スポンサーリンク


上記の広告は一定期間更新のないブログに表示されます。新しい記事を書く事で広告が消す事ができます。

  

Posted by みやchan運営事務局 at

2012年04月23日

ソウルフード




広島風だの大阪風だの、世間様は色々おっしゃいますが、
私にとってのお好み焼といえば、
もちろん広島のお好み焼であります。

広島風なんて言って欲しくない。

クレープのような薄い生地に、
たまげるほどの野菜を山盛りし、
引っくり返して、
焼きあがったら二つ折りにしてソースを塗り、
食べやすいようにヘラで切れ目を入れる。

それが、それこそが私のお好み焼、いや、
「おこのみ」なのだ。

広島県では、お好み焼を省略して
「おこのみ」と言うのだよ。

お好み村、広島駅などには、
名店が揃っておりまして、
確かに美味しいのですが、

私にとっての名店は、
広島県にキラ星のように点在する、
ご近所のお店なのであります。

画像のお店は
実家から歩いて5分くらいのところでありましょうか。

観光客が立ち寄る名店とどこが違うのか?

それは、これ。





安いでしょう。ふふふのふ。

何故かというと、
お好み焼というものは、基本的に野菜しか入ってないからなのです。
肉も、卵も、ソバも、入っていないのが「おこのみ」なのです。

横にかかった値段表に書いてあるように、
肉、卵、イカ、ソバなどは、
すべてオプションなのですよ。

もちろん、焼きソバ、焼きウドンも、
野菜と天かすしか入っていません。





ほらね。

私が生涯で一番「おこのみ」を食べていたのが、
中学生の頃でした。

部活の帰りとか、
塾帰りにY子さんと一緒に行ったりとか。

お小遣いで十分まかなえる値段でしたから。

「天かす、えっと(たくさんの意)入れてね。」
と、おばちゃんに無理を言いながら、
若いケダモノ並みの胃袋を満たしていたのです。

考えてみれば、
今のマックなんかよりかなりヘルシー。
ほとんど野菜なんだから。

「広島風って、必ずソバが入ってるよね。」
というのは間違いです。

ソバ入りも美味しいのだけれど、
一度は基本形、野菜のみの「おこのみ」を食べてみて下さい。

それから、
マヨネーズをかけないで、食べてみて欲しい。
これは個人的なこだわりなのですが、
もともとお好み焼にマヨネーズという文化はなかった。

大阪の老舗の店主さんもおっしゃってたけど、
やはり基本はソース。
少しだけ焦げたソースの香ばしさ、
この匂いが、いやがおうでも食欲をケダモノにするのだ。

それが失われつつあるのが淋しい、
昭和生まれの私なのでした。

なんだかお腹空いてきたわ。

では、今週も元気だしていきましょうね。

  

Posted by キリンさん at 11:58Comments(7)王様の耳はロバの耳