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Posted by みやchan運営事務局 at

2011年10月14日

女にうまれて来たけれど




うちの子供と、
竹取物語の話になりました。

ご存知、かぐや姫のお話です。
竹から生まれた絶世の美女で、月に帰った姫でありました。

なんだかかわいそうなイメージがあるけど、
なかなかイケズな一面が。

言い寄る求婚者に無理難題をふっかけて
あきらめさせようとしたことは、
有名なエピソードですが、

具体的にどんなおねだりをしたのか、
知ってますか?

五人の男性達に、伝説のお宝を持って来いと命令したのです。

それを手に入れようとした五人は、
それぞれ苦心するわけですよ。

「仏の御石の鉢」
 これを所望された人は、誰も知らない深い山奥の寺に行って、
 古ぼけた鉢を手に入れ、これですと嘘をつくが、バレて逃げる。

「蓬莱の玉の枝」
 最初から、こんなもんあるかと踏んだ男は、
 職人を集めて秘密裏にニセモノを作らせる。
 でも、かぐやの屋敷で披露してるところに職人達が来て、
 金を払えだの騒いだので発覚。

「火鼠の皮衣」
 異国の商人に相談したら、騙されて偽者を買わされる。
 しかし披露してるとき、火をつけたらアッサリ燃えてしまったので、
 がっかり。

「龍の首の玉」
 自ら船に乗り、竜宮を目指すが、嵐にあって果たせず、
 そのうえ寝込んで目がつぶれる。

「燕の子安貝」
 これも自ら燕の巣をあさるのだが、
 高いところの巣に手を突っ込んであさってるとき、
 それらしきモノが手に触れたので喜んだ拍子、
 足をすべらせて落ちて腰を打ち、寝たきりに。
 しかも手に握っていたのは、燕のフンのカタマリであった。

う~ん、あきらめさせる為とはいえ、ヒドイのでは?
そう思うのは私だけでしょうか。

タイトルの「女にうまれて来たけれど」
というフレーズは、
ちょっと古い歌の歌詞でして、

恋をした相手に本命がいて、
自分は報われないのだけれども
どうしても思い切れない。

歌の終りは

だ~めな、だ~めな~、
ホントにだ~めな~、
いつまでたっても、だめなわ~た~し~ね~~~~
と来るのです。

こんな女になりたい、と思う人は誰もいないと思うのですが、
かぐや姫のように、
愛することを知らず、純粋に残酷な女よりも、
ちょっとは人間味があるのではないか、
とも思うのでした。

なりたくはないけどね。

さて、今日は金曜日です。
夜は食事会と勉強会のかけもちです。
どっちも外したくないので、頑張ります。

では皆様、良い週末を。  

Posted by キリンさん at 16:16Comments(5)王様の耳はロバの耳