2013年08月21日
あの頃の先生

昨日、りあんさんが言いました。
「キリンさん、浮かれてますね。」
「そりゃあね、このトシになると浮かれることなんてそんなにないから、
浮かれられる時は思いっきり浮かれるのよ。」
「え?キリンさんて、しょっちゅう浮かれてますけど?」
・・・・・そ、そうだっけ?
というわけで(どういうわけだ?)、
今日も引き続きの同窓会ネタでございます。
中学校の先生をしているK本くんが言いました。
「ワシら、大変なんで。昔の先生とは大違いじゃ。」
たしかに昔の先生は、ユルいことだらけでした。
T君の証言
「通知表の、技術家庭が6じゃったんよ(10段階評価)。
どう考えてもおかしい思うて(彼は優秀な人だった)、先生に聞きにいったら、
こりゃあT田と間違えてつけてしもうた。言われたんよ。」
それで、訂正してもらったと思うでしょ?しかし証言はこう続くのです。
「先生は、まあ、ええの、言うて、そのままよ。」
昔は、先生がそう言ったら引き下がるのが普通の生徒でありました。
今じゃ考えられないですね。
T君の証言、その2
「英語の先生が、授業の初めに小テストさせて、いつも自分はおらんかったじゃろ。
ワシ、学級委員じゃったけん終わったら先生を呼びに行きょうたんよ。
あるとき呼びに行ったら、先生は碁を打ちようて、
まだ終わらんけん、オマエが授業やっちょけ!!言われたんで。」
彼は、次もオマエがやっちょけと言われたそうで、
今じゃ考えられないですね。
Wさんの証言
「私、英語がぶち苦手じゃったんよ。テストも悪かったし。
でも通知表に、8がついとったんよ!!!!(自己評価では、6くらいの成績)
それで先生に間違いじゃないかと聞きに行ったら、
オマエは、ちかごろソフト頑張っとるけんの。じゃと!!」
彼女はソフトボール部のレギュラー、そして先生は顧問だったのでした。
今じゃ考えられないですね。
キリンさんの証言
「私、音楽のテストがとても良かったんです。(自分だけ標準語)
あるとき、100点だと思ってたテストが90点で返ってきたんですよ。
よく見たら、先生の間違いで、〇のところに×がついてたんです。
訂正してもらいに行ったら、
アナタねー、ここ、ツバで消して書き直しとるでしょう。すっごく見えにくいよ。
鉛筆の色も薄いし、ちゃんと書かんとダメでしょう!!と怒られたんです。」
今じゃ考えられない・・・、え?考えられる?そうですか。
点はどうなったかって?100点にしてもらいましたよ。
ますます当たり前?そうですか。
よく消しゴム忘れて、ツバで消してたんですよ。ははは。
え?それは当たり前じゃない?たしかに。
女の子らしくないと先生に二度なぐられました。
でも、私は先生たちが大好きでした。
どの先生もです。
悪口を言ったりしたけど、声をかけてもらえると嬉しかったし、
ほめてもらいたくて頑張ったものです。
思えば、生徒も先生も幸せな時代だったのかもしれません。