2013年08月28日
呉の潜水艦

呉の海です。
夕暮れの風景を紹介してみました。
綺麗でしょう?
どんなコメントを入れようかと考えたのですが、
ちょっと複雑なので差し控えます。
さて、こないだの同窓会で、
Y子さんだけでなく、N子さんも私のブログを見てくれていると判明。
ビックリ~。
どうやら高校の同窓会で会ったときに、
私の方から見るようにと言ったらしいのですが、すっかり忘れてました。
ちゃんと見ていてくれたとは、律儀なヤツ。
実は、このN子さん、Y子さん、私の三人には共通点が。
それは、同じ幼稚園に通っていたということなのだ。
ふ、古い。
N子さんの家は、幼稚園の裏側にある大きなお家。
私たちの教室の窓を開けると、
正面に彼女の家の門がよく見えるという位置にあったのです。
ある日のこと、N子さんが幼稚園をお休みしました。
病気かしら。風邪?それとも怪我かしら?
ところが、お昼ごはんを食べた後のことです。
誰かが窓を開けて、叫びました。
「N子ちゃんじゃ!!」
「ほんま?」
と叫びながら、窓に殺到する子供たち。
のぞいてみると、
自宅の門のところにN子ちゃんが立って笑っています。
「ほんまじゃ。」
「ほんまじゃ。」
その時です。誰かが大声で言いました。
「ずる休み!!」
そうなると、もう大変です。
誰もが大声で、
「ずる休み!!」
「ずる休み!!」
の大合唱。
N子ちゃんは顔をゆがめ半泣きになりながら、
小走りで家の中に入っていったのです。
N子さんとは小学校は別でしたが、
中学、高校が一緒だったので、その話をしたことがあります。
「覚えとる?」
「覚えとるよ。あのときウチ、傷ついたんじゃけん。
朝はほんまに具合が悪かったんじゃけど、昼すぎて良うなっただけなのに。」
そうか、覚えていたか。よほどイヤな思い出だったんですね・・・。
懸命なお方ならもうお気づきでしょうが、
最初に「ずる休み!!」と言ったのは、誰あろう私でございました。
子供心に言い過ぎたなという後ろめたさがあったんでしょうね。
私もまた忘れることが出来なかったのです。
まだそのこと、言ってなかった気がします。
ごめんね、N子さん。見てたら許してね。
そのことを隠して、よく遊びに行きました。
よくご飯をごちそうになりました。
漢字の覚え方を教えてくれたのは、アナタです。
中学2年のときでした。
それ以来、大学受験にいたるまで、
その方法がとても役に立ちました。ありがとう。
仇を恩で返してくれていたアナタに深く感謝しております。
というわけで、
50年目の告白でございました(よく計算してみると、50年以上か?こわい。)。