの倉庫の裏に、清涼飲料の自動販売機があります。
その横に、何故かそのドンギリを見つけた今朝のこと。
それはもう、ドンギリもドンギリ、大ドンギリでありました。
散歩中のワン子が~~、とか、
野良ニャン子が~~、とか、
ちらっとも思えないほどの大迫力。
デカきこと牛馬の如し。
しかも、形が謎。
まるで砲丸投げの砲丸のように丸いのです。
どんなオケツの持ち主なの?
不思議だ。
それと謎はもう一つ。
ブツはあれども、紙はない・・・・。
きっと、ここで我慢しきれなかった彼は(犯人は男と断定)、
思いっきり出してしまったのはいいが、
紙まで残すのは申し訳ないと思ったのか?
それとも、犬猫、あるいは牛馬の犯行に見せかけようという、
偽装工作なのか?
朝日を浴びてキラキラと光るドンギリを見つめながら、
思いを巡らせるキリンさんでありました。
そうそう、蛇足ですが、ちゃんと片付けましたのでご心配なく。
2015年01月25日
人として・・・・。
漫画家の、伊藤理佐さんのファンであります。
そこで「きちんと」の話が出てました。
それで思い出したのが、正月の同窓会のこと。
広島に帰省した時のことです。
早朝に宮崎駅から高速バスに乗り込んだのですが、
しっかり時間の計算をした私は余裕をぶっこいておりました。
詳しくは、ちょっと前のブログに書いたので、
それを読んだ方はご存じでしょうが、
高速道路で事故発生、
帰省ラッシュとがっちんこ、
などの「私のせいじゃない」アクシデントのため、
大幅に時間の余裕が削られてしまったのです。
やっと満員の新幹線に乗り込んだとき、
いろいろ考えました。
予定では、実家に帰って着物に着替えるつもりで、
ガラガラトランクに着物を一式入れて来ておるのです。
が、そんな余裕はまったくありません。
計算してみると、
そのまま実家に寄らずに会場に駆けつければ、
ギリギリ遅刻せずに済むかも。
だけど、いいのか?こんな普段着で・
想像してみました。
緑のガラガラトランクを引っ張って、会場に駆けつける私。
受け付けのY子さんの驚愕に満ちた声。
「つ、つかさ、どしたん!!??その格好は!!??」
「いや~、遅刻する思うて直接来てしもうた。」
ウケるかも!!??ウケる・・・・・?????
Y子の声が私の頭に聞こえます。
「なんぼなんでも・・・・・アウトじゃろ・・・。」
ダメだよね、みんな綺麗に着飾ってる中で。
では、新幹線のトイレを利用して着物に着替えられるか?
広島まで1時間。揺れている。狭い。
無理だよね・・・・。岡山か、大阪まで行くね。
いや、その前にトイレが空かないことで、
車掌さんが来るでしょう。
なんてことを、頭の中でシミュレーションした結果、
会場のホテルのY子さんの部屋で着物に着換える、その結果遅刻する、
を選択した私なのでした。
大人として、人として、きちんと出来たかな?
遅刻の時間は40分だったけど、誰からも怒られなかったし、
ベストの選択だったかどうか、わかりませんが、
結果的に、とても楽しい同窓会でありました。
めでたしめでたし。
2015年01月22日
ハタチの娘が二人いる

わたしは今、57歳です。
そして、3月の誕生日が来ると、58歳になることが判明しました。
(判明もなにも、あたりまえですがな)
57歳だと、未だ55歳に近い気分があり、
私はいま、50代の真っただ中にあるのだ、と思っていたのだけど、
58歳となると、いきなり60歳が近く見えるのですね。
ビックリです。
40歳のとき、
オジサンたちから、
「40年増」とからかわれる度に、
「20歳の娘が二人いると思えば嬉しいじゃろ。」
と言っては、ややウケだったりしました。
それが、20歳の娘の3人分になるわけです。
だけど、20歳の娘が3人・・・と言っても絶対にウケない自信があるので、
今度はもう言いません。
粛々と60代を受け止めようと考えております。
なかなか実感わかないけどね。
こないだ新年会があったのだけど、
40代、50代(私)、60代のオンナがそろって、
「心はまだ18のままよね~。」
と言い合っていると、オトコたちは、
「ええっ!!!???」
と心から驚いていた様子でした。
そこで60代のお姉さんがすかさず
「バケツ持って立っとけ!!」
と一喝してくれたので大笑いになったのですが。
オトコにはわからんのかな。
いくつになっても、自分の中の少女を感じていたいものなんですよ。
たとえ100歳になってもね。
え?粛々と60代を受け止めるという言葉は偽りかって?
いえいえ、それはそれ、これはこれ。
柔軟に生きようではありませんか。
というわけで(どういうわけだ?)
今夜は身体のメンテナンスに行ってきます。
では。
2015年01月15日
今夜はオジサンたちと。

ヤスちゃんからの連絡は、いつもいきなりです。
「明日の夜、あけといてね、シンちゃん来るから。」
「シンちゃんって、どのシンちゃん?」
と聞いた私をお許しください。だって、本当に久しぶりなんだもん。
もう10年も前でありましょうか。
お仕事でとってもお世話になった方です。
優しいけれど、鋭いことを言う。
ある日、私はある人を褒めました。
「〇〇さんって、良い人ですよね~。」
するとシンちゃんは、
「何か食べ物、もらったでしょう。」
「な、な、なんてことを!!!」
「え?もらってないの?」
もらいましたとも。チョコレートを。なんでわかったんだ。
さて、今夜は3人でお寿司です。
オゴリかしら。
そしたら、いっぱい褒めよう。男前ですねえ、良い人ですねえと。
喜んでくれるでしょうか?
2015年01月13日
銀のスケート
友達からのお土産。
大坂で、アイススケートのショーを観に行ってきたんだって。
有名どころが総出演だったそうです。
そう、マオちゃん、ダイスケくん、ノブナリくん、アッコちゃんなど、
これはオリンピックか??みたいな顔ぶれ。
うう~~、羨ましいよ~~~。
キリンさんが初めてスケートにふれたのが、
小学生の頃に読んだ本、
『銀のスケート』なのであります。
お土産を見て、懐かしく思い出したのでした。
それはオランダの物語で、
貧しい家の兄妹、ハンスとグレーテルが主人公です。
なんで貧しいかというと、
お父さんが大けがをして、記憶喪失になってるから。
そのせいで、大金の隠し場所が思い出せないのと、
後遺症に苦しんでいるため働けないという事情があるからなのです。
だけど、描写は決して暗くありません。
オランダでは冬になると運河が凍り、
みんなスケートで行き来するのですよ。
そこが素敵。
ハンスとグレーテルは、とてもスケートが上手なのだけど、
貧しいので鉄製のエッジが買えません。
だけど木のエッジをつけて楽しげに滑るのです。
木だと、長くすべってると湿気できしんで転んでしまうのだけどね。
ハンスは妹のエッジがもたないと思うと、
自分のと換えてやったりして、とても優しいお兄さんなのです。
あこがれたね。
なんで私には優しい兄がいないんだろう。
使えない弟だけなんだろう。
ある日、スケート大会の開催が決まるのですが、
その商品が「銀のスケート靴」。ここからタイトルが決まったわけなんですね。
ちょっと前に「運動靴と金魚」という映画がありましたが、
それを思い出します。
ハンスとグレーテルと、その家族や友達、
色々ありますが、最後はハッピーエンドです。
とても嬉しくなる結末です。
そんな物語を読みながら子どもの私は、
いい人になろう、という純粋な思いを重ねたような気がします。
現実?それを言っちゃあおしまいよ(寅さんの口調で)。
現実には、もうちょっと大きくなってスケートを始めると、
自分より上達が早い弟に腹を立て、オヤツを取り上げたりしてました。
(ひどい)
現実といえば、
銀のスケート靴って、何が銀だったんだろ。
エッジが銀?柔らかすぎんか?
靴が銀?痛くないか?
色が銀なのか?
値段は高いの?それを売って鉄のを買えば、差額が儲かるのでは?
・・・語れば語るほど悲しくなるので、今日はオシマイ。
最後に蛇足ながら、宮崎にスケート場の復活はないのかな。では。
2015年01月11日
成人式に行かなかった。

祝、成人。
何年か前には娘の成人式に私の振袖を着せ、
本人以上に嬉しかった覚えが。
私はと言えば、成人式に参加していません。
一番の理由は、大学の後期試験の前だったからなのですが、
それがなくても行かなかったと思います。
行きたくなかった、と言うよりは、行きたいと思わなかったからです。
私の友達の多くが、行きませんでした。
時代なのかもしれませんが、
学生運動は下火になっていたものの、
まだまだ色々と考える学生が多かった頃です。
成人式って何のためにあるの?
税金の無駄遣いでは?
親の自己満足に付き合って着飾る意味もワカランし、
振袖買うくらいならお金ちょうだい。
20歳といっても、まだみんな中身は子どもばかりだし、
いきなり大人と言われても自覚出来ない。
そんな私達に、成人式に出る資格はない・・・なんてね。
今日は、お店の前を着飾った女の子たちが通っていきます。
それぞれが綺麗に装い、ほんとうに可愛くて微笑ましくうつります。
素直で、平和なんだなあと、つくづく思います。
幸せな時代なのですね。
だけど、
社会の仕組みを疑ってかかっていた若い私達のことが、
愛しくも思えます。
成人式に出なかったこと、
後悔しているかと聞かれれば、
まったく後悔しておりません。
恥ずかしいことだらけの青春だったけど、
ちっとも悔いはないのでございました。
2015年01月09日
同窓会、小ネタ。
画像と内容は関係ありません。
いや、同じ広島県のことだから全く無関係ではないか。
(ほとんど無関係だが)
同窓会で、二次会に行きました。
そこに行く前って、なんとなく溜まりますよね。
「どこに行く?」
「あそこは?」
「正月は開いちょらんじゃろ。」
そんなこんなで立ったまま待機してた時のことです。
ふと隣に立っている男子を見ると、
それはカワグチくんではありませんか。
同じクラスになったことはないので、
おそらく口をきいたこともないと思うのですが、
なんとなく覚えていた人です。
背が高くてやせていた、ただそれだけの理由で。
(それが私のタイプであった)
話したことないから性格はわかりませんが、
きっと温度が高くないマイペース型に違いない。
そう私は決めていました。
(それがまた、私のタイプであった)
「カワグチくんじゃろ?」
「うん。」
「ウチのこと、覚えてないじゃろ?」
「うん(あっさり)。」
ああ、淡々とした受け答えが嬉しい。
やはり思ってた通りの人だったんだね。
「ウチは覚えとるよ。
仁方(にがた)中じゃったよね?」
「いや、阿賀(あが)中。」
「あっ!!あっ!!あがっ!!阿賀じゃったっけ!!
じゃけど、クラブは覚えとるよ、バスケット部じゃろ?」
「いや、卓球部。」
総崩れだよ。
覚えてるが聞いてあきれます。
そんな私を、
「アガワサワコに似とる」とフォローしてくれた優しいカワグチくんでした。
(自慢・・・・になるのか?)
新年早々失敗ばかり。
今朝も、化粧するのを忘れてお店に来たし。
なんだか皮膚呼吸が楽だと思ったんよね~~~。
お店のテスターで急いでお化粧をしたキリンさんでありました。
さて、明日から3連休ですね。世間様の場合ですが。
私はお正月に遊んだ分、一生懸命働きます。
おヒマな方は、遊びにいらしてね。
2015年01月08日
世の中は理不尽で充ちている。

同窓会に遅刻した私。
当然ですが、同級生たちと遅刻の話になりました。
ぼっちは高校の先生です。
「遅刻は許さんで~。」
厳しそう。ぼっちが私の先生でなくて良かった。
そう言うと、ぼっちはこう言いました。
「たとえば、雪でバスが遅れたけん遅刻した、言うヤツがおるとする。
それは、いつもと同じバスなんか?ゆうて聞くんよ。
はい、いつものバスです、言うたら、ワシはこう言うんよ。
雪が降りょうたら、バスが遅れるかもしれん思うじゃろうが?
そう思うたら、どうして一本早いバスに乗らんのか。
遅刻の理由にはならん、ゆうての。」
おお、理屈に合うとるやないかい。
今の子は、自分で考えることをしないことが多いので、
それじゃあ社会で通用しないってことを教えているのだそうです。
それから、今回の同窓会で一番心に残った、ぼっちの言葉がこれです。
「生徒に理不尽を教えるんよ。」
今の子供たちは、自分にとって正しいと思ったら、
それがまかり通って当然だと考えているのだそうです。
それは、私がお店で相談を受けていても、
色んな人の口から聞いたり、自分で感じたりしていることでもあります。
家での食事が口に合わなかったら、お母さんが悪い。
授業の内容について行けなかったら、先生の教え方が悪い。
部活でレギュラーになれなかったら、監督の人選が悪い。
不都合はみんな他人のせいにして、自分は正しいと思っている。
そんな不平不満を聞く人がいてくれるのは、
学生のうちだけです。
社会に出たらそうはいきません。
自分のワガママは通用しないどころか、
正しいことでも聞き入れてもらえないことは沢山ある。
世の中は理不尽で充ちているのです。
就職して、いきなりショックを受ける前に、
そのことを少しずつでも知っておく必要があるのかも。
学生のうちに自分にとって理不尽と思うようなことを多く経験し、
ある子は、うまく対処しようと考えるだろうし、
ある子は、なるべく逃げようとするだろうし、
ある子は、強くなって立ち向かおうと志を立てるだろうし、
それぞれが、経験を積んで考える力を蓄えられるのではないでしょうか。
それにしても、学校の先生って大変なのね。
いや、ホントは先生にばかりお任せするのではなく、大人である全員が考えるべきことなのかも。
自分が子供たちに何を教えるべきなのかってことを。
同窓会は楽しいだけでなく、何かしら考えるヒントをくれる場所なのでありました。
2015年01月07日
宮島で一泊。
厳島神社から、鳥居を激写。
これを見ても、ほとんどの人は無感動でありましょう。
海にも何か浮いてるし、鳥居も小さいし。
だけど、これは私にとって稀有な満潮の宮島!!!!!
地元の人なら知ってると思うけど、
厳島神社が海に浮かんでる時間って、短いものなんです。
私も何度か訪れたけれど、
ほとんど砂地に立つ引き潮の神社しか見たことがなく、
ここまで満潮に恵まれたのは初めてです。
見よ!!見事な鳥居を!!
いつもは水面がもっと低い位置にあり、
柱の汚れた部分がむき出しなのですが。今日は綺麗。
さて「親孝行したい時には親は無し。墓に布団は着せられず。」なんて言います。
今回は、母を連れて宮島に泊まりに行ったのです。
暗くなってから宮島に行くのは初めてです。
フェリーが着く時には、月が迎えてくれました。
友達が教えてくれた老舗の旅館「岩惣」さん。
中はこんな感じ。
伊藤博文や皇族の方々も泊まったというお宿です。
81歳の母と、57歳の娘(私)と、3人の孫たちという面々。
孫の内訳は、私の娘と、弟の息子に娘です。
美味しいお料理は、まだお正月のメニュー。
画像を載せると営業妨害になるので(またしても下手なのだ。とほほ)、自粛。
ただ、全員が何一つ残さず食べたことから、味も察せられるというものです。
お風呂もゆったり気持ちよく、疲れがすっかり取れました。
(画像なし。見たくもないだろうし。)
翌日は、最初の画像の厳島神社に参拝し、
土産物街道をぶらぶらしました。
午前中なので、鹿もまだ眠そうです。
名物の焼き牡蠣。
このニオイに抗うことは出来ないのです。
アツアツを食べるのが、一番ウマい!!
え?私?冷ますよ。猫舌だもん。
老いた母は、何度も「幸せ幸せ」を連発し、
ちょっとは喜んでくれたみたいです。
「早速みんなに自慢せんと。」
と張り切っていたので、今頃は犠牲者続出でありましょう。
申し訳ない。
久しぶりの宮島は、やはり良かった。
また行きたいな、満潮の時をねらって。
2015年01月06日
同窓会に辿り着くまで。
三日の夜、高校の同窓会がありました。
二日までお仕事した私は、三日の朝8時15分の高速バスに乗り、博多へGO!
博多で新幹線に乗り換えるという寸法です。
実は、前回の同窓会に遅刻をかましました。
高校の頃は言うにおよばず、
小学校の頃から「遅刻の女王」という名を欲しいままにしていた私。
汚名返上!!今度こそは、絶対に間に合うのだ!!
バスで4時間半、新幹線で1時間、ローカル呉線で1時間、
実家に戻って着替えて会場へ行くのに、ゆっくり見て2時間・・・・。
乗り継ぎのロスを考えても、同窓会が始まる7時までには余裕の段取りです。
でも、なんだか心配になってきました。
自分で自分が信用できないのですよ・・。
バスの中から、同級生の「ぼっち」にメールしました。
「同窓会、何時から?」
几帳面なぼっちからは、すぐに返信が。
「17時から。」
そうか、やっぱり7時・・・いや・・・、17時?5時ってこと!!??
あわてる私。
だけど計算してみたら、ギリギリでいけるかも。
ところがその時、バスの横をサイレン鳴らしながらパトカーが行きました。
限りなく悪い予感がする私。
しばらくして、運転手さんのアナウンスが、こう告げたのです。
「この先、4か所で事故が発生し渋滞が起きておりますので、
いったん下の道に降りて迂回いたします。
到着時刻が大幅に遅れますが、ご了承ください。」
了承できーーーーーーん!!!と怒鳴ってバスから降りようかと、
思いましたが何の解決にもならないので、黙ったまま祈る私。
少しでも早く着きますように、神様、仏様、観音様。
博多への到着は、おそらく2時間以上も遅れていたでしょう。
もう時計を見るのも時間のロスだと走る私。
新幹線の改札を抜けると、すごい人ごみです。
そして、謎の行列があるではありませんか。
係員さんに誘導される人々の列が。
またしても悪い予感がしたけれど、
列の正体に気付いてるヒマがあるかいっ!!とホームに上がりました。
そこで、やはり先ほどの長蛇の列は、上り自由席を待つ人々だと判明。
正月帰省からのUターンラッシュに、ガッチンコしてしまったのです。
だけど、今更下に降りて待つ余裕などありません。
そこに居合わせた係員さんをつかまえて、
「列車に乗っちゃダメなんですか!!??急ぐんですけど!!」
と訴えると、
「立ちっぱなしで良ければ、指定席車両のデッキでしたら、お乗り頂けますよ。」
はい、6時間以上も座りっぱなしだった身としては、立つのはありがたいくらいです。
指定席のデッキに乗り込み、時間の計算をしてみました。
同窓会は呉駅の前にあるホテルが会場です。
そこに直接駆けつければ、ギリギリなんとかなるかも。
だけど、この格好、着の身着のままで出席できるのか???
今の服装は、毛玉だらけのセーターに、穿き古したズボン・・・・・・。
オバサンと言うより、田舎のオジサンに近い。
だって、実家で着物に着替える予定だったんだもん!!
でも、実家は呉よりも3つも先の駅なんです。
そこまで行って着替えてたら、同窓会が終わってしまいます。
だからと言って、オシャレに決めている同窓生の中で、
こんな格好で耐えられる自信はありません。
一瞬だけ、目立ってネタになるかもという思いがよぎりました。
が、こんな目立ち方は、さすがのキリンさんでも無理。
そこで、はたと思い出したのが同級生のY子さんのことです。
何日か前に電話で話したとき、
同窓会の夜は、会場と同じホテルに泊まると言ってました。
すぐに電話する私。
「いま、まだ博多駅なんよ~。」
「ええっ!!!まだ博多!!アンタ、どうするん???」
「アンタの部屋で着替えしてもええ?」
「ええけど、私は受け付け頼まれとるし部屋におらんよ。」
「ロビーに鍵をあずけて、話しとって!!」
「わかった!」
いや~、持つべきものは友。
そんな松本清張もビックリな、ドタバタを積み重ねた末、
私は画像の姿で同窓会に出席することが出来たのでありました。
これは二次会まで出席して同窓会を満喫し、実家に帰りついた時の、
満足の笑みなんであります。
遅刻?たったの40分で済みました。上出来でしょ?
「次は遅れなや。」
とみんなに言われ、次回こそは必ず、と誓った私。
次回は5年後です。頑張るからね。
今回の帰省のお話は、まだまだ。
明日に続くのでした。
2015年01月02日
理想の女性
今日、ある女性のお客様から言われました。
小柄で感じの良い、私と同じくらいの年齢の方から。
「いつも思うんですけど、アナタが理想の女性なんです。
アナタのような女性になりたいと、いつも思ってるんです。」
えっと・・・・・、私?この私?
どこを見て・・・??ワカラン・・・・。
しかし、単純な私は喜ぶのでした。
何かの間違いであろうと、褒められたんだもの。
喜ばなきゃ損。
いや~、私なんて~、その~、なんて言いながら、
商品を計算し、
「3400円です。」
と言ったら、不思議そうな顔されたんです。
え?値段がおかしい?でもレジの計算だものね。
まさか値切るのか?値切るために褒めたのか???
お客様は目を丸くしたままで、こう言われました。
「あの、お金払いましたよね?」
レシートを私に見せながら。
あのね、穴があったら入りたいよね。
褒められたことに舞い上がって、
袋の中の商品を、もう一度計算してしまったとは。
一気に化けの皮が剥がれ落ちる音を聞いたような気がしました。
新年早々、相変わらずのキリンさんですが、
明日から一足遅れてお正月休みを頂きます。
実家に帰り、明日の夜は同窓会。
明後日の夜は、母を連れて宮島で一泊。
火曜日からまた働く予定であります。
それまで、平穏無事に過ごせますように。
2015年01月01日
謹賀新年

明けましておめでとうございます
なんだかデカいね。このキリン。
夕べは紅白歌合戦を観ました。
広島出身のポルノグラフィティが、
「黒田が帰ってきたし、カープは優勝だ!!」
ってなこと言ってくれたりして、
思わず拍手喝采のキリンさんでありました。
ちなみに、ポルノグラフィティの「アポロ」には、
広島弁バージョンがあります。
「♪ わしらが生まれてくる えっとえっと前にはもう」
と始まるのだ。
調べてみたら、広島育ちの吉田拓郎さんが関わってるそうです。
いいな、広島。
宮崎も好きだけど、やはり広島県人の私。
今年も燃えます、郷土愛に!!
そういえば、NHKのご当地クイズを見て思ったこと。
各地のタレントさんが回答者として出ていたのですが、
その中の何人かが、地元の『方言』で話してみてと言われ、
「方言?ないですよ。」
と、困ったように答えたのは驚きました。
いきなり振られてとまどったのかもしれないけど、
方言くらいやすやすと操れなくてどうする!!
頑張ってほしいわ。
私が中学生のときの歌番組で、
歌手が自分の出身地の方言で歌うという企画がありまして、
とても面白かったのを覚えています。
今の歌でも面白いんじゃないかと思います。
どこかでやらんかなあ。
と、徒然に語って参りましたが、
今年は構えず柔らかい姿勢で何事にも取り組みたい、
それが目標なのでした。
こんなユルイ私ですが、
今年もよろしくお願いいたします。
2014年12月31日
今年を振り返る。

この画像、振り返ってる感ありませんか?
しみじみと。
私の場合、いろいろありましたが、
全てを帳消しにしても余りあるほどの良いニュースが。
それは、黒田です。
官兵衛のドラマも良かったけど、
今回は違う黒田です。
アメリカ大リーグのヤンキースで活躍中の黒田選手が、
広島東洋カープに帰ってくる!!!!!!
どんな嫌なことがあっても、
それを思うと顔がほころぶキリンさんなのです。
メジャーに渡って活躍した選手が、
再び日本でプレーするのは珍しいわけではありません。
でも、それはほとんどが、
力が衰えたり故障したりして、不本意な扱いをされたために、
しかたなく帰ってくるケースばかりです。
ところが黒田はヤンキースではピッチャーの柱。
来シーズンも残留を望まれており、
年棒だって、20億円か、それ以上でも出すという球団だってある。
その条件を蹴って、4億円でカープと契約するんです。
お金じゃないんだよ~~~~~~~。
黒田はもともとカープの選手なのですが、
球団に対して愛情を持ち続けてくれていたんです。
それも、まだ大学生で控え投手だった頃から、
カープのスカウトに実力を認めてもらい、
入団してからも、二軍でボロボロに打たれても、じっくり育ててもらえたってことに、
並々ならぬ恩義を感じてるんですって。
だから、衰える前に、活躍出来るうちに、
帰って来るんだそうです。
今の世の中は何もかも経済優先で、
ビッグマネーを手に入れる人間が成功者。
そんな雰囲気に心がささくれそうな中、
黒田を思うと、この世の中も捨てたもんじゃない、
そんな気がして元気になれるのでした。
今年最後を、こんないいニュースで終われるなんて幸せ。
そんなキリンさんなのでありました。
みなさま、今年一年つたないブログにお付き合い頂き、
本当にありがとうございました。
来年もよろしくお願い致します。